いよいよ本番がやって来た…/原ゆみこのマドリッド

2024.06.14 23:00 Fri
©︎RFEF
「いちいちシュットガルトまで行くんだ」そんな風に私が驚いていたのは木曜日、ユーロ初戦を迎えるスペイン代表がベルリン行きの飛行機に乗るのに、バスで2時間もかかる空港に行かないといけないと知った時のことでした。いやあ、地図でベースキャンプ地のドナウエッシンゲンの場所をチェックした時、近くに空港がないのには気づいていたんですけどね。それこそ、最寄りはシュットガルトかフライブルク、さもなくば、隣国スイスのチューリッヒだったんですが、そこは天下の代表チーム。きっと手頃な距離に軍用空港なり、貨物専用空港があって、チャーター便ですいすい移動するものと信じていたところ、まさかスペインからドイツ入りした空港まで毎回、行かなきゃいけなかったとは!

だってえ、金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、オリンピアシュタディオンで対戦するクロアチアなど、ベルリンからたった75km離れただけのノイルピーンという町にいるため、1時間ちょっとで来られちゃうんですよ。当然、飛行機を使って移動しないといけない日も空港まで、そのぐらいの時間でしょうし、それはドイツ中央西部にベースキャンプを置いているイタリア、アルバニアも同じ。要はスペインだけがグループリーグ中、毎回、往復に6時間程かかることになるんですが、これって、いくらシュバルツバルト(黒い森)に近く、自然に囲まれた静かな環境が合宿に最適といったって、選手たちが移動だけで疲れてしまわない?
まあ、そんなことはともかく、そちらで月曜から、ずっとトレーニングしているスペイン代表の近況を伝えていくことにすると、いやあ、初日こそ、UEFAから、どの国の代表も課せられている、一般公開練習をSVアーセン(地元の地域リーグクラブ)の小さなスタンドをいっぱいにした500人のファンの前で夕方にやったのを除き、それからは毎日が判を押したように同じでねえ。ええ、午前11時からの練習はマスコミ公開15分の部分をサッカー協会のサイトやXで生配信してくれるんですが、いつもアップ、ロンド(選手が輪の中に入って、ボールを奪うゲーム)が終わった辺りで中継終了。

その後、午後12時半からの選手記者会見もグラウンドに隣接したメディアセンターから、生配信があるんですが、これがまた、時間ピッタリに始まったことがなく、常に午後1時ぐらいまで、待たされることに。もちろん、初回に登場したペドリ(バルサ)が、ええ、彼はユーロ前強化親善試合の最後となった北アイルランド戦で2ゴールを挙げた殊勲者。ようやく、2021年夏にユーロと東京オリンピックを梯子したせいで、負傷離脱を繰り返すようになる前の調子を取り戻せたようなんですけどね。

それをピッチ上だけでなく、「ケガの再発は心配していない。Vosotros tenéis más miedo que yo en el campo. Intento disfrutar/ボソトロス・テネイス・マス・ミエードー・ケ・ジョ・エン・エル・カンポ。インテントー・ディスフルタル(自分がピッチにいる時より、君たちの方が怖がっている。ボクは楽しむようにしているよ)」と言葉でも保証してくれたのは、代表ファンにとって、朗報だったかと。水曜に出て来たダニ・オルモ(ライプツィヒ)もユーロ前の親善2試合でのプレーを妨げた、シーズン終盤からのふくらはぎの違和感が解消して、現在は100%になったと言っていましたが、それまで全員が皆勤だったチーム練習に欠席者が出たのは木曜になってのことでした。
そう、北アイルランド戦の後半に途中出場したラポール(アル・ナスリ)が筋肉系のトラブルで1人調整となったんですが、それでも今のところ、一応、先週金曜にリスト落ちしたクバルシ(バルサ)に待機要請は出ているものの、デ・ラ・フエンテ監督が試合前日まで行使できる、負傷によるメンバー入れ替えカードを使うまでのことはない程度なのだとか。いやあ、昨年のネーションズリーグ・ファイナルフォーを制したスペインでル・ノルマン(レアル・ソシエダ)とCBコンビを組んだ彼は、ラス・ロサス(マドリッド近郊)のサッカー協会本部での合宿スタートなった6月1日の前日にサウジアラビア杯決勝があったとはいえ、当人はその試合に出場停止。しかもチームが優勝した訳でもないのに、合流がCL優勝組のレアル・マドリー勢と同じ6日だったことで、少々物議を醸したなんてこともあったんですけどね。

それでも今回のユーロでは再び、ル・ノルマンとラポールのペアがスタメン候補として有力だったんですが、そうそう、2022年W杯カタール大会では、ルイス・エンリエ前監督がエリック・ガルシア(当時はバルサ、今季はジローナでプレー)も、パウ・トーレス(同ビジャレアル、現アストン・ビラ)も、アスピリクエタ(同チェルシー、現アトレティコ)も信用できず、ボランチのロドリ(マンチェスター・シティ)をラポールと組ませたなんてことも。といってもドイツには脅威のCL6回制覇のマルチDFナチョ(マドリー)と、コパ・デル・レイ王者のビビアン(アスレティック)も行っているため、デ・ラ・フエンテ監督がロドリにジョブチェンジさせる必要はまったくない?

実際、この大会準備期間にはオランダ代表のデ・ヨング(バルサ)の足首の今季3度目のケガが治りきらず、代表離脱したり、コープマイネルス(アタランタ)が負傷して、マートセン(ドルトムント)と入れ替えられたなんてこともありましたからね。その初戦の対戦相手、ポーランドでもエースのレバンドフスキ(バラサ)が親善トルコ戦で太ももを痛め、日曜の試合には出られないなど、開幕前から逆境に襲われるチームも出始めているため、スペインも練習疲れで不具合の出た選手は重傷化しないよう、しっかり休ませて、拡大選手枠26人の旨味を有効活用してもらいたいかと。

そして日々の定例記者経験とは別に、ええ、やっぱりドナウエッシンゲンの合宿では個別選手のメディア対応が解禁になったんですよ。おかげで私も読む物が増えて、ちょっと閉口したんですが、いえ、ナチョ同様に6回目のCL優勝。更に決勝のドルトムント戦では先制ゴールも挙げて、舞い上がっているのか、「Somos candidatos a ganar la Euro. Lo digo abiertamente/ソモス・カンディダードス・ア・ガナール・ラ・エウロ。ロ・ディゴ・アビエルタメンテ(ウチはユーロ優勝の候補って、はっきり言うよ)」と強気だったカルバハル(マドリー)はまあ、いいんですけどね。

やっぱり気になるのはアトレティコから1人参加のモラタで、まだクラブの誰とも話してはいないらしいんですが、「Tengo 31 años, voy a cumplir 32 en octubre/テンゴ・トレインタイウン・アーニョ、ボイ・ア・クンプリール・トレインタイドス・エン・オクトゥブレ(自分は31才で、10月には32才になる)。プレーしないために、スタメンに選ばれないために、アトレティコに残ることはできない」という言葉の方。まあ、確かにシーズン終盤、シメオネ監督はグリーズマンとコレアを先発前線コンビにしていましたけどね。それは前半戦では19得点と飛ぶ鳥を落とす勢いだったモラタが、後半戦18試合でたったの2得点という、恐ろしいゴール日照りに見舞われてしまったからで、もしや彼、得点しようがしまいが自分はスタメンで出るべきだと思っている?

実際、そういうのが通るのはマドリッドの弟分レベルで、ええ、ラージョなど、RdT(ラウール・デ・トマス)も、カメージョも、ファルカオもゴールが入らない病にかかっていたため、CFを置かないで試合はできない的な理由で誰かを先発させていましたけどね。その結果、1部残留は果たしたものの、降格圏ギリギリの17位で終わるという結末になったんですが、毎シーズンの最低限目標が4位以上でCL出場権をゲットというアトレティコではそうは問屋が卸さず。来季もあの日照り状態が続くようでは、クラブもたまったもんじゃないため、ドブビク(ジローナ)やセルロート(ビジャレアル)ら、今季、ゴールを沢山挙げたFWの獲得に努めている次第なんですが、はあ。

加えて、モラタは3月にサンティアゴ・ベルナベウで行われたブラジルとの親善試合の際、ホームチームでプレーしているにも関わらず、スタンドからpito(ピト/ブーイング)を受けたことも根に持っているよう。曰く、「Yo creo que hay muchos españoles que quieren que le vaya mal a la Selección/ジョ・クレオ・ケ・アイ・ムーチョス・エスパニョーレス・ケ・キエレン・ケ・レ・バジャ・マル・ア・ラ・セレクシオン(代表が上手くいかないことを望んでいるスペイン人が沢山いると思う)。他の国ではないことだ」とも言っていたんですが、いやいや。あの時はマドリー出身の彼が現在、同じ街のライバルであるアトレティコでプレーしているのが気に喰わないマドリーファンにピーピーやられただけでは?

スペイン代表のキャプテン兼エースがこんなでは、私もちょっと、ユーロでの先行きが不安になるんですが、それでも北アイルランド戦でモラタはゴールを挙げ、それが復調のキッカケになるかもしれませんしね。ダメな時は、CL準決勝バイエルン戦2ndレグの終盤に途中出場し、同点、逆転のゴールを次々と決めたホセル(マドリー)のようなスーパーサブも控えていますし、オジャルサバル(レアル・ソシエダ)も親善2試合4得点とゴール期が到来。ニコ・ウィリアムス(アスレティック)、ジャマル、フェルミン(バルサ)らの若手の貢献も当てにできるため、決してゴールがモラタ頼みではないところは救われるんですが…。

そしてちょっと、ユーロ初戦の相手、クロアチアについても私の気を引いた情報をお伝えしておくと、いえ、38才のモドリッチ(マドリー)が今でも彼らの大黒柱なのは変わっていませんよ。ダリッチ監督のチームのスタメンCFがブドミル(オサスナ)というのも、リーガファンには顔馴染みの選手がいて、嬉しいかと思いますが、TVで映った彼らの練習風景にはアトレティコファンに懐かしい顔が。そう、オブラク一択で出場機会をもらえず、1月にシェフィールドに移籍したGKゲルビッチは実績が足りなかったか、招集されていないんですが、ベルサイコとマンジュキッチがスタッフとして、クロアチア代表にいたから、ビックリしたの何のって。

ええ、前者は2019~22年の3シーズン、アトレティコでプレーした後、移籍したオリンピアコスで2023年に引退。バイエルンから来た後者は2014-15シーズンだけで、20得点したものの、シメオネ監督と反りが合わず、ユベントスに移籍することに。その後。2021年にミランで引退したんですが、どちらもかつてはモドリッチと代表チームートだったとなれば、ホント、マドリーで今季4人誕生したCL6回優勝経験のMFの長寿ぶりが際立つというものですって(最後の1人はドイツ代表のクロース)。

ただ、ここ近年、クロアチアはスペインと相性が悪く、昨年もネーションズリーグ・ファイナルフォー決勝で0-0、延長戦、PK戦まで行って敗北。2021年のユーロでも16強対決で延長戦となり、3-5で負けているんですが、果たして今回はどんな結果が出るのやら。何にしろ、今回も6グループ中、成績上位の4チームまでが決勝トーナメントに進める激甘グループリーグですからね。おそらく、どちらも勝ち抜けることにはあまり、支障はないんじゃないでしょうか。


【マドリッド通信員】 原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。

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ユーロ2024準々決勝のスペイン代表vsドイツ代表が5日に行われ、1-1で90分が終了。その後に行われた延長戦の結果、2-1でスペインが準決勝進出を決めた。 ラウンド16でジョージア代表に快勝したスペインは、その試合と同じスタメンを採用。ロドリやペドリ、カルバハルらが主力が先発に名を連ね、3トップはモラタ、ヤマル、ニコ・ウィリアムズを並べた。 一方、ラウンド16でデンマーク代表に完勝したドイツは、その試合からスタメンを2人変更。アンドリッヒとN・シュロッターベックに代えてジャンとターをスタメンで起用。ラウンド16同様に最前線にハヴァーツ、2列目に右からサネ、ギュンドアン、ムシアラを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 注目の強豪国対決は開始早々にアクシデントが発生。自陣中盤でロドリのパスを受けようとしたペドリがクロースと接触し右足を負傷。一度はプレーに復帰したが、ピッチに座り込みプレー続行を断念。8分にダニ・オルモがスクランブル投入された。 不運な形で選手交代を行ったスペインは15分、ボックス右手前でダニ・オルモがリュディガーに倒されてFKを獲得。これをヤマルが直接狙ったが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。 対するドイツは21分、キミッヒの右クロスからハヴァーツがドンピシャヘッドでゴールに迫る。さらに35分にも、リュディガーのロングフィードを最前線で収めたハヴァーツが決定機を作り出したが、共にシュートはGKウナイ・シモンのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけてはやや尻すぼみの攻めが目立つ中、ゴールレスで前半を終えた。 互いに選手を入れ替えて迎えた後半は、スペインが早い時間にスコアを動かす。52分、モラタのパスで右サイドを駆け上がったヤマルがボックス右まで切り込みクロスを供給すると、中央に走り込んだダニ・オルモがゴール左隅にダイレクトシュートを流し込んだ。 失点を許したドイツは、57分にギュンドアンとラウムを下げてフュルクルクとミッテルシュタットを投入。すると70分、左クロスをファーサイドのハヴァーツが頭で折り返すと、中央で収めたフュルクルクの落としからアンドリッヒがシュート。しかし、これはGKウナイ・シモンの好セーブに阻まれた。 さらにドイツは、77分にも味方のスルーパスでボックス右まで駆け上がったヴィルツのダイレクトクロスをニアに走り込んだフュルクルクがすべり込みながら右足で合わせたが、このシュートは右ポストに弾かれた。 1点が遠いドイツは80分、ターを下げてミュラーを投入。すると89分、ミッテルシュタットの左クロスをファーサイドのキミッヒが頭でマイナスに折り返すと、最後はヴィルツがワンバウンドしたボールを右足でゴールに叩き込んだ。 結局、試合は1-1のまま90分が終了。迎えた延長戦はスペインが主導権を握る展開が続くと、104分にはオヤルサバルがボックス右手前から左足を振り抜いたが、シュートはゴール左に外れた。 対するドイツは、延長前半追加タイムに左サイドを持ち上がったミュラーの折り返しからヴィルツにチャンスが訪れたが、左足のダイレクトシュートはわずかにゴール右に逸れた。 延長後半も一進一退の攻防が続くなか、このままPK戦かと思われたが、スペインが試合終了間際にスコアを動かす。119分、バイタルエリア左でボールを受けたダニ・オルモがクロスを供給すると、これをゴール前のメリーノがヘディングシュートで合わせると、ボールはゴール左に突き刺さった。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。激闘の末に開催国ドイツを下したスペインが2大会連続のベスト4進出を決めた。 スペイン 2-1 ドイツ 【スペイン】 ダニ・オルモ(後7) ミケル・メリーノ(延後14) 【ドイツ】 フロリアン・ヴィルツ(後44) 2024.07.06 03:45 Sat
「そこまで強いのかしら」そんな風に私が疑いの眼差しを向けていたのは火曜日、どうやらユーロ16強対戦の後、さり気にスペインが今大会の最有力優勝候補に押されているようだと気がついた時のことでした。いやあ、確かに彼らは唯一のグループリーグ全勝チームで、準々決勝進出を果たしたジョージア戦を入れて4連勝中。オウンゴールによる1失点しかしていない上、延長戦やPK戦までもつれ込んだところすらある、他7チームと比べて、いい感じなのは否めませんけどね。 しかもこの4試合、常に会場は相手チームのファンが圧倒的に多く、一番、スペイン代表ファンが応援に駆けつけたアルバニア戦でもたった1万2000人。ジョージア戦の行われたラインエネルギー・シュタディオン(2部降格したFCケルンのホーム)など、人口400万人の小国勢の方が数で大きく勝り、人口5000万のスペイン人はどうして、こうも出不精なんだろうと、私も首を傾げたものですが、そこへ、準々決勝の相手はホスト国、ドイツですからね。一応、スペイン・サッカー協会は新たに売り出されるチケットも含め、2万人程のサポーターの来場を見込んでいるんですが、それでもキャパ6万人のシュツットガルト・アレナでは断然、少数派。 となると、スペインの選手たちがよっぽど、根性を見せないことには、勝利を掴むのも難しいかと思うんですが、ええ、だって、いくらジョージアに快勝したとて、この先は難しい相手しか、残っていませんからね。試合翌日、ドナウエッシンゲンのベースキャンプに戻ったオジャルサバル(レアル・ソシエダ)も「Nos lo dicen ahora, peor hace tres semanas nadie nos lo decía/ノス・ロ・ディセン・アオラ、ペロ・アセ・トレス・セマーナス・ナディエ・ノス・ロ・デシア(今はそう言われているけど、3週間前は誰もそんなこと、言わなかった)。まったくリラックスするつもりはないよ」と言っていたように、まだ浮かれ騒ぐのには時期尚早。スペインが本当に優勝候補に相応しいかは、ドイツ戦の後に考えた方がいいんじゃないでしょうか。 まあ、そんなことはともかく、先週火曜から再びドイツ行脚を始めた私だったんですが、週末はドュッセルドルフを基点に16強対決の3試合を現地観戦。まずは土曜、グループリーグ最終節のフランスvsポーランド戦で直射日光地獄に苦しんだドルトムントのジグナル・イドゥナ・パルクを再訪したんですが、助かりました。ドイツvsデンマーク戦は午後9時キックオフとあって、さすがにお日様もスタンドに遮られる位置まで落ちていたからで、でもねえ。この日は別のサプライズが待っていたんですよ。 というのも北側ゴール裏席1階とその右コーナーを占める程度で,あとはドイツ人ファンばかりという、数的劣勢にありながら、声量では遥かに勝っていたデンマーク人ファンだったんですが、現実とは厳しいもの。序盤から、キミッヒ(バイエルン)、シュロッターベック(ドッルムント)、ハバーツ(アーセナル)らにシュートを撃たれ、GKシュマイケル(アンダーレヒト)が大車輪の働きをすることになったんですが、そんな中、いやあ、空が時々、チカチカしていたため、ずっと私も落ち着かなったんですけどね。とうとう、雷鳴と共に大雨が降り始め、前半36分には試合が一時中断となってしまったから、ビックリしたの何のって。 それが真っ直ぐ雨が落ちてくるだけなら、ええ、スペインと違い、ドイツのスタジアムは全てのスタンドをカバーする屋根がどこもあるみたいですからね。観客も安心してられたはずなんですが、この日は強風も相まって、南側ゴール裏席に雨が吹き付けていただけでなく、何なんでしょうか。グループリーグの試合でも目撃されたんですが、正面スタンド北側寄りの屋根からは2本の滝みたいな水が降り注ぎ、真下にいたデンマーク人ファンたちが避難を余儀なくされる破目に。中には裸になって、打ち水を楽しんでいる猛者もいたものの、それが、この大雨を境に気温がグンと下降。いきなり夏日から、20℃以下になってしまうなんて、想定外もいいところじゃないですか。 それでも23分間の中断の後、試合無事再開し、といっても前半は0-0のままで終わったんですけどね。後半に入ってすぐにはエリクセン(マンチェスター・ユナイテッド)のFKから、ゴール前でのもつれ合いとなり、最後はアンデルセン(フラム)がゴールを決めたものの、VAR(ビデオ審判)でオフサイドとされ、デンマーク人ファンの喜びはほんの束の間のものに。おまけに次のプレーが、カウンターからホイビュルク(トッテナム)のシュートが外れて終わったと思いきや、VARに呼ばれた主審がモニターチェックへ。何と、遅まきながら、デンマークエリア内でラウム(ライプツィヒ)のクロスがアンデルセンの腕に当たっていたことが発覚し、ドイツにPKが与えられてしまったとなれば、ヒュルマンド監督が「ハンドのルールにはウンザリだ。DFは腕を背中に回して走らないといけないのか」と怒っていたのも当然だった? そのPKはハバーツが難なく決め、ええ、23分にはロングパスを受けたムシアラ(バイエルン)も2点目を入れて、シュートの決まらないデンマークは結局、2-0で完敗してしまったんですけどね。この日はクロース(今季限りで引退)もあまり目立ちませんでしたし、要はそれだけだったため、私もあまり、ナーゲルスマン監督のチームは強くは見えなかったんですが、やっぱり侮れないのはホスト国パワー。最初のうちは「デンマーク!」と連呼するビジターチームの声ばかり聞こえたのが、いつの間にか、「ドィッチェランド」の掛け声にかき消されていたため、これにはスペインも苦労しそうですが…リュディガー(レアル・マドリー)がこの試合のMVPとなり、準々決勝にはジョナタン・ター(レバークーゼン)も出場停止から戻るため、ここまで2失点のドイツDF陣を破るのはそうそう、容易くはいかないんじゃないでしょうか。 そして試合後は再び降り出した豪雨の中、Uバーンで中央駅に戻り、午前1時を過ぎてもホームに大勢のファンが溢れていたドルトムントから、ローカル列車で40分程かけてドュッセルドルフに帰還。続いて、翌日曜の夕方にはケルンに遠征した私だったんですが、こちらも同じぐらいの時間で行けるのがミソですよね。ただ、同じことを考えるファンは多かったようで、満員電車でずっと立ちっぱなしなのはちょっと辛かったんですが、何年もTVで見ているだけだったスペインの決勝トーナメントの試合をようやく、現地観戦できるとなれば、我慢できますって。 相変わらず、寒くて、雨混じりのうっとおしい天気の中でもやはり、スタジアムには屋根がしっかりついていて、濡れる心配はなかったんですが、こちらもグループリーグ同様、スペイン人ファンの陣地はスタンドの1/4ぐらい。しかも2試合目でグループ1位突破が決まったため、完全ローテーションを実施したアルバニア戦と違い、レギュラー選手でスタート。それにも関わらず、まさか、あれだけボールを独占し、ペドリ(バルサ)やカルバハル(マドリー)がGKママルダシビリ(バレンシア)に仕事をさせながら、前半18分にはジョージアに先制されてしまうとは! ええ、初めてスペイン陣内に入ったジョージアのカウンターが当たり、ケサバーゼ(クラコビア)のクロスを受けるクバラツヘリア(ナポリ)を邪魔しようとして、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)がオウンゴールにしてしまったんですよ。その時には、いかにもこういう間の悪い選手だからこそ、この夏、アトレティコに入団することになったのかと私も絶望的な気分になったものですけどね。そんな予期せぬ失点に泡を喰らっていたチームメートたちをピッチで静めてくれたのは、アトレティコをたった1年で卒業し、マンチェスター・シティでCL優勝を含む大成功をしているロドリ。 後で当人も「Pedí tranquilidad, que nos juntáramos un poco para recuperar el control/ペディ・トランキリダッド、ケ・ノス・フンタラモス・ウン・ポコ・パラ・レクペラール・エル・コントロル(落ち着くように、もう少しまとまって、ゲームのコントロールを取り戻すことを頼んだ)」と言っていたんですけどね。ただ、それからもシュートは多いものの、ククレジャ(チェルシー)の強烈な一発もママルダシビリに逸らされてしまう始末。もしやこれって、撃っても撃っても入らない日なんじゃないかと、アトレティコでその現象を嫌という程、目撃している自分など、早くも諦めの境地に入っていたところ…事態を打開してくれたのもロドリだったんです! そう、37分に散々、ボールがジョージアのエリア内を行ったり来たりした後、彼がペナルティライン上から撃ったシュートが密集した敵選手の脚の森を通り抜け、同点ゴールになってくれたから、スタンドのスペイン人ファンたちもどんなに沸いたことか。いえ、その歓喜の状態に至るには時間差があって、だってえ、モラタ(アトレティコ)がまたしても密集陣の前にいたせいで、VARチェックをヒヤヒヤしながら待たないといけなかったんですよ。自分の撃ったゴールが自分のオフサイドでノーゴールになるなら、よくある自業自得とはいえ、人のゴールまで、オフサイドにするようではもう、目も当てられたもんじゃありませんでしたが…。 大丈夫、あとで「このユーロでは似たようなゴールがオフサイドになっている」と文句を言っていたサニョル監督同様、ママルダシビリも「Morata está 100% fuera de juego/モラタ・エスタ・シエン・ポル・シエントー・フエラ・デ・フエゴ(モラタは100%オフサイドだった)。彼はボクの前にいて、右方向は見えてたけど、ロドリは左側に撃ってきた」と怒っていたんですが、何とかセーフで、スペインは同点に追いつくことに成功。そのまま、1-1で迎えた後半はいつもの調子を取り戻し、6分にはジャマル(バルサ)のクロスから、ファビアン・ルイス(PSG)のヘッドがママルダシビリに当たってゴールに入り、あっさり逆転することに。 おかげでエンジンの温まったニコ・ウィリアムス(アスレティック)も30分にはカウンターから、エリア内まで持ち込んで、1対1のシュートを決めると、トリはペドリと交代で入ったダニ・オルモ(ライプツィヒ)。ええ、38分にはそろっと敵エリア内に入り込み、止めの4点目を挙げているとなれば、ああ、やっぱり、ユーロ予選で1-7、3-1のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)2試合で見せたスペインのジョージアに対する優位性は本物だったんだなと確認できた向きも多かったのでは? いえ、だからといって、デ・ラ・フエンテ監督が、「Ha sido engañoso porque el partido era de 8 o 9-1/ア・シードー・エンガニョーソ・ポルケ・エル・パルティードー・エラ・デ・オチョ・オ・ヌエベ・ウノ(試合は8か9-1が妥当だったから、誤解を招きかねなかった)」とか、「Tenemos al mejor equipo y los mejores jugadores/テネモス・アル・メホール・エキポ・イ・ロス・メホーレス・フガドーレス(ウチには最高のチームがあって、最高の選手たちがいる)」と大風呂敷を広げる必要もないんですけどね。大体がして、国際メジャー大会決勝トーナメント初出場の相手に苦労するようでは、もう先はないも同然と言っていいかと。よって、スペインの真の実力は金曜午後6時(日本時間翌午前1時)から、シュツットガルトで行われるドイツとの準々決勝で初めて試されることになるかと思いますが、果たしてどんな結果が出るんでしょうかね。 そしてスペイン戦の後はミックスゾーンで顔馴染みのアトレティコ番ラジオ記者に出会い、彼の車でドュッセルドルフまで送ってもらえることになったため、深夜の満員電車をリピートせずに済んだ私だったんですが、さすがに現地観戦も3日目となると、いささか、疲れてくるもの。おかげで午後3時過ぎにホテルでスペインのTVニュースをのほほんと見ていた時、その日のフランスvsベルギー戦が午後9時からではなく、午後6時からだったと気がついて、慌てて、Uバーンに飛び乗る破目に。 いやあ、それがこのいかにも地下鉄っぽい名前の電車の実体はトラムで、街の中央部を抜けた途端に路面走行。信号待ちや、いよいよエスプリ・アレナ(2部のフォルトゥーナ・ドュッセルドルフのホーム)が近くなると、延々と途切れないフランス人ファンたちの踏切横断で前に進めなくなったりと、焦りもしたものの、この日は同じ街中のスタジアムだったのに助けられ、何とか、キックオフ1時間前には現着。グループリーグ最後の試合で控えスタートだったグリーズマン(アトレティコ)がアップしいている姿から、しっかりこの目で見ることができたのは良かったかと。 ただねえ、この日こそ、雨の被害はなかったものの、やはり片やグループリーグ1勝2分け、多方は1勝1分け1敗の2位突破チーム同士の対戦だったせいもあって、立ち上がりから、あまりパッとしなくてねえ。フランスはエムバペを始め、シュートを撃っても決まらず、隙を縫ってカウンターをかけるベルギーもほとんど敵ゴール近くまで、行けなかったため、当然ながら、前半は0-0で終わることに。後半も似たような展開が続き、ええ、すでに40分となって、会場の誰もが延長戦入りやむなしと諦めていた頃のことでしたよ。マルクス・トゥラム(インテル)と交代で入っていたコロ・ムアニ(PSG)がエリア内右から放ったシュートがフェアトンゲン(アンダーレヒト)に当たって、GKカスティール(アル・カーディシーヤ)を破ったのは。 結局、このオウンゴールで1-0としたフランスが勝ち上がったんですが、何せ、今大会の彼らのゴールはオウンゴール2本にエムバペ(PSGからマドリーに移籍)のPK1本だけと、ショボい有り様ですからね。新シーズンにはナチョ(マドリー)の同僚となるカスティールを誰より脅かしていたのがチュアメニ(マドリー)で、こちらもMVPは右SBを務めたクンデ(バルサ)というのも、あまり明るいニュースとは言えないかと。実際、初戦で鼻を骨折して、3戦目からフェースガードを着けてプレーしているエムバペは視界不良のせいか、シュート精度が悪すぎましたし、グリーズマンもアトレティコでのシーズン終盤の過労状態から、回復の兆しが見えないとなると…。 といっても、彼らの準々決勝の相手、ポルトガルも私がホテルに戻って見たスロベニア戦で大きく差をつけていた訳ではなく、GKオブラク(アトレティコ)がクリスチアーノ・ロナウドのPKを止める以外にもparadon(パラドン/スーパーセーブ)を連発。代表史上初、本人も初めての決勝トーナメント経験を少しでも伸ばそうと、0-0のまま、延長戦、PK戦に突入することに。そこではまさに、何故にあのオブラクがこれまで国際メジャー大会出場未経験だったのかがわかる理由が露わとなり、先攻だったスロベニアは第1キッカーのイリッチ(マリボル)から、バルコベツ(アラニアスポル)、ベルビッチ(パナシナイコス)の3人がGKジオゴ・コスタ(ポルト)の前に連続して失敗。 いえ、スペインも直近のW杯ではサラビア(ウォルバーハンプトン)、カルロス・ソレル(PSG)、ブスケツ(インテル・マイアミ)がGKボノ(アル・ヒラル)に防がれ、16強対決でモロッコに敗退したなんてこともあったため、人様のことは言えませんけどね。これじゃ、オブラクだって、リバンジで第1キッカーに立ったロナウドを始め、ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)、ベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)らを止めてやろうという気持ちが折れてしまっても仕方なかった? まあ、そんな調子の2チームがドイツvsスペイン戦と同じ金曜の遅い時間の試合で当たり、その勝者同士が準決勝の対戦相手となるんですが、今ではもう、マドリッド勢のユーロ生き残りもアトレティコはグリーズマン、モラタ、ル・ノルマン(仮)、デパイ(契約終了)だけ。マドリーではまだ、ベリンガム、チュアメニ、カマビンガ、メンディ、エムバペ、カルバハル、ナチョ、ホセル(カタールのアル・ガーラファに移籍)、そしてクロースとリュディガー、16強対決最終日にオーストリアに勝ったトルコのギュレルぐらいになってしまいましたからね。敗退が早ければ早い程、選手がバケーションを取ってから、プレシーズン練習に戻って来る日が前倒しになるため、各国代表出向選手の多いクラブにとっては有難いんですが、ベリンガムやクロースといった辺りは優勝すると、バロンドール受賞の目も出て来るため、きっと最後まで手を抜かないで頑張っちゃうんじゃないでしょうかね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2024.07.03 23:00 Wed
スペイン代表のFWミケル・オヤルサバルが自らやチームについて語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のラウンド16でジョージア代表から逆転勝利を挙げ、ベスト8進出を決めたスペイン。5日の準々決勝では開催国であり優勝候補のドイツとの大一番が控える。 ここまで4試合全てに出場しているオヤルサバルだが、先発はグループB第3節のアルバニア代表戦の1試合のみ。スタメンの座を狙いながら、チーム全体のレベルを押し上げることが重要だと、自らの役回りについて語った。 「このチームに選ばれた全員が、恵まれた立場にあることをわかっている。今休暇を過ごしていて、このポジションを得るために僕らと入れ替わりたいという選手がたくさんいる!」 「プレーするか否かに関わらず、同じポジションでプレーする選手が気を緩めないよう、一生懸命練習し、全力を尽くすことが絶対に大切だ。彼らを最高のレベルまで押し上げるんだ。その結果、自分のプレーチャンスも増えるのであれば、それに越したことはない」 「一生懸命練習してもスタメンに入れないなら、サイドラインからサポートするんだ。それがとても重要だと思う。良い選手がいてもチームが良くなければ、大きなことは何もできない。僕らはさまざまな試合で、自分たちの精神力に誇りが持てることを証明してきた」 また、東京オリンピックでも共に戦ったルイス・デ・ラ・フエンテ監督にも言及。チーム状態が良いのは指揮官のおかげと考えているようだ。 「ルイスは大会でのチームマネジメントや雰囲気作りを本当によく心得ている。選手やスタッフが全員円満だと、本当に助けになる」 「彼はチームの重要性を十分に理解している監督で、常に個人よりもチームを優先する。先発しない選手が後で重要な役割を果たすかもしれないことは、誰もが理解している」 さらに、チームの鍵を握るFWラミン・ヤマルとFWニコ・ウィリアムズの両翼についてもコメント。恐れを知らない若武者のプレーが、チームに勢いをもたらすと主張した。 「あなた(記者)が指摘していない唯一のことは、彼らが対戦相手に見せる悪意のないいたずら心だ。つまり『相手を負かしてやる!』という態度だ」 「片方はまだ16歳(ヤマル)で、もう1人は21歳だけど、彼らは純粋な喜びを持ってプレーし、決勝戦であろうと親善試合であろうと、全ての試合を同じように受け止めている」 「ライバルが誰であろうと、素晴らしいプレーをしようという意欲だけを持っている。彼らは気にしない。ただ攻撃したいだけなんだ。これはこのような試合では重要だ。相手が誰であろうと、少しの怯みも感じさせない」 2024.07.03 17:57 Wed
ドイツ代表のMFイルカイ・ギュンドアンが大一番への意気込みを語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のラウンド16では、デンマーク代表を2-0で下したドイツ。5日には、ジョージア代表を破って勝ち上がってきたスペイン代表との準々決勝が控える。 主将としてチームをけん引するギュンドアンは、優勝候補同士の一戦についてコメント。スペインを撃破するための見通しを語った。 「間違いなく互角の戦いになるだろう。対戦する両チームは現時点において今大会で最高のサッカーをしていると思う。両チームともボールを多く持ちたがるし、ポゼッションを重視する」 「ボールを持てない状況にうまく対処し、慌てず、冷静さを保ち、ボールを奪い返す瞬間を辛抱強く待ち、その瞬間を最大限に活用できるかが鍵になると思う」 また、ギュンドアンはチームの状態にも言及。組織としてうまく機能していると強調した。 「自信を持てない理由はない。僕らは非常に良いチームで、しっかりと組織されている。明確なアイデアやコンセプトがあり、それをすでにピッチ上で実践しているし、さらに発展させている。今のところはとてもうまくいっている」 「それに加え、チーム内、ピッチ上、そしてお互いの間に非常に良い繋がりがある」 さらに、スペインではバルセロナで共にプレーするFWラミン・ヤマルが活躍中。ギュンドアンは16歳が見せている好パフォーマンスに感嘆している。 「ラミンが特別なのは、16歳にして非常に高いレベルで、ファンタスティックなサッカーをしていることだ。彼のプレーや成熟度を目にした時、彼は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるし、見ていて楽しい。もちろん、まだまだ道のりは長い。学ぶべきことはたくさんあるが、16歳にしてすでに多くのことを成し遂げているのは素晴らしいことだ」 マンチェスター・シティ時代の同僚MFロドリについてもコメント。ジョージア戦ではチームに勢いをもたらす同点弾を決めていたなか、その能力の高さを手放しに称賛した。 「彼は現在、世界のトップ2、3の守備的ミッドフィールダーの1人だ。おそらく世界最高の選手だろう。いつでも彼にボールを渡すことができるし、彼は常にボールを要求する。ほぼ常に正しい判断を下すし、ボールを失うことはほとんどない。どの監督やどのチームも迎え入れたいと思う選手だ」 2024.07.03 15:42 Wed
ユーロ2024ラウンド16の全8試合が2日に終了し、ベスト8が出揃った。 ベスト8に勝ち上がったのは開催国ドイツの他、優勝経験のあるスペイン、ポルトガル、フランス、オランダ、初優勝を目指すイングランド、スイス、トルコとなった。 準々決勝では1996年大会以来の優勝を狙う開催国ドイツが、3大会ぶりの優勝を狙うスペインと対戦。2大会ぶりの優勝を狙うポルトガルは、6大会ぶりの優勝を狙うフランスと対戦する。 そしてスロベニアとのラウンド16を延長戦の末に勝ち上がったイングランドは、前回王者イタリア撃破の“ダークホース”スイスと対戦。1988年大会以来の優勝を狙うオランダは、4大会ぶりベスト8進出のトルコと対戦することになった。 ◆準々決勝 ▽7/5(金) 《25:00》 スペイン代表 vs ドイツ代表 《28:00》 ポルトガル代表 vs フランス代表 ▽7/6(土) 《25:00》 イングランド代表 vs スイス代表 《28:00》 オランダ代表 vs トルコ代表 <span class="paragraph-title">【画像】ユーロ2024決勝トーナメント表</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/EURO2024KockoutStageTournament_20240703_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.07.03 06:30 Wed

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ユーロ2024準々決勝のスペイン代表vsドイツ代表が5日に行われ、1-1で90分が終了。その後に行われた延長戦の結果、2-1でスペインが準決勝進出を決めた。 ラウンド16でジョージア代表に快勝したスペインは、その試合と同じスタメンを採用。ロドリやペドリ、カルバハルらが主力が先発に名を連ね、3トップはモラタ、ヤマル、ニコ・ウィリアムズを並べた。 一方、ラウンド16でデンマーク代表に完勝したドイツは、その試合からスタメンを2人変更。アンドリッヒとN・シュロッターベックに代えてジャンとターをスタメンで起用。ラウンド16同様に最前線にハヴァーツ、2列目に右からサネ、ギュンドアン、ムシアラを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 注目の強豪国対決は開始早々にアクシデントが発生。自陣中盤でロドリのパスを受けようとしたペドリがクロースと接触し右足を負傷。一度はプレーに復帰したが、ピッチに座り込みプレー続行を断念。8分にダニ・オルモがスクランブル投入された。 不運な形で選手交代を行ったスペインは15分、ボックス右手前でダニ・オルモがリュディガーに倒されてFKを獲得。これをヤマルが直接狙ったが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。 対するドイツは21分、キミッヒの右クロスからハヴァーツがドンピシャヘッドでゴールに迫る。さらに35分にも、リュディガーのロングフィードを最前線で収めたハヴァーツが決定機を作り出したが、共にシュートはGKウナイ・シモンのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけてはやや尻すぼみの攻めが目立つ中、ゴールレスで前半を終えた。 互いに選手を入れ替えて迎えた後半は、スペインが早い時間にスコアを動かす。52分、モラタのパスで右サイドを駆け上がったヤマルがボックス右まで切り込みクロスを供給すると、中央に走り込んだダニ・オルモがゴール左隅にダイレクトシュートを流し込んだ。 失点を許したドイツは、57分にギュンドアンとラウムを下げてフュルクルクとミッテルシュタットを投入。すると70分、左クロスをファーサイドのハヴァーツが頭で折り返すと、中央で収めたフュルクルクの落としからアンドリッヒがシュート。しかし、これはGKウナイ・シモンの好セーブに阻まれた。 さらにドイツは、77分にも味方のスルーパスでボックス右まで駆け上がったヴィルツのダイレクトクロスをニアに走り込んだフュルクルクがすべり込みながら右足で合わせたが、このシュートは右ポストに弾かれた。 1点が遠いドイツは80分、ターを下げてミュラーを投入。すると89分、ミッテルシュタットの左クロスをファーサイドのキミッヒが頭でマイナスに折り返すと、最後はヴィルツがワンバウンドしたボールを右足でゴールに叩き込んだ。 結局、試合は1-1のまま90分が終了。迎えた延長戦はスペインが主導権を握る展開が続くと、104分にはオヤルサバルがボックス右手前から左足を振り抜いたが、シュートはゴール左に外れた。 対するドイツは、延長前半追加タイムに左サイドを持ち上がったミュラーの折り返しからヴィルツにチャンスが訪れたが、左足のダイレクトシュートはわずかにゴール右に逸れた。 延長後半も一進一退の攻防が続くなか、このままPK戦かと思われたが、スペインが試合終了間際にスコアを動かす。119分、バイタルエリア左でボールを受けたダニ・オルモがクロスを供給すると、これをゴール前のメリーノがヘディングシュートで合わせると、ボールはゴール左に突き刺さった。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。激闘の末に開催国ドイツを下したスペインが2大会連続のベスト4進出を決めた。 スペイン 2-1 ドイツ 【スペイン】 ダニ・オルモ(後7) ミケル・メリーノ(延後14) 【ドイツ】 フロリアン・ヴィルツ(後44) 2024.07.06 03:45 Sat
トルコ代表のDFメリフ・デミラルが受けた代償はかなり大きなものとなってしまった。 欧州サッカー連盟(UEFA)は5日、ゴールパフォーマンスが問題視されていたデミラルに対し、2試合の出場停止処分を下すことを決定した。 これにより、ユーロ2024でベスト8に勝ち上がっているトルコだが、準々決勝のオランダ代表戦、そして準決勝と出場停止に。決勝に進んだ場合は出場が可能となる。 デミラルは、2日に行われたラウンド16のオーストリア代表相手に2ゴールを記録。チームの1-2の勝利に貢献していた。 しかし、2点目のゴールパフォーマンスが問題。デミラルはゴールを祝う際に両手を高く上げ、その手をいわゆる「キツネ」のようにしていたが、これが「狼の敬礼」と見られている。 「狼の敬礼」は、トルコの与党連合政党である国民運動党とつながりのある極右過激派グループ「灰色の狼」に由来するジェスチャーとされており、UEFAが問題視。その結果、2試合の出場停止となった。 デミラルは、UEFAから行動規範の一般原則に従わなかったこと、礼儀正しい行動の基本ルールに違反したこと、スポーツイベントを非スポーツ的な性質の表現に利用したこと、そしてサッカーというスポーツの評判を落としたことで告発されていた。 <span class="paragraph-title">【写真】2試合の出場停止となったゴールパフォーマンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="tr" dir="ltr"> <a href="https://t.co/4K3kVPFxgW">pic.twitter.com/4K3kVPFxgW</a></p>&mdash; Merih Demiral (@Merihdemiral) <a href="https://twitter.com/Merihdemiral/status/1808257358813901223?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.05 21:25 Fri
欧州サッカー連盟(UEFA)は5日、イングランド代表MFジュード・ベリンガムに対して1試合の出場停止処分を下した。なお、1年間の執行猶予付きとなるため、ユーロ2024で適用されることはない。 2023-24シーズンはレアル・マドリーへと移籍し飛躍したベリンガムは、イングランド代表としてユーロ2024に出場している。 背番号10を背負っているベリンガムは、グループステージの3試合に出場し1ゴールを記録。ラウンド16ではスロバキア代表と対戦すると、敗戦目前の後半アディショナルタイム5分にバイシクルシュートを叩き込み、奇跡の同点ゴール。その後延長戦でチームは勝ち越し、ベスト8に駒を進めていた。 しかし、ベリンガムはスロバキア戦のゴール後に、相手のベンチに向かって股間を触るジェスチャーをし、侮辱行為にあたるとして調査の対象となっていた。 最悪の場合出場停止処分が下される中、1試合の出場停止処分が決定。ただし、1年間の執行猶予期間が設けられるため、準々決勝のスイス代表戦は出場が可能となる。 なお、罰金処分に関しては3万ユーロ(約522万円)となった。 <span class="paragraph-title">【写真】UEFAに処分を受けたベリンガムのポーズ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"><br>El máximo ente europeo comunicó que el crack de 21 años podría recibir una sanción por su gesto de llevarse las manos a los genitales tras el gol del empate contra Eslovaquia. El comunicado dicta que: &quot;Un inspector de ética y disciplina… <a href="https://t.co/hTDKX0abTN">pic.twitter.com/hTDKX0abTN</a></p>&mdash; TyC Sports (@TyCSports) <a href="https://twitter.com/TyCSports/status/1807903796468895820?ref_src=twsrc%5Etfw">July 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】これぞ主役! ベリンガムが敗退目前から起死回生のバイシクル!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="crrMLIrlcfY";var video_start = 235;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.05 20:32 Fri
ベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲン(37)が、ベルギー代表からの引退を決断した。 ヴェルトンゲンは自身のインスタグラムを更新。デビュー時の写真と、最後の写真を投稿。「最初の1枚と最後の1枚。たくさんの思い出をありがとう、夢が実現した!」と短いながらも感謝のメッセージを綴った。 ベールスホットのユースから、アヤックスのアカデミーに加入したヴェルトンゲンは、そのままアヤックスで育ち、2007年6月にファーストチームに昇格。2012年7月にトッテナムへ完全移籍すると8シーズンを過ごし、ベンフィカ、アンデルレヒトでプレー。現在は無所属となっている。 ベルギー代表は、アヤックス時代の2007年6月にデビュー。黄金世代と呼ばれるメンバーの中で、最終ラインを支え、ワールドカップは2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会、2022年のカタール大会と3大会連続で出場。ユーロは2016、2020、そして2024とこちらも3大会連続で出場した。 ベルギー代表通算157試合に出場し10ゴールを記録。今大会のユーロも初戦のスロバキア代表戦は出番がなかったが、ルーマニア代表戦、ウクライナ代表戦、とフル出場。ラウンド16のフランス代表戦もフル出場を果たしたが、チームは1-0で敗戦。ヴェルトンゲンにとって最後の代表戦となった。 <span class="paragraph-title">【写真】ヴェルトンゲン、ベルギー代表デビュー時とラストマッチの写真</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C9CScJwNhGV/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C9CScJwNhGV/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C9CScJwNhGV/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Jan Vertonghen(@jvertonghen)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.07.05 19:30 Fri
WOWWOは5日、現在開催されている「UEFA EURO 2024™ サッカー欧州選手権」を英国風PUB「HUB」の一部店舗にて放映している中、決勝のライブビューイングを行うことを発表した。 欧州のNo.1を決める大会であるユーロ。24カ国が鎬を削る戦いがスタートし、5にちから準々決勝がスタートする。 開催国のドイツをはじめ、イングランド、スペイン、フランス、ポルトガル、オランダと優勝候補の強豪国も残っており、熾烈な戦いがこれから先も行われる。 そんな中、HUB 西武新宿駅前店では、7月15日(月・祝)午前3時から行われる決勝を会場での生コメンタリー、解説者との質疑応答なども実施される。 <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/2407_Sports_HUB_1200_630.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 解説には安永聡太郎氏、進行は原大悟氏が担当。ライブでの熱狂を味わうことができる。 なお、HUB 西武新宿駅前店は5000円(税込)、その他の店舗は4000円(税込)となっている。 実施されるのは、HUB仙台名掛丁店、HUB大宮東口店、HUB池袋東口店ANNEX、HUB新宿靖国通り店、HUB渋谷道玄坂店、HUB名駅店、HUB心斎橋店、HUB三条木屋町店、HUB福岡大名店となる。 2024.07.05 18:55 Fri

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ベスト16が決定! スペインが唯一全勝、初出場ジョージアが快挙【ユーロ2024】

ユーロ2024のグループステージ全日程が終了し、ベスト16が出揃った。 多くのスタープレーヤーが過酷なクラブでの戦いを終えたばかりという影響もあり、優勝候補の苦戦も目立った中、下馬評はあまり芳しくなかったスペインが激戦区のグループBでグループステージ唯一の3連勝を飾った。 また、開催国ドイツや前大会王者イタリア、ポルトガル、イングランド、フランス、ベルギー、オランダといった強豪国も順当に決勝トーナメントへ駒を進めている。 さらに、ジョージアはグループFを3位通過し、初出場での決勝トーナメント進出という快挙を成し遂げた。その他ではルーマニア、スロバキア、スロベニアといった伏兵も勝ち抜けを決めた。 一方、クロアチアやセルビア、チェコ、ポーランドといった実力者がグループステージ敗退となり、全チームが勝ち点4で並ぶ拮抗のグループEでは最下位のウクライナが無念の敗退となった。 なお、6月30日~7月2日の日程で開催されるラウンド16ではフランスvsベルギー、ドイツvsデンマーク、スイスvsイタリアなどいずれも好カードが実現している。ラウンド16対戦カードおよびグループステージ最終順位は以下の通り。 ■ラウンド16対戦カード ▽6/29 スイス vs イタリア ドイツ vs デンマーク ▽6/30 イングランド vs スロバキア スペイン vs ジョージア ▽7/1 フランス vs ベルギー ポルトガル vs スロベニア ▽7/2 ルーマニア vs オランダ オーストリア vs トルコ ■グループステージ最終順位 ◆グループA 1.ドイツ 7pt 2.スイス 5pt 3.ハンガリー 3pt 4.スコットランド 1pt ◆グループB 1.スペイン 9pt 2.イタリア 4pt 3.クロアチア 2pt 4.アルバニア 1pt ◆グループC 1.イングランド 5pt 2.デンマーク 3pt 3.スロベニア 3pt 4.セルビア 2pt ※順位決定方式の全ての要素で並んだため、ユーロ2024予選ランキングによりデンマークが2位、スロベニアが3位。 ◆グループD 1.オーストリア 6pt 2.フランス 5pt 3.オランダ 4pt 4.ポーランド 1pt ◆グループE 1.ルーマニア 4pt 2.ベルギー 4pt 3.スロバキア 4pt 4.ウクライナ 4pt ◆グループF 1.ポルトガル 6pt 2.トルコ 6pt 3.ジョージア 4pt 4.チェコ 1pt ■グループ3位ランキング 1.D オランダ 4pt 2.F ジョージア 4pt 3.E スロバキア 4pt 4.C スロベニア 3pt ――――決勝T進出――――― 5.A ハンガリー 3pt 6.B クロアチア 2pt ▽順位決定方式 全試合での勝ち点で並んだ場合 1.当該チーム同士の対戦における、獲得勝ち点 2.当該チーム同士の対戦における、得失点差 3.当該チーム同士の対戦における、ゴール数 4.1~3を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらのチームのみを対象に再び1~3を適用して比較する。それでも決着しない場合は、5.以下へ進む。 5.当該チームの全試合における、得失点差 6.当該チームの全試合における、ゴール数 7.比較対象が2チームのみで、グループリーグの最終戦で直接対決した結果、上記基準で差がつかないときはPK戦を行う。 8.当該チームの全試合における、フェアプレーポイント 9.当該チームの予選の総合ランキングの優劣。ただし、比較対象に開催国のドイツが含まれている場合は抽選を行う。 2024.06.27 06:36 Thu
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「クヴァラはスペインのどの選手よりも優れている」、ママルダシュヴィリが波紋呼んだ発言を説明

ジョージア代表の守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリが、スペイン代表との大一番を前に波紋を呼んだ自身の発言について説明した。 ポルトガル代表、トルコ代表、チェコ代表と強豪揃いのグループFでポルトガルを撃破し、本大会初出場ながらグループ3位通過で決勝トーナメント進出の快挙を果たしたジョージア。 30日に行われるラウンド16では今グループステージ唯一全勝突破のスペイン相手にさらなる躍進を目指す。 FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースと共に、その原動力となっている守護神は、2021年からバレンシアでプレーしていることもあり、この一戦を前にスペイン『マルカ』の取材を受けた。 その際、「クワラツヘリアはスペインのどのプレーヤーよりも優れている」とコメントした結果、スペイン国内で波紋を呼ぶ結果となった。 ウィリー・サニョル監督と共にスペイン戦に向けた公式会見に出席したママルダシュヴィリには当然のことながら、そのコメントに関する質問が飛ぶも、バレンシア守護神は「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではない」としながらもジョージア人としてクワラツヘリアこそ世界最高のプレーヤーの1人であると自らの考えを示した。 「僕はただのジョージア人で、彼のファンだ。彼は世界最高のプレーヤーの一人であり、バロンドールを受賞できるプレーヤーだと思う」 「スペインのプレーヤーをリスペクトしていないわけではないよ。もちろん彼らをリスペクトしている。彼らは本当に素晴らしいプレーヤーだけど、ジョージアの一般人として、僕はクヴィチャが世界最高のプレーヤーの一人だと思っているよ」 また、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督も、「ママルは世界最高のゴールキーパーの一人だ。彼の発言は見ていないが、彼がそう思うなら構わない。彼はチームメイトを守らなければならない」、「クヴァラはトップクラスのプレーヤーだし、私もそう思う。ただ、個人的には我々のプレーヤーが最高だと思うよ」と、相手守護神の見解や心情を受け入れている。 2024.06.30 15:30 Sun

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