「ベスト8を逃したのは不名誉」ハイパフォーマンスもPK戦で敗れたポルト、指揮官はパフォーマンスを誇るも敗退を嘆く「誇り、失望、フラストレーションが入り混じっている」
2024.03.13 10:55 Wed
敗退を嘆くセルジオ・コンセイソン監督
ポルトのセルジオ・コンセイソン監督が、アーセナルとの試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。12日、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグでポルトはアーセナルとアウェイで対戦。ホームでの1stレグで勝利しており、突破に向けて有利な戦いとなった。
試合は逆転を目指すアーセナルがペースを握ろうとするもポルトも応戦。それでも前半のうちにゴールを許し、2戦合計1-1となる。その後はスコアが動かず、ポルトもチャンスを活かせないまま120分間が終了。PK戦では2人が失敗してしまい、ポルトはベスト8進出を逃していた。
試合後、コンセイソン監督は自分たちが2試合とも上回っていたとコメント。敗退に失望を隠さなかった。
「両試合ともに我々が全てにおいて上回っていたので、このような形で準々決勝進出を逃すことは不名誉だ。試合は90分で引き分けで終わるはずだったが、延長戦に突入し、得点を許してしまう状況があった」
「いくつかの場面でもっと上手くやれていれば、90分で試合を決められていただろう。このCLではもっと上まで行けると感じていたため、誇り、失望、フラストレーションが入り混じっている」
また、アウェイの地でも誇りを持てる戦い方をした選手たちを称え、結果だけがついてこなかったものの、誇れるパフォーマンスを見せたと自信を口にした。
「アーセナルが我々にプレッシャーをかけてくることはわかっていた。結果が我々に有利になることもわかっていた。戦略的には、彼らが強くくるとわかっていたので、最初の20〜25分は、よりダイレクトにプレーした。選手たちは戦略を完璧に実行していた」
「このレベルの試合では、細部、守備のエラー、または個人のエラーが相手にゴールを与えてしまう可能性がある。違う決断ができたかもしれない状況はあったが、選手たちは素晴らしい仕事をしてくれたので、祝福されるべきだ」
「我々は素晴らしいチームであることを証明した。どちらの試合でも、我々は勝ち進むに値するチームだった。チームとしては負けてしまったが、ポルトとポルトガルサッカーとは何かを素晴らしいデモンストレーションにすることができた」
試合は逆転を目指すアーセナルがペースを握ろうとするもポルトも応戦。それでも前半のうちにゴールを許し、2戦合計1-1となる。その後はスコアが動かず、ポルトもチャンスを活かせないまま120分間が終了。PK戦では2人が失敗してしまい、ポルトはベスト8進出を逃していた。
「両試合ともに我々が全てにおいて上回っていたので、このような形で準々決勝進出を逃すことは不名誉だ。試合は90分で引き分けで終わるはずだったが、延長戦に突入し、得点を許してしまう状況があった」
「アーセナルはここ3試合で13ゴールを決めており、プレミアリーグの首位だ。個人のクオリティも素晴らしいが、我々は素晴らしいグループでの仕事、素晴らしい組織力で彼らの強みを打ち消すことができた」
「いくつかの場面でもっと上手くやれていれば、90分で試合を決められていただろう。このCLではもっと上まで行けると感じていたため、誇り、失望、フラストレーションが入り混じっている」
また、アウェイの地でも誇りを持てる戦い方をした選手たちを称え、結果だけがついてこなかったものの、誇れるパフォーマンスを見せたと自信を口にした。
「アーセナルが我々にプレッシャーをかけてくることはわかっていた。結果が我々に有利になることもわかっていた。戦略的には、彼らが強くくるとわかっていたので、最初の20〜25分は、よりダイレクトにプレーした。選手たちは戦略を完璧に実行していた」
「このレベルの試合では、細部、守備のエラー、または個人のエラーが相手にゴールを与えてしまう可能性がある。違う決断ができたかもしれない状況はあったが、選手たちは素晴らしい仕事をしてくれたので、祝福されるべきだ」
「我々は素晴らしいチームであることを証明した。どちらの試合でも、我々は勝ち進むに値するチームだった。チームとしては負けてしまったが、ポルトとポルトガルサッカーとは何かを素晴らしいデモンストレーションにすることができた」
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