ユナイテッドの練習場に驚きの条項…有事の際にはジャガイモ畑に?!

2021.10.06 15:05 Wed
Getty Images
現在マンチェスター・ユナイテッドが練習場として利用している『エーオン・トレーニング・コンプレックス』に、信じられない条項が存在しているようだ。イギリス『サン』が伝えている。2000年に『ザ・クリフ』から『エーオン・トレーニング・コンプレックス』に移転したユナイテッドの練習場。移転を決めたのは他でもない、レジェンドのアレックス・ファーガソン氏で、急速に拡大していくクラブ規模に合わせて、新たな練習場も必要になっていた。
最近、クラブの『ポッドキャスト』に登場した同氏は、新練習場を建設する際に、その土地の買収に関していくつか条項が含まれていたことを明かした。それはカナダ産のガチョウやハタネズミのために手付かずの場所を残すことや、戦争の際にはジャガイモ畑にしなければならないという奇妙なものばかりだったようだ。

「私がクラブに来た時、クリフは素晴らしい練習場だった。だが、クラブが大きくなって、選手たちが着替えるための屋内スペースが足りなくなってしまっていた」

「私はマンチェスターの街を歩き回って、新しい練習場を建てられる土地を探し始めた。特に北マンチェスターを中心に、あらゆる場所を探したね」
「そんな時、(元チーフスカウト兼アカデミー・ディレクターの)レス・カーショウが私のところに来て、彼の友人伝いにキャリントンの土地にそのチャンスがあることを知った」

「その土地の広さは確か28エーカーぐらいだったと思うが、今となっては理解できないような制限があった。戦争になったら、この土地をジャガイモ畑にしなければならないという条件とかね」

「そして、書類の最後の方には、カナダのガチョウのために1エーカーか2エーカーの土地を確保しなければならないという内容もあった。堀があったが、そこにはハタネズミが住んでいたので手を加えることができなかった。本当に何もできなかったよ」

しかしながら、引退後のある日、その練習場を訪れたところ、当時の監督であるルイス・ファン・ハールがそんな条項を完全無視していたという。「引退した後に行くと、ルイスが投光照明やスタンドなど、あらゆる器具を設置していたよ!」と、ファーガソン氏は愉快に語ったようだ。

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