前田大然
Daizen MAEDAポジション | FW |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1997年04月05日(27歳) |
利き足 | |
身長 | 173cm |
体重 | 67kg |
ニュース | 人気記事 | クラブ | 代表 |
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古橋亨梧が先制弾に前田大然も1アシスト! 前半低調も後半4発のセルティックが公式戦6連勝【スコティッシュ・プレミアシップ】
セルティックは23日、敵地で行われたスコティッシュ・プレミアシップ第13節でハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)と対戦し、4-1で勝利した。 公式戦5連勝でリーグ首位を走るセルティックは、週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦を控えるなか、11位に低迷するハーツとのアウェイゲームに臨んだ。 この試合ではFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央がいずれもスタメンで起用された一方、ハーツのFW小田裕太郎はベンチ外となった。 やや押し込まれる立ち上がりを凌いだセルティックは6分、右からのクロスにタイミング良く抜け出した前田がゴール前でヘディングシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーの上を越える。 ボールは握るものの、なかなか攻め切れず。たびたび自陣深くまで攻め込まれるなど難しい状況が続くアウェイチーム。23分にはボックス手前で前を向いた古橋がミドルシュートを狙うが、これはGKに余裕を持ってキャッチされた。 以降も攻撃の糸口を掴めないセルティックは、前田と古橋のシュート2本と決定機はおろかフィニッシュまで持ち込めないまま前半を終えた。 ハーフタイムに修正を施して後半の戦いに臨んだセルティックは、開始直後にボックス内へ抜け出した古橋がDFを背負いながらうまく前を向いて決定的なシュートを放つが、これはGKの好守に遭う。 ファーストチャンスはものにできなかったが、フープスの日本人エースは2度目のチャンスは逃さない。55分、ボックス手前でマクレガーが相手のクリアをブロックしたこぼれがゴール右の古橋の足元に転がると、一度目のシュートはセーブに遭うも撥ね返りを右足で蹴り込んだ。 古橋の4試合ぶりとなる今季リーグ5点目で先制に成功したセルティックは畳みかける。60分、自陣中盤からのロングカウンターで持ち上がったキューンが一度中央の前田に預けリターンパスを受けてボックス左に侵入。DF3枚に寄せられる前に強烈な左足シュートをニア上へ突き刺した。 これで一気にハーツを引き離すと、67分には1アシストの前田を下げるなど2枚替えを敢行。さらに、75分には古橋もお役御免となり、イダーやフォレストといったフレッシュなアタッカーが投入された。 すると、78分には前線での旗手の粘りからベルナルドを経由したボールがボックス中央のイダーに渡ると、これをアイルランド代表FWがきっちりゴールへ流し込み、トドメの3点目まで奪った。 その後、82分にはドラメに強烈なミドルシュートを決められてクリーンシートは逃したセルティックだが、試合終了間際にはイダーがPKからダメ押しの4点目を奪取。下位相手の快勝で公式戦6連勝を達成し、週明けのCLへ大きな弾みを付けた。 ハーツ 1-4 セルティック 【ハーツ】 ムサ・ドラメ(後37) 【セルティック】 古橋亨梧(後10) ニコラス・ゲーリット・キューン(後15) アダム・イダー(後33、後47[PK]) <span class="paragraph-title">【動画】古橋が均衡破る先制点を奪取!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>セルティック・古橋亨梧<br>今季5ゴール目となる先制点!<br>\<br><br>スコティッシュ・プレミアシップ第13節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%84?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ハーツ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#セルティック</a><a href="https://twitter.com/hashtag/HEACEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#HEACEL</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#スコティッシュプレミアシップ</a> 見るならSPOTVNOW! <a href="https://t.co/tjQeVBODzP">pic.twitter.com/tjQeVBODzP</a></p>— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) <a href="https://twitter.com/SPOTVNOW_JP/status/1860429130120175980?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.24 06:44 Sun2
「知らなかったからビックリした」セルティック加入井手口陽介の上半身タトゥーに驚きの声
セルティックの公式YouTubeチャンネルが日本人選手たちの入団セレモニーの様子を公開。その中で露わになった日本代表MF井手口陽介の上半身のタトゥーにファンから驚きの声が寄せられている。 今冬の移籍市場で、井手口に加え、FW前田大然、MF旗手怜央と日本人3名を一気に獲得したセルティック。12日には本拠地セルティック・パークで3選手のお披露目と会見が行われた。 会見前、ロッカールームでセルティックのユニフォームに着替えた井手口だが、その左肩から左ひじにかけてと、左脇腹、そして背中にもタトゥーが施されていた。 元々、ガンバ大阪時代にも右腕にびっしりとタトゥーを入れ、年々増やしていた井手口だが、右腕以外にも多くのタトゥーを入れていることがひょんなことから露わになった。 これにはファンからも「何気にタトゥー入ってる」、「左腕にもタトゥー入ってるの全然気づいてなかったわ、いつの間に~」、「知らなかったからビックリした」、「背中にも」と驚きの反応が相次いだ。 会見には、蓄えていた髭を剃って臨んだ井手口。2度目の欧州挑戦での活躍に期待がかかる。 <span class="paragraph-title">【写真&動画】井手口陽介の上半身に入れられたタトゥーの数々</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KUNR7DWnGYg";var video_start = 88;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/155324.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.01.13 12:25 Thu3
選手採点&寸評:中国代表 1-3 日本代表【2026W杯アジア最終予選】
19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節、中国代表vs日本代表が廈門白鷺体育場で行われ、1-3で日本が勝利を収めた。 超ワールドサッカーの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[3-4-2-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20241119chn_jpn_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 鈴木彩艶 5.5 仕事量は多くなかったが、大事なシーンで2つセーブ。OG以外で初失点もノーチャンス。 DF 4 板倉滉 6.5 落ち着いた守備対応。前半終了間際に大きすぎる追加点。 16 町田浩樹 6.0 攻撃に積極参加するスタイルは前回と変わらず。貴重な2点目につながるヘッドでアシスト。 22 瀬古歩夢 5.5 初の最終予選出場で落ち着いてプレー。失点シーンではパスを奪い切りたかった。 MF 6 遠藤航 6.5 しっかりと中盤でボール回収。要所をしっかりと締めて蓋をし、存在感の大きさを見せつける。 8 南野拓実 5.5 プレスバックなど守備でも奮闘。なかなか良い形でこの日はボールを受けられなかった。 →15 鎌田大地 .6.0 途中出場ながら積極的にボールに絡んでいきゲームメイク。中盤も活性化させる。鋭いパスを何度もつけて調子の良さを見せた。 13 中村敬斗 5.5 守備でも奮闘。ボールを持てば積極的にゴールを目指す姿勢。3点目は兄貴・伊東へ見事なサイドチェンジで起点に。 →7 三笘薫 5.5 インサイドにも入り組み立て参加。仕掛けはやはり脅威に。パスで何度か崩したがゴールには繋がらなかった。 14 伊東純也 6.5 得意のドリブルはなかなか出せずも久保とのパス交換など良さを見せ、CKから2点目を生み出す。後半はより自由に動き、見事なクロスで3点目をアシスト。 →3 橋岡大樹 - 出場時間が短く採点なし。 17 田中碧 6.0 遠藤と共にバランスを取りつつ、何度もポジションを変えて組み立てにしっかり参加。鎌田が入ってからは前に飛び出る回数が増加。 20 久保建英 6.0 自身の鋭いシュートで得たCKから見事に先制点をアシスト。守備でも強さを見せる。中央で個の打開も見せた。 →11 前田大然 - 出場時間が短く採点なし。 FW 19 小川航基 6.5 なかなかボールが入らない中、CKからヘッドで先制。後半は伊東のクロスをドンピシャヘッド。 →9 古橋亨梧 - 出場時間が短く採点なし。 監督 森保一 6.5 11月もしっかりと連勝。ターンオーバーしながらも勝利を収め、2試合を通じて多くの選手を起用できた。世界の頂点を目指す上で、勝ち続けることが重要。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 遠藤航(日本) 中盤でしっかりとらしさを見せつけ、中国を制圧。守備での局面の強さ、田中とのバランス感覚を見せて試合を締めた。タイミングを見た持ち出しも見せ、存在感の大きさを示すことに。 中国代表 1-3 日本代表 【中国】 リン・リャンミン(後3) 【日本】 小川航基(前39、後9) 板倉滉(前45+6) <span class="paragraph-title">【動画】久保建英のクロスを小川航基が豪快ヘッドで先制!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="jByIpoua_nU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】CKから今度は板倉滉がダイビングヘッド!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="YfNdVQOUATg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】伊東純也のパーフェクトクロスを小川航基が豪快ヘッド!</span> <span data-other-div="movie3"></span> <script>var video_id ="zcTu9GDnE0A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.19 23:10 Tue4
【CLリーグフェーズ第5節プレビュー②】首位リバプールが天敵レアル・マドリーに挑む
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節残り9試合が27日に行われる。ここでは第5節2日目の27日に開催されるカードの展望を紹介していく。 ◆リーグフェーズ第5節② ▽11/27(水) 《26:45》 ツルヴェナ・ズヴェズダ vs シュツットガルト シュトゥルム・グラーツ vs ジローナ 《29:00》 モナコ vs ベンフィカ アストン・ビラ vs ユベントス ボローニャ vs リール セルティック vs クラブ・ブルージュ ディナモ・ザグレブ vs ドルトムント リバプール vs レアル・マドリー PSV vs シャフタール・ドネツク ◆3季前の決勝カード 第5節2日目の最注目試合は2021-22シーズンのCL決勝カード、リバプールvsレアル・マドリーだ。両チームはこれまで8度対戦し、マドリーが7勝1分けの無敗。リバプールからすれば天敵と言える相手だ。直近では2シーズン前のラウンド16で対戦し、やはりマドリーが連勝で勝ち上がっている。現在、プレミアリーグでも首位に立つリバプールがマドリー相手に初勝利を挙げるか、はたまたマドリーが返り討ちにするかが注目される。 首位リバプール(勝ち点12)は前節、シャビ・アロンソ監督がアンフィールドに凱旋した中、レバークーゼンに4発快勝。唯一の4連勝スタートとした。ここまでスロット監督はメンバーを固定して戦っているもののケガ人を出さず戦えており、順調なシーズンを送っている。週末にはマンチェスター・シティとのビッグマッチも控えるが、5連勝でトップ8入りを確実にできるか。 対する18位マドリー(勝ち点6)は前節、ホームでミランに敗戦。2勝2敗スタートとなった。クラシコ敗戦に続く公式戦連敗でアンチェロッティ監督の進退が騒がしくなったが、ラ・リーガでは格下相手に2連勝として持ち直した。ただ、直近のレガネス戦でFWヴィニシウスが負傷し欠場が確定。攻撃の核を失った中、レガネス戦で公式戦5試合ぶりにゴールを奪ったFWムバッペの奮起が求められる。 ◆好位置に付けるセルティック、日本人3選手の活躍は続くか <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20241126_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 15位と好位置に付けるセルティック(勝ち点7)は22位クラブ・ブルージュ(勝ち点6)と対戦。前節ライプツィヒ戦ではMF旗手怜央がCL初ゴールをマークして勝利、2勝1分け1敗とした。FW古橋亨梧、FW前田大然と日本代表の主力3選手がしっかりとCLで活躍している中、今節もインパクトを残せるかに注目だ。 ◆南野、荻原、チェイス・アンリの活躍に期待 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20241126_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> MF南野拓実の3位モナコ(勝ち点10)は19位ベンフィカ(勝ち点6)と対戦。モナコは前節ボローニャ戦、終盤の一撃で勝利し3勝1分けとした。上々のリーグフェイズ前半戦とした中、直近のブレスト戦を代表帰りのために温存された万全の南野が躍動する姿に期待したい。 DF荻原拓也がレギュラーの座を掴んでいる16位ディナモ・ザグレブ(勝ち点7)は7位ドルトムント(勝ち点9)と対戦。ザグレブは前節スロバン・ブラチスラヴァ戦、4-1と快勝。2勝目を挙げ、16位に浮上した。バイエルン戦大敗からのスタートを考えればこちらも上々のリーグフェイズ前半戦となっているが、格上ドルトムント相手に荻原はインパクトを残せるか。 DFチェイス・アンリが先発した前節アタランタ戦を0-2で力負けした27位シュツットガルト(勝ち点4)は35位ツルヴェナ・ズヴェズダ(勝ち点0)と対戦。アタランタ戦では一定の対人の強さを見せ付けたものの、ラインコントロールでやや緩慢なシーンが見られたチェイス・アンリはブンデスリーガではここ2試合ベンチスタートに。ヘーネス監督にリフレッシュの機会を貰った中、必勝のツルヴェナ戦で先発復帰となるか。 そしてラウンド16にストレートで進出できるトップ8入りを目指す8位アストン・ビラ(勝ち点9)と11位ユベントス(勝ち点7)が対戦。ビラは前節ブルージュ戦、DFミングスの凡ミスによるPK献上で敗れ、連勝が止まった。悔やまれる敗戦を喫した中、プレミアリーグではリバプールに敗れ、直近のクリスタル・パレス戦を2-2で引き分けた。踏ん張りどころの一戦でユベントス撃破となるか。 対するユベントスは前節リール戦、1-1の引き分け止まりとなって2勝1分け1敗に。さらに代表ウィークでFWヴラホビッチが負傷し、ストライカー不在の事態に陥った。そんな中で迎えた直近のミラン戦はMFマッケニーを最前線で起用する苦肉の策も案の定、ゴールレスドローと得点力不足が厳しいが、ビラ戦をどう乗り越えるか、モッタ監督の手腕に引き続き注目が集まる。 ◆リーグフェーズ第5節 結果 ▽11/26(火) スパルタ・プラハ 0-6 アトレティコ・マドリー スロバン・ブラチスラヴァ 2-3 ミラン レバークーゼン 5-0 ザルツブルク ヤング・ボーイズ 1-6 アタランタ バルセロナ 3-0 ブレスト バイエルン 1-0 パリ・サンジェルマン インテル 1-0 ライプツィヒ マンチェスター・シティ 3-3 フェイエノールト スポルティングCP 1-5 アーセナル 2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととなる。 2024.11.27 18:00 Wed5
2026年W杯最終予選で得点トップの4ゴール。一気にエース候補に名乗りを挙げた小川航基【新しい景色へ導く期待の選手/vol.53】
「僕自身、やっぱり苦しいチームが苦しい時、本当に点が欲しい時に取れる選手が『エース』だと思っている。今回、綺世(上田=フェイエノールト)がケガでいなかったですけど、いつでも『自分が一番』っていう気持ちを持ってやってるので、そこに対しての自信は持ちながら、ただただアピールしていければ良いなとは思います」 こう話すのは、2024年日本代表のラストマッチとなった11月19日の中国戦(厦門)で2点を叩き出した小川航基(NECナイメンヘン)。相手がピッチ幅を狭くし、完全アウェーのムードを作る中、苦しんだチームを救う大仕事を遂行したのである。 この一戦を3-1で制した日本は、9月からスタートした2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選6戦を5勝1分無敗。勝ち点16でC組首位独走態勢を固め、2025年3月の次戦・バーレーン戦(埼玉)に勝てば8大会出場が決まるというところまでこぎつけた。 ここまでの全22得点のうち、小川はトップの4ゴールをマーク。11月15日のインドネシア戦(ジャカルタ)のオウンゴールも含めると、実質5点という状況だ。 1トップ争いをしている上田が2試合少ない状況で2点、シャドーの主軸を担う南野拓実(モナコ)と好守の要・守田英正(スポルティングCP)が3点という中、やはり彼の頭抜けた得点力は大いに光っている。この男が加わったからこそ、日本は今回の最終予選を比較的楽に戦えている。それは森保一監督も認めているに違いない。 そもそも小川は東京五輪世代のエース候補筆頭だった。板倉滉(ボルシアMG)、堂安律(フライブルク)、冨安健洋(アーセナル)らとともに参戦した2017年U-20W杯(韓国)でも絶対的1トップと位置づけられた。が、大会中のケガで途中離脱を強いられる悔しい思いをした。 そこから当時所属していたジュビロ磐田で足踏み状態を強いられ、2019年夏に水戸ホーリーホックへレンタル移籍。ここで17試合出場7ゴールという数字を残したことで、森保2019年12月のE-1選手権(釜山)に招集された。この段階では上田綺世、田川享介(鹿島アントラーズ)とほぼ横一線。森保監督自身は小川にも大きな期待を寄せていたはずだ。 だが、法政大学在学中に鹿島入りした上田がその後、着実に実績を積み上げ、大きくリード。2021年夏の東京五輪、2022年カタールW杯日本代表FWの座を勝ち取った。小川は年下の前田大然(セルティック)や町野修斗(キール)らにも抜かれる形になり、悔しい思いをしたことだろう。 「僕も19歳で海外に行くチャンスがあったんですけど、ケガとかでなかなか難しかった。そういうのが僕の人生というか、運というか…。ホントに縁がなかったですね」と本人も紆余曲折の日々を振り返る。 しかしながら、本当に力のある選手は、時間がかかっても表舞台に戻ってくるもの。2022年の横浜FC移籍をきっかけにストライカーとしての本領を発揮するようになった小川は、2023年夏に赴いたオランダでもゴールを量産。今度は壁にぶつかることなく、上昇曲線を辿り、一気にブレイクするに至ったのだ。 「海外で得られたのはタフさですね。今は日本人が3人(佐野航大と塩貝健人)来ましたけど、まずは誰も知らないところにポンと行くという決断をした。そこで言葉だったり、どういうふうに自分にボールを呼び込めばいいのか、自分の点の取り方をどう周りに示せばいいのかをすごく考えてトライした。ゼロからのスタートで1年目は満足いく得点数ではなかったけど、少なからず存在感は示せたんじゃないかなと思います」と小川は9月の最終予選スタート時に語っていたが、その口ぶりには自信がみなぎっていた。 5年ぶりに復帰した日本代表もある意味、ゼロからの再スタートだったが、板倉や堂安を筆頭に同世代の仲間が数多くいたことが追い風になったのだろう。オランダ移籍時のように強引なアクションを起こさなくても、自分を生かすクロスやラストパスが入ってくる。恵まれた環境もプラスに働き、小川は本来のポテンシャルを大いに発揮できた。最終予選での実質5ゴール、さらに代表9戦9発という数字は、決して偶然ではないのだ。。 「自分はこのチームで一番点を取れる選手だと思っている」と本人は口癖のように言っているが、そこも森保監督にとって頼もしい部分ではないか。「困った時には小川がいる」という状況になれば、日本は安心してこの先を戦っていける。最終予選は問題ないだろうが、本当に重要なのはそこから。2026年W杯で上位躍進を果たそうと思うなら、ここぞという時に点を取るストライカーが必要不可欠。小川には上田と切磋琢磨しつつ、その領域に到達してほしいものである。 そのためにも、オランダからのステップアップに挑んでほしい。少なくとも来夏には5大リーグに移籍し、そこで定位置を確保してFWとしての感性に磨きをかけること。それが叶えば、彼は次のW杯で本物のエースになれる。欧州で養ったタフさと貪欲さを武器に、前へ前へと突き進むべきだ。 文・元川悦子 2024.11.26 21:40 Tue前田大然の移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
2022年7月1日 | 横浜FM | セルティック | 完全移籍 |
2022年6月30日 | セルティック | 横浜FM | 期限付き移籍終了 |
2022年1月1日 | 横浜FM | セルティック | 期限付き移籍 |
2021年2月1日 | 松本 | 横浜FM | 完全移籍 |
2021年1月31日 | 横浜FM | 松本 | 期限付き移籍終了 |
2020年8月3日 | 松本 | 横浜FM | 期限付き移籍 |
2020年6月30日 | マリティモ | 松本 | 期限付き移籍終了 |
2019年7月21日 | 松本 | マリティモ | 期限付き移籍 |
2018年1月31日 | 水戸 | 松本 | 期限付き移籍終了 |
2017年2月1日 | 松本 | 水戸 | 期限付き移籍 |
2016年2月1日 | 松本 | 新加入 |
前田大然の今季成績
UEFAチャンピオンズリーグ | 5 | 420’ | 3 | 0 | 0 |
合計 | 5 | 420’ | 3 | 0 | 0 |
前田大然の出場試合
UEFAチャンピオンズリーグ |
リーグフェーズ第1節 | 2024年9月18日 | vs | スロバン・ブラチスラヴァ | 90′ | 1 | ||||
H 5 - 1 |
リーグフェーズ第2節 | 2024年10月1日 | vs | ドルトムント | 90′ | 1 | ||||
A 7 - 1 |
リーグフェーズ第3節 | 2024年10月23日 | vs | アタランタ | 74′ | 0 | ||||
A 0 - 0 |
リーグフェーズ第4節 | 2024年11月5日 | vs | RBライプツィヒ | 90′ | 0 | ||||
H 3 - 1 |
リーグフェーズ第5節 | 2024年11月27日 | vs | クラブ・ブルージュ | 76′ | 1 | ||||
H 1 - 1 |
前田大然の代表履歴
デビュー日 | 引退日 | チーム |
2019年6月18日 | 日本代表 |
前田大然の今季成績
カタール・ワールドカップ グループE | 2 | 119’ | 0 | 0 | 0 |
カタール・ワールドカップ 決勝トーナメント | 1 | 64’ | 1 | 0 | 0 |
2026北中米ワールドカップ アジア2次予選 | 2 | 118’ | 0 | 1 | 0 |
アジアカップ2023 グループD | 2 | 37’ | 0 | 0 | 0 |
アジアカップ2023 決勝トーナメント | 1 | 67’ | 0 | 0 | 0 |
北中米W杯アジア最終予選 | 4 | 105’ | 1 | 0 | 0 |
合計 | 12 | 510’ | 2 | 1 | 0 |
前田大然の出場試合
カタール・ワールドカップ グループE |
第1節 | 2022年11月23日 | vs | ドイツ | 57′ | 0 | ||||
A 1 - 2 |
第2節 | 2022年11月27日 | vs | コスタリカ | ベンチ入り | ||
H 0 - 1 |
第3節 | 2022年12月1日 | vs | スペイン | 62′ | 0 | ||||
H 2 - 1 |
カタール・ワールドカップ 決勝トーナメント |
ラウンド16 | 2022年12月5日 | vs | クロアチア | 64′ | 1 | ||||
H 1 - 1 |
2026北中米ワールドカップ アジア2次予選 |
第1節 | 2023年11月16日 | vs | ミャンマー | メンバー外 | ||
H 5 - 0 |
第2節 | 2023年11月21日 | vs | シリア代表 | メンバー外 | ||
A 0 - 5 |
第3節 | 2024年3月21日 | vs | 北朝鮮代表 | 90′ | 0 | ||||
H 1 - 0 |
第4節 | 2024年3月26日 | vs | 北朝鮮代表 | メンバー外 | ||
A 0 - 3 |
第5節 | 2024年6月6日 | vs | ミャンマー | 28′ | 0 | 80′ | |||
A 0 - 5 |
第6節 | 2024年6月11日 | vs | シリア代表 | メンバー外 | ||
H 5 - 0 |
アジアカップ2023 グループD |
第1節 | 2024年1月14日 | vs | ベトナム | ベンチ入り | ||
H 4 - 2 |
第2節 | 2024年1月19日 | vs | イラク | 16′ | 0 | ||||
A 2 - 1 |
第3節 | 2024年1月24日 | vs | インドネシア | 21′ | 0 | ||||
H 3 - 1 |
アジアカップ2023 決勝トーナメント |
ラウンド16 | 2024年1月31日 | vs | バーレーン | ベンチ入り | ||
A 1 - 3 |
準々決勝 | 2024年2月3日 | vs | イラン | 67′ | 0 | ||||
A 2 - 1 |
北中米W杯アジア最終予選 |
第1節 | 2024年9月5日 | vs | 中国代表 | 27′ | 1 | ||||
H 7 - 0 |
第2節 | 2024年9月10日 | vs | バーレーン代表 | ベンチ入り | ||
A 0 - 5 |
第3節 | 2024年10月10日 | vs | サウジアラビア代表 | 27′ | 0 | ||||
A 0 - 2 |
第4節 | 2024年10月15日 | vs | オーストラリア代表 | ベンチ入り | ||
H 1 - 1 |
第5節 | 2024年11月15日 | vs | インドネシア代表 | 45′ | 0 | ||||
A 0 - 4 |
第6節 | 2024年11月19日 | vs | 中国代表 | 6′ | 0 | ||||
A 1 - 3 |