ポルトガルフットボール界のレジェンド、アルトゥール・ジョルジェ氏が78歳で逝去…

2024.02.22 23:34 Thu
スイス代表監督時代のアルトゥール・ジョルジェ氏
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スイス代表監督時代のアルトゥール・ジョルジェ氏
ポルトガルフットボール界のレジェンドであるアルトゥール・ジョルジェ氏(享年78)が病気によって22日に逝去した。ポルトガル『レコルド』が訃報を伝えている。

ポルト生まれでFCポルトでプロキャリアをスタートしたアルトゥール・ジョルジェ氏は、現役時代にポルトガル代表でも活躍したストライカー。ポルト、アカデミカ、ベンフィカという国内クラブにアメリカのロチェスター・ランチャーズでもプレー。キャリア全盛期を過ごしたベンフィカ時代には2度のリーグ得点王に輝き、4度のプリメイラ・リーガ制覇に貢献した。
現役引退後は古巣であるポルト、ベンフィカ、パリ・サンジェルマン(PSG)、テネリフェ、アル・ヒラル、アル・ナスルFCといった国内外のクラブチーム、ポルトガル、スイス、カメルーンの3つの代表チームの指揮官を歴任。ポルトで3度のプリメイラ・リーガ制覇、PSGでリーグ制覇を成し遂げた。

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ブラガは3日、アルトゥール・ジョルジェ監督(52)がブラジルのボタフォゴFRの新指揮官に就任したことを発表した。なお、移籍金は200万ユーロ(約3億3000万円)になるとのことだ。 現役時代からブラガで活躍したアルトゥール・ジョルジェ監督は、2005年に現役を引退。2009年からファマリカンで指導者キャリアをスタートすると、2010~12年までブラガの育成年代やBチームの監督を歴任。 2013-14シーズンはポルトガル3部のティルセンスで監督を務めると、2017年にブラガのユース監督に復帰。その後、トップチームの暫定監督やU-23チーム、ブラガBなどの監督を務め、2022年5月に退任したカルロス・カルヴァリャルの後任としてトップチームの監督に昇格。 就任初年度となった昨季は勝ち点、勝利数、ゴール数でチーム最多記録を更新し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位でフィニッシュ。CLとの二足の草鞋となった今シーズンは、11年ぶりの参戦となったCLはグループステージ敗退に終わったが、27試合を消化したプリメイラ・リーガでは17勝5分け5敗の4位に位置。1月に行われたタッサ・ダ・リーガ決勝では、エストリル・プライアをPK戦の末に下し、4年ぶり3度目の優勝にクラブを導いていた。 なお、ブラガの発表によれば、今季終了まではU-23チームのルイ・ドゥアルテ監督が暫定監督を務めるとのこと。また、2024-25シーズンからはジル・ヴィセンテやアロウカで指揮官を歴任したダニエル・ソウザ氏(39)が監督に就任することを発表している。 2024.04.04 01:01 Thu
大敗を喫したブラガのアルトゥール・ジョルジェ監督が判定に疑問を呈した。ポルトガル『O JOGO』が伝えた。 1日、プリメイラ・リーガ第18節で2位のブラガは4位・スポルティングとのアウェイ戦に臨んだ。負けられない上位対決だったが、スポルティングの日本代表MF守田英正の2ゴールなどで0-5と大敗。ポルトに抜かれ、順位を1つ落とした。 ブラガは昨年12月のカップ戦準々決勝に続いてスポルティング相手に5失点の大敗。崩壊の契機となった後半開始時の2失点目について、アルトゥール・ジョルジェ監督は「非常に奇妙なゴール」と話した。 ボールロストの直前にはシク・ニアカテがコンタクト後に痛んでおり、パスミスをしたウロシュ・ラチッチもファウルを受けていたのではと述べた。 「我々はリーグカップとは異なる方法で、結果について話し合い、勝利のために努力した。後半に入って本当に悲惨な展開になったが」 「非常に奇妙な得点だった。(スポルティングに)有利な判定となる過ちが先にあって、ラキッチは乗っかられたが、それは見てもらえず、いくつかの偶然が重なってしまった」 失点の3分後にはニアカテがこの日2枚目の警告を受けて退場に。指揮官は「あれは不適切で誇張されていた」とこぼすなど、判定への不満を隠し切れなかった。 <span class="paragraph-title">【動画】守田2点目の直前、確かに選手は倒れているが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>先制弾に追加点<br>\<br>上位対決で <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%88%E7%94%B0%E8%8B%B1%E6%AD%A3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#守田英正</a> が大活躍<br>3位ブラガ撃破に貢献した<br><br>2022-23ポルトガルリーグ第18節<br>スポルティング×ブラガ<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信 <a href="https://t.co/hv8SeJ44E9">pic.twitter.com/hv8SeJ44E9</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1620941148792713216?ref_src=twsrc%5Etfw">February 2, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.02.02 17:15 Thu

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ベンフィカは2日、マインツを退団したルクセンブルク代表MFレアンドロ・バレイロ(24)の加入を発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 ポルトガルとアンゴラにルーツを持つルクセンブルク出身の24歳は、「夢が叶った」、「僕の父はベンフィキスタで、僕も初めて試合を見たときからベンフィカのファンになった。ポルトガルに家族がいるし、フットボールとベンフィカは常に僕の人生で重要なものだった」と、流ちょうなポルトガル語で新天地加入を喜んだ。 エルペルダンジュ、ラシンFCユニオン・ルクセンブルクと国内クラブでのプレーを経て、2016年にマインツの下部組織に加入したバレイロ。その後、2019年2月にプロデビューを飾ると、以降はセントラルMFの主力として活躍してきた。 174cmのボックス・トゥ・ボックスタイプのMFで、無尽蔵のスタミナと機動力を武器に中盤での潰しに身体を張ったシュートブロック。オープンスペースでの果敢な持ち上がり、機を見てゴール前にフルスプリントで飛び込んでいくなど、攻守両面でマルチタスクをこなせる人材だ。 そのため、ハイインテンシティ、切り替えの徹底を求めるロジャー・シュミット監督の志向するスタイルにぴったりと嵌るはずだ。 2024.07.03 15:22 Wed
パリ・オリンピックに臨むU-23日本代表。その守護神を争っている2人が玉突き人事になる可能性があるという。 それはベンフィカのGK小久保玲央ブライアン(23)とシント=トロイデンのGK鈴木彩艶(21)の2人。ベルギー『Voetbal Belgie』が伝えた。 ともにU-23日本代表でプレーし、パリ・オリンピック行きも期待されている中、移籍の噂がつきまとう。 すでに日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 一方で、小久保は柏レイソルの下部組織から2019年1月にベンフィカのU19チームに加入。4年半も早く海外に出たが、ポジション柄出番が限られており、ファーストチームではデビューできていない。 しかし、その小久保はパリ・オリンピックの出場権を懸けて戦ったAFC U23アジアカップでハイパフォーマンスを見せており、日本代表入りも期待されるほどの実力を持つ。 そんな中、今夏の移籍市場では鈴木がセリエAに昇格したパルマからの関心を持たれている。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その才能にパルマが目をつけ、シント=トロイデンは1500万ユーロ(約26億円)の値札をつけているという。 『Voetbal Belgie』によれば、鈴木が移籍した場合の代役として小久保を狙っているとのこと。ベンフィカとの契約は残り1年だが、ウクライナ代表GKアナトリー・トルビンが正守護神として君臨しており、出番を掴むことは非常に難しい状況だ。 具体的な動きはまだないものの、小久保はクラブでの出番がそろそろほしいところ。パリ・オリンピックで評価を上げるという可能性もある中で、どういった動きが待っているだろうか。 2024.07.03 12:35 Wed
ベンフィカがアトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)の帰還を望んでいるようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。 2023-24シーズンはアトレティコからバルセロナへレンタル移籍したフェリックス。公式戦44試合で10ゴール6アシストとまずまずの貢献を見せるも、6月30日にひとまずのレンタル終了がバルセロナから発表された。 本人はバルセロナに残りたい旨を度々口にしてきたが、財政難に苦しむバルセロナが完全移籍で買い取ることは困難。レンタル期間延長に向けた交渉が今後も続くとみられている。 そんななか、新たな選択肢となりそうなのが、2019年夏に離れたベンフィカへの復帰。ポルトガル『Correio da Manha』によると、ポルトガルのクラブはフェリックスの保有権を50%獲得すべく、アトレティコと交渉中だという。 ネックとなるのは1200万ユーロ(約20億8000万円)の高年俸。しかし、ポルトガル代表DFアントニオ・シウバ(20)を5000万ユーロ(約86億6000万円)でニューカッスルに売却する可能性があり、資金面に多少のゆとりも生まれる見込みだ。 フェリックスは移籍金1億2700万ユーロ(約220億円)でアトレティコに加入したが、ディエゴ・シメオネ監督との関係が悪化。2022-23シーズン後半にチェルシーへレンタル移籍して以来、アトレティコではプレーしていない。 現行契約は2029年6月までと長期。再びのレンタルでの放出を避けたいアトレティコにとっても、ベンフィカからの関心は救いの手となりそうだ。 2024.07.02 18:07 Tue
ベンフィカは1日、AZからギリシャ代表FWヴァンゲリス・パヴリディス(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 なお、移籍金に関しては2000万ユーロ(約34億7000万円)程度になったようだ。 母国のテッサロニキで生まれたパヴリディスは10代でドイツに渡り、ボーフムでプロキャリアをスタート。ドイツの地ではなかなか結果を残すことができず、2019年1月にヴィレムIIへレンタル加入。翌シーズンに完全移籍に移行すると、オランダの地でストライカーとしての才能を完全に開花させた。 2019–20シーズンからヴィレムIIで2シーズン連続リーグ戦2桁得点を記録し、2021-22シーズンにステップアップしたAZでも2季連続2桁得点を記録。さらに、昨シーズンはPSVのFWルーク・デ・ヨングと共に、29ゴールを挙げる圧巻の活躍をみせ、自身初のエールディビジ得点王に輝いた。 186cmの恵まれた体躯を活かした空中戦も得意とするセンターフォワードだが、その真価は柔らかな足元のテクニックを駆使したキープ力や個での打開力、両利きと評される優れたキック精度にあり、多彩なゴールパターンを持っている。 日本代表DF菅原由勢と共に今夏の移籍市場で多くのクラブの関心を集める中、その新天地はかつて同胞FWコンスタンティノス・ミトログルが活躍したポルトガル屈指の名門となった。 2024.07.02 16:20 Tue
ベンフィカを退団した元ポルトガル代表MFラファ・シウバ(31)の新天地がトルコに決定した。 ベシクタシュは25日、ラファ・シウバとの交渉開始を発表。また、クラブ公式SNSでは代理人と共にプライベートジェットでイスタンブールへ向かう同選手の機内での姿を写した写真も投稿されている。 今夏フリートランスファーで世界中のクラブからオファーが舞い込んでいたとされる元ポルトガル代表MFは、高額な契約金と共にベシクタシュと年俸600万ユーロ(約10億2000万円)の3年契約を結ぶことになるという。 ラファ・シウバは、フェイレンセ、ブラガへ移籍。ブラガを経て2016年9月にベンフィカへ完全移籍。卓越した技術と攻撃センスに優れる多才なアタッカーは、2列目を主戦場に在籍8年間で326試合94ゴール79アシストを記録。3度のプリメイラ・リーガ制覇など7つのタイトル獲得に貢献した。 また、2014年から2021年までプレーしたポルトガル代表では通算25試合に出場。2014年ブラジル・ワールドカップ、優勝を果たしたユーロ2016にも出場していた。 2024.06.26 07:30 Wed

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スポルティングCPは5日、アンデルレヒトからベルギー代表DFゼノ・デバスト(20)を獲得したと発表した。 期間は2029年6月までの5年契約。8000万ユーロ(約139億3000万円)の契約解除条項が盛り込まれている。 デバストはアンデルレヒトにU-8チームから在籍し、17歳時の2021年5月にファーストチームデビュー。2022-23シーズンにはセンターバックのレギュラーに定着し、公式戦49試合でプレーした。 2023-24シーズンも公式戦40試合に出場。今夏はベルギー代表の一員としてユーロ2024に参戦し、グループEの第1節スロバキア代表戦、第2節ルーマニア代表戦に出場。第3節のウクライナ代表戦と敗れたラウンド16のフランス代表戦では出番がなかった。 初の国外挑戦の場として、日本代表MF守田英正も所属するプリメイラ・リーガ王者のスポルティングを選択。チャンピオンズリーグ(CL)でのプレーも期待されるデバストは、クラブを通じて加入の喜びを語っている。 「ここ数カ月間、僕にとっての全ての出来事がとても早く進んだ。スポルティングCPのようなクラブが僕に興味を持ってくれるなんて夢のようだ。したがって、このチームの一員になれることを非常にうれしく思っているし、早くスタートしたい」 「歴史あるクラブだし、偉大なクラブだ。優秀な選手と素晴らしい監督を擁する現チャンピオンでもある」 「スポルティングCPについて彼らが話してくれたことはとても良かったし、ここに来られてとても嬉しい。第一印象は最高だよ。素晴らしい国、街、そして素晴らしいクラブだ」 「昨シーズンは3バックでプレーしたこともあったし、ディフェンスならどこでもプレーできる」 「彼(ルベン・アモリム監督)は僕にプロジェクトについて説明してくれたし、僕がハードワークから始めることに期待してくれている。新しいシーズンが始まるのを楽しみにしているし、ここで働けるのを楽しみにしている」 2024.07.05 11:42 Fri
ポルトガルのアロウカは4日、バイエルンからU-20日本代表MF福井太智(19)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 福井はサガン鳥栖のアカデミー出身で、2021年3月のルヴァンカップに2種登録選手としてクラブ最年少記録となる16歳7カ月で出場し、トップチームデビュー。2022年3月には17歳でプロ契約を締結した。 その後、2022年9月にバイエルン移籍が発表され、2023年1月付けでレギオナルリーガ(ドイツ4部)に所属するセカンドチームに加入。同年9月に行われたDFBポカール1回戦のプロイセン・ミュンスター戦ではトップチームデビューも果たしていた。 今年1月末にはポルティモネンセへ半年間のレンタル移籍で加入し、13試合1ゴール1アシストの数字を残したが、チームは16位で2部に降格していた。 なお、同じプリメイラ・リーガ(ポルトガル1部)に属するアロウカは昨シーズンを7位でフィニッシュしていた。 <span class="paragraph-title">【動画】アロウカが福井太智のプレー動画を紹介</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="pt" dir="ltr"> Conhece melhor o nosso reforço Taichi Fukui!<br><br> Médio<br> 19 anos<br> Emprestado por: FC Bayern<a href="https://twitter.com/hashtag/LobosDeArouca?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#LobosDeArouca</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/AmorEPaixao?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#AmorEPaixao</a> <a href="https://t.co/JT0DoCW8bE">pic.twitter.com/JT0DoCW8bE</a></p>&mdash; FC Arouca (@OficialFCArouca) <a href="https://twitter.com/OficialFCArouca/status/1808840022566523128?ref_src=twsrc%5Etfw">July 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2024.07.04 21:40 Thu
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マインツ退団バレイロがベンフィカ加入…シュミット監督好みのボックス・トゥ・ボックスMF

ベンフィカは2日、マインツを退団したルクセンブルク代表MFレアンドロ・バレイロ(24)の加入を発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 ポルトガルとアンゴラにルーツを持つルクセンブルク出身の24歳は、「夢が叶った」、「僕の父はベンフィキスタで、僕も初めて試合を見たときからベンフィカのファンになった。ポルトガルに家族がいるし、フットボールとベンフィカは常に僕の人生で重要なものだった」と、流ちょうなポルトガル語で新天地加入を喜んだ。 エルペルダンジュ、ラシンFCユニオン・ルクセンブルクと国内クラブでのプレーを経て、2016年にマインツの下部組織に加入したバレイロ。その後、2019年2月にプロデビューを飾ると、以降はセントラルMFの主力として活躍してきた。 174cmのボックス・トゥ・ボックスタイプのMFで、無尽蔵のスタミナと機動力を武器に中盤での潰しに身体を張ったシュートブロック。オープンスペースでの果敢な持ち上がり、機を見てゴール前にフルスプリントで飛び込んでいくなど、攻守両面でマルチタスクをこなせる人材だ。 そのため、ハイインテンシティ、切り替えの徹底を求めるロジャー・シュミット監督の志向するスタイルにぴったりと嵌るはずだ。 2024.07.03 15:22 Wed
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ベンフィカ退団ラファ・シウバの新天地はトルコに…ベシクタシュが交渉開始を発表

ベンフィカを退団した元ポルトガル代表MFラファ・シウバ(31)の新天地がトルコに決定した。 ベシクタシュは25日、ラファ・シウバとの交渉開始を発表。また、クラブ公式SNSでは代理人と共にプライベートジェットでイスタンブールへ向かう同選手の機内での姿を写した写真も投稿されている。 今夏フリートランスファーで世界中のクラブからオファーが舞い込んでいたとされる元ポルトガル代表MFは、高額な契約金と共にベシクタシュと年俸600万ユーロ(約10億2000万円)の3年契約を結ぶことになるという。 ラファ・シウバは、フェイレンセ、ブラガへ移籍。ブラガを経て2016年9月にベンフィカへ完全移籍。卓越した技術と攻撃センスに優れる多才なアタッカーは、2列目を主戦場に在籍8年間で326試合94ゴール79アシストを記録。3度のプリメイラ・リーガ制覇など7つのタイトル獲得に貢献した。 また、2014年から2021年までプレーしたポルトガル代表では通算25試合に出場。2014年ブラジル・ワールドカップ、優勝を果たしたユーロ2016にも出場していた。 2024.06.26 07:30 Wed

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