【プレミアリーグ第30節プレビュー】代表戦明けスーパーサンデーに3強登場! 今節終了後に頂に立つのは?
2024.03.30 12:00 Sat
指揮官にも注目集まるリバプールvsブライトン
FAカップとの並行開催となったインターナショナルマッチウィーク明けの前節はトップ4争うアストン・ビラ、トッテナムがいずれも勝ち点逸。また、残留争いではPSR違反のノッティンガム・フォレストが勝ち点4剥奪の処分を科された結果、ルートン・タウンとの順位が入れ替わって18位に転落する大きな出来事も起こった。
代表戦明け初戦となる今節は、熾烈な優勝争いを繰り広げる3強が登場する“スーパーサンデー”に大きな注目が集まる。とりわけ、首位攻防となる3位のマンチェスター・シティ(勝ち点63)と首位のアーセナル(勝ち点64)の直接対決は全世界注目のビッグマッチだ。
シティは前々節、リバプールとのアウェイ開催の首位攻防戦を1-1のドローで終えてリーグ連勝が「3」でストップ。首位浮上のチャンスを逃した。それでも、中断前に行われたFAカップ準々決勝では曲者ニューカッスルを相手にMFベルナルド・シウバの2ゴールの活躍で2-0の勝利。きっちりバウンスバックの白星を収めた。ただ、前回対戦で久々の敗戦を喫したライバル相手のリベンジマッチに向けては“FIFAウイルス”の問題が発生。
今回の代表戦ではDFストーンズ、DFウォーカーのイングランド代表コンビに加え、DFアカンジ、MFマテウス・ヌネスが負傷。MFグリーリッシュ、GKエデルソン、MFデ・ブライネに続く負傷者が出てしまった。28日のトレーニングではストーンズ、ウォーカーを除く選手がトレーニングに参加していたが、満身創痍の状況でこの大一番を戦うことになりそうだ。
一方、前々節のブレントフォード戦をしぶとく2-1と勝ち切ったアーセナルはリーグ戦8連勝を達成。この間の大量得点によって得失点差でトップに立った結果、同勝ち点のリバプールを抜いて首位に浮上した。今節は難所エティハドでのタフな試合となるが、昨年10月の前回対戦ではリーグ戦12連敗中だった天敵に8年ぶりの白星を挙げており、苦手意識を払拭。今回の一戦では天敵相手のシーズンダブルで首位キープを目指す。今回の代表戦では日本代表招集外となったDF冨安健洋に加え、MFトーマス、DFホワイトが招集を辞退。FWサカも大事を取って代表を離脱しており、この中断期間に多くの負傷者を出したライバルに対してコンディション面の優位は大きい。
その悔しい敗戦からのバウンスバックを図る一戦に向けては、代表招集辞退のFWヌニェスや代表戦で負傷したDFロバートソンら一部主力のコンディションが懸念されるが、遠藤に関しては北朝鮮代表とのアウェイゲーム中止の影響で日本代表から早期復帰となったことで良い状態で臨めるはずだ。
一方、ブライトンはローマに敗れたヨーロッパリーグ敗退に伴い、今後はプレミアリーグ一本の戦いとなる。MF三笘薫ら主力数名が引き続き不在となるが、この試合に向けてはFWジョアン・ペドロの戦列復帰が見込まれており、攻撃面では大きな後押しとなりそうだ。また、この試合ではアンフィールドに乗り込むデ・ゼルビ監督に俄然注目が集まる。クロップ監督の退任が決定しているリバプールでは後任候補最有力だったシャビ・アロンソ監督のレバークーゼン残留が濃厚となったことで、現時点ではスポルティングCPのルベン・アモリム監督と共にシーガルズのイタリア人指揮官が有力候補となっており、その一挙手一投足に注目が集まるところだ。
サタデーナイト開催の試合では熾烈なトップ4争い、残留争いに注目が集まる。
5位のトッテナムは前節、フルアムに今季ワーストと言える内容で0-3の惨敗。前々節のシックスポインター勝利をフイにした。17位のルートン・タウンをホームで迎え撃つ今節は結果・内容伴った戦いぶりで白星を取り戻したい。負傷離脱中のDFファン・デ・フェンの練習復帰は朗報だが、W杯アジア予選帰りのFWソン・フンミン、アメリカで親善試合を戦ったDFロメロやユーロ2024プレーオフ敗退のウェールズ代表組ら一部主力の状態は懸念材料だ。一方、8戦未勝利と苦しい戦いが続くルートンでは、前節プレー機会がなかったDF橋岡大樹の出場に期待したいところだが、ボーンマス戦での失態に日本代表招集の影響を鑑みると、出場はやや厳しいか…。
前節、ウェストハムとの激闘を1-1のドローで終えたアストン・ビラは暫定ながら4位をキープ。今節は上位陣相手に強さを見せる9位のウォルバーハンプトン相手にリーグ3戦ぶりの白星を目指す。ボール保持が想定される展開の中、MFティーレマンスやMFドウグラス・ルイスを起点に相手のコンパクトなブロックをうまく揺さぶりつつ、相手得意のロングカウンターにしっかりと対応したい。
その2チームを追う6位のマンチェスター・ユナイテッドは、15位のブレントフォード相手にリーグ連勝を狙う。前々節にエバートンを2本のPKで撃破したテン・ハグのチームは、FAカップ準々決勝でリバプール相手にFWアマドの劇的なゴールで4-3の勝利。良い形で中断期間に入った。ここに来て負傷者が復帰し、対戦相手のブレントフォードは直近1分け5敗と不振に陥っており、是が非でも勝ち点3を敵地から持ち帰りたい。
11位のチェルシーは最下位のバーンリーとのホームゲームで公式戦3連勝を狙う。前々節のニューカッスル戦を3-2で競り勝ったチームは、FAカップでチャンピオンズシップ(2部)のレスター・シティに2点差を追いつかれる失態を演じたが、最終的に4-2で勝利。内容面に課題を残しながらも勝ち癖を付け始める。ただ、今回の中断期間を通じてDFチルウェルやMFラヴィアら新たな負傷者が出ており、長距離移動を強いられた一部主力の状態を含めてタフな戦いを強いられそうだ。
その他では10位のニューカッスルと7位のウェストハムの名門対決、勝ち点剥奪で降格圏転落のフォレストの戦いにも注目だ。
◆プレミアリーグ第30節
▽3/30(土)
《21:30》
ニューカッスル vs ウェストハム
《24:00》
ボーンマス vs エバートン
チェルシー vs バーンリー
ノッティンガム・フォレスト vs クリスタル・パレス
シェフィールド・ユナイテッド vs フルアム
トッテナム vs ルートン・タウン
《26:30》
アストン・ビラ vs ウォルバーハンプトン
《29:00》
ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド
▽3/31(日)
《22:00》
リバプール vs ブライトン
《24:30》
マンチェスター・シティ vs アーセナル
代表戦明け初戦となる今節は、熾烈な優勝争いを繰り広げる3強が登場する“スーパーサンデー”に大きな注目が集まる。とりわけ、首位攻防となる3位のマンチェスター・シティ(勝ち点63)と首位のアーセナル(勝ち点64)の直接対決は全世界注目のビッグマッチだ。
シティは前々節、リバプールとのアウェイ開催の首位攻防戦を1-1のドローで終えてリーグ連勝が「3」でストップ。首位浮上のチャンスを逃した。それでも、中断前に行われたFAカップ準々決勝では曲者ニューカッスルを相手にMFベルナルド・シウバの2ゴールの活躍で2-0の勝利。きっちりバウンスバックの白星を収めた。ただ、前回対戦で久々の敗戦を喫したライバル相手のリベンジマッチに向けては“FIFAウイルス”の問題が発生。
一方、前々節のブレントフォード戦をしぶとく2-1と勝ち切ったアーセナルはリーグ戦8連勝を達成。この間の大量得点によって得失点差でトップに立った結果、同勝ち点のリバプールを抜いて首位に浮上した。今節は難所エティハドでのタフな試合となるが、昨年10月の前回対戦ではリーグ戦12連敗中だった天敵に8年ぶりの白星を挙げており、苦手意識を払拭。今回の一戦では天敵相手のシーズンダブルで首位キープを目指す。今回の代表戦では日本代表招集外となったDF冨安健洋に加え、MFトーマス、DFホワイトが招集を辞退。FWサカも大事を取って代表を離脱しており、この中断期間に多くの負傷者を出したライバルに対してコンディション面の優位は大きい。
その2強が潰し合う前に試合に臨む2位のリバプールは、8位のブライトンとのホームゲームに臨む。前述の首位攻防戦ではMF遠藤航、MFマク・アリスターらの活躍で勝ち点3でもおかしくない素晴らしいパフォーマンスを見せたが、勝ち点1にとどまって同勝ち点ながら首位陥落に。さらに、中断前のFAカップではマンチェスター・ユナイテッドとの120分の激闘を延長戦終了間際の失点によって3-4で敗戦。今季4冠の夢が潰えることになった。
その悔しい敗戦からのバウンスバックを図る一戦に向けては、代表招集辞退のFWヌニェスや代表戦で負傷したDFロバートソンら一部主力のコンディションが懸念されるが、遠藤に関しては北朝鮮代表とのアウェイゲーム中止の影響で日本代表から早期復帰となったことで良い状態で臨めるはずだ。
一方、ブライトンはローマに敗れたヨーロッパリーグ敗退に伴い、今後はプレミアリーグ一本の戦いとなる。MF三笘薫ら主力数名が引き続き不在となるが、この試合に向けてはFWジョアン・ペドロの戦列復帰が見込まれており、攻撃面では大きな後押しとなりそうだ。また、この試合ではアンフィールドに乗り込むデ・ゼルビ監督に俄然注目が集まる。クロップ監督の退任が決定しているリバプールでは後任候補最有力だったシャビ・アロンソ監督のレバークーゼン残留が濃厚となったことで、現時点ではスポルティングCPのルベン・アモリム監督と共にシーガルズのイタリア人指揮官が有力候補となっており、その一挙手一投足に注目が集まるところだ。
サタデーナイト開催の試合では熾烈なトップ4争い、残留争いに注目が集まる。
5位のトッテナムは前節、フルアムに今季ワーストと言える内容で0-3の惨敗。前々節のシックスポインター勝利をフイにした。17位のルートン・タウンをホームで迎え撃つ今節は結果・内容伴った戦いぶりで白星を取り戻したい。負傷離脱中のDFファン・デ・フェンの練習復帰は朗報だが、W杯アジア予選帰りのFWソン・フンミン、アメリカで親善試合を戦ったDFロメロやユーロ2024プレーオフ敗退のウェールズ代表組ら一部主力の状態は懸念材料だ。一方、8戦未勝利と苦しい戦いが続くルートンでは、前節プレー機会がなかったDF橋岡大樹の出場に期待したいところだが、ボーンマス戦での失態に日本代表招集の影響を鑑みると、出場はやや厳しいか…。
前節、ウェストハムとの激闘を1-1のドローで終えたアストン・ビラは暫定ながら4位をキープ。今節は上位陣相手に強さを見せる9位のウォルバーハンプトン相手にリーグ3戦ぶりの白星を目指す。ボール保持が想定される展開の中、MFティーレマンスやMFドウグラス・ルイスを起点に相手のコンパクトなブロックをうまく揺さぶりつつ、相手得意のロングカウンターにしっかりと対応したい。
その2チームを追う6位のマンチェスター・ユナイテッドは、15位のブレントフォード相手にリーグ連勝を狙う。前々節にエバートンを2本のPKで撃破したテン・ハグのチームは、FAカップ準々決勝でリバプール相手にFWアマドの劇的なゴールで4-3の勝利。良い形で中断期間に入った。ここに来て負傷者が復帰し、対戦相手のブレントフォードは直近1分け5敗と不振に陥っており、是が非でも勝ち点3を敵地から持ち帰りたい。
11位のチェルシーは最下位のバーンリーとのホームゲームで公式戦3連勝を狙う。前々節のニューカッスル戦を3-2で競り勝ったチームは、FAカップでチャンピオンズシップ(2部)のレスター・シティに2点差を追いつかれる失態を演じたが、最終的に4-2で勝利。内容面に課題を残しながらも勝ち癖を付け始める。ただ、今回の中断期間を通じてDFチルウェルやMFラヴィアら新たな負傷者が出ており、長距離移動を強いられた一部主力の状態を含めてタフな戦いを強いられそうだ。
その他では10位のニューカッスルと7位のウェストハムの名門対決、勝ち点剥奪で降格圏転落のフォレストの戦いにも注目だ。
◆プレミアリーグ第30節
▽3/30(土)
《21:30》
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《24:00》
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《29:00》
ブレントフォード vs マンチェスター・ユナイテッド
▽3/31(日)
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