IFABがVARに代わるFVSの導入検討へ…監督が試合中に2度までレビューを要求できる方式
2025.02.05 15:00 Wed
VARに代わるサポートの導入か
国際サッカー評議会(IFAB)は4日、3月1日に北アイルランドのベルファストで開催される第139回年次総会の議題を発表し、新たなVARについて検討するとした。
IFABはサッカーのルールを策定する責任機関であり、決定されたものが国際サッカー連盟(FIFA)や各国のサッカー協会での運用に採用される。
特定のルール変更の提案、「キャプテンのみ」のガイドラインやGKのドロップボールに関する変更も含まれることとなる。
その中で最も大きな議題が、FIFAによるフットボール・ビデオ・サポート(FVS)の問題。現在はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が各国で採用されている中、新たな手段としてのFVSの進捗状況が報告されるという。
現在FVSの開発が進み、2024年にはU-20女子ワールドカップ、U-17女子ワールドカップで試験的に導入され、その結果が報告され今後の動きが検討されることになるという。
IFABはサッカーのルールを策定する責任機関であり、決定されたものが国際サッカー連盟(FIFA)や各国のサッカー協会での運用に採用される。
特定のルール変更の提案、「キャプテンのみ」のガイドラインやGKのドロップボールに関する変更も含まれることとなる。
現在FVSの開発が進み、2024年にはU-20女子ワールドカップ、U-17女子ワールドカップで試験的に導入され、その結果が報告され今後の動きが検討されることになるという。
FVSはVAR担当を務める審判員のみがレビューを監督および管理するのではなく、両チームの監督がジャッジにミスがあったと判断した場合、試合ごとに最大2回まで異議を申し立てる機会が与えられるというもの。いわゆる“チャレンジ”制度のようなものであり、グリーンカードを第4審に見せることで発動できるもの。コスト効率も上がるとして多くの導入要請があり試験が行われている状況だ。
FIFAの関連記事
|
FIFAの人気記事ランキング
1
新クラブW杯、優勝チームには最大187.5億円の賞金! 浦和は出場するだけで14億円以上+成績で上積みに
国際サッカー連盟(FIFA)は26日、今年6月にアメリカで開催されるFIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)の賞金総額を発表した。 これまでは各大陸王者と開催国王者の7チームの出場だったクラブW杯。しかし、FIFAはフォーマットを刷新。今年から開催されるクラブW杯は4年に1度の開催となり、32チームが出場することとなる。 Jリーグからは浦和レッズが出場する今大会。グループステージの組み合わせなど様々なものが決定した中、賞金総額が発表され、10億ドル(約1500億円)が支払われることとなった。 優勝チームには最大で1億2500万ドル(約187億5000万円)が支払われる可能性が。参加料も支払われ、浦和を含めたアジアのチームには955万ドル(約14億3250万円)が支払われることに。ヨーロッパや南米はさらに多くの金額が支払われる。 また、グループステージの3試合に関しては、勝利すると200万ドル(約3億円)、引き分けで100万ドル(約1億5000万円)が支払われ、ベスト16以降も勝利するとその度に賞金が支払われることとなる。 仮に、グループステージから決勝まで全ての試合で勝利した場合は、グループステージで600万ドル(約9億円)、ラウンド16で750万ドル(約11億2500万円)、準々決勝で1312万5000ドル(約19億5875万円)、準決勝で2100万ドル(約31億5000万円)、優勝で4000万ドル(約60億円)が支払われることとなる。 浦和は出場するだけですでに955万ドルを手にすることとなり、クラブW杯に出場することの大きなメリットを手にすることとなった。 FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長はコメントしている。 「FIFAクラブW杯の賞金分配モデルはクラブサッカーの頂点を反映しており、7試合のグループステージとプレーオフ形式で構成されるサッカートーナメントとしては史上最高額の賞金となり、優勝者には1億2500万ドルの賞金が支払われる可能性がある」 「参加チームへの賞金に加え、前例のない連帯投資プログラムがあり、世界中のクラブサッカーにさらに2億5000万ドルを提供することを目標としている。この連帯は、サッカーを真にグローバルなものにするための我々の継続的な取り組みに間違いなく大きな後押しとなるだろう」 「それだけでなく、FIFAはこの大会の資金を一切保持しない。すべての収益はクラブサッカーに分配されるからだ。また、FIFA加盟211協会を通じて世界のサッカーの発展のために確保されているFIFAの準備金にも手を付けない」 2025.03.26 20:45 Wed2
FIFA総会に会長が2時間以上の遅刻…トランプ大統領と中東訪問を優先、UEFA会長らは非難し途中退席
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、総会に大遅刻した国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長を非難した。イギリス『BBC』が伝えた。 15日、パラグアイのアスシオンで第75回FIFA総会が行われた。 しかし、インファンティーノ会長は2時間17分の遅刻。理由は、アメリカのドナルド・トランプ大統領と共に中東を外交歴訪しており、遅れることとなった。 会議の前の中東訪問は「政治と経済の世界的指導者との重要な協議にサッカー界を代表する機会となるため、非常に重要だった」と説明したインファンティーノ会長だが、UEFAのチェフェリン会長やイングランドサッカー協会(FA)のデビー・ヒューイット会長らは、抗議のために休憩時間で総会を退席したという。 UEFAは声明を発表。「直前の変更は非常に残念だが、指摘しなければならない点がある」として、インファンティーノ会長の行動を批判した。 「FIFA総会は世界のサッカー界で最も重要な会議の1つで、世界のサッカーに携わる211カ国が集まり、世界中のスポーツに影響を与える問題を議論するものだ」 「単に私的な政治的利益を優先するためと思われる理由で、土壇場でスケジュールが変更されたことは、総会には何の役にも立たず、総会の利益を二の次にしているように思える」 「我々は全員、街頭から表彰台までサッカーに奉仕する立場にあり、FIFA評議会のUEFAメンバーは、この機会が最優先であることを強調し、当初の予定通り退席する必要性を感じた」 当然、インファンティーノ会長がいなかったために会議のスタートが遅らされたが、予定の時間でチェフェリン会長らは退席しただけだとした。 ノルウェーサッカー連盟のリーゼ・クラベネス会長も「年次総会は国際サッカーの健全な統治を確保する上で最も重要な機関である」とし、「状況は憂慮すべきものだ。加盟団体は、最高レベルの専門的なリーダーシップと対話を期待し、世界中からパラグアイでのこの会議に参加してきた」と、軽んじられていることに怒りを見せた。 なお、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)の代表者数名も早期に退席。苦しい言い訳が続いたようだが、今後どういった動きを見せるだろうか。 2025.05.16 18:10 Fri3
一部の移籍ルールは「法律違反」、チェルシーなどでプレーしたL・ディアラがFIFAを訴え…欧州司法裁判所が判決
かつてチェルシーやアーセナルなどでプレーした元フランス代表MFラサナ・ディアラ氏が国際サッカー連盟(FIFA)を訴えていた移籍問題だが、欧州司法裁判所がEU法に違反していると判決を下した。イギリス『BBC』が伝えた。 2019年にパリ・サンジェルマン(PSG)で現役を引退したL・ディアラ氏。フランス代表としても34試合に出場し、ボランチを中心にプレーしていた。 そのディアラ氏は、2014年にロコモティフ・モスクワとの契約が終了した際に、FIFAの規則の一部に対し異議を唱えることに。FIFAの規則の一部が、移籍の自由を制限し、競争法に違反していると主張。損害賠償を求めてFIFAを相手に訴訟を起こしていた。 問題は、2014年にロコモティフ・モスクワに契約を解除されたことが発端。ロコモティフはレオニード・クチュク監督との論争の後、L・ディアラが練習に出席せず、給与の引き下げにも応じなかったとして、契約期間の3年前に解雇していた。 2016年、スポーツ仲裁裁判所の支持を受けたFIFAの裁定により、L・ディアラは契約違反の責任があるとされ、ロコモティフに対して1000万ユーロ()の支払いが命じられた他、15カ月間にわたってプロサッカー選手としての活動が禁止されていた。 その後、L・ディアラはベルギーのシャルルロワに加入。契約を解除されているため、ロコモティフに対していかなる補償金も支払う義務がないという保証を求めていた。しかし、FIFAは国際移籍証明書(ITC)の発行を拒否。移籍が破談となっていた。 L・ディアラ側の弁護士は、この規則に対して異議。選手の以前の契約が正当な理由なく解除された場合、選手と契約を希望するクラブは、以前のクラブに対して共同で補償責任を負い、スポーツ上の制裁を受けるリスクがあるという。また、争いがある場合、選手の元所属クラブの国内協会がITCを保留することができるという規則もあり、移籍の妨げになるを異議を唱えていた。 欧州司法裁判所は、これらの規則に対し「新しいクラブで働くことで活動を展開したいと望むプロサッカー選手の自由な移動を妨げている」とし、FIFAがITC制度を利用して選手の移籍や希望する場所への就労を阻止することはできないとの判断を下した。 FIFAの広報担当者は「移籍制度の主要原則の合法性が、本日の判決で再確認されたことにFIFAは満足している」とコメント。「この判決は、選手の地位と移籍に関するFIFA規則の2条のうち、2つの段落に疑問を投げかけるだけであり、今後は国内裁判所が検討するように求められている。FIFAは他の関係者と連携し、この決定を分析した上で、さらにコメントする予定だ」とした。 L・ディアラ氏は、ル・アーヴルでキャリアをスタート。2005年7月にチェルシーへ完全移籍。2007年8月にアーセナルへと移籍すると、その後はポーツマス、レアル・マドリー、アンジ・マハチカラ、ロコモティフ・モスクワ、マルセイユ、アル・ジャジーラ、PSGでプレーした。 チェルシーではプレミアリーグとFAカップ、EFLカップのタイトルを獲得。レアル・マドリーではラ・リーガ、PSGでは2度のリーグ優勝などを経験していた。 2024.10.04 20:30 Fri4
2026年W杯は決勝でハーフタイムショーを実施、コールドプレイがアーティスト選定に協力
2026年の北中米ワールドカップ(W杯)はこれまでとは大きく大会方式も変更されることが決定しているが、決勝ではスーパーボウルと同様のハーフタイムショーが予定されている。 サッカーの場合、試合前に大きなセレモニーを行うことはこれまでもあったが、W杯決勝のハーフタイムでショーが行われたことはない。 NFLの王者を決めるスーパーボウルでは、約30分間のハーフタイムが取られてショーが実施。通常のシーズンは15分となっており、およそ倍になる。 国際サッカー連盟(FIFA)はアメリカで行われるW杯で変革を目指している中、ジャンニ・インファンティーノ会長は担当するアーティストの選定に、イギリス出身のロックバンド「コールドプレイ」が協力することを明かした。 インファンティーノ氏は自身のインスタグラムで「ニューヨーク・ニュージャージー州で開催されるFIFAワールドカップ決勝戦で、初のハーフタイムショーを開催することを発表する」と綴り、「これはFIFAワールドカップにとって歴史的な瞬間であり、世界最大のスポーツイベントにふさわしいショーとなるだろう」とした。 また「ハーフタイムショーやタイムズスクエアで演奏するアーティストのリストをFIFAで最終決定するために協力してくれる、コールドプレイのクリス・マーティンとフィル・ハーヴェイにも感謝したい」とし、ボーカルのクリス・マーティンと、その親友で元マネージャーのフィル・ハーヴェイの2人の協力を得ることができたとした。 2025.03.05 23:57 Wed5