これぞグランデカピターノ! ビラーギがユーベ戦フル出場翌日に洪水の被災地でボランティア

2023.11.07 00:07 Tue
試合翌日にボランティアへ駆けつけたビラーギ
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試合翌日にボランティアへ駆けつけたビラーギ
フィオレンティーナのイタリア代表DFクリスティアーノ・ビラーギが、タフな試合の翌日に洪水の被災地でボランティア活動に参加した。イタリア『Corriere Fiorentino』が伝えている。ビラーギは5日に行われたセリエA第11節のユベントス戦に先発フル出場。チームは0-1で惜敗したものの、カピターノとして攻守両面でチームを鼓舞し続けた。
31歳という年齢もあり、そのタフな一戦の翌日はリカバリーを行った後にしっかりと休息を取りたいところだが、ビラーギは思わぬ場所でその姿が確認された。

イタリアでは先月末から今月初めにかけて発達した低気圧の影響で大雨が降り、北部や中部で深刻な洪水の被害が出ていた。そういったなか、ビラーギは被災地のカンピ・ビゼンツィオを訪問し、洪水の被害を受けた住民を助けるためにユニフォームから長靴、手袋といった作業着に姿を変え、道路沿いに残った泥をかき集めるボランティア活動に参加した。

今回のボランティア活動への参加は事前に明らかにされておらず、ビラーギは通常のボランティアの一員としての参加となったが、さすがに地元のスーパースターということもあり、すぐさま周囲に認知される結果となった模様だ。
そして、クラブだけでなくクラブが属する地域やそこに住む人々に対する愛情と献身を示したグランデ・カピターノの今回の振る舞いに対しては、イタリア国内で称賛の声が多く挙がっている。

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イタリア国内で指揮官大移動! ラツィオはヴェローナのバローニ監督と契約合意か

ラツィオがエラス・ヴェローナのマルコ・バローニ監督(60)と契約合意か。 低調なシーズン、マウリツィオ・サッリ前監督との実質的な喧嘩別れ、長年主軸を担うルイス・アルベルトの退団発言、鎌田大地の急転退団(確実)…そして、それに伴うかのようにイゴール・トゥドール監督(46)が一転して退任へ。 低調かつ激動、非常にカオスなシーズンを送ってきたラツィオだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラウディオ・ロティート会長はこの度、ヴェローナで指揮を執るバローニ監督の招へいへ大きく前進したという。 バローニ監督は現役時代にローマやナポリ、ボローニャ等でプレー。2000年の引退後、シエナやユベントスU-19、ペスカーラ、フロジノーネ等で指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、今季より現職だ。 今季の采配はそれなりに評価されているようで、モンツァとカリアリが早くからバローニ監督に接触。ただ、同監督はラツィオからの連絡でこちらに一本化。ヴェローナは後任としてパオロ・ザネッティ氏(41)を確保済みとされる。 このように、ラツィオはトゥドール監督退任とバローニ新監督就任がかなり濃厚。ヴェローナはザネッティ氏を来季からベンチに据え、バローニ新監督を断念したモンツァはアレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいへ向かう。 また、モンツァで現職のラッファエレ・パッラディーノ監督(40)は来季からフィオレンティーナ。ヴィオラのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)はボローニャへ。ボローニャからはチアゴ・モッタ監督(41)がユベントスへ。 さらに、イバン・ユリッチ監督(48)が去るトリノはベネツィアでセリエA昇格の元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)から就任OKを貰い、招へいがほぼ確実。ベネツィアもセリエB内からの引き抜きが濃厚とされる。 今夏はイタリア国内で指揮官大移動だ。 2024.06.07 11:40 Fri

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