スタッド・ランスの31歳スティル監督が今季限りで退任へ クラブが公式発表

2024.05.02 21:47 Thu
昨季はリーグ・アン新記録の19試合無敗...ウィル・スティル監督
Getty Images
昨季はリーグ・アン新記録の19試合無敗...ウィル・スティル監督
スタッド・ランスが2日、ウィル・スティル監督(31)の今シーズン限りでの退任を発表した。

日本代表MF伊東純也の1つ年上という31歳の青年指揮官、スティル監督。イギリス人の両親を持つベルギー人指揮官は、2022年10月にスタッド・ランスで指揮を執りはじめた。

就任当初はUEFAプロライセンスを保有していなかったため、試合ごとにクラブに2万5000ユーロ(約414万円)の罰金を払ってもらいながらの指揮という、特殊なプレッシャーを抱えての船出。それでも昨季途中にリーグ・アン新記録の19試合無敗を達成するなどし、欧州屈指の青年指揮官という称号を手に入れた。
契約は2025年6月まで残していたが、クラブは2日、午前中に開かれた面談の結果、今季限りでの退任で合意したと発表。スティル監督は「ユニークな機会を与えてくれた会長らに感謝している。ここは人生において特別な場所になり、今後もクラブのいちサポーターであり続ける」などと感謝を表明している。

28歳でプロレベルの監督業をスタートし、31歳にして欧州5大リーグの一角、リーグ・アンで指揮を執った、という履歴書を作れるスティル監督。両親の影響でウェストハムファンとして知られる青年指揮官だが、今後やいかに。

ウィル・スティルの関連記事

伊東純也、中村敬斗、関根大輝が所属するスタッド・ランスは3日、ルカ・エルスネル監督(42)を即時解任したことを発表した。 なお、アシスタントコーチを務めていたサンバ・ディアワラ氏(46)が暫定指揮を執ることとなる。 スロベニア人指揮官のエルスネル監督は、2024年7月にスタッド・ランスの監督に就任。ここまで 2025.02.04 00:20 Tue
RCランスがビッグクラブがこぞって関心示すウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・クサノフ(20)の売却を余儀なくされる見込みだ。 加入2年目のランスでセンターバックの主力に定着したクサノフ。186cmの右利きのDFは、傑出したスピードと出足の鋭さが特徴のアスリート型で、地対空の対人戦、広範囲をカバーできる有能な 2024.12.20 21:40 Fri
日本代表FW南野拓実が所属するモナコが、自クラブからも批判を受ける本拠地の芝の状態改善に奔走している。 リーグ・アン開幕2勝1分けと好スタートを切ったモナコ。しかし、ここまで2試合を戦った本拠地スタッド・ルイ・ドゥでは深刻な芝の影響もあって思うようなパフォーマンスを見せられなかった。 南フランス特有の熱波に 2024.09.03 15:00 Tue
今夏ジャパンツアーを行い、Jリーグクラブと4試合を行うスタッド・ランス。今季から指揮を執るルカ・エルスネル監督が試合を振り返った。 24日、「STADE REIMS JAPAN TOUR 2024」で来日したスタッド・ランスは、ジュビロ磐田とヤマハスタジアムで対戦した。 日本代表MF伊東純也、日本代表MF中 2024.07.24 23:58 Wed
RCランスを率いるウィル・スティル監督が、スタッド・ランスの教え子の獲得を希望しているようだ。フランス『Le Parisien』が報じている。 昨シーズン終盤にスタッド・ランスの指揮官を退任し、新シーズンはフランク・エズ前監督の後任としてRCランスを率いるスティル監督。 ただ、その新天地は財政問題を抱えてお 2024.07.21 16:52 Sun

スタッド・ランスの関連記事

【親善試合】柏レイソル 2ー1 スタッド・ランス(7月30日/三協フロンテア柏スタジアム) 8カ月ぶりの日立台で日本代表の関根大輝は、新たな挑戦に向き合う姿を見せた。 スタッド・ランスは30日、「ジャパンツアー2025」で柏レイソルと対戦。0ー1で迎えた後半開始時、ランスファンからは黄色い歓声が、柏ファンか 2025.08.01 18:30 Fri
【親善試合】柏レイソル 2ー1 スタッド・ランス(7月30日/三協フロンテア柏スタジアム) 古巣・柏レイソルとの7年ぶりの“凱旋試合”はほろ苦い結果となった。 スタッド・ランスは7月30日、ジャパンツアー2025の第2戦でJ1・柏と対戦し、1-2で敗れた。44分に先制を許し、1点ビハインドで試合を折り返した 2025.07.31 12:00 Thu
残留懸かるリーグ・アン最終節のリール戦を前に、スタッド・ランスは前線に大きな不安を抱えている。フランス『レキップ』が伝えている 前節、17位のサンテチェンヌとの残留争い直接対決で0-2の敗戦を喫した14位のランス(勝ち点33)。自動降格圏内のサンテチェンヌ(勝ち点30)とは3ポイント差も、得失点差で「21」の差が 2025.05.15 22:03 Thu
2024年夏には多くのヨーロッパのクラブが来日した中、2025年夏も世界最高峰のプレーを目にすることができそうだ。 この記事では、ジャパンツアーの試合日程や対戦カード、放送予定、チケット販売情報などをまとめた。 ◆来日クラブ(5/12 時点) 【イングランド】 リバプール(遠藤航) 【スペイン 2025.05.15 12:00 Thu
スタッド・ランスのU-20フランス代表FWママドゥ・ディアコン(19)にフランクフルト移籍の可能性が高まっているようだ。 ストラスブール生まれで2021年からランスの下部組織でプレーし、現在はファーストチームの準主力に成長したディアコン。全体的には粗削りではあるものの、今季はここまで公式戦33試合3ゴール2アシス 2025.05.13 15:00 Tue

リーグ・アンの関連記事

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。201 2025.05.16 14:20 Fri
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(33)の2度目のリヨン退団が決定した。 生まれ故郷の名門リヨンの下部組織出身でプロキャリアもスタートしたラカゼットは、2017年7月にアーセナルへと完全移籍。その後、2022年7月に古巣帰還を果たし、以降は頼れるエースとキャプテンとしてパリ・サンジェルマンらライバルの 2025.05.15 23:00 Thu
残留懸かるリーグ・アン最終節のリール戦を前に、スタッド・ランスは前線に大きな不安を抱えている。フランス『レキップ』が伝えている 前節、17位のサンテチェンヌとの残留争い直接対決で0-2の敗戦を喫した14位のランス(勝ち点33)。自動降格圏内のサンテチェンヌ(勝ち点30)とは3ポイント差も、得失点差で「21」の差が 2025.05.15 22:03 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ドルトムントのギニア代表FWセール・ギラシー(29)を今夏のトップターゲットに定めたようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 昨シーズンのシュツットガルトでブンデスリーガ28試合28ゴールと驚異的な決定力を発揮し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の立役者となったギ 2025.05.15 19:30 Thu

記事をさがす

ウィル・スティルの人気記事ランキング

1

RCランスがスティル氏の監督就任を発表! 昨季終盤まで伊東純也&中村敬斗所属のスタッド・ランス指揮

RCランスは10日、ウィル・スティル氏(31)の監督就任を発表した。契約期間は3年となり、共に戦うスタッフの構成は近々発表される。 選手としてのプロキャリアがないスティル氏は、10代後半に指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任した。 2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任。28歳での指揮はジュピラー・プロ・リーグにおける史上最年少記録となった。 その後、2021年7月にスタッド・ランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。2022年7月にスタッド・ランスへ戻ると、オスカル・ガルシア監督が解任された同年10月に監督へ昇格。30歳での指揮は欧州5大リーグにおける史上最年少記録となった。 日本代表MF伊東純也も擁するチームを率いてからは、リーグ・アン15位に低迷していたなかでリーグ戦19試合無敗を達成。その後は負けが込み、結局11位で2022-23シーズンを終えた。 日本代表FW中村敬斗が加入した2023-24シーズンも続投したが、リーグ戦残り3試合の2024年5月に退任。フランク・エズ監督をニースに引き抜かれたRCランスが、フリーのスティル氏を後任候補の1人に定めていた。 RCランスのゼネラル・ディレクター(GM)を務めるピエール・ドレッシ氏は、スティル氏の就任についてコメントしている。 「ウィル・スティルをレーシング・クラブ・ドゥ・ランスに迎えられることを嬉しく思う。ウィルが監督に就任し、クラブが新たなサイクルをスタートさせることは我々の最優先事項だった」 「ウィルは早熟な記録を塗り替えた有望な監督なだけでなく、勝利に執着し、団結力にこだわる性格の持ち主だ。真の情熱家であり、征服者であり、優れた戦術家であるウィル・スティルは、スタッド・ドゥ・ランスでその足跡を残し、歴史的な19試合無敗記録を含む数々の説得力ある結果を残した」 「我々はウィル、そして彼のリーダーシップ、彼の伝染するエネルギーをラ・ガイレット(練習施設)とボラルト=デレリス(スタジアム)に迎えることを喜んでいる!」 2024.06.10 22:07 Mon
2

スタッド・ランスの新監督はル・アーヴル指揮官か? 近日中に決定の可能性も

日本代表MF伊東純也とFW中村敬斗が所属するスタッド・ランスの新監督は、現ル・アーヴル指揮官となる可能性が高いようだ。フランス『フットメルカート』など複数メディアが報じている。 ウィル・スティル監督の退任に伴い、新シーズンに向けて新指揮官を探すランス。ここまではレアル・マドリーでアシスタントコーチを務めているダビデ・アンチェロッティ氏、ジョゼ・モウリーニョ監督やクリストフ・ガルティエ監督の副官として知られるジョアン・サクラメント氏と監督経験がない2人の指導者が有力候補に挙がっていた。 しかし、『フットメルカート』によると、クラブはル・アーヴルを率いるスロベニア人指揮官のルカ・エルスネル監督の招へいに向けた交渉をスタートしており、交渉はほぼ完了したという。 オーストリア代表監督やブランメル仙台(現ベガルタ仙台)を過去に率いたブランコ・エルスネル氏を祖父に、父と弟もプロサッカー選手だったフットボール一家で育ったエルスネル監督は、現役時代にドムジャレなどで活躍した元スロベニア代表。 現役引退後は古巣ドムジャレやユニオン・サン=ジロワーズ、KVコルトレイク、スタンダール・リエージュといったクラブの指揮官を歴任。昨シーズンからル・アーヴルを指揮すると、リーグ・ドゥ(フランス2部)優勝と共に昇格に導いた。 また、今シーズンは残留圏内ギリギリの15位でチームをリーグ・アン残留に導いている。 41歳という年齢ながらも豊富な監督経験を持つ同監督は、[4-3-3]の布陣をベースに[4-4-2]や3バックなど対戦相手や持ち駒に応じて柔軟に布陣を使い分ける引き出しの多い指揮官だ。 今夏は来日し、ジュビロ磐田、清水エスパルス、FC町田ゼルビア、ヴィッセル神戸と対戦することが決定しているランスだが、そのベンチに座っているのはスロベニア人指揮官の可能性が高そうだ。 2024.05.30 13:41 Thu
3

伊東純也のスタッド・ランス、30歳の青年指揮官・スティル監督と2025年まで契約延長…弟も入閣

スタッド・ランスは1日、ウィル・スティル監督(30)の続投を発表した。 選手としてのプロキャリアがないスティル監督は、10代後半にして指導者キャリアをスタート。シント=トロイデンやスタンダール・リエージュ、リールセ、ベールスホットと母国クラブでアナリストやスカウト、コーチを歴任。2021年1月にはベールスホットの正指揮官に就任し、28歳でのジュピラー・プロ・リーグでの指揮は史上最年少記録となった。 2021年7月にスタッド・ランスでアシスタントコーチとなると、3カ月でスタンダール・リエージュに復帰。しかし、今シーズンから再びスタッド・ランスに戻ったが、オスカル・ガルシア監督が解任。2022年10月から暫定監督に就任した。 1勝5分け4敗の15位に低迷していた中、暫定体制では2勝3分けと無敗をキープ。その後、リーグ戦17試合、カップ戦2試合でも負けず、公式戦19戦無敗を記録した。 その後、負けが混むこともあった中、11位でシーズンを終えることに。ただ、ファーストチームを指揮する指導者ライセンスがないため、1試合ずつに罰金2万5000ユーロ(約373万円)を払わなければいけなかったが、ライセンス取得も視野に入っているとのことだ。 なお、スティル監督は2025年までの契約。弟のニコラ・スティル氏もアシスタントコーチとして入閣することとなった。 2023.06.02 11:05 Fri
4

南野拓実所属のモナコが本拠地の劣悪なピッチ状態改善へ奔走…次のホームゲームは19日のCLバルサ戦

日本代表FW南野拓実が所属するモナコが、自クラブからも批判を受ける本拠地の芝の状態改善に奔走している。 リーグ・アン開幕2勝1分けと好スタートを切ったモナコ。しかし、ここまで2試合を戦った本拠地スタッド・ルイ・ドゥでは深刻な芝の影響もあって思うようなパフォーマンスを見せられなかった。 南フランス特有の熱波に加え、今夏開催されたフットボール以外のイベントの影響を受けたピッチは大きなダメージを受けており、テレビの中継映像でも芝枯れやボコボコ具合が確認できた。 1日に行われ、1-1のドローに終わったRCランスでは対戦相手の指揮官であるウィル・スティル監督が、前半途中に足首を捻って負傷交代したFWアナス・ザルリのケガを劣悪な芝の影響だったとも指摘していた。 モナコのチアゴ・スクーロCEOは、『Get French Football News』の取材で本拠地の芝の問題に言及。 自チームの選手を含め適切な環境を提供できていないことへの謝罪と共に、今月19日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦までに状態を改善することを約束した。 「今後数日でピッチを交換できるよう、懸命に取り組んでいます。次のホームでのバルセロナ戦では、ピッチがずっと良くなることを約束できます」 バルセロナ戦まで2週間弱の時間を残す中、スクーロCEOの言葉通りにモナコはピッチを適切な状態に改善することができるか…。 2024.09.03 15:00 Tue
5

強豪関心のウズベキスタン逸材DFが市場へ…財政難RCランスが移籍先選定を指示

RCランスがビッグクラブがこぞって関心示すウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・クサノフ(20)の売却を余儀なくされる見込みだ。 加入2年目のランスでセンターバックの主力に定着したクサノフ。186cmの右利きのDFは、傑出したスピードと出足の鋭さが特徴のアスリート型で、地対空の対人戦、広範囲をカバーできる有能な守備者だ。さらに、守備的MFでもプレー可能な足元の技術もあり、正確な右足のフィードとともに智将ウィル・スティルの下でビルドアップ能力にも磨きをかけている。 そのリーグ・アン屈指の若手DFに対しては、パリ・サンジェルマンに加え、アトレティコ・マドリー、プレミアリーグのトッテナムやニューカッスル、マンチェスター・シティ、レスター・シティといった複数クラブが関心を示している。 そんななか、今夏の資金調達に失敗し、財政面に問題を抱えているランスは、2500万~3000万ユーロ(約40億7000万~48億8000万円)の金額を念頭に置き、代理人であるジョルジュ・メンデス氏に移籍先を探すよう指示を出した。 ランスでスポーツディレクターを務めるディエゴ・ロペス氏は、フランス『レキップ』で「我々はそれ(メンデス氏への指示)を決めた。あらゆる選択肢を検討した。多くの分析を行い、ピエール(・ドレオッシCEO)と指示書にサインすることに決めた。これは、国内市場、移籍金、その他多くの要素の分析から生まれたものだ」と、20歳DFを市場に出すことを認めた。 2023年にベラルーシのエネルゲティク=BGUミンスクから加入したクサノフ。加入1年目は3バックのバックアッパーを務め、リーグ・アン11試合に加えてチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)でそれぞれ2試合ずつに出場した。 また、昨年19歳でA代表デビューを果たし、すぐさまセンターバックで定位置を確保。並行してU-23活動にも参加し、パリ・オリンピックではU-23スペイン代表戦を含む全3試合にいずれもフル出場した。 2024.12.20 21:40 Fri

スタッド・ランスの人気記事ランキング

1

S・ランスで日本人コンビのバックアップ担う19歳FWにフランクフルト行きが浮上

スタッド・ランスのU-20フランス代表FWママドゥ・ディアコン(19)にフランクフルト移籍の可能性が高まっているようだ。 ストラスブール生まれで2021年からランスの下部組織でプレーし、現在はファーストチームの準主力に成長したディアコン。全体的には粗削りではあるものの、今季はここまで公式戦33試合3ゴール2アシストの数字を記録。伊東純也、中村敬斗の日本代表コンビのバックアップを担いつつ、中村が中央でプレーする際には同時起用でアタッキングユニットを形成している。 180cmの左利きアタッカーは今シーズン15試合以上に出場したことで、2027年まえの延長オプションが自動で行使されているが、移籍市場に精通するジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏によれば、フランクフルトが獲得への動きを本格化されているという。 フランクフルトとディアコンはすでに個人間で合意に至っており、今後はランスが要求しているとされる1000万ユーロ(約16億4000万円)の移籍金の支払いを巡るクラブ間での交渉を進めていくことになるという。 なお、フライブルクの日本代表MF堂安律(26)をメインターゲットに定めるフランクフルトでは、ディアコンに加えてストラスブールのU-21フランス代表FWディラネ・バクワ(22)にも関心。こちらも左利きアタッカーではあるが、ウイングバックでのプレーも可能だ。 2025.05.13 15:00 Tue
2

2週間のジャパンツアーを行うスタッド・ランス、費用は「ヤスダ・グループ」が全額負担!? 3年25.6億円のスポンサー契約も

リーグ・アンのクラブは新シーズンの放映権問題を抱え、クラブの財政に大きな影響を与えることとなる。一方で、スポンサーの影響により、その損失の影響を受けないクラブもあるようだ。 フランス『レキップ』によれば、そのクラブの1つがスタッド・ランス。日本代表MF伊東純也、MF中村敬斗が所属するランスは、今夏ジャパンツアーを実施。Jリーグの4クラブと対戦する。 ランスは今シーズンの放映権問題により、年間で900万ユーロ(約15億4000万円)の収入が減少するという。ただ、移籍市場での収入やプーマとのサプライヤー契約などで、多くの収入を手にしている。 その中で、大きな役割を占めているというのが「ヤスダ・グループ」だ。2024-25シーズンからランスのメインスポンサーになり、2027年までの3年間の契約を締結。3年間で1500万ユーロ(約25億6500万円)がクラブに入るという。 マーケティング、教育サービス、そしてエンターテインメント事業を手がけているという「ヤスダ・グループ」は、2023-24シーズンには日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダのメインスポンサーにもなっており、サッカー界に進出し始めている。 そん中で今夏のジャパンツアーを行うランスだが、どうやらその費用は全て「ヤスダ・グループ」が負担するという。およそ2週間になるツアーには、選手やスタッフなど64人が来日。移動費に加えて宿泊費を考えれば巨額の費用がかかるが、全て「ヤスダ・グループ」が負担するという。 クラブのジャン=ピエール・カイヨ会長はジャパンツアーについて、「我々のチームには伊東純也と中村敬斗がおり、日本のユニフォームスポンサーもいたので、この機会は自然と訪れた」とコメント。我々は「熱意を持って、この契約を掴んだ」と、クラブとしてもチャンスと捉えて臨むという。 ジャパンツアーでは、24日にジュビロ磐田と対戦すると、27日に清水エスパルス、31日にFC町田ゼルビア、8月3日にヴィッセル神戸と対戦する。日本でも人気のある伊東と中村のグッズを含めて、多くの利益を得られることも見込まれており、このジャパンツアーには大きな期待が寄せられているという。 2024.07.22 21:40 Mon
3

スタッド・ランスに痛手…多才なアタッカーのカドラが今季絶望に

スタッド・ランスは24日、パリ・サンジェルマン(PSG)戦で負傷交代したドイツ人MFレダ・カドラのメディカルレポートを報告した。 カドラは21日に行われたリーグ・アン第5節のPSG戦(1-1)に後半半ばから途中出場。だが、試合終了間際に左ヒザを痛めて負傷交代を余儀なくされていた。 その後の精密検査の結果、カドラは左ヒザ前十字じん帯断裂と診断された。復帰には6~8カ月を要する見込みで、今シーズン中の復帰が絶望的となった。 ドルトムントの下部組織出身のカドラは昨年夏にブライトンからランスへ完全移籍。セカンドトップを主戦場に攻撃的なポジション、インサイドハーフ、左右のウイングバックでもプレー可能な多才なアタッカーは加入1年目に公式戦31試合に出場。今シーズンここまでは4試合に途中出場していた。 2024.09.25 07:25 Wed
4

伊東純也らの同僚MFムネツィがウォルバーハンプトンに完全移籍! セルビアからは22歳CBも補強し、最終日に2名を獲得

ウォルバーハンプトンは3日、スタッド・ランスのジンバブエ代表MFマーシャル・ムネツィ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2028年6月30日までの3年半。1年間の延長オプションもついた契約となる。 ムネツィは南アフリカのクラブでキャリアをスタートさせたムネツィは、2019年7月にオーランド・パイレーツからスタッド・ランスに完全移籍で加入。中盤では多彩な能力を活かしてボランチやトップ下などでプレーした。 公式戦通算159試合に出場し21ゴール14アシストを記録。今シーズンもリーグ・アンで19試合4ゴール2アシストを記録するなど、チームの中心選手としてプレーしていた。 また、ジンバブエ代表としても23試合に出場し1ゴールを記録している。 なお、ウォルバーハンプトンはブルキナファソ代表DFナセル・ジガ(22)もツルヴェナ・ズヴェズダから完全移籍で獲得したことを発表。こちらは2030年6月30日までの契約となっている。 ジガはバーゼルやニームでプレー。2023年9月にツルヴェナ・ズヴェズダにレンタル移籍すると、今シーズンから完全移籍に切り替わっていた。 今シーズンはセルビア・スペルリーガで17試合に出場し2ゴール。チャンピオンズリーグ(CL)でも8試合で1ゴール1アシストを記録。センターバックとして攻守に貢献し、ツルヴェナ・ズヴェズダでは通算56試合で4ゴール3アシストを記録していた。 2025.02.04 11:22 Tue
5

「地獄みたい」欧州初挑戦で降格を経験した“ランス三兄弟”の末っ子は“偽サイドバック” に挑戦してW杯を目指す中

【親善試合】柏レイソル 2ー1 スタッド・ランス(7月30日/三協フロンテア柏スタジアム) 8カ月ぶりの日立台で日本代表の関根大輝は、新たな挑戦に向き合う姿を見せた。 スタッド・ランスは30日、「ジャパンツアー2025」で柏レイソルと対戦。0ー1で迎えた後半開始時、ランスファンからは黄色い歓声が、柏ファンからは愛情あふれるブーイングが沸き起こる。特別指定を含めて1年7カ月を柏でプレーした関根が、伊藤純也と共にピッチに立った。 関根は右サイドバックで出場。ランスのビルドアップの際、ボランチのような立ち位置でボールを受ける動きを見せた。いわゆる“偽サイドバック”だ。。今シーズンからチームを率いるカレル・ヘラールツ監督からは新たな役割を求められているようだ。 「中に入って組み立てる部分は監督から求められているので、そこは意識してプレーしています。もっと有効な立ち位置を取れると思いますし、より味方からボールを引き出せるようにしたいです」 また、右ウイングでプレーする伊東が内側に入った際には、タッチライン沿いに張るなどの連係を披露。さらには、ボランチの位置でボールを受けてから右サイドの伊東に預け、相手DFの間のスペースに飛び出す場面も作るなど、内側と外側を柔軟に使い分けた。 「ずっと内側に入っているわけではなくて、状況を見ながら臨機応変に自分の最善の立ち位置を取るというのは監督から言われていることですし、みんな意識してやっているところではあります。まだ発展途上なので、個人としてもチームとしても未完成な部分はあります。ワンタッチでうまくつながったら簡単に崩せる時もあるので、良いところを増やせるようにしたいです」 新監督の下での新たなタスクに早く順応したい。ピッチ上の様々な場所に顔を出していた関根だったが、失点シーンに大きく関わってしまう。 50分、柏のディフェンスラインから関根の裏へロングパスが送られる。左サイドに張っていたジエゴにボールが渡ると、そのままドリブル突破を仕掛けてきた。関根は素早い対応を見せたが、間一髪でジエゴにクロスを許してしまう。ペナルティーエリアを寸断するグラウンダーのボールは、ゴール前に走り込んでいた瀬川祐輔に流し込まれた。 「あのスペースが空くのは仕方ないです。もう少し寄せられたと思います。プレシーズンで良かったと言えるように、リーグ戦が始まったらああいう失点はないようにしたいです」と歯痒さを見せた。 「安い失点をなくすことが大事です」 ランスにとって苦難の年となった昨シーズン。序盤は滑り出しに成功したものの、次第に勝点3を取ることが難しくなり、徐々に負けも増え始めた。16位でリーグ戦を終え、自動降格となる順位を免れたが、(フランス2部の)リーグ・ドゥ3位のチームとの入れ替え戦に臨む展開に。ランスは先制点を挙げるも、後半と延長戦で3失点を喫し、降格が決まった。 「まあ、地獄みたいな経験をしましたけど……」 “降格”という状況を身をもって体感したからこそ、口からこぼれる言葉には重みがある。 「あんな簡単に人生変わるんだなと思いますし、一瞬一瞬にかけてプレーしないと後々に後悔するんだなと。プレーオフだから頑張るとかではなく、どこかの試合で勝点1を取れていれば……。なので、リーグ戦1試合1試合を大切にやりたいです」 来年に控えるW杯のメンバーに選出されるためには、2部でのプレーは少々不利になるかもしれない。実質的なステップダウンとなり、メディアへの露出も減少する。 「自分が一番それをわかっています」と現実に真摯に向き合う姿勢を見せ、「W杯に出ることは小さい頃からの夢なので、チャンスがある限りはあきらめちゃいけないと思います。圧倒的な結果を残さないと、日本までニュースが届かないと思うので、結果にこだわってやっていきたいです」と、夢への切符を手にするために強い決意を顕わにした。 2025.08.01 18:30 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly