アトレティコ・マドリー

Club Atletico de Madrid S.A.D.
国名 スペイン
創立 1903年
ホームタウン マドリード
スタジアム シビタス・メトロポリターノ 、エスタディオ・メトロポリターノ
愛称 アトレティ、ロヒブランコス(赤と白)、コルチョネロス(マットレス屋)

今季の成績

ラ・リーガ 勝点 勝数 引分数 負数 得点 失点 得失差 試合数
3 ビジャレアル 21 6 3 2 20 19 1 11
4 アトレティコ・マドリー 20 5 5 1 16 7 9 11
5 マジョルカ 18 5 3 3 10 8 2 11
UEFAチャンピオンズリーグ 勝点 勝数 引分数 負数 得点 失点 得失差 試合数
26 クラブ・ブルージュ 3 1 0 2 2 6 -4 3
27 アトレティコ・マドリー 3 1 0 2 3 8 -5 3
28 PSV 2 0 2 1 3 5 -2 3
ニュース 人気記事 選手一覧 試合日程

アトレティコ・マドリーのニュース一覧

先週末に行われた第20節ではスーペル・コパ参戦組の試合がなかったなか、ジローナとアスレティック・ビルバオが暫定ながら順位を上げている。 スーペル・コパ、コパ・デル・レイの戦いを経て迎えた第21節は、上位陣が下位相手と対峙する一節に。そのなかで最注目は7位のベティスと4位のバルセロナが対峙する強豪対決だ。 先 2024.01.19 19:00 Fri
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レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が悔しさをあらわにした。クラブ公式サイトが伝えた。 10日にスーペル・コパ・デ・エスパーニャの準決勝でアトレティコ・マドリーと対戦していたレアル・マドリー。延長戦の末5-3で勝利していた中、18日に今度はコパ・デル・レイのラウンド16でアトレティコと対戦した。 2024.01.19 12:04 Fri
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アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督がマドリード・ダービーの勝利を振り返った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 10日に行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝では延長戦の末、レアル・マドリーに3-5で涙のアトレティコ。続く18日に行われたコパ・デル・レイのラウンド16で再びマドリーと相 2024.01.19 10:42 Fri
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ユベントスのイタリア代表FWモイゼ・ケアン(23)がアトレティコ・マドリー行きに近づいているようだ。 今季のここまでセリエA12試合で不発が続くなか、ケナン・ユルドゥズの台頭や、アルカディウシュ・ミリクの復調に押され、ますます出番が限られるケアン。この冬にローン移籍が取り沙汰される。 モンツァや、フィオレン 2024.01.19 09:45 Fri
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コパ・デル・レイのラウンド16、アトレティコ・マドリーvsレアル・マドリーが18日にシビタス・メトロポリターノで行われ、120分の激闘を4-2で制したアトレティコが準々決勝進出を決めた。 前ラウンドで3部のルーゴを破って初戦突破を果たしたアトレティコ。しかし、直近のスーペル・コパ準決勝では120分の激闘の末に宿敵 2024.01.19 08:15 Fri
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【ラ・リーガ第11節プレビュー】今季最初のエル・クラシコ! 今季初連勝狙うソシエダはオサスナ戦

先週末に行われた第10節はバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーの3強が揃って勝利。また、唯一未勝利だったラス・パルマスがバレンシアとの下位対決を制して初勝利を挙げている。 10月最終週に開催される今節は2位のレアル・マドリーと、首位のバルセロナが勝ち点3差で激突する、今シーズン最初のエル・クラシコが開催される。 マドリーは前節、難敵セルタとのアウェイゲームをFWムバッペ、FWヴィニシウス・ジュニオールの両エースによるゴールで2-1の勝利。セルタの決定力次第では取りこぼしの可能性もあったが、持ち味の勝負強さを発揮した。 続くチャンピオンズリーグ(CL)では昨季決勝のリターンマッチとなったドルトムント戦で圧巻のレモンターダを達成。前半を2点ビハインドで終えたが、後半に一気にギアを上げると、ヴィニシウスの圧巻のトリプレーテにDFルーカス・バスケスの決勝点などで5-2の逆転勝利。まさにベルナベウ劇場というど派手な内容で、ホーム開催の伝統の一戦に弾みを付けた。ただ、同試合では守護神クルトワ、FWロドリゴが負傷し、長期離脱中のDFカルバハルに続く離脱者を出して大一番に臨む形となった。 一方、バルセロナは前節、ホームでセビージャと対戦し、FWレヴァンドフスキとMFパブロ・トーレのドブレーテ共演によって5-1のマニータの圧勝。続くCLでは直近6戦全敗だった天敵バイエルン相手にフリック新体制初のビッグマッチで、その真価を示した。 FWハフィーニャの開始1分の電光石火弾の後は押し込まれて同点ゴールを奪われたが、前半終盤にレヴァンドフスキの恩返しゴールで勝ち越し。さらに、前半終了間際と後半序盤にハフィーニャがゴールを重ねてトリプレーテを達成。以降は危なげないゲームクローズでブンデスリーガ首位チーム相手に4-1で完勝した。対戦相手と異なり、こちらは負傷明けのMFダニ・オルモ、MFガビ、MFフレンキー・デ・ヨングが状態を上げており、敵地での大一番へ準備万端だ。 前節、レガネス相手の3-1の快勝で公式戦4試合ぶりの白星を挙げたアトレティコ。しかし、直近のCLリール戦ではマドリーに今季初黒星を与えた曲者に1-3で敗戦。CLではベンフィカ戦に続く連敗となった。相手のミスを突いた前半序盤のFWアルバレスのゴールで先制に成功したが、後半序盤に同点ゴールを奪われると、MFコケのかなり微妙なボックス内のハンドで与えたPK、不運なディフレクトによってFWデイビッドに2ゴールを叩き込まれて逆転負けした。物議を醸すPK献上が大きく響いた一方、主力を欠くディフェンスラインや最適解を見いだせない中盤や前線に問題を抱えていることは事実で、難敵ベティスのホームに乗り込む今回の一戦では攻守両面で改善を示したい。 MF久保建英を擁するレアル・ソシエダは、今季初のリーグ戦連勝を懸けて曲者オサスナとのホームゲームに臨む。ジローナとの強豪対決となった前節はFWオヤルサバルの今季初ゴールを守り切ってウノセロ勝利。さらに、ヨーロッパリーグ(EL)では今季EL初先発となった久保を左ウイング、オヤルサバルを右ウイングに配置する新たな形からマッカビ・テルアビブにDFパチェコ、DFセルヒオ・ゴメスのゴールによって2-1の勝利。新たなオプションもまずまず機能し、EL初勝利を手にした。75分間のプレータイムとなった久保に関しては中2日のホームゲームで引き続きスタメン起用が見込まれる。イマノル監督の起用法次第ではあるが、チャンスメイクとフィニッシャーの双方での活躍を期待したい。 FW浅野拓磨が負傷離脱中の6位マジョルカは、マンデーナイトの一戦で5位アスレティック・ビルバオとの同勝ち点対決に挑む。前節はラージョ相手にウノセロ勝利を収めて連敗ストップ後の一戦でしっかり白星を取り戻した。昨季コパ・デル・レイ決勝で苦杯をなめた因縁の相手に対して、コンディション面のアドバンテージを活かしてリベンジしたい。 その他では4位のビジャレアル、クラブ史上初のCL勝利で勢いづくジローナ、ラス・パルマスに初白星を献上して最下位に転落したバレンシアといったチームの戦いにも注目だ。 《ラ・リーガ第11節》 ▽10/25(金) 《28:00》 エスパニョール vs セビージャ ▽10/26(土) 《21:00》 バジャドリー vs ビジャレアル 《23:15》 ラージョ vs アラベス 《25:30》 ラス・パルマス vs ジローナ 《28:00》 レアル・マドリー vs バルセロナ ▽10/27(日) 《22:00》 レガネス vs セルタ 《24:15》 ヘタフェ vs バレンシア 《26:30》 ベティス vs アトレティコ・マドリー 《29:00》 レアル・ソシエダ vs オサスナ ▽10/28(月) 《29:00》 マジョルカ vs アスレティック・ビルバオ 2024.10.25 19:00 Fri
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「あのPKは何だ?」CL連敗となったアトレティコ…シメオネ監督は疑惑のPKシーンに不満「3ゴールを決められなかったのは我々の力不足だが…」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、敗戦となったチャンピオンズリーグ(CL)での判定に疑問を投げかけた。スペイン『マルカ』が伝えている。 アトレティコはホームで行われたCLリーグフェーズ第3節でリールと対戦。前節ベンフィカ相手にまさかの完敗を喫したチームは、開始早々にフリアン・アルバレスのゴールで先制するも、その後は再三のチャンスを活かせずハーフタイムへ。後半は61分に同点弾を許すと、71分にはPKから逆転を許す事態に。反撃に移りたいところだったが、逆に終了間際に3失点目を奪われてしまい1-3で敗れた。 まさかのCL2連敗となったシメオネ監督は決定力の問題に触れつつ、PKの場面に言及。どのプレーがPKを与えるファウルとなったのか明確でないことを問題視しており、説明があることを願っている。 「これは美しい大会だ。前半、我々のようなプレーをして3-0とするチャンスがありながら、納得のいくプレーができなかった場合、後半のようなことが起こりうる。彼らは1-1とする素晴らしいゴールを決めた。そしてその後、あのPKが何だったのかについて言えることを願っている」 「(PKの場面は)何もなかっただろう。審判は最初にハンド、それからプッシングと言った。何か分かると良いんだがね。UEFAの誰かに、主審は正しく、VARは何かの理由で介入しなかったと言ってもらおう。そしていつか、これが我々にとって有利になることを願っている」 「試合は1-2の状況に持ち込まれてしまった。リスボンでのベンフィカ戦では、我々のプレーは悪かったと思う。だが今日は、3本の枠内シュートを打たれ3失点をしてしまった」 「審判の残酷なミスやVARの前に、3ゴールを決められなかったのは我々の力不足だ。3、4ゴールは奪えるシチュエーションがあった良い試合だったが、この大会が求めてくる力強さがなかったと思う」 「チャンスはあったが、PKのせいもあって試合は進むはずのないところに進んでしまった。我々のCLは、2試合で7失点と非常に複雑な状況にある」 2024.10.24 12:20 Thu
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アトレティコがホームで逆転負け…リールはマドリード勢に連勝!【CL】

アトレティコ・マドリーは23日、チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でリールとエスタディオ・メトロポリターノで対戦し1-3で敗戦した。 前節のベンフィカ戦で完敗を喫したアトレティコは、直近のレガネス戦からスタメンを4人変更。アンヘル・コレアやバリオス、リケルメらに代えてアルバレスやギャラガー、デ・パウルらをスタメンで起用。最前線にセルロート、シャドーにグリーズマンとアルバレスを据えた[4-3-2-1]の布陣で試合に臨んだ。 前節レアル・マドリーから大金星を挙げたリールに対し、アトレティコは8分にチャンス。リールの最終ラインにハイプレスをかけると、DFトゥーレの不用意なバックパスをカットしたアルバレスがゴール右隅にシュートを流し込んだ。 幸先良く先制したアトレティコは21分、グリーズマンのロングスルーパスで抜け出したセルロートがボックス左まで切り込みシュートを放つが、これは相手GKがセーブ。さらにセルロートは、32分にもグリーズマンの絶妙な左クロスから決定機を迎えたが、このシュートは枠を外した。 アトレティコは直後の33分にも、ショートコーナーの流れからヒメネスがヘディングシュートがゴールに迫ったが、これはGKシュヴァリエが右手一本で弾き出し、前半は1-0で終了した。 迎えた後半は立ち上がりから拮抗した展開が続くなか、アトレティコは61分に失点を許す。12のパスをバイタルエリア右で受けたシェグロヴァがカットインから左足一閃。DFヒメネスにディフレクトしたボールがゴール左隅に突き刺さった。 さらにアトレティコは71分、セットプレーのこぼれ球をボックス内のコケがクリアしようとするが、先に反応したアンドレの足を蹴ってしまい、VARの末にPKを献上。このPKをキッカーのデイビッドが冷静にゴール中央に沈めた。 逆転を許したアトレティコは86分、左サイド深くまで切り込んだリーノのクロスからG・シメオネにチャンスが訪れたが、ボレーシュートはゴールカバーに入ったDFアレクサンドロのブロックに阻まれた。 前がかるアトレティコに対し、リールが89分に試合を決定づける。ボックス左深くから侵入したサハラウィのクロスはGKオブラクが弾くも、こぼれ球をグズムンドソンがボレーシュートで狙うと、ゴール右に逸れたボールをデイビッドが左足でゴールに流し込んだ。 結局、試合はそのまま1-3でタイムアップ。ホームでまさかの完敗を喫したアトレティコはCL連敗、一方のリールはマドリード勢に連勝を飾った。 アトレティコ・マドリー 1-3 リール 【アトレティコ】 フリアン・アルバレス(前8) 【リール】 エドン・シェグロヴァ(後16) ジョナサン・デイビッド(後30)【PK】 ジョナサン・デイビッド(後44) 2024.10.24 06:15 Thu
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スアレスのバルサ退団劇、同胞フォルランが皮肉交じりに語る

元ウルグアイ代表FWのディエゴ・フォルラン氏がウルグアイ代表FWルイス・スアレスのバルセロナ退団劇に言及した。 2014年夏にリバプールからバルセロナに加わり、クラブ歴代3位の公式戦通算198ゴールを誇ったスアレスだが、今季から指揮を執るロナルド・クーマン監督の構想から外れ、25日にアトレティコ・マドリーに移籍した。 大きな話題をさらったスアレスのアトレティコ行きだが、フォルラン氏からすれば、驚きでも何でもないようだ。スペイン『Radio MARCA』で同胞の移籍劇について、こう述べた。 「あのクラブのスアレスに対する仕打ちは彼らの歴史上でほかの選手の身にも起こったことだ」 「最も重要なのは彼がバルセロナのためにすべてを尽くしたということ。彼自身が後悔することは何もない」 元スペイン代表FWのダビド・ビジャ氏ら歴代点取り屋をあっさりと手放してきたバルセロナの歴史を皮肉交じりに指摘したフォルラン氏。自身の古巣でもあるアトレティコでスアレスの活躍を期待した。 「スアレスのような選手はアトレティのようなクラブでうまくやれる。家にいるような感覚になると思う。彼がチームの力となり、トップポジションを目指して戦ってくれるのを願う」 また、「スアレス、ジョアン・フェリックス、ジエゴ・コスタがアトレティコ・マドリーのトリデンテを形成し得る」と語り、チームとしての新たな形にも期待を膨らませている。 2020.09.26 11:50 Sat
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何度も繰り返された光景を見た…/原ゆみこのマドリッド

「もう慣れっこになって怒る気にもなれない」そんな風に私が溜息をついていたのは水曜日、CL3節をプレーしたスペイン勢の中で、負けたのはアトレティコだけだったのに気がついた時のことでした。いやあ、その日はメトロポリターノでリール戦を見ていたため、バルサがモンジュイックで4-1と見事にバイエルンを粉砕。ラフィーニャのハットトリックやレバンドフスキ、ハリー・ケーンらのゴール映像を目にしたのは、アトレティコの選手たちが出て来るのをミックスゾーンで待ちながらだったんですけどね。このオールホームゲーム節では前日、まだ未勝利だったジローナまで、ミゲル・グティエレスとファンペのゴールでスロバン・ブラスチラバに2-0と快勝。 もちろん、その火曜開催組の方ではお隣さん、レアル・マドリーもドルトムントにきっちりお家芸、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)で5-2と勝利しているんですが、うーん、2022-23シーズンのDecimocuarta(デシモクアルタ/14回目のCL優勝のこと)に至る決勝トーナメント以来、サンティアゴ・ベルナベウではあまりに当たり前の風景になってしまいましたからねえ。その頃はまだ、スタンドが大改造中で、かなりピッチに近いところにプレス席が位置。目の前で繰り広げられる怒涛のレモンターダラッシュを私も呆気に取られて見ていたものですが、ほぼ完成形に近づいた今のプレス席が8階という高みにあるせいもある? おかげで逆転の感動も目に映る選手の大きさ同様、米粒大になってしまった気もしなくはないんですが…いや、まずはそのドルトムント戦がどんな試合だったか、お伝えしていくことにすると。いやあ、2節では伏兵、リールにアウェイで1-0と負けていたマドリーだったため、気合を入れて、ピッチに立ったはずだったんですけどね。そこはファンもわかっていて、選手入場の時にはfondo sur/フォンド・スール(南側ゴール裏)にCLトロフィーを抱えたバイキング(マドリーの愛称の1つ)が描かれた大幕と白と紫のモザイクが登場し、十八番の大会の雰囲気を盛り上げていたんですが、どうにも今季、とりわけ前半は不活発なプレーが続くホームチームの悪癖は治らず。 実際、アンチェロッティ監督も「Hemos estado tímidos en la primera parte, no hemos sido intensos con balón/エモス・エスタードー・ティミドス・エンラ・プリメーラ・パルテ、ノー・エモス・シードー・インテンソス・コン・バロン(前半のウチはどこか内気で、ボールを持った時の激しさがなかった)」と認めていた程だったんですけどね。それでも0-0で収めれば、別に良かったところ、30分には守備の穴を突かれ、ギラシーのパスから、マレンに先制ゴールを奪われてしまったから、ビックリしたの何のって。 更にその4分後にもドルトムントは、今度はマレンのラストパスをバイノー=ギテンスが撃ち込んで、あっという間に2点差になったとなれば、39分にはブラントのミドルシュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)で弾いたGKクルトワが、「Era demasiado fácil/エス・デマシアドー・ファシル(あまりに簡単すぎだ)」と怒っていたのも当然だった?まあ、その件を「ブラントはコントールしてシュートできた。Obviamente he hecho una buena parada/オビアメンテ・エ・エッチョー・ウナ・ブエナ・パラダ(ボクがいいセーブをしたのは明らかだけど)、0-3でハーフタイムに入る可能性もあった」と自画自賛混じりに語ってしまうのは、いかにもクルトワらしいんですけどね。結果、スタンドからpito(ピト/ブーイング)を浴びて、ロッカールームに戻った選手たちは…。 ええ、ここがまさにマドリーが他のチームと違うところで、後半のヒーローとなったビニシウスが語ったところによると、「無言でロッカールームに戻って、監督の言葉を聞いた。Y dijimos una sola cosa,si marcamos el primero vamos a remontar otra vez/イ・ディヒモス・ウナ・ソラ・コーサ・シー・マルカモス・エル・プリメーロ・バモス・ア・レモンタール・オトラ・ベス(ボクらが唯一、話したのは、1点目を取れば、また逆転するだろうってことだけだ)」そうなんですけどね。同様にアンチェロッティ監督も「3点取る話をするのは夢物語だから、ディテールについて話した。いいパスを送ること、ドゥエルに勝つこと。Había que ganar la dinámica del partido/アビア・ケ・ガナール・ラ・ディナミカ・デル・パルティードー(試合の流れを引き寄せないといけなかった)。それが勝利に繋がるからね」と説明していたんですが、当然ながら、言うは易く行うは難し。 それを簡単にやってしまうのがマドリーで、いえ、早くも後半8分には、今季からドルトムントを率いることになった、36才のヌリ・シャヒン監督が守りに入り、バイノー=ギテンスの代わりにアントンを入れ、3CB制を取ってくれたおかげもあるんですけどね。15分にはエムバペのクロスから、リュディガーがヘッドを決め、反撃の狼煙を上げたマドリーはもう2分後には、今度はエムバペのゴールと平行するパスをシュロッターベックがクリアし損ね、そのボールをビニシウスがシュート。最初は主審にオフサイドにされてしまったものの、VAR(ビデオ審判)チェックにより、晴れて2-2のスコアになっているんですから、まったく仕事が早い。 あっという間に同点にされてしまったシャヒン監督は、うーん、彼がマドリーにいた2011-12シーズン、モウリーニョ監督時代のチームはそこまで、レモンターダの鬼ではなかったんですけどね。屋根をクローズしたベルナベウの音響効果もあって、どんどんホームファンの応援が白熱していくのにも影響されたが、マレンの代わりにMFのグロスを投入したんですが、スイッチの入ったマドリーを止めるのはまず不可能。それにはもちろん、37分にはクルトワがバイアーのシュートを弾き、2-3になるのを防いでくれたおかげもあって…。 38分、ロドリゴが負傷してまで、ゴールラインを越えそうなボールを救った後、ルーカス・バスケスがとうとう、逆転のゴールを挙げてくれたんですよ。さすがにこれにはドルトムントも力が抜けてしまったか、あとはビニシウスが41分、自陣からドリブルを開始して、エリア前からの弾丸シュートを突き刺すと、ロスタイムにも5点目をゲット。5-2の完勝を飾っただけでなく、自身もハットトリックを達成して、来週月曜に発表となるバロンドール受賞の前祝いをしていたんですが、え?昨季のCL決勝では2-0でマドリーが勝ったチームから、かなりメンバーの落ちているドルトムントには逆転できても、相手がバルサとなるクラシコ(伝統の一戦)では難しいんじゃないかって? まあ、それは当然の懸念で、ええ、ビニシウスも「Tenemos que mejorar y jugar así desde el principio porque si no el míster no aguanta/テネモス・ケ・モホラル・イ・フガール・アシー・デスデ・エル・プリンシピオ・シー・ノー・エル・ミステル・ノー・アグアンタ(ボクはら改善してかないと。最初からこんな風にプレーするようにね。じゃなきゃ、監督がもたない)」と反省していたんですけどね。クロースが引退して抜けた今季のプレーには物申す点が多いとはいえ、マドリーには抜群のゴール力があるのも事実。この日は不発だったエムバペだって、2021年のCL16強対決ではバルサ相手にハットトリックを挙げていますし、土曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのベルナベウではきっと双方のゴールが沢山、見られるんじゃないかと。 というのも実はドルトムント戦翌日、マドリーではGKクルトワが昨季、ヒザの靭帯断裂した左脚の太ももを再び痛めたことが発覚し、全治10日間に。ロドリゴも右太ももの肉離れで全治20日間なんですが、果たしてGKルニンにレバンドフスキを始め、ジャマル、ラフィーニャ、ダニ・オルモらのシュートを全て止めることができるのかは疑問。とにかく撃ち合いに負けなければいいだけですが、首位のバルサと2位のマドリーには勝ち点3の差がありますからね。これが倍になると、さすがのマドリーでも首位攻略に時間がかかってしまうため、せめて現状維持を図れるといいですよね。 そして水曜にはアトレティコがリールをメトロポリターノに迎えたんですが、いやあ、ホントにフレンテ・アトレティコ(ウルトラのグループ)には困ったもんですよね。そう、リーガ前節のレガネス戦ではマドリーダービー時の物投げ込み騒動を咎められ、応援団のいる南側ゴール裏の1階区画が丸々、閉鎖となった後、この日は普通に入れるようになったんですが、やっぱり現行犯で身バレしたメンバーがスタジアムやクラブから永久追放されたのが不服だったんでしょう。天下のCL戦というのに応援ストを決行したため、横断幕や旗などもなく、ベルナベウとはかなり様相が違うことに。 まあ、それでも昨季の応援スト中やレガネス戦でも学習した他のファンたちは、先導がなくてもできる自分たちなりの応援、クラブ歌の合唱などをして、一生懸命、場を盛り上げていたんですが、ええ、開始8分にはリールの若手CB、トゥーレがGKへのバックパスを誤り、ボールを奪ったフリアン・アルバレスが早くも先制ゴールを挙げてくれたというのもあったんですけどね。ただ、誰もが予想していなかったのはセルロートのモラタ化。だってえ、前半だけで敵GKシュバリエとの1対1のチャンスが3度もありながら、ことごとく失敗しているんですよ。 アトレティコにしては久々にプレスの効いたいいプレーをしていただけに、まさに何かの呪いとしか思えませんが、とりあえず、後半は1-0のままでスタート。それが8人も欠場者がいて、2節でお隣さんを倒したチームから、かなりメンバーが欠けていたリールだというのに、16分、カベラの負傷で前半16分から途中出場していたシュグロバにエリア前から、golazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決められてしまったから、さあ大変!おまけに25分には、リールの蹴ったFKのボールをエリア内で争っている際に主審からペナルティを宣告され、場内はほぼパニック状態に。 だってえ、後でシメオネ監督も「Ojalá encontremos algo para decir que fue penal/オハラ・エンコントレモス・アルゴ・パラ・デシール・ケ・フエ・ペナル(ペナルティである理由が見つかったらいいんだが)。主審は最初、ハンドだと言っていたが、それは敵の手に当たったもので、次はコケが何かしたからだと」と困惑していたんですが、TVのコメンテーターらも誰1人、理由がわからないペナルティだったんですよ。結局、VARによる見直しも行われず、マドリー戦同様、ディビッドがPKを決めて、リールに逆転されてしまったとなれば、アトレティコ勢が怒るのも当然かと。 それでもお隣さんであれば、ホームですし、粛々と根性のレモンターダを完遂したんじゃないかと思いますが、生憎、アトレティコのレモンターダ能力はせいぜい、弟分のレガネス相手が限界。すぐにサムエル・リノやジュリアーノを投入して、反撃していったものの、やはりゴールは決まらず、それどころか、44分にはディビッドの3点目で止めを刺され、最後は1-3で負けているとなれば、ええ、この先、2試合はPSG、スパルタ・プラハと恐怖のアウェイゲームが続きますからね。2節のベンフィカ戦、これもアウェイで4-0と惨敗しているせいもあって、すでに順位も決勝トーナメント16強対戦プレーオフ圏外の27位に落ちてしまった彼らが、この新バージョンCLで生き残ることができるのか、不安になってきたのはきっと、私だけではない? まあ、アトレティコのCLでは近年、信じられないような惨状も目にしているため、今更ながら、嘆いても仕方ないんですが、差し迫った脅威は日曜午後6時30分(日本時間翌午前1時30分)からのベティス戦。もちろん、ベニト・ビジャマリン開催となるからですが、唯一、有利なのは木曜に相手はコンフェレンスリーグのコペンハーゲン戦で引分け、中1日少ないことぐらいかと。相変わらず、バリオス、ル・ノルマン、アスピリクエタをケガで欠く彼らが勝ち点3を持って帰れるかは甚だ疑問ですが、せっかく上位2チームが星を潰しあう中、せめてリーガ3位の座ぐらいはキープしてほしいものです。 そして今週はミッドウィークフリーだったマドリッドの弟分チームたちの週末の予定も告げておくと、土曜のクラシコ前にはラージョがエスタディオ・バジェカスでアラベス戦。前節はムリキのゴールで1-0と負けて、マジョルカから帰って来たイニゴ・ペレス監督のチームですが、現在、9位の彼らは勝てば、ヨーロッパの大会出場圏に近づけますからね。ハメス・ロドリゲス、ムミン、パテ・シスの出場が微妙とはいえ、何とかファンにホームでの今季2勝目をプレゼントできたらいいのですが。 一方、南部の2チームはどちらも日曜にホームゲームとなり、レガネスが午後2時からブタルケにセルタを向けた後、午後4時15分にはヘタフェがコリセウムでバレンシア戦。前者は降格圏ギリギリの17位、後者もたった勝ち点1多いだけの16位と結構、渋い位置にいるため、ファンの応援が受けられる今節は必勝を目指してもらいたいところですが…ヘタフェはボルハ・マジョラルの回復待ち、レガネスは新加入のハラーがまだ未得点という、ゴールの問題があるのは辛いところですよね。 2024.10.25 23:00 Fri

アトレティコ・マドリーの選手一覧

1 GK フアン・ムッソ
1994年05月06日(30歳) 191cm 1 0
13 GK ヤン・オブラク
1993年01月07日(31歳) 188cm 87kg 13 0
31 GK アントニオ・ゴミス
2003年05月20日(21歳) 0 0
33 GK アレハンドロ・イトゥルベ
2003年09月02日(21歳) 186cm 0 0
2 DF ホセ・マリア・ヒメネス
1995年01月20日(29歳) 185cm 77kg 12 1
3 DF セサル・アスピリクエタ
1989年08月28日(35歳) 178cm 5 0
15 DF クレマン・ラングレ
1995年06月17日(29歳) 186cm 81kg 2 0
16 DF ナウエル・モリーナ
1997年12月02日(26歳) 175cm 11 0
20 DF アクセル・ヴィツェル
1989年01月12日(35歳) 186cm 73kg 9 0
21 DF ハビ・ガラン
1994年11月19日(29歳) 172cm 5 0
23 DF ヘイニウド・マンダヴァ
1994年01月21日(30歳) 180cm 13 0
24 DF ロビン・ル・ノルマン
1996年11月11日(27歳) 187cm 8 0
27 DF イリアス・コスティス
2003年02月27日(21歳) 188cm 0 0
DF ヘロニモ・スピーナ
2005年02月09日(19歳) 0 0
4 MF コナー・ギャラガー
2000年02月06日(24歳) 182cm 11 2
5 MF ロドリゴ・デ・パウル
1994年05月24日(30歳) 180cm 70kg 13 0
6 MF コケ
1992年01月08日(32歳) 176cm 77kg 14 1
8 MF パブロ・バリオス
2003年06月15日(21歳) 6 0
11 MF トマ・レマル
1995年11月12日(28歳) 171cm 63kg 1 0
12 MF サムエウ・リーノ
1999年12月23日(24歳) 178cm 12 0
14 MF マルコス・ジョレンテ
1995年01月30日(29歳) 184cm 74kg 10 2
17 MF ロドリゴ・リケルメ
2000年04月02日(24歳) 174cm 8 0
28 MF アイトール・ヒスメラ
2004年02月21日(20歳) 0 0
29 MF ハビエル・セラーノ
2003年01月16日(21歳) 178cm 1 0
7 FW アントワーヌ・グリーズマン
1991年03月21日(33歳) 176cm 73kg 14 4
9 FW アレクサンダー・セルロート
1995年12月05日(28歳) 195cm 14 3
10 FW アンヘル・コレア
1995年03月09日(29歳) 171cm 70kg 13 2
19 FW フリアン・アルバレス
2000年01月31日(24歳) 173cm 14 4
22 FW ジュリアーノ・シメオネ
2002年12月18日(21歳) 8 0
監督 ディエゴ・シメオネ
1970年04月28日(54歳)

アトレティコ・マドリーの試合日程

ラ・リーガ
第1節 2024年8月19日 2 - 2 vs ビジャレアル
第2節 2024年8月25日 3 - 0 vs ジローナ
第3節 2024年8月28日 0 - 0 vs エスパニョール
第4節 2024年8月31日 0 - 1 vs アスレティック・ビルバオ
第5節 2024年9月15日 3 - 0 vs バレンシア
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第1節 2024年9月19日 2 - 1 vs RBライプツィヒ
ラ・リーガ
第6節 2024年9月22日 1 - 1 vs ラージョ・バジェカーノ
第7節 2024年9月26日 0 - 1 vs セルタ
第8節 2024年9月29日 1 - 1 vs レアル・マドリー
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第2節 2024年10月2日 4 - 0 vs ベンフィカ
ラ・リーガ
第9節 2024年10月6日 1 - 1 vs レアル・ソシエダ
第10節 2024年10月20日 3 - 1 vs レガネス
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第3節 2024年10月23日 1 - 3 vs リール
ラ・リーガ
第11節 2024年10月27日 1 - 0 vs レアル・ベティス
第12節 2024年11月3日 22:00 vs ラス・パルマス
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第4節 2024年11月6日 29:00 vs パリ・サンジェルマン
ラ・リーガ
第13節 2024年11月10日 24:15 vs マジョルカ
第14節 2024年11月24日 vs アラベス
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第5節 2024年11月26日 26:45 vs スパルタ・プラハ
ラ・リーガ
第15節 2024年12月1日 vs レアル・バジャドリー
第16節 2024年12月8日 vs セビージャ
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第6節 2024年12月11日 26:45 vs スロバン・ブラチスラヴァ
ラ・リーガ
第17節 2024年12月15日 vs ヘタフェ
第18節 2024年12月15日 vs バルセロナ
第19節 2025年1月11日 vs オサスナ
第20節 2025年1月19日 vs レガネス
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第7節 2025年1月21日 29:00 vs レバークーゼン
ラ・リーガ
第21節 2025年1月26日 vs ビジャレアル
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ第8節 2025年1月29日 29:00 vs ザルツブルク
ラ・リーガ
第22節 2025年2月2日 vs マジョルカ
第23節 2025年2月9日 vs レアル・マドリー
第24節 2025年2月16日 vs セルタ
第25節 2025年2月23日 vs バレンシア
第26節 2025年3月2日 vs セビージャ
第27節 2025年3月9日 vs ヘタフェ
第28節 2025年3月16日 vs バルセロナ
第29節 2025年3月30日 vs エスパニョール
第30節 2025年4月6日 vs セビージャ
第31節 2025年4月13日 vs レアル・バジャドリー
第32節 2025年4月20日 vs ラス・パルマス
第33節 2025年4月23日 vs ラージョ・バジェカーノ
第34節 2025年5月4日 vs アラベス
第35節 2025年5月11日 vs レアル・ソシエダ
第36節 2025年5月14日 vs オサスナ
第37節 2025年5月18日 vs レアル・ベティス
第38節 2025年5月25日 vs ジローナ