圧巻リバプールがチェルシーに完勝でリーグ4連勝! 凄み増すブラッドリーが殊勲1G2A【プレミアリーグ】
2024.02.01 07:22 Thu
プレミアリーグ第22節、リバプールvsチェルシーが1月31日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-1で快勝した。なお、リバプールのMF遠藤航は代表招集中のため欠場となった。
PK戦を除くと、公式戦7試合連続ドロー中と非常に拮抗した両雄による、EFLカップ(カラバオカップ)のファイナル前哨戦。
互いに前から圧力をかけ合うアグレッシブな入りを見せる。その流れでよりスムーズに前線へボールを供給するリバプールは、絶好調のヌニェスがボックス付近で積極的に足を振っていく。
それでも、主導権を渡さないクロップのチームは23分、ハーフウェイライン付近でチルウェルからボールを奪い切ったブラッドリーを起点にカウンターを発動。ボックス手前でパスを受けたジョタがDF2枚の間に強引にドリブルで切れ込むと、交錯しながらもそのままゴール前に持ち込んで左足のシュートを流し込んだ。
ジョタの2試合連続ゴールによって先手を奪ったリバプールはその勢いのままに攻め立てる。31分のカーティス・ジョーンズの決定的なシュートはGKペトロビッチのビッグセーブに阻まれたが、続く39分には中盤でのルイス・ディアスの見事なドリブルでの局面打開から右サイドのスペースに走り込むブラッドリーにラストパスが通ると、絶好調の若武者がボックス右からの対角シュートを突き刺し、この大舞台で圧巻のプレミアリーグ初ゴールを奪ってみせた。
なおも攻撃の手を緩めないリバプールは、前半終了間際に3点目を奪う絶好機が訪れる。セットプレーの流れからボックス内の競り合いでDFバディアシルに足を踏まれたジョタがPKを獲得。しかし、キッカーのヌニェスが右を狙って蹴ったシュートはポストを叩き痛恨の失敗となった。
相手のPK失敗に救われたチェルシーだが、前半は試合終了間際にエンソ・フェルナンデスが苦し紛れに放ったシュート1本のみと青色吐息の戦いに。これを受け、ポチェッティーノ監督はハーフタイムに3枚替えを敢行。チルウェル、マドゥエケ、ギャラガーを下げてグスト、ムドリク、エンクンクを投入した。
すると、後半立ち上がりの51分には右サイドでのボールの出し入れからグストが完璧に背後を取って逆サイドを並走するムドリクにグラウンダーの折り返しを供給。だが、やや難しいバウンドとなったこのボールを左足ダイレクトで狙ったムドリクのシュートは大きく枠を外れた。
開始早々のゴールとはならずも、後半はようやくチェルシーが押し返してビッグマッチらしい拮抗した攻防が繰り広げられたが、末恐ろしい20歳の若武者がまたしても試合を動かす。
65分、最後尾のファン・ダイクが得意の対角フィードを入れると、右サイドのスペースに抜け出したブラッドリーが鋭い縦への持ち出しから右足のピンポイントクロスを供給。これをゴール前にタイミング良く走り込んだソボスライが頭で合わせ、決定的な後半最初のゴールを奪った。
これで勝利を確信したリバプールは、週末に控えるアーセナルとのビッグマッチを睨んで4枚替えを敢行。殊勲のブラッドリーやジョタらを下げてアレクサンダー=アーノルドやロバートソンら強力なメンバーをピッチに送り込む。
だが、この交代は結果的にチェルシーに流れを渡す形に。70分、バディアシル、チュクエメカと繋いでボックス中央のエンクンクの足元にボールが入ると、フランス代表FWは巧みなステップワークからゴール前の密集を抜く左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。
反撃の狼煙を上げるチェルシーのゴールによってここから拮抗した展開も期待されたが、この失点にも動揺を見せない首位チームが押し切る。79分、前線で縦パスをうまく収めたヌニェスが左サイドに流れてグラウンダーの高速クロスを入れると、DFバディアシルの死角から飛び込んで先にボールを触ったディアスがトドメの4点目を奪った。
これでチェルシーの反撃の気勢を完全に削いだホームチームは、危なげなくこのままのスコアで試合をクローズ。この結果、90分の戦いでは公式戦7試合連続ドローが続いていた相手に8戦ぶりの決着を付けてリーグ4連勝を達成。首位をがっちりとキープして週末のアーセナルとのビッグマッチに弾みを付けた。
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首位のリバプールは前節、好調ボーンマスに4-0の圧勝。リーグ3連勝での首位固めに成功した。その後、フルアムとのEFLカップ準決勝を制したなか、クロップ監督の今季限りでの退任という衝撃的なニュースがクラブに激震を走らせたが、直近のFAカップ4回戦ではノリッジ相手に5-2の快勝。大きな混乱なく良い形でホーム開催のビッグマッチを迎えた。ノリッジ戦からは先発4人を変更。負傷明けのマク・アリスターやファン・ダイク、ソボスライ、ルイス・ディアスと主力が復帰した。対する10位のチェルシーは前節、フルアムとのロンドン・ダービーに1-0で勝利。今季初の3連勝を達成した。以降の2つのカップ戦ではミドルズブラに今季最多6ゴールを挙げて逆転でのEFLカップ決勝進出を果たした一方、FAカップではアストン・ビラ相手に0-0での引き分け再試合に。引き続き一貫性という部分に課題を残した。首位チーム相手にリーグ4連勝を狙ったビッグマッチでは先発1人を変更。ギルクリストに代えてチルウェルが復帰した。互いに前から圧力をかけ合うアグレッシブな入りを見せる。その流れでよりスムーズに前線へボールを供給するリバプールは、絶好調のヌニェスがボックス付近で積極的に足を振っていく。
一連のシュートは先制点に繋がらなかったものの、これでアンフィールドの空気がしっかりと温まると、球際、切り替えの部分で上回るリバプールが完全に試合の流れを掌握。17分にはコナテの絶妙なフィードに抜け出したヌニェスがボックス左に持ち込んで左足のシュートを放つ。だが、ここはGKペトロビッチが見事な反応でボールに触ったことで右ポストを掠めた。
それでも、主導権を渡さないクロップのチームは23分、ハーフウェイライン付近でチルウェルからボールを奪い切ったブラッドリーを起点にカウンターを発動。ボックス手前でパスを受けたジョタがDF2枚の間に強引にドリブルで切れ込むと、交錯しながらもそのままゴール前に持ち込んで左足のシュートを流し込んだ。
ジョタの2試合連続ゴールによって先手を奪ったリバプールはその勢いのままに攻め立てる。31分のカーティス・ジョーンズの決定的なシュートはGKペトロビッチのビッグセーブに阻まれたが、続く39分には中盤でのルイス・ディアスの見事なドリブルでの局面打開から右サイドのスペースに走り込むブラッドリーにラストパスが通ると、絶好調の若武者がボックス右からの対角シュートを突き刺し、この大舞台で圧巻のプレミアリーグ初ゴールを奪ってみせた。
なおも攻撃の手を緩めないリバプールは、前半終了間際に3点目を奪う絶好機が訪れる。セットプレーの流れからボックス内の競り合いでDFバディアシルに足を踏まれたジョタがPKを獲得。しかし、キッカーのヌニェスが右を狙って蹴ったシュートはポストを叩き痛恨の失敗となった。
相手のPK失敗に救われたチェルシーだが、前半は試合終了間際にエンソ・フェルナンデスが苦し紛れに放ったシュート1本のみと青色吐息の戦いに。これを受け、ポチェッティーノ監督はハーフタイムに3枚替えを敢行。チルウェル、マドゥエケ、ギャラガーを下げてグスト、ムドリク、エンクンクを投入した。
すると、後半立ち上がりの51分には右サイドでのボールの出し入れからグストが完璧に背後を取って逆サイドを並走するムドリクにグラウンダーの折り返しを供給。だが、やや難しいバウンドとなったこのボールを左足ダイレクトで狙ったムドリクのシュートは大きく枠を外れた。
開始早々のゴールとはならずも、後半はようやくチェルシーが押し返してビッグマッチらしい拮抗した攻防が繰り広げられたが、末恐ろしい20歳の若武者がまたしても試合を動かす。
65分、最後尾のファン・ダイクが得意の対角フィードを入れると、右サイドのスペースに抜け出したブラッドリーが鋭い縦への持ち出しから右足のピンポイントクロスを供給。これをゴール前にタイミング良く走り込んだソボスライが頭で合わせ、決定的な後半最初のゴールを奪った。
これで勝利を確信したリバプールは、週末に控えるアーセナルとのビッグマッチを睨んで4枚替えを敢行。殊勲のブラッドリーやジョタらを下げてアレクサンダー=アーノルドやロバートソンら強力なメンバーをピッチに送り込む。
だが、この交代は結果的にチェルシーに流れを渡す形に。70分、バディアシル、チュクエメカと繋いでボックス中央のエンクンクの足元にボールが入ると、フランス代表FWは巧みなステップワークからゴール前の密集を抜く左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。
反撃の狼煙を上げるチェルシーのゴールによってここから拮抗した展開も期待されたが、この失点にも動揺を見せない首位チームが押し切る。79分、前線で縦パスをうまく収めたヌニェスが左サイドに流れてグラウンダーの高速クロスを入れると、DFバディアシルの死角から飛び込んで先にボールを触ったディアスがトドメの4点目を奪った。
これでチェルシーの反撃の気勢を完全に削いだホームチームは、危なげなくこのままのスコアで試合をクローズ。この結果、90分の戦いでは公式戦7試合連続ドローが続いていた相手に8戦ぶりの決着を付けてリーグ4連勝を達成。首位をがっちりとキープして週末のアーセナルとのビッグマッチに弾みを付けた。
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