とりあえず生き延びた…/原ゆみこのマドリッド

2025.02.28 22:00 Fri
©Atlético de Madrid
「間が1カ月もあったら、どうなっているか、全然、わからないわよね」そんな風に私がカレンダーを眺めていたのは木曜日、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグの日付確認をしていた時のことでした。いやあ、1stレグを共にアウェイでプレーしたマドリッドの兄貴分たちは、どちらも決勝進出に期待を持たせる、いい感じの結果を出すことができたんですけどね。問題は、今季はヨーロッパの大会が新バージョンになったため、CLなど、以前は長々4週間かけてやっていた16強対決が3月上旬の2週間で完結することに。

そう、CLマドリーダービーでガチンコ対決するレアル・マドリーとアトレティコはもとより、バルサもベンフィカ戦、レアル・ソシエダもEL16強対決のマンチェスター・ユナイテッド戦がありますからね。そこで敗退したコパ4強チームにはショックが残るんじゃないかと思ったんですが、真逆でコパ優勝に尚更燃えてしまうなんてこともある?加えて現在、リーガの首位争いも1位バルサと2位マドリーは同じ勝ち点、3位のアトレティコもたった1差という、毎節、順番が変わってもまったくおかしくない壮絶状態となれば、4月1、2日にコパ準決勝2ndレグを迎える頃には皆、そんな大会もあったなぐらいの気分になってそうなのが、ちょっと心配なんですが…。

まあ、そんなことはともかく、このミッドウィークのコパ2試合がどんなだったか、お話ししていくことにすると。まず、火曜にモンジュイックでバルサとプレーしたアトレティコの方なんですが、いやもう、それがこの世のものとは思えない大激戦となってねえ。とにかく初っ端から、目が点となってしまったのは、アトレティコの猛ラッシュスタートで、だってえ、開始から30秒にはフリアン・アルバレスが撃ったヘッドをGKシュシェスニーが弾き、CKを獲得しているんですよ。おまけにグリーズマンが一旦、ショートで出した後、エリア内に入れたクロスをラングレが頭で流し、そのボールをフリアンがゴール左前から蹴り込んで、1分経つ前に先制点が入っているって、あまりに早すぎるじゃないですか。
おまけに彼らは6分にもフリアンが自陣でクンデからボールを奪い、カウンターに走るグリーズマンにスルーパス。背番号7がエリア内左から撃ったシュートがGKに当たりながらもゴールに入り、2点目になったとなれば、もしやこの日、眠ったままピッチに入ったのはバルサの方だった?でもねえ、通常ならアトレティコにとって、2点差はまずまず安全圏だったんですが、ゴールを浴びて目を覚ました相手に以降、自陣に押し込まれてしまってねえ。なるほど、こんなところで前節のバレンシア戦後半に引きこもり守備の練習をしたのが生きてくるのかと思えば、いやいや、敵は降格圏のチームではなく、リーガ首位のバルサ。

12分、レバンドフスキの代わりに先発したフェラン・トーレスのシュートこそ、コパ専任GKのムッソが止めてくれたものの、20分にはクンデのラストパスをペドリに決められて1点差にされると、何とその1分後にはCK守備で、うーん、CLレバークーゼン戦に続き、セルタ戦でも早期退場したバリオスは反省が行き過ぎましたかね。3才年下のクバルシを抑えることができず、まんまと同点ヘッドを決められてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。そのバルサ初ゴールを挙げた18才は41分にもラフィーニャがCKを蹴る時、イニゴ・マルティネスのマークをしていたジョレンテの邪魔をして、先輩CBがやはり頭で勝ち越し点を挙げるのに協力していたんですが、ちょっとお、前半のうちに0-2が3-2になるって、一体どういうこと?
おかげでハーフタイムが来た時にはすでに頭がクラクラしていた私だったんですが、この日のシメオネ監督は後半頭からの3人一斉交代を行わず。それでも10分後にはガランとジュリアーノをレイニウドとリノに、15分にはギャラガーをモリーナに、22分にはデ・パウルとグリーズマンをコレアとセルロートへと短時間で交代枠を使い尽くして反撃を試みたものの、いえ、27分にはノルウェー人大型FWのゴールが決まったんですけどね。残念ながら、オフサイドで認められなかっただけでなく、その2分後にはとうとう17才のジャマルが真価を発揮。

イエローカードをもらっていたガランがレイニウドになっても何のその、右側からエリア内に入り込んだ彼にゴール前へのキラーパスを送られて、途中出場していたレバンドフスキに4点目を入れられてしまったとなれば、もうコパは終わったと諦めてしまったアトレティコファンがいても不思議はなかったかと。それがまさか、「Hay un espíritu de gladiadores increíbles/アイ・ウン・エスピリトゥ・デ・グラディアドーレス・インクレイブレス(信じられない程の剣闘士の精神がある)」(シメオネ監督)選手たちが、昨年12月最後のリーガ戦のデジャブのようなことをやってくれたから、ビックリしたの何のって。

いえ、37分、ピッチに残っていたフリアンがコレアにボールを繋ぐと、彼が折り返したパスを駆けつけたジョレンテが撃ち込んで、スコアが4-3になった時はまだ単なる心の慰み程度だったんですけどね。何とロスタイム3分、自陣からのラングレのロングボールをリノが受け取り、ゴール前のセルロートにラストパス。「バルサ相手には4、5本決めていると思う。Incluso cuando me desperté esta mañana, sabía que iba a marcar/インクルソ・クアンドー・メ・デスペルテ・エスタ・マニャーナ、サビア・ケ・イバ・ア・マルカル(今朝、目が覚めた時からゴールを決めることを知っていた程にね)」という彼のシュートが、今季チーム16本目の後半ロスタイムゴールとなり、とうとう4-4の同点に追いついちゃったんですから、このアトレティコ、根性半端ないじゃないですか。

いえまあ、試合後、まだ22才ながら、若い選手が多いせいで、すっかりベテランの顔になっているペドリも「Ya nos pasó en Liga/ジャー・ノス・パソ・エン・リーガ(もうリーガでも起きたこと)。試合の最後の数分はボールをキープして、そんなに守備ラインを上げないことを学ばないといけない」と言っていたように、この土壇場の同点劇にはバルサの油断と疲労のおかげもあったんですけどね。それでも結果、「Nos vamos con este 4-4, eliminatoria abierta/ノス・バモス・コン・エステ・クアトロ・クアトロ、エリミナトリア・アビエルタ(この4-4を持ってウチは帰る。準決勝はまだオープンのままだ)。難しい相手だが、こちらにも武器はある」(シメオネ監督)となれば、ええ、2ndレグはメトロポリターノ開催なんですよ。

となれば、後はセットプレー守備の課題克服だけは忘れずに、4月2日が近づくまで、他の大会に専念するばかりですが、今週末のアトレティコのリーガ26節は土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのアスレティック戦。一応こちら、勝ち点差は5あるものの、一応、3位と4位の対戦になりますからね。相手にはコパはなく、来週のELローマ戦も木曜と先でローテも不要のため、シメオネ監督も主力選手を休ませられないのは辛いところですが、それでも来週火曜のCLマドリー戦に備えて、メンバー変更はある?ちなみにこの試合もアトレティコで欠けるのはコケとアスピリクエタだけになりそうです。

そして翌水曜、サン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾート都市)でマドリーのレアル・ソシエダ戦1stレグがあったんですが、いやあ、同じ16強対決プレーオフ組で相手も消耗しているのと2ndレグはサンティアゴ・ベルナベウというのを当てにして、アンチェロッティ監督も賭けに出たんですかね。準決勝にふさわしく、アトレティコ同様、ソシエダがベストメンバーを並べてきたのに対して、2日前に親知らずを抜いたエムバペ、過重労働で筋肉疲労しているバルベルデ、ここまでコパ専任GKがルニンなのをいいことに、クルトワまでがマドリッドでお留守番という辺りから、もう驚かされてはいたんですけどね。

おまけにレアル・アレナのピッチに立った先発の中にはロドリゴも準レギュラーのブライムもおらず、ルーカス・バスケスもベンチスタート。CBのアセンシオが右SBを務める実験的な布陣だったんですが、それでも何とかなっちゃったんですよ。その一番の原因はGKルニンが冴えていたのと同時に、開始4分から撃っていった久保建英選手を始め、オジャルサバル、バレネチェアら、ソシエダの前線に決定力が欠けていたせいもあるんですが、対照的にマドリーは前半19分、ワンチャンスをものにすることに。

そう、「Cuando Bellingham tenía el balón vi el campo libre y supe que tenía que correr/クアンドー・ベリンガム・テニア・エル・バロン・ビ・エル・カンポ・リブレ・イ・スペ・ケ・テニア・ケ・コレール(ベリンガムがボールを持った時、ピッチが開けているのを見て、自分は走らないといけないと知っていた)」というエンドリックが、リーガとCLのダブル出場停止処分により、ここ2週間でこの試合しかプレーできないイギリス人MFのロングパスを上半身を使ってトラップ。そのままエリア内に突入して、GKレミロを破ってしまったからですが、その辺はさすがわざわざ、ブラジルからマドリーに連れて来られたFWだけのことはある?

実際、アンチェロッティ監督も「Tiene mucho acierto ante la potería/ティエネ・ムーチョ・アシエルトー・アンテ・ラ・ポルテリア(ゴールを前にとても高い決定力を持っている)」と褒めていたんですけどね。何より彼の偉さは出場機会が滅多に回ってこず、出ても最後の数分とかでも決して不貞腐れたりせず、「Es muy joven, muy rápido y aprende con velocidad/エス・ムイ・ホベン、ムイ・ラピドー・イアプレンデ・コン・ベロシダッド(彼はとても若くて素早くて、学ぶスピードも早い)」(アンチェロティ監督)と精進を続けているところかと。

結局、後半はどちらもゴール運に恵まれず、いえ、エンドリックが絶好機に枠に当ててしまったなんてことはあったんですけどね。そのまま試合は0-1でマドリーが勝ったんですが、2つ残念な出来事があって、まずはハーフタイム入り直前、バレネチェアを倒してイエローカードをもらったアセンシオにスタンドから、「Asencio muérete/アセンシオ・ムエレテ(アセンシオ、信じまえ)」のカンティコ(チャント)が聞こえたせいで、プレーが一時中断。いやあ、最初は私も理由がわからず、この日、初めてキャプテンマークを付けたビニシウスが主審と話していたため、また彼に人種差別的野次が飛んだのかと思ったんですけどね。

そうではなく、犠牲になったのは22才のカンテラーノ(RMカスティージャの選手)だったんですが、主審が規則に沿って、注意を促す場内アナウンスするように頼み、それが流れた後、ようやくプレーは再開することに。そのせいもあって、「Estaba afectado. Lo cambié por eso y por la amarilla/エスタバ・アフェクタードー。ロ・カンビエ・ポル・エソ・イ・ラ・アマリージャ(影響を受けていた。それとイエローカードで代えた)」という判断をアンチェロッティ監督がしたため、アセンシオは後半のピッチには出て来ず、ルーカス・バスケスになっていたんですが、もう1つの不幸は後半ロスタイムになって到来。

こちらは久保選手のヒザが脚にぶつかったセバージョスの負傷で、それがマドリッドに戻って検査した結果、左太ももを痛めて全治2カ月というから、さあ大変!もちろん、マドリーの中盤にはモドリッチやカマビンガ、チュアメニもいるんですが、何せ、このところの彼は3年前にアーセナルから来て以来、初めてと言っていい程、出場が続いていましたからね。まさに好事魔多しですが、とりあえず、この週末、チームは土曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)から、ベニト・ビジャマリンでベティス戦に挑むことに。

ちなみにこの試合、元々、日曜に設定されていたのが、CLマドリーダービーが火曜となったため、前倒しされたんですが、木曜には前節のヘタフェ戦で退場していた、この冬、マンチェスター・ユナイテッドからレンタルでベティスに来た期待のFW、アントニーのレッドカードが取り消されるなんてことも。審判の勘違いレッドで2試合もベリンガムが出場停止になったマドリーにしてみれば、不公平極まりない気分でしょうが、大丈夫。エムバペやクルトワが体力回復して戻って来ますし、ここはしっかりベティスに勝って、同じ勝ち点の弟分、ラージョの6位キープを援護射撃してあげてほしいかと。

いえ、もちろん、その前の時間帯でホーム連戦2試合目となるセビージャ戦に挑むラージョの自助努力も欠かせませんけどね。イニゴ・ペレス監督のチームにも前節ビジャレアル戦で退場となったデ・フルートスが出場停止2試合になってしまったため、貴重な前線の選手が使えないという弱みが。負傷交代したイシが戻って来られるのかもわかりませんし、アルバロ・ガルシアにしか頼れないのはちょっと辛いところかもしれません。

その一方で残りの弟分、レガネスとヘタフェは日曜にブタルケでダービーとなるんですが、どちらも前節はそれぞれ、ソシエダ、ベティスに負けたばかり。とりわけ降格圏との差が勝ち点1しかないボルハ・ヒメネス監督のチームにとっては絶対に落とせない試合なんですが、14位のお隣さんも早く残留目安の勝ち点40までの残り10ポイントを貯めちゃいたいはずですからね。ビジターファン用300枚のチケットも即完売したそうで、ボルダラス監督のチームも孤立無援ではないため、きっと競った展開になるんじゃないでしょうか。

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トーレスがアンフィールドに帰ってくる!引退後には衝撃の変貌が話題、リバプールレジェンズの一員としてチャリティーマッチに参戦へ

元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏が、リバプールの一員としてアンフィールドでプレーする。クラブ公式サイトが伝えている。 現役時代はスペイン代表でも活躍し、アトレティコ・マドリーやリバプール、チェルシー、ミランでプレー。Jリーグのサガン鳥栖でキャリアを終えたトーレス氏。現在は指導者に転身し、古巣のアトレティコの下部組織、U-19チームで監督を務めている。 その中で、リバプールは3月に行うリバプールレジェンズvsアヤックスレジェンズのチャリティーマッチで、トーレス氏もプレーすることを発表した。 2007年夏からの3年半在籍し公式戦142試合81得点を記録した元エースストライカーにとっては、リバプールレジェンドでのデビューとなり、アンフィールドでプレーするのは2015年のオールスターチャリティーゲーム以来となるということだ。 現役時代には“貴公子”とも呼ばれたトーレス氏だが、引退後には現役時代以上に筋トレに励み、当時のスマートな印象とは比べられないほどバルクアップした姿へと変貌している。 そんなトーレス氏が一体どんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。 <span class="paragraph-title">【写真】現役時代とは別人のトーレス氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cu9QAafNbmz/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/Cu9QAafNbmz/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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ライプツィヒが19歳の主力、ベルギー代表MFフェルメーレンの完全移籍を発表! アトレティコからの買取義務OP発動

RBライプツィヒは17日、アトレティコ・マドリーからレンタル移籍加入しているベルギー代表MFアーサー・フェルメーレン(19)の完全移籍加入を発表した。 なお、今回は特定の条件を満たしたことにより、レンタル加入時に定められていた買い取り義務オプションが発動。契約期間は2029年6月までとなる。 また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2000万ユーロ(約32億1000万円)となった。 フェルメーレンは2022-23シーズン途中から母国ベルギーのアントワープでレギュラーに定着。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)優勝やチャンピオンズリーグ(CL)を経験した。 2024年1月にアトレティコへ完全移籍。しかし、ディエゴ・シメオネ監督からはほとんど起用されず、2024年8月にライプツィヒへ買い取りオプション義務付きのレンタル移籍を果たした。 ドイツでは立ち位置を確保し、ここまでブンデスリーガで15試合1アシストを記録。CLとDFBポカールも含め、公式戦22試合に出場している。 ライプツィヒに完全移籍することとなった19歳MFは、クラブを通じて喜びを語った。 「RBLに長くいられることをとても嬉しく思っている。ライプツィヒに来た初日から居心地の良さを感じていた。選手としての成長という観点では、夏の契約時にクラブが言っていた通りの展開になっている。試合にたくさん出てさらに成長し、ピッチでチームに貢献する機会を得られた」 「RBライプツィヒは大きな可能性を秘めたクラブとして評判が高い。若い選手が最高レベルで実力を証明し、自らの成長における次のステップに進むことができる。一緒に達成したいことがまだたくさんある。今後が本当に楽しみだ!」 2025.01.17 20:48 Fri
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「若き日のディエゴを思い出す」ジュリアーノ・シメオネ22歳をマドリード紙ら称賛「彼の血にも“チョリズモ”」「息子3人の中で最も父親似」

アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(22)に対する評価が高まってきた。「若き日の父親ディエゴを彷彿とさせる」などとマドリード紙が称える。 父ディエゴ・シメオネが指揮するアトレティコに16歳で入団したジュリアーノ。 トップチームで父親から初めて起用されたのは19歳。しかし、そこからしばらくセカンドチームを主戦場とし、23-24シーズンはアラベスへ武者修行…現役時代からアトレティコ魂を持つ父ディエゴに肩を並べるのは難しいだろうと誰もが思うなか、昨夏アラベスより復帰した。 それでも迎えた今季、ジュリアーノはラ・リーガ第10節あたりからスターターに定着し、ワイドアタッカーとして奮闘。4日のコパ・デル・レイ準々決勝ヘタフェ戦では2得点を記録した。 『マルカ』などに寄稿するマドリードのジャーナリスト、アドリアン・ブランコ氏は、自身のXでジュリアーノを称賛。 「ジュリアーノ・シメオネは今季アトレティコのビッグネームである。彼がアトレティコの復活、成長、競争力を象徴する存在となっているのだ。そのプレーにはエネルギー、犠牲、決意、熱意が溢れ、とにかく情熱的。彼の血にも“チョリズモ”が流れている」 『Relevo』も社説でジュリアーノを称賛した。 「ジュリアーノは“魂”そのものか。ピッチ脇でチョロ(父ディエゴ)が望むこと全てをフィールド全域に伝えるのが、このシメオネ家の三男だ。彼がアトレティコに来たのは父親のおかげだと誰もが言ったが、今ここに残っているのは父親が持っていたもの全てを彼も持つからだ」 「ジュリアーノが自らのゴールを祝っている様子を見ると、いつだったか…ビセンテ・カルデロンでエンブレムを指差して歌っていた若き日のディエゴを思い出す。今や、ジュリアーノがアトレティコのスターターであることに異論を唱える者はいない。間違いなく、息子3人の中でジュリアーノが最も父親に似ている」 2025.02.05 20:41 Wed
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現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed

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