ローマがデ・ロッシ新監督初陣で白星! 指揮官元同僚のエルシャ&ペッレグリーニが殊勲の働き【セリエA】
2024.01.21 04:01 Sun
セリエA第21節、ローマvsエラス・ヴェローナが20日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で勝利した。
モウリーニョ解任をレジェンドの帰還で相殺し、良い雰囲気のなかで幕を開けたオリンピコでの一戦。ボールの主導権争いが続くなか、開始8分にはボーヴェのスルーパスに抜け出したカルスドルプのボックス内でのマイナスの落としからルカクが右足でファーストシュートを放つ。
以降は一進一退の攻防が続くなか、指揮官の現役時代の元チームメイト2人が決定的な仕事を果たす。
続く25分には最後尾のハイセンがタイミングよく差し込んだ縦パスで右サイドに抜け出したルカクがタメを作った後、正確なクロスを供給。中央のエル・シャーラウィがワンタッチでファーに流すと、フリーのペッレグリーニが冷静にボールを収めて左足の強烈なシュートをニア上に突き刺し、現カピターノが元カピターノに貴重な追加点をもたらした。
この直後に筋肉系のトラブルか、スピナッツォーラがプレー続行不可能となり、クリステンセンのスクランブル投入を余儀なくされたローマ。それでも、主導権を相手に譲ることなくゲームをコントロール。カウンターや得意のセットプレーを軸に以降もチャンスを創出し、ハイセンやディバラが3点目に迫った。
2点リードで試合を折り返したローマは後半もボールを握って優勢に進めていくが、56分には右クロスからフォロルンショにダイビングヘッドでゴールネットを揺らされる。ただ、ここはカルスドルプへのオフェンスファウルによってノーゴールの判定となって事なきを得た。
デ・ロッシ監督はこの直後に負傷明けのディバラを下げてザレフスキを右のシャドーに配置する、前体制とは異なる起用法を見せる。
一方、2点差を追うヴェローナは後半頭にボナッツォーリを投入し、2トップ気味の形でゴールを目指すなか、60分過ぎに絶好のチャンス。ボックス内で競り勝ったジュリッチのヘディングがDFジョレンテの右ヒジに当たってPKを獲得。しかし、自らキッカーを務めたジュリッチはシュートを大きくふかしてしまい、痛恨のPK失敗となった。
相手のミスに救われたローマだが、後半はなかなか決定機まで持ち込めず。相手に勝ち点のチャンスを残すと、76分には相手のカウンターからボックス手前に持ち込んだフォロルンショに強烈なミドルシュートを打たれる。コース自体はそこまで厳しくなかったが、ブレ球に逆を突かれる形となったGKルイ・パトリシオがはじき出せずにゴールネットに突き刺さった。
1点差に迫られた上、相手が前線にフレッシュな選手を投入してきたことでデ・ロッシ監督は戦術を変更。エル・シャーラウィに代えてベロッティを投入し、[3-5-2]の後ろ重心の布陣で逃げ切りを意識した戦い方にシフトした。
その後は幾度かのカウンターチャンスで仕留め切れず、最後まで緊迫感のある戦いを強いられたものの、何とかリードを守り切ったローマが2-1で勝利。デ・ロッシ新体制の初陣を飾ると共にリーグ4戦ぶりの白星を手にした。
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コッパ・イタリアでのラツィオ戦敗戦に加え、リーグ3戦未勝利の9位と低迷するローマは、16日にモウリーニョ前監督を電撃解任。その後任としてクラブレジェンドであるデ・ロッシ新監督を招へい。そして、新体制で初陣ではオリンピコに降格圏18位のヴェローナを迎え撃った。デ・ロッシ新監督は指揮官としてオリンピコ初凱旋の一戦に向けて先発5人を変更。GKをルイ・パトリシオに戻したほか、共にサスペンションのマンチーニ、クリスタンテに代えてハイセン、ペッレグリーニを起用。[3-5-2]から[4-3-2-1]に布陣を変更し、負傷明けのディバラがルカク、エル・シャーラウィと共にトリデンテを形成した。以降は一進一退の攻防が続くなか、指揮官の現役時代の元チームメイト2人が決定的な仕事を果たす。
まずは19分、ハーフウェイライン付近でルーズボールを回収したペッレグリーニが左サイドのスペースを狙うエル・シャーラウィを走らせるスルーパスを供給。そのままボックス内に持ち込んだイタリア代表FWは得意のカットインでDFを剥がして複数を引き付けた後、フリーのルカクへプレゼントパス。これを主砲が左足でゴール右隅に流し込んだ。
続く25分には最後尾のハイセンがタイミングよく差し込んだ縦パスで右サイドに抜け出したルカクがタメを作った後、正確なクロスを供給。中央のエル・シャーラウィがワンタッチでファーに流すと、フリーのペッレグリーニが冷静にボールを収めて左足の強烈なシュートをニア上に突き刺し、現カピターノが元カピターノに貴重な追加点をもたらした。
この直後に筋肉系のトラブルか、スピナッツォーラがプレー続行不可能となり、クリステンセンのスクランブル投入を余儀なくされたローマ。それでも、主導権を相手に譲ることなくゲームをコントロール。カウンターや得意のセットプレーを軸に以降もチャンスを創出し、ハイセンやディバラが3点目に迫った。
2点リードで試合を折り返したローマは後半もボールを握って優勢に進めていくが、56分には右クロスからフォロルンショにダイビングヘッドでゴールネットを揺らされる。ただ、ここはカルスドルプへのオフェンスファウルによってノーゴールの判定となって事なきを得た。
デ・ロッシ監督はこの直後に負傷明けのディバラを下げてザレフスキを右のシャドーに配置する、前体制とは異なる起用法を見せる。
一方、2点差を追うヴェローナは後半頭にボナッツォーリを投入し、2トップ気味の形でゴールを目指すなか、60分過ぎに絶好のチャンス。ボックス内で競り勝ったジュリッチのヘディングがDFジョレンテの右ヒジに当たってPKを獲得。しかし、自らキッカーを務めたジュリッチはシュートを大きくふかしてしまい、痛恨のPK失敗となった。
相手のミスに救われたローマだが、後半はなかなか決定機まで持ち込めず。相手に勝ち点のチャンスを残すと、76分には相手のカウンターからボックス手前に持ち込んだフォロルンショに強烈なミドルシュートを打たれる。コース自体はそこまで厳しくなかったが、ブレ球に逆を突かれる形となったGKルイ・パトリシオがはじき出せずにゴールネットに突き刺さった。
1点差に迫られた上、相手が前線にフレッシュな選手を投入してきたことでデ・ロッシ監督は戦術を変更。エル・シャーラウィに代えてベロッティを投入し、[3-5-2]の後ろ重心の布陣で逃げ切りを意識した戦い方にシフトした。
その後は幾度かのカウンターチャンスで仕留め切れず、最後まで緊迫感のある戦いを強いられたものの、何とかリードを守り切ったローマが2-1で勝利。デ・ロッシ新体制の初陣を飾ると共にリーグ4戦ぶりの白星を手にした。
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