ついにCLダービーの日がやって来た…/原ゆみこのマドリッド
2025.03.05 02:00 Wed
「でも無理させるのって、とても危ないんじゃないだろうか」そんな風に私が心配していたのは月曜日、バルデベバス(バラハス空港の近く)であったCL16強対決マドリーダービー1stレグ前最後となるチーム練習にとうとう、バルベルデが加わったという記事をマルカ(スポーツ紙)のサイトで読んだ時のことでした。いやあ、年明けから9週連続で週2試合ペースが続いているレアル・マドリーとあって、さすがに体力自慢のウルグアイ人MFも筋肉疲労には勝てず。2月19日のCLプレーオフ、マンチェスター・シティ戦2ndレグこそ、痛み止めを打って出場したものの、その後の3試合はお休みすることに。
それでも負傷とは言えないまでの状態だったため、アンチェロッティ監督もCLアトレティコ戦では戻るとずっと言っていたものの、何せ、チーム練習をしたのがたった1回だけですからねえ。おまけにCLマッチ前日はセッションが公開されるとはいえ、それは始まりのたった15分間だけ。要はバルベルデが「se le ha visto sonriente y confiado/セ・レ・ア・ビストー・ソンリエンテ・イ・コンフィアードー(笑顔で自信あり気に見えた)」のは、簡単なフィジカルトレやロンド(輪の中に人が入ってボールを奪うゲーム)の間だけで、その後は皆とは違うエクササイズをしていたって、知りようがないのでは?
実際、夕方に出た招集リストにもバルベルデは入ったんですが、ええ、マドリーは先週のコパ・デル・レイ準決勝レアル・ソシエダ戦1stレグの際、セバージョスが久保建英選手との接触プレーで太ももを負傷。全治2カ月になってしまった上、ベリンガムも累積警告で出場停止ですからね。更に右サイドの守備の補強でルーカス・バスケスに代わってSBとして入るというオプションもあるため、火曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのサンティアゴ・ベルナベウでの試合では即スタメンに入る可能性が高いんですが、いやあ。リーガもまだ12試合ありますし、0-1で先勝したコパ準決勝もまだ道半ばとなると、下手にプレーして、長期離脱となるケガに繋がったら、それはそれでアンチェロッティ監督も後悔することにならない?
まあ、そんな風に私が思ってしまったのには先週末のリーガ戦も関係していて、ええ、26節の土曜はまず、エスタディオ・バジェカスに行ったんですけどね。ホーム連戦の2試合目にセビージャを迎えたラージョは再び、早期の負傷者発生に苦しむことに。そう、前節のビジャレアル戦ではイシが前半13分に痛み、エンバルバと交代になっていたんですが、この日は26分にCFのエヌテカが筋肉系の負傷でセルジ・グァルディオラと代わらざるを得なくなったんですよ。ビジャレアル戦では、ここにハーフタイム前のデ・フルートスの一発レッド退場が重なったんですが、このセビージャ戦では35分にCBムミンもケガでアリダネと代わり、前半のうちから交代枠を2つも使うというツキのなさでねえ。
それでも途中から雨が降り出し、いきなり真冬モードに回帰したマドリッドの寒さに拍車をかける中、スタンドのファンが熱心に応援を続けたところ、後半10分には右SBのラティウがエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めて先制できたんですけどね。そこは今季、14試合でリードしながら、うち8試合で白星を挙げられなかったラージョ。25分には最後の交代機会を使って、3人のリフレッシュを入れ、36分までは耐えたものの、最後はルケバキオに決められて、1-1のドローで終わってしまいましたっけ。
となると、まだ私がエスタディオ・バジェカスを出る前から、ベニト・ビジャマリンでのベティス戦で前半10分、エムバペからのパスをメンディがGKアドリアンの前で方向を変え、ブライムがゴールを決めて早くも先制。それが監督記者会見を聞いてスタジアムを出た後、メトロポリターノに行くためにメトロに乗る前、コーヒーを飲みに入ったバル(スペインの喫茶店兼バー)のTVで34分、イスコの蹴ったCKから、カルドソにヘッドで同点ゴールを奪われるシーンを見ることになったマドリーだったんですけどね。たとえ、あちらは試合中、一時、マドリッドとは比べ物にならない程の集中豪雨状態に襲われたとはいえ、どうせ、後半にはエムバペやビニシウス、ロドリゴらがゴールを挙げて、簡単に逆転するだろうと、その時は私も思っていたところ…。
それが後半9分にはリュディガーがベティスの新星、19才のヘスス・ロドリゲスをエリア内で倒してPKを献上。おかげでPK決めたイスコが古巣への恩返しを果たしたばかりか、スタンド最前列で待機していた女優の奥さん、サラ・サラモさんに駆け寄ってキスするという、「Estoy grabando un pequeño documental de cómo me estoy recuperando de la lesion/エストイ・グラバンドー・ウン・ペケーニョ・ドクメンタル・デ・コモ・メ・エストイ・レクペランドー・デ・ラ・レシオン(どんな風に自分が負傷から回復しているのかの小さなドキュメンタリーを撮っている)」と当人が言っていた作品に最高のシーンを付け加えるなんてことが起こっていたとは、ビックリじゃないですか。
結局、私は後半ロスタイムをメトロポリターノのプレス用ワーキングルームで見られただけだったんですが、やっぱり負傷せずに生き残っている選手たちも相当、過密日程に疲れていたんですかね。ビニシウス、ロドリゴはもちろん、途中出場したカマビンガやギュレル、そして後半30分にエムバペを下げて、驚きの早期投入となったエンドリックも同点ゴールを挙げることはできず、そのままベティスに2-1で負けてしまったとなれば、イコール、アトレティコがお隣さんをリーガで追い越す大チャンスが到来ってことで…。
え、そのシチュエーション、ちょっと前にもなかったかって?その通りで2週間前の24節、その日も私がブタルケでレガネスvsアラベス戦を見てから、メトロポリターノに移動中にマドリーはエル・サダルでオサスナと1-1の引き分けで終了。またとないチャンスを得たアトレティコだったんですが、その日はバリオスの早期退場もあって、彼らもセルタと同じスコアでドローしてしまってねえ。結局、漁夫の利でラージョに勝ったバルサに首位に立たれてしまったんですが、そんなこともあったため、先週は試合がなく、体力で勝るアスレティックとの対戦には一抹の不安を抱えていたところ…。
だってえ、スペイン・スーパーカップやCL16強対決進出プレーオフがなく、お隣さん程の消化試合数ではなくとも、コパ準決勝1stレグがあったため、アトレティコも先週から1週間2試合体制に入っているんですよ。しかも火曜のバルサ戦は4-4の激戦だったとなれば、シメオネ監督がモンジュイックでスタメンだったフリアン・アルバレス、ジョレンテ、ヒメネス、ギャラガーをセルロート、リノ、ル・ノルマン、モリーナにローテしていたのも十分、理解できるかと。
実際、稲妻のようなスタートして2点を奪ったバルサ戦と違い、この日はなかなかゴールも入りませんでしたしね。1stレグをイーブンに保つ奇跡の後半ロスタイム弾を決めたセルロートも先発で入ると勝手が違うのか、2度のヘッドを失敗してしまったせいで、前半は0-0で終わったんですが、今季のアトレティコで侮れないのは試合内ローテの効率の良さ。ええ、後半13分にはフリアン、ジョレンテ、ギャラガー、少し遅れてコレアも入ったところ、21分には右サイドからジョレンテが送ったスルーパスが引き寄せられるようにフリアンの下へ。1対1でGKウナイ・シモンを破ってくれたから、ビックリしたの何のって。
いえまあ、その後はコレアがシュートをセーブされてしまったりして、追加点は入らず。逆にFKからプラドのヘッドがゴールポストに弾かれ、更にイニャキ・ウィリアムスのシュートもボールバーに弾かれるという、ダブルラックや、弟のニコとのFKセットプレーでエリア外からイニャキが撃ったボールがモリーナに当たり、これもバーを叩いて命拾いしたなんてこともあったんですけどね。
それでも何とかそのまま、1-0で逃げ切って、3位と勝ち点5差だった4位アスレティックの上位3チームに近づきたいという野望を挫いたアトレティコだったんですが、残念ながら、土曜の夜こそ、首位に戻った彼らだったものの、日曜にはバルサがレアル・ソシエダに4-0の圧勝。首位とは勝ち点1差のままながら、お隣さんより勝ち点2つ上の2位という位置で週末を終えることに。
ちなみにシメオネ監督によると、いつも早い時間に交代選手を投入する理由は、「Entramos en una fase del campeonato que se necesitan piernas. Acá hay que corer/エントラモス・エン・ウナ・ファセ・デル・カンペオナーオー・ケ・セ・ネセシータン・ピエルナス。アカー・アイ・ケ・コレール(脚が必要な大会のフェーズに入っている。ここでは走らないといけない)」からだそうで、この辺はいつも選手交代の時間が遅めなアンチェロッティ監督とは対照的なところ。逆にマドリーの指揮官に言わせると、「hay dos tipos de jugadores: los que corren y los que marcan la diferencia/アイ・ドス・ティポス・デ・フガドーレス:ロス・ケ・コレン・イ・ロス・ケ・マルカン・ラ・ディフェレンシア(選手には2つのタイプがある:走る者と違いを見せる者)。その中間にいることはありえない」のだとか。
そうは言ってもメッシ級になればとにかく、やっぱり走って何ぼというのがサッカーですからね。よって、アトレティコでは違いを見せるフリアンですら、時短プレーローテの対象になってしまうんですが、現時点では負傷者はコケとアスピリクエタだけと、頭数的にも体力的にも有利に見えるとはいえ、CLでのマドリーはまったく別の存在。実際、この大会ではシメオネ監督も過去4回対戦して、1度もお隣さんを破ったことがないですしね。
たとえ、マドリーがリーガここ5試合で勝ち点5しか貯められていない状態であるとしても、マンチェスター・シティ戦のバージョンを見せてくるのは確実と思えるため、今は夢を見過ぎないのが吉。せめて1stレグをベルナベウで対戦して3-0の完敗。ビセンテ・カルデロンでの2ndレグでも2-1で逆転突破に及ばなかった、一番直近の2017年の準決勝のようにはならないでとほしいと祈るばかりでしょうか。
そして先週末のリーガは日曜にブタルケでレガネスとヘタフェの弟分ダービーで締めだったんですが、いやあ、こちらも冷たい雨の中での対戦となったせいでしょうかね。お隣さん同士のライバル心もあって、キックオフ前からずっとスタンドの応援は途切れなかったんですが、反対にピッチではしょっちゅう誰かが倒れているという展開に。おまけに前半は両チーム共、ほとんどチャンスらしきものもなく進んだため、ハーフタイム間際には何と、スタンドでも気を失うファンが現れ、クラブのメディカルスタッフと共にミゲール・デ・ラ・フエンテやヘタフェのGKダビド・ソリアまでが様子を見に行って、プレーが中断するなんてことも。
その状態は後半になってもほぼ変わらなかったため、気温3℃という極寒の中、傘までさしてブタルケに行った自分が可哀そうになったぐらいだったんですが、いえいえ、勝負とは最後の最後までわからないもの。何と後半ロスタイム2分、最近のアトレティコのようにレガネスが奇跡のゴールを挙げることになろうとは!そう、ファン・クルスが交代出場して以降、相手エリアに近づくようになった彼らはその当人がロジェに繋ぎ、そこからのクロスを、こちらもミゲールから代わっていたディエゴ・ガルシアがゴールを背に足でトラップ。その試合、両チーム通じて、唯一の枠内シュートとなるchilena(チレナ/オーバーヘッドシュート)でゴールにしたとなれば、もう場内は狂喜乱舞ですって。
いえまあ、何かと言うと、「Aldeano el que no bote/アルデアーノ・エル・ケ・ノー・ボテ(跳ばないのは村民)」とヘタフェファンを莫迦にするカンティコを歌うレガネスファンの習性はあまり褒められたことじゃないとは思うんですけどね。このところ、ボルハ・ヒメネス監督のチームは5試合白星なしで、降格圏最上位と勝ち点が同じというところまで追い詰められていたため、1-0で勝って、差が勝ち点3に増えたのは良かったかと。一方のヘタフェは前節のベティス戦に続いて、2連敗となってしまったんですが、まあ、こちらは降格圏と6差ありますしね。次節のコリセムでの試合で頑張ればいいんですが…それがアトレティコとの兄弟分ダービーなのはホントにツイていませんよね。
それでも負傷とは言えないまでの状態だったため、アンチェロッティ監督もCLアトレティコ戦では戻るとずっと言っていたものの、何せ、チーム練習をしたのがたった1回だけですからねえ。おまけにCLマッチ前日はセッションが公開されるとはいえ、それは始まりのたった15分間だけ。要はバルベルデが「se le ha visto sonriente y confiado/セ・レ・ア・ビストー・ソンリエンテ・イ・コンフィアードー(笑顔で自信あり気に見えた)」のは、簡単なフィジカルトレやロンド(輪の中に人が入ってボールを奪うゲーム)の間だけで、その後は皆とは違うエクササイズをしていたって、知りようがないのでは?
実際、夕方に出た招集リストにもバルベルデは入ったんですが、ええ、マドリーは先週のコパ・デル・レイ準決勝レアル・ソシエダ戦1stレグの際、セバージョスが久保建英選手との接触プレーで太ももを負傷。全治2カ月になってしまった上、ベリンガムも累積警告で出場停止ですからね。更に右サイドの守備の補強でルーカス・バスケスに代わってSBとして入るというオプションもあるため、火曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのサンティアゴ・ベルナベウでの試合では即スタメンに入る可能性が高いんですが、いやあ。リーガもまだ12試合ありますし、0-1で先勝したコパ準決勝もまだ道半ばとなると、下手にプレーして、長期離脱となるケガに繋がったら、それはそれでアンチェロッティ監督も後悔することにならない?
それでも途中から雨が降り出し、いきなり真冬モードに回帰したマドリッドの寒さに拍車をかける中、スタンドのファンが熱心に応援を続けたところ、後半10分には右SBのラティウがエリア外からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めて先制できたんですけどね。そこは今季、14試合でリードしながら、うち8試合で白星を挙げられなかったラージョ。25分には最後の交代機会を使って、3人のリフレッシュを入れ、36分までは耐えたものの、最後はルケバキオに決められて、1-1のドローで終わってしまいましたっけ。
いえ、昨年12月から、リーガ戦9試合連続無敗でクラブ最長記録を作った後、バルサに1-0、ビジャレアルにも0-1と連敗。それでも次の時間帯で兄貴分の援護射撃があれば、来季のヨーロッパ出場圏である6位を維持できた彼らだったんですけどね。困ったのは今週末の次節、サンティアゴ・ベルナベウを訪ねる兄弟分ダービーの晴れ舞台を迎えるに当たって、使えるFWがセルジ・グァルディオラしかいないことで、ええ、エンテカ、イシに加え、カメージョとRdT(ラウール・デ・トマス)もまだリハビリ中。デ・フルートスも2試合目の出場停止とあって、もうイニゴ・ペレス監督も泣きたいぐらいの気持ちになっているかもしれませんが、元々、ヨーロッパの大会がなく、コパも16強対決で敗退しているラージョにして、この惨状ですよお。
となると、まだ私がエスタディオ・バジェカスを出る前から、ベニト・ビジャマリンでのベティス戦で前半10分、エムバペからのパスをメンディがGKアドリアンの前で方向を変え、ブライムがゴールを決めて早くも先制。それが監督記者会見を聞いてスタジアムを出た後、メトロポリターノに行くためにメトロに乗る前、コーヒーを飲みに入ったバル(スペインの喫茶店兼バー)のTVで34分、イスコの蹴ったCKから、カルドソにヘッドで同点ゴールを奪われるシーンを見ることになったマドリーだったんですけどね。たとえ、あちらは試合中、一時、マドリッドとは比べ物にならない程の集中豪雨状態に襲われたとはいえ、どうせ、後半にはエムバペやビニシウス、ロドリゴらがゴールを挙げて、簡単に逆転するだろうと、その時は私も思っていたところ…。
それが後半9分にはリュディガーがベティスの新星、19才のヘスス・ロドリゲスをエリア内で倒してPKを献上。おかげでPK決めたイスコが古巣への恩返しを果たしたばかりか、スタンド最前列で待機していた女優の奥さん、サラ・サラモさんに駆け寄ってキスするという、「Estoy grabando un pequeño documental de cómo me estoy recuperando de la lesion/エストイ・グラバンドー・ウン・ペケーニョ・ドクメンタル・デ・コモ・メ・エストイ・レクペランドー・デ・ラ・レシオン(どんな風に自分が負傷から回復しているのかの小さなドキュメンタリーを撮っている)」と当人が言っていた作品に最高のシーンを付け加えるなんてことが起こっていたとは、ビックリじゃないですか。
結局、私は後半ロスタイムをメトロポリターノのプレス用ワーキングルームで見られただけだったんですが、やっぱり負傷せずに生き残っている選手たちも相当、過密日程に疲れていたんですかね。ビニシウス、ロドリゴはもちろん、途中出場したカマビンガやギュレル、そして後半30分にエムバペを下げて、驚きの早期投入となったエンドリックも同点ゴールを挙げることはできず、そのままベティスに2-1で負けてしまったとなれば、イコール、アトレティコがお隣さんをリーガで追い越す大チャンスが到来ってことで…。
え、そのシチュエーション、ちょっと前にもなかったかって?その通りで2週間前の24節、その日も私がブタルケでレガネスvsアラベス戦を見てから、メトロポリターノに移動中にマドリーはエル・サダルでオサスナと1-1の引き分けで終了。またとないチャンスを得たアトレティコだったんですが、その日はバリオスの早期退場もあって、彼らもセルタと同じスコアでドローしてしまってねえ。結局、漁夫の利でラージョに勝ったバルサに首位に立たれてしまったんですが、そんなこともあったため、先週は試合がなく、体力で勝るアスレティックとの対戦には一抹の不安を抱えていたところ…。
だってえ、スペイン・スーパーカップやCL16強対決進出プレーオフがなく、お隣さん程の消化試合数ではなくとも、コパ準決勝1stレグがあったため、アトレティコも先週から1週間2試合体制に入っているんですよ。しかも火曜のバルサ戦は4-4の激戦だったとなれば、シメオネ監督がモンジュイックでスタメンだったフリアン・アルバレス、ジョレンテ、ヒメネス、ギャラガーをセルロート、リノ、ル・ノルマン、モリーナにローテしていたのも十分、理解できるかと。
実際、稲妻のようなスタートして2点を奪ったバルサ戦と違い、この日はなかなかゴールも入りませんでしたしね。1stレグをイーブンに保つ奇跡の後半ロスタイム弾を決めたセルロートも先発で入ると勝手が違うのか、2度のヘッドを失敗してしまったせいで、前半は0-0で終わったんですが、今季のアトレティコで侮れないのは試合内ローテの効率の良さ。ええ、後半13分にはフリアン、ジョレンテ、ギャラガー、少し遅れてコレアも入ったところ、21分には右サイドからジョレンテが送ったスルーパスが引き寄せられるようにフリアンの下へ。1対1でGKウナイ・シモンを破ってくれたから、ビックリしたの何のって。
いえまあ、その後はコレアがシュートをセーブされてしまったりして、追加点は入らず。逆にFKからプラドのヘッドがゴールポストに弾かれ、更にイニャキ・ウィリアムスのシュートもボールバーに弾かれるという、ダブルラックや、弟のニコとのFKセットプレーでエリア外からイニャキが撃ったボールがモリーナに当たり、これもバーを叩いて命拾いしたなんてこともあったんですけどね。
それでも何とかそのまま、1-0で逃げ切って、3位と勝ち点5差だった4位アスレティックの上位3チームに近づきたいという野望を挫いたアトレティコだったんですが、残念ながら、土曜の夜こそ、首位に戻った彼らだったものの、日曜にはバルサがレアル・ソシエダに4-0の圧勝。首位とは勝ち点1差のままながら、お隣さんより勝ち点2つ上の2位という位置で週末を終えることに。
ちなみにシメオネ監督によると、いつも早い時間に交代選手を投入する理由は、「Entramos en una fase del campeonato que se necesitan piernas. Acá hay que corer/エントラモス・エン・ウナ・ファセ・デル・カンペオナーオー・ケ・セ・ネセシータン・ピエルナス。アカー・アイ・ケ・コレール(脚が必要な大会のフェーズに入っている。ここでは走らないといけない)」からだそうで、この辺はいつも選手交代の時間が遅めなアンチェロッティ監督とは対照的なところ。逆にマドリーの指揮官に言わせると、「hay dos tipos de jugadores: los que corren y los que marcan la diferencia/アイ・ドス・ティポス・デ・フガドーレス:ロス・ケ・コレン・イ・ロス・ケ・マルカン・ラ・ディフェレンシア(選手には2つのタイプがある:走る者と違いを見せる者)。その中間にいることはありえない」のだとか。
そうは言ってもメッシ級になればとにかく、やっぱり走って何ぼというのがサッカーですからね。よって、アトレティコでは違いを見せるフリアンですら、時短プレーローテの対象になってしまうんですが、現時点では負傷者はコケとアスピリクエタだけと、頭数的にも体力的にも有利に見えるとはいえ、CLでのマドリーはまったく別の存在。実際、この大会ではシメオネ監督も過去4回対戦して、1度もお隣さんを破ったことがないですしね。
たとえ、マドリーがリーガここ5試合で勝ち点5しか貯められていない状態であるとしても、マンチェスター・シティ戦のバージョンを見せてくるのは確実と思えるため、今は夢を見過ぎないのが吉。せめて1stレグをベルナベウで対戦して3-0の完敗。ビセンテ・カルデロンでの2ndレグでも2-1で逆転突破に及ばなかった、一番直近の2017年の準決勝のようにはならないでとほしいと祈るばかりでしょうか。
そして先週末のリーガは日曜にブタルケでレガネスとヘタフェの弟分ダービーで締めだったんですが、いやあ、こちらも冷たい雨の中での対戦となったせいでしょうかね。お隣さん同士のライバル心もあって、キックオフ前からずっとスタンドの応援は途切れなかったんですが、反対にピッチではしょっちゅう誰かが倒れているという展開に。おまけに前半は両チーム共、ほとんどチャンスらしきものもなく進んだため、ハーフタイム間際には何と、スタンドでも気を失うファンが現れ、クラブのメディカルスタッフと共にミゲール・デ・ラ・フエンテやヘタフェのGKダビド・ソリアまでが様子を見に行って、プレーが中断するなんてことも。
その状態は後半になってもほぼ変わらなかったため、気温3℃という極寒の中、傘までさしてブタルケに行った自分が可哀そうになったぐらいだったんですが、いえいえ、勝負とは最後の最後までわからないもの。何と後半ロスタイム2分、最近のアトレティコのようにレガネスが奇跡のゴールを挙げることになろうとは!そう、ファン・クルスが交代出場して以降、相手エリアに近づくようになった彼らはその当人がロジェに繋ぎ、そこからのクロスを、こちらもミゲールから代わっていたディエゴ・ガルシアがゴールを背に足でトラップ。その試合、両チーム通じて、唯一の枠内シュートとなるchilena(チレナ/オーバーヘッドシュート)でゴールにしたとなれば、もう場内は狂喜乱舞ですって。
いえまあ、何かと言うと、「Aldeano el que no bote/アルデアーノ・エル・ケ・ノー・ボテ(跳ばないのは村民)」とヘタフェファンを莫迦にするカンティコを歌うレガネスファンの習性はあまり褒められたことじゃないとは思うんですけどね。このところ、ボルハ・ヒメネス監督のチームは5試合白星なしで、降格圏最上位と勝ち点が同じというところまで追い詰められていたため、1-0で勝って、差が勝ち点3に増えたのは良かったかと。一方のヘタフェは前節のベティス戦に続いて、2連敗となってしまったんですが、まあ、こちらは降格圏と6差ありますしね。次節のコリセムでの試合で頑張ればいいんですが…それがアトレティコとの兄弟分ダービーなのはホントにツイていませんよね。
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元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンが、レアル・マドリー移籍の経緯を明かした。スペイン『アス』が伝えている。 2005年から2014年の間、チェルシーで活躍したエッシェン。2012-2013シーズンには、当時チェルシー加入時の恩師であったジョゼ・モウリーニョ監督が率いていたレアル・マドリーへ1年間のレンタル移籍で加入していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUm1zTmlFUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> エッシェンは、南アフリカ人スポーツジャーナリスト、キャロル・シャバララ氏と、インスタグラムのライブ配信を通してのインタビューに応えると、この移籍が決定するまでの経緯を回顧。移籍市場最終日のわずか数時間で移籍が決まったと明かし、映画のようなドタバタ移籍劇について語った。 <span class="paragraph-title">◆知らない番号から突然の電話…</span> 「(2012年8月31日)私はUEFAスーパーカップを戦うためにチェルシーのチームとモナコにいた。その時見覚えのない番号から電話があったんだ」 「私は出たくなかったが、その日私と同じ部屋にいた従兄弟が電話に出るよう言ってきたんだ」 「電話が鳴り続けたので、電話に出た。『もしもし?』と言った瞬間に相手からも、『もしもし?』と聞こえた。すぐに誰が電話をしてきたか分かって、従兄弟に『ジョゼ・モウリーニョからだ』と教えたよ」 「彼は『アーセナルに移籍するそうじゃないか』と言ってきたので、そんなことないと伝えたよ。アーセナルからは何の連絡もなかったからね」 「そしたら彼が『アーセナルには行かずに俺のところへ来い』と言ったんだ。彼にどこのことか聞いたら、『レアル・マドリー』と言った。私は彼に準備はできてると言ったよ」 <span class="paragraph-title">◆試合前のドタバタ劇</span> 「あれは移籍市場最終日のことで、ジョゼは私の代理人の電話番号を聞いてきた。私はスーパーカップの試合中に抜け出すことになっても行く準備はできてると伝えた」 「ラサナ・ディアラがロシアに移籍する予定で、彼の移籍が成立したら私の移籍の手順を進めると教えてくれた。私は『分かった、部屋でリラックスして待ってるよ』と答えた」 「彼は、数時間待ってくれ、そしたらかけ直すと言っていた」 「数時間して私の代理人に何が起きたか話した。マドリーへの移籍についてジョゼと話したこと、彼の番号を教えたことを伝えた。彼はマドリーは戻ってくるから落ち着けと言っていた」 「ラス(ラサナ・ディアラ)のロシアへの移籍が決まったから、私たちは計画を変更しなきゃならなかった。チームは(スーパーカップの)アトレティコ戦に向けてホテルを出る寸前だったからね。マドリーの代理人は私の代理人と一緒にいて、私はスタジアムに行くためにもうバスに乗っていたんだ。私もスタジアムに行く予定だったが、代理人がホテルに戻ってこいと言ってきた。FAXを送らなきゃいけなかったらしい。だから私は運転手にバスを止めてくれと狂ったように叫ばなければならなかった」 <span class="paragraph-title">◆「バスを止めてくれ!」</span> 「チームメイトはみんな私を見て『ミケルどうした?』って感じだった。彼らに私はバスから降りなきゃいけないと伝えて『またね』と言った」 「そんなこんなでパスが止まって、私はホテルに戻って代理人を待っていた。それから彼が来てFAXを何枚か送ったんだ。ありがたいことに全ての処理が時間内に間に合ったよ。それから私は少なくともスパイクを取りに行かなきゃいけないからスタジアムに行ってくると代理人に伝えた」 「スタジアムに着いたころにはもう試合は終わっていた。私がピッチにいたチームメイトに加わったが、何人かは既に私の移籍について知っていた。他のチームメイトは何があったのか聞いてきたので、彼らに移籍することを伝えなきゃならなかった。レアルへの移籍の話が来てホテルに戻って書類を書く必要があったと説明したよ。だからスパイクを取りにいくついでにみんなにさよならを言わなきゃならなかった」 「表彰式の後、みんなでロッカールームに戻った時、みんなにちゃんとしたお別れを言った。スパイクとすね当てだけ持って、ロマン・アブラモビッチを含めみんなに挨拶した。アブラモビッチは幸運を祈ってくれた。その後私はホテルに戻り、次の日にはマドリー行きの飛行機に乗っていた」 「私はスパイクとすね当てと、ジーンズとシャツ一枚、それからチェルシーのジャージだけ持ってマドリーへ行ったんだ。空港に着くとジョゼが待っていてくれた。挨拶を済ますと、病院でメディカルを受けて、次の日にはトレーニングに参加したよ」 激動の移籍最終日の出来事を明かしたエッシェン。移籍したマドリーでは主力として公式戦35試合に出場し2ゴール1アシストを記録した。 2020.05.19 11:15 Tue3
レアル・マドリーがミランから19歳DFヒメネスを一時的に呼び戻し? 昨夏完全移籍移行も半年レンタルのアイデアを保有か
レアル・マドリーに、ミランからスペイン人DFアレックス・ヒメネス(19)を一時的に呼び戻すプランが存在か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ヒメネスはスペイン出身で、マドリーの下部組織育ち。23年夏にレンタル移籍でミランU-19へ加わり、1年後の昨夏、ミランへの完全移籍と共にトップチーム昇格となった。 すなわち現在は完全にミランの一員なわけで、迎えた今シーズンはセリエA5試合、スーペルコッパ・イタリアーナ2試合などに出場。ただ、主戦場はセリエCのフトゥーロ(U-23)である。 そんななか、最終ラインが手薄なマドリーが、半年レンタルでのヒメネス呼び戻しを画策か。 現段階ではいちプランに過ぎずも、ドライローンでの獲得に興味を持っているとのこと。マドリーには2025年夏なら900万ユーロ(約14.4億円)、26年夏なら1200万ユーロ(約19.2億円)という、買い戻し条項があるとされている。 2025.01.16 15:40 Thu4
代表戦で衝突のアルダ・ギュレルとソボスライがSNSで場外戦…出場時間揶揄に対してマドリーMFが痛烈な返し
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグをトルコが3-1で先勝していたなか、ハンガリーホームで行われた23日の2ndレグもトルコが3-0で快勝。2戦合計6-1の完勝でリーグA昇格を決めていた。 同試合ではチーム2点目を挙げたギュレルが1年前のフレンドリーマッチでも衝突が伝えられ、今回の再戦でもバチバチとやり合っていたソボスライに激しく詰め寄られた際に「黙れ」のジェスチャーを行い、小競り合いとなっていた。 ここまでであれば、試合中によくある揉め事として流されるはずだったが、試合後も怒りが収まらないハンガリー代表のキャプテンはハンガリー『Nemzeti Sport』がインスタグラムに投稿した当該のやり取りを収めた写真に対して、「1088」とのコメントを残した。 この数字はカルロ・アンチェロッティ監督の下、ポジション争いで苦戦するギュレルのマドリーでの今シーズンのプレータイムを揶揄したものとされ、物議を醸していた。 これに対して血気盛んな20歳MFも黙っておらず、自身のインスタグラムのストーリーズで反撃。「この男は冗談だ。6ゴールで黙るには十分じゃないのか?」とのキャプションとともに同じ画像とトルコの3-0のスコアを写した画像を投稿。 さらに、画像をよく確認すると、ハンガリーのスコアの下に「ソボスライ 1インスタグラムコメント」と細かな加工も加えられており、痛烈に煽り返した。 ここに至る両選手の衝突の経緯はわからず、外野がとやかく言うべきではないが、ひとまず互いに冷静さを取り戻し、今後は場外戦ではなく改めてピッチの上で白黒つけたいところか。 2025.03.25 06:30 Tue5
