【プレミア注目プレビュー】熾烈タイトルレース左右する首位攻防戦! 試合後に笑うのはリバプール、シティあるいはアーセナル?

2024.03.10 12:00 Sun
熾烈タイトルレース左右する首位攻防戦
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熾烈タイトルレース左右する首位攻防戦
プレミアリーグ第28節、リバプールvsマンチェスター・シティが、日本時間10日24:45にアンフィールドでキックオフされる。三つ巴の熾烈タイトルレースの行方を左右する、全世界注目のプレミア首位攻防戦だ。首位のリバプール(勝ち点63)は前節、ノッティンガム・フォレストと敵地で対戦。超過密日程によってメンバーを入れ替えて臨んだ中、大苦戦を強いられ引き分けやむなしと思われたが、後半最終盤のラストプレーでヌニェスが値千金のゴールを記録し、劇的な形でのリーグ4連勝を達成。首位でこの大一番を迎えることになった。
また、直近に行われたヨーロッパリーグ(EL)のスパルタ・プラハ戦は大幅なターンオーバーが予想されたものの、ほぼベストな布陣で戦ってヌニェスの2ゴールの活躍などで5-1の圧勝。公式戦連勝を「7」に更新した。主力のプレータイムをコントロールしつつ、エースのサラーも戦列に復帰して上々の動きを見せており、運命の一戦へ準備万端だ。

一方、2位のシティ(勝ち点62)は前節、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーに3-1で逆転勝利。開始早々にラッシュフォードにスーパーゴールを決められたが、後半にフォーデンの見事な2ゴールにハーランドがトドメの3点目を挙げ、全体の内容を含めて地力の差を見せつけた。

リーグ3連勝で1ポイント差を維持したシティズンズは、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では一部主力を温存した中、アカンジとアルバレス、ハーランドの3ゴールでコペンハーゲンを退けて3-1の完勝。2戦合計6-2と危なげなくベスト8進出を決め、難所アンフィールドでの首位攻防戦に弾みを付けた。
なお、昨年11月末にエティハド・スタジアムで行われた前回対戦は1-1のドロー決着。ハーランドの前半半ばの先制点を含めホームチームが試合の主導権を握ったが、後半終盤にアレクサンダー=アーノルドの見事なゴールで追いついたアウェイチームが敵地でドローに持ち込む形となった。

今回のリターンマッチに向けては、そのアレクサンダー=アーノルドの「両クラブの財政的な状況からすれば、僕らのトロフィーは僕たちとファンにとってより大きな意味を持つ」との発言に対して、ハーランドが「トレブルを勝ち取った気持ちが彼に正確に分かるとは思わない」と応戦。指揮官同士は互いをリスペクトする発言をしていたが、今回の舌戦によって激戦必至の一戦をより盛り上げる要素となっている。

前日の試合で8連勝を達成し、暫定首位に浮上したアーセナルを含め近年稀にみるハイレベルのリーグタイトル争いが続く中、今回のビッグマッチ後に笑うのはリバプール、シティあるいはアーセナルのいずれとなるか…。

◆リバプール◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ケレハー
DF:ブラッドリー、ジョー・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ソボスライ、遠藤航、マク・アリスター
FW:サラー、ヌニェス、ルイス・ディアス

負傷者:GKアリソン、DFコナテ、アレクサンダー=アーノルド、マティプ、MFバイチェティッチ、チアゴ、グラフェンベルフ、カーティス・ジョーンズ、FWジョタ、ドーク
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組を含めここ数試合と大きな変化はないが、スパルタ・プラハ戦でハムストリングを痛めたコナテが新たに欠場となる見込みだ。

スタメンに関してはファン・ダイクの相棒、前線のメンバー構成に注目が集まる。前者に関してはここ最近両サイドバックにアンカーでも起用されるジョー・ゴメス、クアンサーの二択に。また、復帰直後のサラーのスタメン起用に若干の懸念がある前線はガクポやエリオットという選択肢も想定される。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-1-4-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ディアス、アケ
MF:ロドリ
MF:フォーデン、デ・ブライネ、ベルナルド・シウバ、ドク
FW:ハーランド

負傷者:MFグリーリッシュ、FWドク
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはグリーリッシュに加え、直近のコペンハーゲン戦をコンディションの問題で欠場したドクの2選手に欠場の可能性がある。

[4-1-4-1]、[3-2-4-1]のいずれにも形容できる布陣を採用する中、スタメンでは現状のベストメンバーを起用する見込み。ただ、ドクの状態次第ではアルバレスを起用し、フォーデンやベルナルド・シウバの立ち位置が変化することになる。

◆リバプール:MF遠藤航
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初先発の対シティ戦で躍動なるか。昨夏、カイセドやラヴィアら若手有望株に代わる補強として加入した際には“パニックバイ”と揶揄されたが、わずか半年余りでその評価を“ベストバイ”へと変えてみせた不屈の日本代表MFは、今回の首位攻防戦でも勝敗のカギを握る重要な選手だ。

守備ではブンデスリーガ時代の“デュエルキング”の異名通り、持ち味の狙いを持ったアグレッシブな潰しを遺憾なく発揮し、インターセプトやボールリカバリーといった守備的MFに求められる指標では高いレベルの数字を記録。さらに、成長著しい攻撃面では“中盤の経由点”としての卒のない繋ぎに加え、周囲からの信頼を完全に勝ち得て以降は、キーパスやチャンスクリエイトの数も増えており、リーグ屈指の守備的MFとの評価を確立している。

マク・アリスター、ソボスライと新加入トリオで臨む可能性が高いシティ戦ではロドリ、ベルナルド・シウバ、デ・ブライネと世界最高峰の中盤ユニットとの真っ向勝負を期待したいところだ。とりわけ、守備の局面ではハーランドへの対応を含め、90分を通して一切気が抜けない状況においてどこまでやれるか注目したい。

★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFロドリ
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1年以上敗北を知らない60戦無敗の世界最高峰のMF。ハーランド、デ・ブライネ、フォーデン、ウォーカーとグアルディオラのチームには絶対的な主力が存在するものの、最も替えが利かない選手が誰かと問われれば、世界最高のオーガナイザーという声が多く上がるはずだ。

卓越した戦術眼とポジショニング、フィジカル能力、テクニックとピボーテに必要なすべての要素を兼備するスペイン代表MFは、今季も中盤の底からの的確な配球、セカンドボールの回収、フィルター役と複数のタスクを高次元でこなす。さらに、“ロドリ砲”として知られる強烈なミドルシュートや競り合いの巧さ・強さが光るセットプレーでゴールまで決めて見せる超万能型だ。

そのスーパーなMFは前節のダービーの勝利によってチェルシー時代のリカルド・カルヴァーリョ(58試合)と並んでいたプレミアリーグ所属選手の出場公式戦無敗記録を59試合に更新。さらに、コペンハーゲン戦では60試合の大台に乗せている。

先日のチェルシー戦でもチームを敗戦から救う同点ゴールを記録するなど、ビッグマッチにおける勝負強さが光る27歳は、この試合でもシティズンズの要として重要な仕事を担うことになる。

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遠藤航がリバプールに完全移籍か? 中盤補強がことごとく失敗する中で白羽の矢

中盤の補強にことごとく失敗しているリバプールだが、日本代表MF遠藤航(30)の獲得が急浮上した。イギリス『リバプール・エコー』が伝えた。 2019年夏にシント=トロイデンからレンタル移籍でシュツットガルトに加入した遠藤。2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に所属していたチームの昇格に貢献すると、2020-21シーズンは初のブンデスリーガに挑戦。2021-22シーズンは中盤のデュエルの勝利数がリーグ1位となり、デュエルキングと呼ばれるほどに成長した。 チームのキャプテンも務めている遠藤は、これまで公式戦133試合に出場し15ゴール12アシストを記録。日本代表でも新たにキャプテンに就任するなど、ピッチ内外での振る舞いは高く評価されている。 リバプールは、今夏キャプテンのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ブラジル代表MFファビーニョがサウジアラビアへと移籍。副キャプテンの元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーもブライトン&ホーヴ・アルビオンへ、ギニア代表MFナビ・ケイタがブレーメンへ移籍していた。 中盤が手薄になったリバプールは、サウサンプトンのベルギー代表MFロメオ・ラヴィアの獲得に動いていたが、交渉があまり進まず。一方で、チェルシーが獲得に苦戦していたブライトンのエクアドル代表MFモイセス・カイセドにターゲットを切り替えクラブ間合意に至ったものの、カイセドがリバプール行きを拒否し失敗。結局チェルシーに移籍すると、ラヴィアもチェルシーに奪われる形となり、一気に暗雲が立ち込めることとなった。 そんな中で急浮上したのが遠藤。ブンデスリーガでの実績が買われ、リバプールがコンタクト。シュツットガルトも交渉の許可を出したという。 遠藤とシュツットガルトの契約は残り1年。センターバックとしてもプレーできる遠藤の能力はたかく評価されているという。 また、リバプールのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるヨルグ・シュマトケ氏はドイツに強い人脈があり、移籍金は1600万ポンド(約29億8000万円)程度と見られているが、これを抑えに行く可能性があるという。 遠藤は過去に「プレミアリーグでのプレーが夢」だと語っていたことがあり、本人としても大きなチャンス。話は一気にまとまる可能性がありそうだ。 2023.08.17 09:10 Thu
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日本代表MF遠藤航所属のリバプールがJALとパートナーシップ契約を締結!クラブのオフィシャル・エアライン・パートナーに

リバプールは25日、日本航空(JAL)と複数年にわたるパートナーシップ契約の締結を発表した。これにより、JALはリバプールの「オフィシャル・エアライン・パートナー」となる。 このパートナーシップは男子チームと女子チームに適用されるものであり、クラブは「両団体の野心的な世界的成長計画をサポートし、補完するために協力し、それぞれの強みを活かして世界的な足跡を伸ばしていくことになる」と説明している。 また、この契約によってJALはリバプールの公式慈善団体である「リバプールFC財団」とも密接に連携。第一弾の取り組みとして、7月からアメリカ東海岸のフィラデルフィアで開始するプレシーズンマッチに合わせ、JALがユース育成プログラムをサポートする。 このほか、JALはファンを対象として試合チケットやサイン入り記念品、リバプールへの旅行が当たるファン・プロモーションを開催。JALマイレージバンク会員には、アンフィールドでの特別なVIP体験ができる機会を提供する予定だ。 リバプールのチーフ・コマーシャル・オフィサーであるベン・ラティ氏と、JALのカスタマーエクスペリエンス本部副本部長の崎原淳子氏は、クラブを通じて今回のパートナーシップ契約締結について喜びの声明を発表している。 ◆ベン・ラティ氏 「日本航空をお迎えできて嬉しく思います。リバプールとJALは、勝利へのメンタリティ、世界中のファンや利用者、コミュニティとつながることへの共通のコミットメントで認められた、2つのプレミアム・マーケット・リーダーです」 「このパートナーシップは、世界で最も歴史あるクラブのひとつであるリバプールの情熱と伝統と、そして日本最高峰の航空会社である日本航空の卓越したサービスとリーチを融合させるものです。これは我々の世界的な野心を一致させるものでした。このパートナーシップは、ユニークなアクティベーションや体験を通じて、ファンがクラブと関わる機会を創出します」 「JALとのパートナーシップは、国際的なプレゼンスを拡大するものであり、多様で熱心な世界中のファンとより深く関わるというクラブの戦略において、もう一つの大きな前進です」 ◆崎原淳子氏 「このパートナーシップは、お客様とのつながりを深め、世界中のリバプールファンと新たな関係を築くことを可能にするものであり、日本航空にとって意義深いものです」 「リバプールやLFCファンデーションと共に、このエキサイティングな旅に出発できることを大変幸運に感じています」 2024.06.25 16:40 Tue

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