エネル・バレンシア Enner VALENCIA

ポジション FW
国籍 エクアドル
生年月日 1989年04月11日(35歳)
利き足
身長 170cm
体重
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今季トルコリーグ得点王のエネル・バレンシアがインテルナシオナウ加入!

インテルナシオナウは13日、フェネルバフチェを退団したエクアドル代表FWエネル・バレンシア(33)の加入を発表した。契約期間は3年となる。 エクアドル代表の歴代最多得点記録を保持するバレンシアは、母国でプロデビュー後、パチューカやウェストハム、エバートン、ティグレスでプレー。 2020年の夏に加入したフェネルバフチェでは、在籍3シーズンで公式戦116試合59ゴール17アシストをマーク。今シーズンはスュペル・リグで29ゴールを挙げて得点王に輝いていた。 ロマーノ氏のよれば、今季限りでフェネルバフチェとの契約満了を迎えるE・バレンシアに対し、インテルナシオナウは2025年までの正式オファーを提示。すでに選手との事前契約で合意に至っており、現在はサインを待っている状態とのことだ。 なお、積極補強を敢行しているインテルナシオナウは、元ブラジル代表FWルイス・アドリアーノ、レバークーゼンのチリ代表MFチャルレス・アランギスらがヨーロッパから復帰していた。 2023.06.14 13:40 Wed

インテルナシオナウ、ルイス・アドリアーノに続き今夏にエクアドル代表FWバレンシア獲得か

フェネルバフチェに所属するエクアドル代表FWエネル・バレンシア(33)が、今季終了後にインテルナシオナウへフリーで加入するようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。 エクアドル代表の歴代最多得点記録を保持するE・バレンシアは、母国でプロデビュー後、パチューカやウェストハム、エバートン、ティグレスでプレー。 2020年の夏に加入したフェネルバフチェは、在籍3シーズンで公式戦通算98試合49得点をマーク。今季もここまで公式戦30試合で23ゴール4アシストを記録していた。 ロマーノ氏のよれば、今季限りでフェネルバフチェとの契約満了を迎えるE・バレンシアに対し、インテルナシオナウは2025年までの正式オファーを提示。すでに選手との事前契約で合意に至っており、現在はサインを待っている状態とのことだ。 新シーズンに向けて積極補強を敢行しているインテルナシオナウは、元ブラジル代表FWルイス・アドリアーノの復帰を発表。さらに今夏には、レバークーゼンのチリ代表MFチャルレス・アランギスの8年ぶりの復帰も決まっている。 2023.02.24 01:11 Fri

エクアドル代表、負傷交代の2戦3発バレンシアが次戦も出場へ 「痛みとともに」

エクアドル代表FWエネル・バレンシアが、カタール・ワールドカップ(W杯)グループA最終戦のセネガル代表戦も出場すると口にした。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 エクアドル代表は25日の第2戦でオランダ代表と対戦し、序盤に先制を許して苦しいスタートとなったが、その後は一方的に攻め込む展開に。後半の立ち上がりにバレンシアが同点弾を記録し、1-1のドローで強豪オランダと勝ち点1を分け合う形となった。 第1戦のカタール代表戦でも2得点のバレンシアはこれで大会3得点目を記録したが、後半途中に足を痛めて負傷交代しており、ベンチでは意気消沈した様子も。それでも、試合後のインタビューでは決勝トーナメント進出がかかる第3戦のセネガル代表戦にも出場意欲を示した。 「(カタール代表戦後に)ヒザをねん挫していることがわかったよ。少し気になってはいて、今日は痛みとともにプレーしたが、大事なのは強くあり続けることだ」 「次のセネガル戦でプレーできるか? コーチたちは僕に今日の試合でプレーすることを許可してくれた。次はもっと良くなることを願っているよ」 事実上の強行出場を明言したバレンシア。一方、オランダ代表との一戦に手応えを感じたのか、決勝トーナメント進出に自信を持っていると口にした。 「僕たちはとてもうまくプレーした。(ゴールのシーンは)そこにボールが入ってくることはわかっていたよ。グループの突破に自信がある。次の試合は決勝戦とも言えるね。しっかり準備するよ」 2022.11.26 13:45 Sat

「中東の笛」はお門違い、開幕戦で仕事をした新機能・半自動オフサイド判定…肉眼では難しい僅かな差も逃さず

20日、22回目のワールドカップ(W杯)となるカタールW杯が開幕。オープニングゲームでは、開催国のカタール代表とエクアドルが対戦した。 史上初の冬開催、史上初の中東開催となる中、良くも悪くも大きな注目を集めている今大会。その開幕戦でも、大きな話題を呼ぶ出来事が起こった。 開始3分、エクアドルはFKの流れからボックス内でエネル・バレンシアがヘッドで押し込みネットを揺らす。 しかし、このゴールはVARのチェックの結果、オフサイドとして判定。開幕ゴールは認められなかった。 この取り消しについては、今大会で導入されている半自動オフサイド判定「Semi―Automated Offside Technology(SAOT)」が機能。史上初導入の機能が、初戦でいきなり活躍したのだ。 このシーンは、ヘディングをしてネットを揺らしたエネル・バレンシアに対してではない。FKからのクロスが入った際に、カタールのGKサード・アル・シーブが前に出てパンチングをしようとする。その際、フェリックス・トーレスが競り合ったが、その時点でオフサイドだったということだ。 リアルタイムに肉眼で見ていては気が付かないオフサイド。進歩した技術によって見つかったものとなったが、エクアドルのグスタボ・アルファロ監督は「GKの前に外反母趾が出ていた、あるいはつま先があったということだ。まぁ、それがVARなんだろう」と試合後に揶揄するコメントを残していた。 通常であれば、オフサイドラインはDFになることが多いが、この場合はGKが前に出たことでオフサイドラインが入れ替わることに。そのため、「中東の笛だ」、「審判を買収している」という批判の声がSNS上で大きくなっていた。 確かに肉眼で判別するのは難しいものかもしれないが、DFをオフサイドラインと考えなければ微妙な判定であり、「中東の笛」、「審判買収」というのはお門違い。今回はオフサイドとなったが、逆にオンサイドであるものをオフサイドと判定された場合にも機能し、助けられる場面も出てくるはずだ。 サッカーの醍醐味を失う、審判のいる意味、という声も聞こえるが、これまでの歴史で不利益を被ってきた人々が恩恵を受けるシーンが来ることも当然出てくる。今大会はこのようなシーンを何度も目にするのかもしれない。 <span class="paragraph-title">【画像】新機能・半自動オフサイド判定がいきなり機能…肉眼では難しい判定も</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">This is how close the offside ruling was against Ecuador <a href="https://t.co/ALzB6sDZiq">pic.twitter.com/ALzB6sDZiq</a></p>&mdash; FOX Soccer (@FOXSoccer) <a href="https://twitter.com/FOXSoccer/status/1594366102837993472?ref_src=twsrc%5Etfw">November 20, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Offside decision which disallowed <a href="https://twitter.com/hashtag/Qatar2022?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Qatar2022</a> <a href="https://t.co/tsX38XBjR1">pic.twitter.com/tsX38XBjR1</a></p>&mdash; Football Daily (@footballdaily) <a href="https://twitter.com/footballdaily/status/1594364585884229633?ref_src=twsrc%5Etfw">November 20, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.21 10:40 Mon

史上初となる開幕戦で開催国を下したエクアドル、監督は選手のメンタリティを称える「勝つために必要な義務の一部を果たした」

エクアドル代表のグスタボ・アルファロ監督が、カタール・ワールドカップ(W杯)の初戦勝利を喜んだ。『ESPN』が伝えた。 20日、22回目のW杯となるカタールW杯が開幕。オープニングゲームでは、開催国のカタール代表とエクアドルが対戦した。 開幕のおよそ3カ月半前に、開幕日が1日前倒しとなり、従来予定されていなかったオープニングカードを行うことになった両者。過去21回の大会では開催国は初戦で引き分け以上の結果を残しており、エクアドルは難しい戦いになると見られていた。 しかし、開始3分にいきなりネットを揺らすことに。これは半自動のオフサイド判定で取り消しとなったが、16分にエネル・バレンシアがP`Kを決めてエクアドルが先制。さらに31分にはヘディングでエネル・バレンシアが決め、0-2としそのリードを守って勝利を収めた。 史上初、開幕戦で開催国に勝利したエクアドル。アルファロ監督は、勝利を喜んだものの、何も決まっていないと気を引き締めた。 「開幕戦、特にカタール戦で勝つことは重要な結果だ。とても若いチームだが、彼らは責任を負い、カタールを克服する方法を理解していた」 「重要な勝利だが、決定的な勝利ではない。なぜなら、歴史は最初の試合に勝っても、勝ち上がる資格を得られないチームが存在することを証明しているからだ」 「ただ、この試合に勝つために必要な義務の一部を果たしたという安心感を持って出発するが、やるべきことはまだたくさんある。我々はまだ改善することができる」 「試合の最後に選手たちに『勝てたことを祝福するが、我々はまだもっと多くのことを成し遂げられる』と言った」 「明らかなことは、我々が見せた献身性、プレーの方法、意図、コミットメントにおいて、諦めることはないということだ。3分でゴールが許可されなかったVARの問題で実証されているが、選手の態度や姿勢は、全て立ち上がることができることを示した」 苦しいスタートとなりながらも、選手たちのメンタリティを感じたと語ったアルファロ監督。この勝利の裏には、しっかりと集中した戦いを見せることができたことがあるとした。 「この勝利の根底にあるのは集中力だ。カタールは2つのとても明確な側面を持つ試合をする。インサイドハーフがセンターバックにプレスをかけ、ボックスの前15mを守るDFがいるため、とても難しいチームだ。そのため、スペースがなくなった場合は、後ろのスペースを使うことにした」 初戦勝利を収めたエクアドルは、25日の第2戦でオランダ代表と対戦する。 2022.11.21 09:57 Mon

史上初づくしの大会で失態…22回目で初の開催国が初戦黒星、カタールが敗れる

開幕戦から史上初づくしのワールドカップ(W杯)となっている。 20日、カタールW杯がついに開幕を迎えた。 史上初の冬開催となり、主要なヨーロッパのリーグのシーズン真っ只中で行われる今大会。その影響も出ており、各国の招集選手が相次いで負傷し、W杯の夢を絶たれている。 また、中東で開催されること自体も初。冬開催になった影響も与えているが、多くの反対意見が結局は出ることとなってしまった。 国際サッカー連盟(FIFA)の元会長であるゼップ・ブラッター氏も「カタール開催は間違っていた」と発言するなど、曰く付きの大会となってしまったが、さらにそれを後押しすることも起きてしまった。 開幕カードは開催国のカタール代表vsエクアドル代表の一戦。初めてW杯に出場することとなったカタールは、開幕日を1日前倒してオープニングカードを行うことが数カ月前に決まったばかりだった。 そのカタールだが、W杯に出る実力は備えていなかったと言わざるを得ず、エクアドルのエース、エネル・バレンシアに2ゴールを決められ、0-2で敗れていた。 実力差を考えればカタールの敗戦に驚くことはないのだが、これはW杯。なんと、史上初めて開催国が開幕戦で敗れるという珍事になってしまった。 今大会が22回目となるW杯だが、その歴史上初めての出来事。これまでの21回では、16勝6分け(日韓大会は2カ国分)と開催国が初戦で敗れたことはなく、最低でも引き分けに終わっていた。 しかし、カタールは内容を見ても完敗。これにはSNS上で、「やはり失敗」だったと、カタール開催に対しての批判の火種になる声が多数。様々な問題を抱えた中での大会開催だったが、開催国の実力不足という最も避けたかった部分が批判の的になってしまいそうだ。 2022.11.21 09:10 Mon

2ゴールのバレンシア「開幕戦で勝つことを夢見ていた」

エクアドル代表は20日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループA開幕戦で開催国のカタール代表と対戦し、2-0で快勝した。 この試合で16分にPKで先制点を決め、31分にヘディングシュートで追加点を挙げたエクアドルのFWエネル・バレンシアが試合を振り返り、喜びのコメントを残した。 「開幕戦で勝つことを夢見ていた。ゴールを決めてチームが勝ち点3を獲得するのが夢だった。僕らはカウンターから何度かゴールに迫ってゴールを決めることができた。先制したことでゲームをコントロールでき、勝利するのに役立った。僕らはもっと上まで行ける気がする。良いパフォーマンスを発揮できるはずだ」 初戦を快勝で終えたエクアドルは続く第2戦ではオランダ代表と25日に対戦する。 2022.11.21 06:00 Mon

32番目にメンバー発表のエクアドル代表、国籍偽装問題に揺れたDFカスティージョは招集されず…開幕戦でカタールと対戦《カタールW杯》

エクアドルサッカー連盟(FEF)は14日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むエクアドル代表メンバー26名を発表した。 選手登録期限である14日、32カ国で一番最後のメンバー発表となったのがエクアドル。選手の国籍偽装問題で大会出場に反対する声が挙がる中、無事に出場の許可を得ていた。 9月にはドイツで日本代表とも対戦したエクアドル。グスタボ・アルファロ監督はFWエネル・バレンシア(フェネルバフチェ)やDFピエロ・インカピエ(レバークーゼン)、DFペルビス・エストゥピニャン、MFジェレミー・サルミエント(共にブライトン&ホーヴ・アルビオン)などを招集した。 一方で、国籍偽装問題に揺れていたDFバイロン・カスティージョ(クラブ・レオン/メキシコ)はW杯の出場許可を得たにも関わらず招集外に。国籍は認められたものの、虚偽の文書を使用していたことが発覚し、エクアドルは次のW杯予選からの勝ち点3のマイナスと、10万スイスフラン(約1480万円)の罰金処分が下されていた。 エクアドルはグループAに入り、開幕ゲームで開催国のカタール代表(11/20)と対戦。第2戦でオランダ代表(11/25)、第3戦でセネガル代表(11/29)と対戦する。 今回発表されたエクアドル代表メンバー26名は以下の通り。 ◆エクアドル代表メンバー26名 GK アレクサンデル・ドミンゲス(リガ・デ・キト/コロンビア) エルナン・ガリンデス(アウカス) モイセス・ラミレス(インディペンディエンテ・デル・バジェ) DF ピエロ・インカピエ(レバークーゼン/ドイツ) ロベルト・アルボレダ(サンパウロ/ブラジル) ペルビス・エストゥピニャン(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) アンジェロ・プレシアード(ヘンク/ベルギー) ジャクソン・ポロソ(トロワ/フランス) シャビエル・アレアガ(シアトル・サウンダーズ/アメリカ) ディエゴ・パラシオス(ロサンゼルスFC/アメリカ) フェリックス・トーレス(サントス・ラグーナ/メキシコ) ウィリアム・パチョ(ロイヤル・アントワープ/ベルギー) MF カルロス・グルエソ(アウグスブルク/ドイツ) ホセ・シフエンテス(ロサンゼルスFC/アメリカ) アラン・フランコ(タジェレス/アルゼンチン) モイセス・カイセド(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) アンヘル・メナ(クラブ・レオン/メキシコ) ジェレミー・サルミエント(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) ジェヘクソン・メンデス(ロサンゼルスFC/アメリカ) アイルトン・プレシアード(サントス・ラグーナ/メキシコ) ゴンサロ・プラタ(レアル・バジャドリー/スペイン) ロマリオ・イバーラ(パチューカ/メキシコ) FW ジョルカエフ・レアスコ(ニューウェルス・オールド・ボーイズ/アルゼンチン) ケビン・ロドリゲス(インバブラ) ミカエル・エストラーダ(クルス・アスル/メキシコ) エネル・バレンシア(フェネルバフチェ/トルコ) <span class="paragraph-title">【動画】32カ国目でトリを飾った"ラ・トリ"のエクアドルメンバー発表動画</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> (@LaTri) <a href="https://twitter.com/LaTri/status/1592288685797494784?ref_src=twsrc%5Etfw">November 14, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.15 09:55 Tue

【2022年カタールへ期待の選手vol.115】本番2カ月前にカタールW杯正GKに名乗り!エクアドル戦のMVP/シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/GK)

ドイツ、コスタリカ、スペインという強豪国と中3日でグループリーグを戦わなければならない2022年カタールワールドカップ(W杯)の日本代表。森保一監督も「初戦のプレッシャーや相手の力を踏まえた時、普段より想像以上に大きなエネルギーを使うので、心身ともに中3日で回復できない状況も起こり得る」と見ており、そのためには選手の入れ替えが必要不可欠と考えている様子だ。 そこで、27日のエクアドル戦(デュッセルドルフ)は23日のアメリカ戦(同)から先発11人全員を入れ替え、完全なるターンオーバーを実施。谷口彰悟(川崎)と伊藤洋輝(シュツットガルト)の両センターバック(CB)、柴崎岳(レガネス)と田中碧(デュッセルドルフ)の両ボランチなど実戦経験が少ない面々の連係不足が見て取れたが、強度と球際の迫力に優れた相手を何とかしのぎ切り、スコアレスドローに持ち込んだ。 もちろんW杯本番を視野に入れると、ドイツに勝ち点3を奪うのは非常にハードルが高いため、2戦目のコスタリカ戦での白星が必須。となれば、今回のエクアドルとの2戦目は引き分けでは足りない。 ただ、後半38分のエネル・バレンシア(フェネルバフチェ)のPKを決められていたら、負けていた可能性が大だった。そう考えると、一撃を阻止したシュミット・ダニエルの貢献度の高さは特筆に値する。彼がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるのも当然のなりゆきと言えるだろう。 197cmの高さを誇るシュミットは、以前から「規格外の日本人守護神」として期待されてきた。日本代表デビューは森保ジャパン発足直後の2018年11月のベネズエラ戦(大分)。もともとボランチだったこともあり、足元の技術やつなぎのうまさで見る者を驚かせた。そこから代表にコンスタントに呼ばれるようになり、2019年アジアカップのウズベキスタン戦(アルアイン)にも出場。2019年夏にベルギーに赴いてからも地道な努力を続け、少しずつ成長してきた。 とはいえ、日本代表には川島永嗣(ストラスブール)、権田修一(清水エスパルス)という経験豊富なライバルがいる。特に森保ジャパン発足後は権田の評価が高く、アジアカップ以降の公式戦でほぼフル稼働。2021年9月から始まった最終予選でも10試合中9試合に先発した。シュミットは出場権獲得後の今年3月のベトナム戦(埼玉)では出番を与えられるかと思いきや、その一戦に出たのは川島。自身の序列の低さを痛感させられたのではないか。 しかしながら、W杯に向けて本格始動した6月シリーズ以降、森保監督の起用法に微妙な変化が生まれる。シュミットは4連戦のうち最初のパラグアイ戦(札幌)とチュニジア戦(吹田)に出場。後者は0-3で完敗を喫したものの、「敵に脅威を与えられる世界基準のサイズとビルドアップ能力を誇る守護神を使いたい」という指揮官の思惑が透けて見えるようになった。 それが9月シリーズになって顕著となり、今回のシュミットは権田の背中打撲の影響もあって、アメリカ戦の後半とエクアドル戦に出場。スーパーセーブを連発する。本人が長年の課題と言い続けたシュートストップの部分も目覚ましい進化を感じさせたのだ。 エクアドル戦前に行われたデュッセルドルフでのメディア対応で、シュミットは24日にスペインの猛攻を止め続けたスイスの守護神、ヤン・ゾマー(ボルシアMG)を引き合いに出し、「スペインやドイツの強豪に勝つには最後の部分でGKのビッグセーブが絶対に必要。ゾマーはそれをほぼ日常的にやっている。アメリカ戦のようなゲームではないと思うし、エクアドル相手にピンチの場面があれば、自分にできるところをアピールしていければと思います」と意気込んでいた。 その言葉通り、ゾマーを超えるほどの強烈インパクトを残したシュミット。森保監督も「ピンチも多かった中、ダンが最後の砦としてビッグセーブをしてくれたことで、試合がより引き締まったと思いますし、フィールドの選手たちが勇気を持って落ち着いて戦えることにつながったのかなと思っています」と絶賛していた。 常に謙虚な本人は「今日の自分のパフォーマンスは80点くらいかな。20点分はハイボールの部分。CKとかでもっと力強さというか『空中戦、大丈夫だ』という安心感を与えられるプレーがもうちょっとできたらいい」と自分に厳しかったが、これでW杯本大会の正守護神に大きく近づいたのは間違いないだろう。 「ここで序列が変わった? そうは思わないですね。やっぱり2次予選、最終予選で何試合も苦しい試合があった中、ゴンちゃんがチームを救ってくれた。これは親善試合ですし、差はあると思います」とシュミットはあくまで慎重な姿勢を貫いたが、これだけチームに勢いをつけられる守護神を使わない手はない。 2カ月後のドイツ戦(ドーハ)で日本屈指の大型GKがスタメンでピッチに立てるか否か。それはシントトロイデンでの一挙手一投足次第。ここから11月までのシュミットのさらなる前進を願ってやまない。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2022.09.30 20:45 Fri

「三笘叫んでるのアツい!」シュミット・ダニエルがPKを止めた瞬間の日本代表ベンチに注目「クールなイメージだった!」

チームを救うスーパーセーブに選手たちも思わず高ぶった。 27日、日本代表はドイツのデュッセルドルフで行われたキリンチャレンジカップ2022でエクアドル代表と対戦。鋭い出足のエクアドルに苦戦しながらもなんとか無失点で切り抜け、0-0でドローで終えた。 エクアドル戦のハイライトとなったのは80分の場面。前半よりもオープンな展開となった中、DF谷口彰悟がPKを献上。絶体絶命のピンチを迎えた。だが、ここでGKシュミット・ダニエルが横っ飛びでセーブ。相手FWエネル・バレンシアのコースを完璧に読み切り、無失点で切り抜けていた。 日本サッカー協会(JFA)のYouTubeチャンネルは29日、エクアドル戦の裏側を公開。PKストップの場面のベンチを捉えた。 多くの選手やスタッフが立ち上がって見守る中、「よぉし!」と叫んだのは66分にベンチに下がっていたMF三笘薫だ。大きなガッズポーズとともに守護神のセーブに歓喜した。三笘以外にも、交代を準備していたDF吉田麻也もタッチライン際で両手でガッズポーズ、森保一監督も拍手を贈っていた。 「三笘叫んでるのアツい!」、「クールなイメージだった!」とファンも反応したシーン。シュミット・ダニエル自身も気持ちのこもったガッズポーズを見せており、カタール・ワールドカップ(W杯)のメンバー選考に向けて大きなアピールとなったはずだ。 <span class="paragraph-title">【動画】三笘が吠えた!シュミット・ダニエルがPKを止めた瞬間の日本代表ベンチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="H5krEY6sqX0";var video_start = 791;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.09.30 12:05 Fri
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