無差別刺傷事件に巻き込まれたマリ、自身のSNSで無事を報告「すべてのサポートと愛情のメッセージに感謝」

2022.10.29 11:07 Sat
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無差別刺傷事件に巻き込まれたモンツァのスペイン人DFパブロ・マリが、事件後初めてメッセージを投稿した。
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アーセナルから今シーズンレンタル移籍でモンツァに加入したパブロ・マリは27日、ミラノ郊外のミラノフィオリ・ディ・アッサーゴ・モールにある、スーパーマーケットの『カルフール』で発生した無差別刺傷事件に遭遇した。複数メディアの報道によると、店内で46歳の男が突然棚からナイフを持ち出し、周囲の人々を無差別に刺し始めたという。すでに容疑者は警察に身柄を拘束されているが、刺された6名の内、男性1名が死亡、3名が重体と凄惨な事件になった。
家族と共に現場に居合わせたパブロ・マリも、背中を刺され近くの病院に緊急搬送されたが、命に別状はなし。ただし、背中の筋肉を2箇所損傷し手術を受けたことで、2カ月ほど離脱すると見られている。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の取材に「僕は幸運だったと思う。目の前で人が亡くなるのを見たのだから」と答えたマリは、28日に自身のインスタグラムも更新。自身の無事を報告すると同時に、亡くなった被害者への哀悼の意を表した。
「昨日経験した辛い瞬間の後で、あのような状況に遭遇しながら幸いにして僕も家族もみんな元気であることを伝えたい。そして、僕たちが受け取ったすべてのサポートと愛情のメッセージにも感謝したいと思う」

「そして、亡くなられた方のご遺族やご友人に対しては、お悔やみを申し上げる。また、負傷された方々については、一日も早い回復を心より願っているよ」



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