ローマがヴィオラとの名門対決で劇的ドロー! スヴィラールPKストップで望み繋ぎジョレンテが圧巻のラストプレー弾【セリエA】
2024.03.11 06:52 Mon
セリエA第28節、フィオレンティーナvsローマが10日にスタディオ・アルテミオ・フランキで行われ、2-2のドローに終わった。
立ち上がりはアンヘリーニョ、ルカクが続けてシュートを放つなどローマが良い入りを見せる。だが、時間の経過と共にシステム上のミスマッチを活かし始めたフィオレンティーナが押し返していく。
すると18分、右CKの場面でキッカーのマキシム・ロペスの右足アウトスウィングのクロスをニアのニコラス・ゴンサレスが頭でフリック。マークを振り切ってファーに走り込んだラニエリが頭で押し込み、ホームチームが先制に成功した。
一方、守備面で後手を踏むローマは立ち上がりに1枚カードをもらっていたマンチーニが、以降も際どい守備対応であわや2枚目のカードで退場という場面を招く。これを受け、デ・ロッシ監督は30分過ぎにゲームキャプテンを下げてハイセンを投入する苦渋の決断を下した。
その後は粘りの守備で何とか2失点目を回避したローマだったが、攻撃では崩しの局面で精度、連携の問題を抱えた。33分にはボックス左でパスを受けたアワールに決定機もファーポストを狙った右足コントロールシュートはわずかに枠の右へ外れた。
迎えた後半、ローマはメンバー変更を行わなかったものの、システムを[4-3-3]に変更。ハイセンが右、アンヘリーニョが左のサイドバックに入った。
この変更とギアを上げたことで押し込んでいくと、エル・シャーラウィのボックス左での折り返しからクリスタンテの強烈なシュートでGKテラッチアーノにファインセーブを強いる。
すると58分、中央左でボックス付近まで運んでタメを作ったディバラの短いスルーパスに反応したアンヘリーニョがボックス左からクロスを供給。ブロックを試みたDFにディフレクトして浮き球の形でゴール前に向かうと、これをアワールがゴール左隅へヘディングで流し込んだ。
ハーフタイムの的確な修正によって流れを掴んで同点に追いついたジャッロロッシは、以降もアワールとディバラを起点に小気味いいパスワークで攻撃のテンポを生み出す。さらに、本職の左サイドでストレスなくプレーするアンヘリーニョの正確なクロスからクリスタンテやハイセンに惜しい場面が訪れる。
しかし、良い流れの中で逆転まで持っていけなかったアウェイチームは、一瞬の気の緩みから勝ち越しゴールを奪われる。
69分、フィオレンティーナは相手陣内左サイドでの素早いリスタートから左サイド深くに侵攻したビラーギが正確なクロスを供給。これをベロッティがヘディングでゴール前に落とすと、これに反応したマンドラゴラがゴール至近距離から蹴り込んだ。
再び追う展開となったローマはディバラ、エル・シャーラウィの両翼を下げてバルダンツィ、ザレフスキを投入するが、攻勢を強めたい状況でミスからピンチを招く。ボックス内でベロッティと入れ替わられかけたパレデスが思わずユニフォームを引っ張ってしまい痛恨のPK献上。だが、この絶体絶命のピンチではキッカーのビラーギが左を狙って蹴ったシュートをGKスヴィラールが完璧な読みでストップ。何とか1点差を維持した。
すると、新守護神のこのビッグプレーが最終的に後半最終盤の劇的展開を演出する結果となった。
4分が加えられた後半アディショナルタイムまでフィオレンティーナが盤石の試合運びを見せていたが、ローマはラストプレーで右CKを獲得する。そして95分、そのCKの二次攻撃から右サイドのペッレグリーニが左足でクロスを上げると、ボックス中央のエンディカがヘディングで右のスペースに流したボールをジョレンテがストライカーさながらの抑えの利いた右足ダイレクトシュート。クロスバーの内側を掠めた強烈なシュートがゴールネットを揺らした。
そして、この直後にタイムアップを迎え、スヴィラールのPKストップ、ジョレンテの値千金のセリエA初ゴールで劇的ドローに持ち込んだローマが、ボローニャとの勝ち点差を「3」に縮めた。
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リーグ3連勝で4位のボローニャと4ポイント差の5位に付けるローマは、前日にそのライバルが敗れた中、8位のフィオレンティーナとの上位対決に臨んだ。ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)のブライトン戦を望外の4-0のスコアで先勝したデ・ロッシ率いるチームは、その試合から中2日での一戦に向けて先発3人を変更。チェリクとスピナッツォーラ、ペッレグリーニに代えてジョレンテ、アンヘリーニョ、アワールを起用。右のウイングバックに左利きのアンヘリーニョを配置する[3-4-2-1]の布陣で臨んだ。すると18分、右CKの場面でキッカーのマキシム・ロペスの右足アウトスウィングのクロスをニアのニコラス・ゴンサレスが頭でフリック。マークを振り切ってファーに走り込んだラニエリが頭で押し込み、ホームチームが先制に成功した。
幸先よく先制に成功したフィオレンティーナは、前からの圧力を強めつつマンドラゴラ、ボナヴェントゥーラ、マキシム・ロペスの中盤を起点に幾度も良い崩しを見せる。24分にはショートカウンターからボックス左に抜け出した古巣初対戦のベロッティに決定機も、ニア下を狙ったシュートはGKスヴィラールの好守に阻まれた。
一方、守備面で後手を踏むローマは立ち上がりに1枚カードをもらっていたマンチーニが、以降も際どい守備対応であわや2枚目のカードで退場という場面を招く。これを受け、デ・ロッシ監督は30分過ぎにゲームキャプテンを下げてハイセンを投入する苦渋の決断を下した。
その後は粘りの守備で何とか2失点目を回避したローマだったが、攻撃では崩しの局面で精度、連携の問題を抱えた。33分にはボックス左でパスを受けたアワールに決定機もファーポストを狙った右足コントロールシュートはわずかに枠の右へ外れた。
迎えた後半、ローマはメンバー変更を行わなかったものの、システムを[4-3-3]に変更。ハイセンが右、アンヘリーニョが左のサイドバックに入った。
この変更とギアを上げたことで押し込んでいくと、エル・シャーラウィのボックス左での折り返しからクリスタンテの強烈なシュートでGKテラッチアーノにファインセーブを強いる。
すると58分、中央左でボックス付近まで運んでタメを作ったディバラの短いスルーパスに反応したアンヘリーニョがボックス左からクロスを供給。ブロックを試みたDFにディフレクトして浮き球の形でゴール前に向かうと、これをアワールがゴール左隅へヘディングで流し込んだ。
ハーフタイムの的確な修正によって流れを掴んで同点に追いついたジャッロロッシは、以降もアワールとディバラを起点に小気味いいパスワークで攻撃のテンポを生み出す。さらに、本職の左サイドでストレスなくプレーするアンヘリーニョの正確なクロスからクリスタンテやハイセンに惜しい場面が訪れる。
しかし、良い流れの中で逆転まで持っていけなかったアウェイチームは、一瞬の気の緩みから勝ち越しゴールを奪われる。
69分、フィオレンティーナは相手陣内左サイドでの素早いリスタートから左サイド深くに侵攻したビラーギが正確なクロスを供給。これをベロッティがヘディングでゴール前に落とすと、これに反応したマンドラゴラがゴール至近距離から蹴り込んだ。
再び追う展開となったローマはディバラ、エル・シャーラウィの両翼を下げてバルダンツィ、ザレフスキを投入するが、攻勢を強めたい状況でミスからピンチを招く。ボックス内でベロッティと入れ替わられかけたパレデスが思わずユニフォームを引っ張ってしまい痛恨のPK献上。だが、この絶体絶命のピンチではキッカーのビラーギが左を狙って蹴ったシュートをGKスヴィラールが完璧な読みでストップ。何とか1点差を維持した。
すると、新守護神のこのビッグプレーが最終的に後半最終盤の劇的展開を演出する結果となった。
4分が加えられた後半アディショナルタイムまでフィオレンティーナが盤石の試合運びを見せていたが、ローマはラストプレーで右CKを獲得する。そして95分、そのCKの二次攻撃から右サイドのペッレグリーニが左足でクロスを上げると、ボックス中央のエンディカがヘディングで右のスペースに流したボールをジョレンテがストライカーさながらの抑えの利いた右足ダイレクトシュート。クロスバーの内側を掠めた強烈なシュートがゴールネットを揺らした。
そして、この直後にタイムアップを迎え、スヴィラールのPKストップ、ジョレンテの値千金のセリエA初ゴールで劇的ドローに持ち込んだローマが、ボローニャとの勝ち点差を「3」に縮めた。
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