PK戦制したアトレティコが要塞メトロポリターノで昨季準優勝インテル撃破! 守護神オブラクが貫録の2本のPKストップ【CL】
2024.03.14 07:51 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsインテルが13日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-1で勝利。これで2戦合計2-2と並んだ中、PK戦を3-2で制したアトレティコの準々決勝進出が決定した。
先月20日にジュゼッペ・メアッツァで行われた1stレグは、途中出場アルナウトビッチのゴールによってホームのインテルが先勝した。
今季苦戦するアウェイゲームで枠内シュート0本と厳しい戦いを強いられたアトレティコだが、それでも最少得点差での敗戦によってホームでの逆転突破に望みを繋いだ。ただ、以降の公式戦では1勝1分け2敗と苦戦。とりわけ、直近のカディス戦では攻守両面で低調なパフォーマンスに終始した末の0-2の敗戦と、ホームで戦う大一番に弾みを付けることはできなかった。シメオネ監督はその試合から先発3人を変更。ガブリエウ、サウール、デパイに代えてサビッチ、モリーナ、負傷明けのグリーズマンを起用した。
一方、追加点こそ奪えなかったものの、スコア以上の力の差を見せつけて先勝に成功したインテル。以降のリーグ戦では幾つかの試合でメンバーを入れ替えながら危なげなく4連勝を達成。公式戦13連勝と圧巻のフォームを維持して敵地へ乗り込んだ。インザーギ監督は1-0で競り勝った直近のボローニャ戦から先発5人を変更。パヴァールやディマルコ、ラウタロ・マルティネスといった主力が復帰した。
逆転突破は複数得点が必要なアトレティコが、前から激しい圧力をかけるアグレッシブな入りを見せる。開始5分には相手陣内左サイドでDF2枚を相手に果敢に仕掛けたサムエウ・リーノがボックス左に持ち込んで左足を振る。だが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
互いに1度ずつ決定機を作り合った後はややクローズな展開に。質の高いトランジションの攻防が繰り広げられる中、効果的にボールを前進できない両チーム。だが、繋ぎの質で勝るアウェイチームが見事な崩しからゴールをこじ開ける。
33分、ラウタロを起点に左サイドでの細かいボールの出し入れからバストーニの縦パスに反応したバレッラがボックス左に侵入。冷静に中央への折り返しを選択すると、ディマルコが利き足とは逆の右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺した。
一瞬の隙を突かれて2戦合計スコアで2点差を付けられたアトレティコだが、素早い反発力を示す。35分、右サイドから入れたクロスの流れからペナルティアーク付近でDFデ・フライのクリアを回収したコケがすかさずゴール前に縦パスを入れると、DFパヴァールのクリアミスがDFバストーニに当たってゴール右に流れると、これに反応したグリーズマンが見事なステップワークから左足反転シュートを突き刺した。
堅い展開から一転してわずか2分間で2ゴールが生まれたが、前半終盤にかけてはインテルがうまく試合のテンポを落としてアトレティコに畳みかける攻撃を許さない。この状況でシメオネ監督もピッチ上の選手たちにそこまでリスクを冒させることはせず、2戦合計インテルの1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半も拮抗した入りとなるが、アトレティコが先に決定機を創出。51分、右サイドの深い位置に抜け出したジョレンテが浮き球でディマルコをかわしてボックス内に侵入して丁寧なマイナスのクロスを供給。これを走り込んできたグリーズマンが右足で合わせるが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
この決定機以降、試合は徐々に膠着。互いに繋ぎの局面で細かいミスが目立つものの、カウンターに出ていく際の判断ミスやパスミスも多くフィニッシュの数が増えていかない。
その後、70分を過ぎて両ベンチが動く。ゴールが必要なアトレティコはデ・パウルとリーノを下げてアンヘル・コレアとリケルメ。さらに、モラタとモリーナを諦めてデパイ、バリオスの投入で攻勢を強める。
対するインテルは疲労が出てきたバストーニ、ダンフリースを下げてアチェルビ、ダルミアンを同時投入した。
一連の交代によって試合がようやくオープンな展開になると、アトレティコは押し込む形からグリーズマン、デパイがボックス内で際どい場面を作り出す。これに対してインテルもラウタロを起点としたロングカウンターからテュラム、バレッラに決定機が訪れるが、ここは仕留め切れない。
その後、インテルが守備固めの交代で逃げ切り態勢に入る中、やはりホームで圧倒的な強さを見せるロヒブランコスが押し切る。87分、直前に左ポスト直撃の決定的なシュートを放って良い感触を得ていたデパイがボックス中央でコケから足元にパスを受けると、鮮やかな反転から右足シュートをゴール左下隅に突き刺し、土壇場で2戦合計スコアをタイに戻した。
これで完全に勢いづいたアトレティコは残り時間で一気に逆転まで持ち込もうとしたが、後半アディショナルタイムにグリーズマンが絶妙な折り返しで演出した絶好機はリケルメがシュートを枠に飛ばせず。
今ラウンド屈指の好カードに相応しく、180分間で決着が付かなかった拮抗した両雄の一戦は延長戦に突入。
その延長戦ではビセックの正確なクロスからゴール前フリーのテュラムのヘディングシュート、リケルメの突破からの折り返しに反応したデパイのゴール至近距離からのシュートと互いにゴールへ迫るが、決め切るまでには至らず。その後、延長後半は一時インテルが押し返したものの、アトレティコが最後は押し込む形を作るも勝敗を決するゴールは生まれず。ベスト8進出の行方はPK戦に委ねられることに。
運命のPK戦では先攻のインテルの1番手のチャルハノール、後攻のアトレティコの1番手のデパイがきっちり成功したが、共に2番手のサンチェスとサウールが両守護神に止められる。そして、3人目ではインテルのクラーセンがGKオブラクに連続セーブに遭った一方、アトレティコはリケルメがきっちり成功。その後、4人目は共に成功したが、インテルの5人目となったラウタロのシュートが大きくクロスバーを越えて決着。
昨季ファイナリストで、公式戦13連勝中だった絶好調のインテルを圧倒的な強さを誇るメトロポリターノで破ったアトレティコが、逆転でベスト8進出を決めた。
先月20日にジュゼッペ・メアッツァで行われた1stレグは、途中出場アルナウトビッチのゴールによってホームのインテルが先勝した。
今季苦戦するアウェイゲームで枠内シュート0本と厳しい戦いを強いられたアトレティコだが、それでも最少得点差での敗戦によってホームでの逆転突破に望みを繋いだ。ただ、以降の公式戦では1勝1分け2敗と苦戦。とりわけ、直近のカディス戦では攻守両面で低調なパフォーマンスに終始した末の0-2の敗戦と、ホームで戦う大一番に弾みを付けることはできなかった。シメオネ監督はその試合から先発3人を変更。ガブリエウ、サウール、デパイに代えてサビッチ、モリーナ、負傷明けのグリーズマンを起用した。
逆転突破は複数得点が必要なアトレティコが、前から激しい圧力をかけるアグレッシブな入りを見せる。開始5分には相手陣内左サイドでDF2枚を相手に果敢に仕掛けたサムエウ・リーノがボックス左に持ち込んで左足を振る。だが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
一方、相手のハイプレスに手を焼くインテルも狙いとするロングカウンターで最初の決定機を創出。13分、ハーフウェイライン付近でのテュラムのポストワークからチャルハノールのスルーパスに抜け出したダンフリースがボックス右に侵入。しかし、右足と左足の連続シュートはGKオブラクの好守に阻まれた。
互いに1度ずつ決定機を作り合った後はややクローズな展開に。質の高いトランジションの攻防が繰り広げられる中、効果的にボールを前進できない両チーム。だが、繋ぎの質で勝るアウェイチームが見事な崩しからゴールをこじ開ける。
33分、ラウタロを起点に左サイドでの細かいボールの出し入れからバストーニの縦パスに反応したバレッラがボックス左に侵入。冷静に中央への折り返しを選択すると、ディマルコが利き足とは逆の右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺した。
一瞬の隙を突かれて2戦合計スコアで2点差を付けられたアトレティコだが、素早い反発力を示す。35分、右サイドから入れたクロスの流れからペナルティアーク付近でDFデ・フライのクリアを回収したコケがすかさずゴール前に縦パスを入れると、DFパヴァールのクリアミスがDFバストーニに当たってゴール右に流れると、これに反応したグリーズマンが見事なステップワークから左足反転シュートを突き刺した。
堅い展開から一転してわずか2分間で2ゴールが生まれたが、前半終盤にかけてはインテルがうまく試合のテンポを落としてアトレティコに畳みかける攻撃を許さない。この状況でシメオネ監督もピッチ上の選手たちにそこまでリスクを冒させることはせず、2戦合計インテルの1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半も拮抗した入りとなるが、アトレティコが先に決定機を創出。51分、右サイドの深い位置に抜け出したジョレンテが浮き球でディマルコをかわしてボックス内に侵入して丁寧なマイナスのクロスを供給。これを走り込んできたグリーズマンが右足で合わせるが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
この決定機以降、試合は徐々に膠着。互いに繋ぎの局面で細かいミスが目立つものの、カウンターに出ていく際の判断ミスやパスミスも多くフィニッシュの数が増えていかない。
その後、70分を過ぎて両ベンチが動く。ゴールが必要なアトレティコはデ・パウルとリーノを下げてアンヘル・コレアとリケルメ。さらに、モラタとモリーナを諦めてデパイ、バリオスの投入で攻勢を強める。
対するインテルは疲労が出てきたバストーニ、ダンフリースを下げてアチェルビ、ダルミアンを同時投入した。
一連の交代によって試合がようやくオープンな展開になると、アトレティコは押し込む形からグリーズマン、デパイがボックス内で際どい場面を作り出す。これに対してインテルもラウタロを起点としたロングカウンターからテュラム、バレッラに決定機が訪れるが、ここは仕留め切れない。
その後、インテルが守備固めの交代で逃げ切り態勢に入る中、やはりホームで圧倒的な強さを見せるロヒブランコスが押し切る。87分、直前に左ポスト直撃の決定的なシュートを放って良い感触を得ていたデパイがボックス中央でコケから足元にパスを受けると、鮮やかな反転から右足シュートをゴール左下隅に突き刺し、土壇場で2戦合計スコアをタイに戻した。
これで完全に勢いづいたアトレティコは残り時間で一気に逆転まで持ち込もうとしたが、後半アディショナルタイムにグリーズマンが絶妙な折り返しで演出した絶好機はリケルメがシュートを枠に飛ばせず。
今ラウンド屈指の好カードに相応しく、180分間で決着が付かなかった拮抗した両雄の一戦は延長戦に突入。
その延長戦ではビセックの正確なクロスからゴール前フリーのテュラムのヘディングシュート、リケルメの突破からの折り返しに反応したデパイのゴール至近距離からのシュートと互いにゴールへ迫るが、決め切るまでには至らず。その後、延長後半は一時インテルが押し返したものの、アトレティコが最後は押し込む形を作るも勝敗を決するゴールは生まれず。ベスト8進出の行方はPK戦に委ねられることに。
運命のPK戦では先攻のインテルの1番手のチャルハノール、後攻のアトレティコの1番手のデパイがきっちり成功したが、共に2番手のサンチェスとサウールが両守護神に止められる。そして、3人目ではインテルのクラーセンがGKオブラクに連続セーブに遭った一方、アトレティコはリケルメがきっちり成功。その後、4人目は共に成功したが、インテルの5人目となったラウタロのシュートが大きくクロスバーを越えて決着。
昨季ファイナリストで、公式戦13連勝中だった絶好調のインテルを圧倒的な強さを誇るメトロポリターノで破ったアトレティコが、逆転でベスト8進出を決めた。
アトレティコ・マドリーの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング
1
アトレティコのU-21スペイン代表ストライカーが今季はラ・リーガ挑戦! 昨季2部で15得点のカルロス・マルティンがアラベスへレンタル移籍
アラベスは18日、U-21スペイン代表FWカルロス・マルティン(22)のアトレティコ・マドリーからのレンタル移籍加入を発表した。 アトレティコ下部組織出身のマルティンは、身長180cmの右利きストライカー。2021-22シーズン開幕前にBチームへ昇格すると、2021年11月にはファーストチームデビューを飾った。 続く2022-23シーズンはファーストチームにも時折参加しつつ、Bチームの得点源として活躍。セグンダ・フェデラシオン(スペイン4部)や昇格プレーオフで34試合20得点をマークし、チームのプリメーラ・フェデラシオン(スペイン3部)昇格に貢献した。 2023-24シーズンはセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のミランデスへレンタル移籍。修行先でさらなる経験を積み、リーグ戦40試合で15ゴール3アシストを記録した。 シーズンを終えた7月には保有元アトレティコとの契約を2029年6月まで延長。ディエゴ・シメオネ監督の下でプレシーズンマッチに出場していたなか、今シーズンはラ・リーガのクラブへのレンタル移籍が決まった。 2024.08.18 13:45 Sun2
【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat3
「信じられない髪型に」「いかつすぎる」奇抜なヘアスタイルに挑戦しがちなデ・パウル、最新のヘアスタイルにはファンも驚き「元に戻してくれ!」
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの大きなイメージチェンジが注目を集めている。 世界王者アルゼンチン代表で主力を担うデ・パウル。所属するアトレティコでもセントラルハーフの主力としてプレーしている。 また、その髪型でも度々話題に。チームメイトのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとともに、鮮やかな水色やピンクに髪を染めたこともあり、頻繁にヘアスタイルを変えることでも知られている。 そのデ・パウルの最新のヘアスタイルが話題になっている。 23日に行われたラ・リーガ第4節延期分のセビージャ戦にも出場したデ・パウルだったが、その髪型に大きな変化が。元々は金髪をツンツンさせた短髪だったはずのデ・パウルだが、試合に現れた時には、その金髪を頭の形に沿って編み込むコーンロウと呼ばれる髪型に大きく変貌していた。 デ・パウルの毛量からして、恐らくエクステも付け加えた上で、8つの束を作って綺麗に並べている。 元々のヘアスタイルよりもかなりいかつくなった印象のデ・パウル。その姿にはファンも「信じられない髪型になってる」、「デパウルのコーンロウ厳つすぎるだろ」、「元に戻してくれ!」、「髪型すごい」と驚きの反応を寄せている。 なお、スペイン『アス』によると、昨年まで交際していたティニさんも直近で髪を編み込んだドレッドヘアーにしており、デ・パウルのこの髪型については、復縁を匂わせているのではないかという説もあるようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルのコーンロウがいかつすぎる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Rodrigo de Paul rocking a whole new look <a href="https://t.co/RpBOcpKLPK">pic.twitter.com/RpBOcpKLPK</a></p>— 433 (@433) <a href="https://twitter.com/433/status/1738600081584959631?ref_src=twsrc%5Etfw">December 23, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルの元交際相手ティニさんもドレッドヘアーに!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; transform: translateX(16px) translateY(-4px) rotate(30deg)"></div></div><div style="margin-left: auto;"> <div style=" width: 0px; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-right: 8px solid transparent; transform: translateY(16px);"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; flex-grow: 0; height: 12px; width: 16px; transform: translateY(-4px);"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 8px solid #F4F4F4; border-left: 8px solid transparent; transform: translateY(-4px) translateX(8px);"></div></div></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center; margin-bottom: 24px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 224px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 144px;"></div></div></a><p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">tini(@tinistoessel)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.12.25 12:35 Mon4
「若き日のディエゴを思い出す」ジュリアーノ・シメオネ22歳をマドリード紙ら称賛「彼の血にも“チョリズモ”」「息子3人の中で最も父親似」
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(22)に対する評価が高まってきた。「若き日の父親ディエゴを彷彿とさせる」などとマドリード紙が称える。 父ディエゴ・シメオネが指揮するアトレティコに16歳で入団したジュリアーノ。 トップチームで父親から初めて起用されたのは19歳。しかし、そこからしばらくセカンドチームを主戦場とし、23-24シーズンはアラベスへ武者修行…現役時代からアトレティコ魂を持つ父ディエゴに肩を並べるのは難しいだろうと誰もが思うなか、昨夏アラベスより復帰した。 それでも迎えた今季、ジュリアーノはラ・リーガ第10節あたりからスターターに定着し、ワイドアタッカーとして奮闘。4日のコパ・デル・レイ準々決勝ヘタフェ戦では2得点を記録した。 『マルカ』などに寄稿するマドリードのジャーナリスト、アドリアン・ブランコ氏は、自身のXでジュリアーノを称賛。 「ジュリアーノ・シメオネは今季アトレティコのビッグネームである。彼がアトレティコの復活、成長、競争力を象徴する存在となっているのだ。そのプレーにはエネルギー、犠牲、決意、熱意が溢れ、とにかく情熱的。彼の血にも“チョリズモ”が流れている」 『Relevo』も社説でジュリアーノを称賛した。 「ジュリアーノは“魂”そのものか。ピッチ脇でチョロ(父ディエゴ)が望むこと全てをフィールド全域に伝えるのが、このシメオネ家の三男だ。彼がアトレティコに来たのは父親のおかげだと誰もが言ったが、今ここに残っているのは父親が持っていたもの全てを彼も持つからだ」 「ジュリアーノが自らのゴールを祝っている様子を見ると、いつだったか…ビセンテ・カルデロンでエンブレムを指差して歌っていた若き日のディエゴを思い出す。今や、ジュリアーノがアトレティコのスターターであることに異論を唱える者はいない。間違いなく、息子3人の中でジュリアーノが最も父親に似ている」 2025.02.05 20:41 Wed5