WEリーグ7位のマイナビ仙台が2季連続のシーズン途中指揮官交代…須藤茂光監督が辞任 1月のコーチ陣一新に続き

2024.04.03 17:15 Wed
皇后杯で戦況を見つめるマイナビ仙台レディースの須藤茂光監督
©超ワールドサッカー
皇后杯で戦況を見つめるマイナビ仙台レディースの須藤茂光監督
マイナビ仙台レディースは3日、須藤茂光監督(68)の辞任申し入れを、受理することを発表した。

これまでU-16日本代表監督などを歴任してきた須藤監督は、昨シーズン途中の2023年5月にマイ仙台の指揮官へ就任。今季はWEリーグカップ未勝利という難しいスタートを切り、リーグ最多となる外国籍選手6人を擁して迎えたリーグ戦は、ここまで4勝2分け7敗の7位に付けていた。

マイ仙台は今年1月にコーチ陣を一新する荒療治を決行。3月には選手登録問題が取り沙汰されていたなかで、2季連続でのシーズン途中での監督交代となった。
志半ばで船を降りることを決めた須藤監督は、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「いつも、マイナビ仙台レディースを応援、支えてくださっている、ファン、サポーター、スポンサー企業、クラブ関係者の皆様へ」
「この度、マイナビ仙台レディースの監督を辞し、トップチームを離れる事になりました」

「昨年5月に就任してから11カ月、いつも暖かい言葉で支えて頂いた事に感謝します。今シーズンの目標としてリーグ戦3位以内を掲げ、選手スタッフ一丸となって目標に向かってスタートをしました。選手達は、日々努力し、自分自身の成長とチームが勝利を掴むために、必死に走り、汗をかき、身体を張り戦ってくれました。しかし私の力不足で中々結果に繋げることができず申し訳なく思います。残り9試合、多くの皆様のサポートと共に目標に向かって進んでいく事を願っています」

「今後共、マイナビ仙台レディースへの暖かい声援を宜しくお願いします」

なお、後任は須永純GKコーチ(48)が新監督を務めることも併せて発表されている。

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