左ヒザ重傷の悲劇からまもなく6カ月、バルセロナ新星MFベルナルの練習復帰がまもなくか

2025.02.15 22:17 Sat
バルセロナの17歳MFベルナル
Getty Images
バルセロナの17歳MFベルナル
バルセロナのU-17スペイン代表MFマルク・ベルナルが、着実に復帰へ向かっているようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じた。
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昨夏のプレシーズンで好パフォーマンスを発揮し、ハンジ・フリック監督の信頼を掴んだ17歳のベルナル。先発したラ・リーガ開幕節でファーストチームデビューを飾り、そこから8月末に行われた第3節のラージョ・バジェカーノ戦までスタメンが続いた。しかし、ラージョ戦の終了間際に左ヒザ前十字じん帯断裂と外側半月板損傷の大ケガを負う。後日、クラブは手術の成功と全治12カ月の見込みであることを報告した。
もうすぐ6カ月が経とうかというところ、これまでベルナルは下半身のトレーニングと上半身の強化に取り組んできたとのこと。バルセロナはリスクを冒すことこそ恐れているものの、回復は順調で、練習復帰もそう遠くないという。

同様のケガを負った先輩のスペイン代表MFガビは、右ヒザを負傷してから約11カ月で復帰。2024年10月にピッチに戻って以降はコンスタントに出場している。
なお、ベルナルの悲劇から約1カ月後の2024年9月末、バルセロナは2026年6月までの契約延長を発表。3年間の契約延長オプションも付帯し、契約解除金は5億ユーロ(約800億円)に設定されたが、サインのみがまだ交わされていないようで、適切な日を模索しているという。



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10人のバルセロナがハフィーニャの1G1Aなどでセビージャに4発快勝!【ラ・リーガ】

バルセロナは9日、ラ・リーガ第23節でセビージャとサンチェス・ピスファンで対戦し4-1で勝利した。 ミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準々決勝のバレンシア戦を圧勝した3位バルセロナ(勝ち点45)は、その試合からスタメンを4人変更。フェラン・トーレスやフェルミン・ロペス、エリック・ガルシア、クバルシに代えて、レヴァンドフスキやガビ、イニゴ・マルティネス、アラウホをスタメンで起用した。 リーグ戦2試合連続ドロー中の13位セビージャ(勝ち点28)に対し、立ち上がりからボールを握るバルセロナは7分に先制する。ショートコーナーの流れからバイタルエリア中央左手前でボールを受けたハフィーニャがクロスを入れるとボックス中央右のイニゴ・マルティネスが頭で折り返したボールを、最後はゴール前のレヴァンドフスキが押し込んだ。 幸先良く先制したバルセロナだが、わずか1分後にスコアは振り出しに戻る。8分、キックオフボールを右サイドに送るとルケバキオのロングパスで右サイドを抜け出したロメロがボックス右から侵入すると、折り返しをバルガスが難なくゴールに流し込んだ。 その後もバルセロナがボールを握り、セビージャがカウンターを狙うという構図で試合が進んでいく。するとバルセロナにアクシデント。直前のプレーでサウールのスライディングタックルを受けたアラウホが右足首を負傷。一度はプレーを再開したものの、結局ピッチを去ることになり、22分にクバルシが投入された。 前半半ばから終盤にかけても75%と高いボール支配率を記録するバルセロナ。だが、完全に持たされた感が強く、中央を締めるセビージャ守備陣を攻略できず決定機まで至らない。 するとセビージャは45分、バルガスとのパス交換でボックス左横まで駆け上がったペドロサが折り返しを供給。相手DFにディフレクトして浮いたボールをルケバキオがバイシクルシュートで合わせたが、これはGKシュチェスニーの好セーブに防がれた。 同点で迎えた後半、バルセロナはガビを下げてフェルミンを投入。すると開始早々の46分、バイタルエリア左でボールを受けたペドリのロブパスをゴール前に走り込んだフェルミンがヘディングシュートを流し込んだ。 勝ち越したバルセロナだが、前半同様に得点直後にピンチを迎える。49分、ロイク・バデのロングパスで右サイドを抜け出したルケバキオが中央へのカットインからラストパス。ボックス左に走り込んだロメロのシュートはDFクバルシにディフレクトすると、こぼれ球をバルガスに押し込まれたが、これはルケバキオのオフサイドを取られ、難を逃れた。 ピンチを凌いだバルセロナは55分、クバルシの楔のパスをバイタルエリア中央で受けたハフィーニャが斜めに切り込むと、ボックス右手前から右足一閃。低弾道の強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さった。 追加点を奪ったバルセロナだったが、60分に数的不利となる。敵陣でボールを奪い返そうとしたフェルミンのスライディングタックルがソウの左足を巻き込んでしまうと、オンフィールドレビューの末にレッドカードが提示され、退場処分となった。 数的不利となったバルセロナは、71分にレヴァンドフスキとF・デ・ヨングを下げてダニ・オルモとエリック・ガルシアを投入する2枚替えを敢行。その後は膠着が続いたが89分、敵陣右サイドで獲得したFKからハフィーニャがクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだエリック・ガルシアがワンバウンドしたボールを頭で流し込んだ。 結局、試合はそのまま4-1でタイムアップ。数的不利ながら危なげない試合運びで勝利したバルセロナが、リーグ戦3連勝で上位のマドリー勢との勝ち点を縮めている。 セビージャ 1-4 バルセロナ 【セビージャ】 ルベン・バルガス(前8) 【バルセロナ】 ロベルト・レヴァンドフスキ(前7) フェルミン・ロペス(後1) ハフィーニャ(後10) エリック・ガルシア(後44) 2025.02.10 07:10 Mon

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