「世界的なクラブを目指す上で、とても重要」ACLE制覇へ意気込む川崎F主将・脇坂泰斗、中2日と不利な状況も「精神面の方がより重要」

川崎フロンターレのMF脇坂泰斗が、アル・アハリ・サウジとの決勝に向けて意気込みを語った。アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが伝えた。

3日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)決勝が行われ、川崎Fはアル・アハリ・サウジと対戦する。

今大会から大きくレギュレーションが変更となり、グループステージが1つになって行われ、ベスト8以降は「ファイナルズ」としてサウジアラビアで集中開催されている。
Jリーグ勢では横浜F・マリノスとともにベスト8に残った川崎F。準々決勝ではカタールのアル・サッドに延長戦の末に勝利すると、横浜FMは準々決勝でアル・ナスルに負けた中、そのアル・ナスルを下して初の決勝進出を果たした。

チームのキャプテンを務める脇坂は、プロ入りしてから川崎F一筋でプレー。J1で3度の優勝を経験すると、天皇杯で2度、ルヴァンカップで1度の優勝を経験している。自身にとって川崎Fで手にできる残り1つがACLE。初優勝に向けて脇坂は意気込みを語り、世界で通用するチームになるためにも重要な一戦になると語った。

「明日の試合に勝つか負けるかは、全く異なる意味を持つと思います」

「アル・アハリのようなビッグクラブに勝つことは、僕たちのようなクラブが世界的なクラブを目指す上で、とても重要です。だから、勝利を目指して戦うつもりです」

「明日の試合がとても楽しみです。攻撃と守備の両方をしっかりとこなさなければなりません。そして、勝利を目指して戦います。チーム一丸となって、優勝することだけを考えていました」

気になるのはコンディション面。準決勝から中2日という厳しい状況であり、さらにアル・アハリ・サウジと1日違う状況。脇坂は厳しさを認めながらも、最善を尽くして準備をしているとした。

「2日間しかないことは非常に厳しいですが、しっかり食べて、しっかり睡眠をとるように心がけています。もちろん、体力面も重要ですが、精神面の方がより重要になると考えています」

「疲れを感じていても、精神面でそれを補えるように努めます」

そして、現地まで足を運び、準々決勝、準決勝と大きな声援を送っている川崎Fのファン・サポーターにも言及。「彼らのサポートに感謝していますし、全員のために全力を尽くします」と、みんなで喜んで日本へ帰るためにも力の限りを尽くすとした。

試合は3日の25時30分から。『DAZN』では無料でこの試合を独占ライブ配信する。