クライシスに突入したのは…/原ゆみこのマドリッド
2024.11.08 20:00 Fri
「たった1試合でこうまでパノラマが変わるとは」そんな風に私が驚いていたのは木曜日、CL4節が終わった翌日のことでした。いやあ、最近、goleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)が癖になっているバルサがツベルナ・ズベズダにも2-5と圧勝。決勝トーナメント16強対決直接進出圏6位に躍り出たのには、それよりむしろ、敵に顔を蹴られた17才のクバルシが10針以上も右頬下を縫われ、フランケンシュタインフェイスになっていたことの方が気になったぐらいだったんですけどね。
同様にPSVに4-0と大敗したジローナがいよいよ、リーガフェーズ突破崖っぷちとなったのも、初出場の上、夏に昨季の主力が根こそぎ退団。更に負傷禍に襲われているチームでは仕方ないと思った程度だったんですが、まさか、マドリッドの2巨頭の状況が天国と地獄の入れ替えみたいになるとは!
いえまあ、実際、成績で言えば、4節までどちらも2勝2敗の勝ち点6。ゴールアベレージのせいでレアル・マドリーが18位、アトレティコは16強対決プレーオフ圏ギリギリの23位ではあるんですが、双方共、直接進出圏8位まではたったの勝ち点3差ですからね。残りも4試合と、決して慌てる必要はないんですが、違いはこの4節の結果。勝ったシメオネ監督のチームに8位以上を目指す野心が芽生えたのと対照的に、負けたお隣さんはとうとう世間から大々的にクライシス入りと見なされることになるとは、本当に世界一のクラブは生き辛い。
とりあえず、その原因となった火曜のミラン戦からお話ししていくことにすると、先週ミッドウィークをコパ・レル・レイ1回戦免除により、フリーで過ごしたマドリーは週末もバレンシア地方を襲った洪水災害のせいでリーガ戦が延期に。よって、0-4と大敗したクラシコ(伝統の一戦)から、中9日でサンティアゴ・ベルナベウにミランを迎えることになったんですが、もしや休み過ぎもハードスケジュールに慣れている彼らにとっては逆境だった?
その試合、キックオフ前のスタンドにはCL恒例のモザイクも大幕もなく、代わって巨大なバレンシア州旗が登場。UEFAの配慮で今節の全試合で行われた洪水犠牲者への黙祷が捧げられたんですが、そのしんみりした雰囲気から、先に脱出したのはミランの方だったんですよ。ええ、前半12分にはプリシッチの蹴ったCKをチャウがチュアメニとミリトンの間からヘッドで叩きつけ、GKルニンを破ってしまうんですから、fondo norte(フォンド・ノルテ/北側ゴール裏)上階席をギッシリ埋めた3800人のティフォシがどんなに喜んだことか。
というのもチュアメニが自陣でビニシウスに送ろうとしたパスがカットされ、それがエリア内のレオンに繋がって、シュートを撃たれてしまったからなんですけどね。それより最悪だったのはGKが弾いたボールにダッシュで詰めたモラタがゴール前から古巣への恩返し弾を挙げるのを、マドリー勢はただ見ているだけって、これじゃ、負傷中のクルトワに代わり、ゴールを守っているルニンも泣くに泣けない?
そのまま試合は1-2で折り返したんですが、何せ、前回のCLドルトムント戦でも0-2で負けていながら、お家芸、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)が発動。後半だけで5点を取って、5-2の大勝をしていたマドリーですからね。よって、ロッカールームに戻る選手たちにpito(ピト/ブーイング)が降り注ごうが、まだ全然、大船に乗った気分でいた私だったんですが、いつもと違ったのは、常々交代に腰の重いアンチェロッティ監督がハーフタイム中にカマビンガ、ブライム、負傷が治ったロドリゴをアップさせていたこと。
うちカマビンガとブライムが後半頭からピッチに入ったんですが、ええ、2失点目のミスでブーイングの的になっていたチュアメニ、背筋痛のバルベルデが退いたのはともかく、それもあまり効果がなかったのは確か。だってえ、リードしてカウンター狙いになったミランの選手が、鬼のように何度もマドリーゴールに向かって、独走してくるようになったんですよ。幸いレオンのシュートやテオのヘッドはルニンが弾いてくれたものの、こんなザル守備では、28分にはとうとう、レオンのラストパスからラインデルスに3点目を決められてしまったのも必然の結果だったかと。
ただ、それでも2点差なんて、マドリーにとってはレモンターダ圏内だしと、ええ、その直後、ロドリゴも出動しましたしね。勝手に決めつけていた私の予想通り、36分には交代出場のセバージョスのエリア外シュートをGKメニャンが弾くと、そのこぼれ球をリュディガーがシュート。ゴールを決めて、とうとう反撃の狼煙が上がったかと場内も湧き立ったんですが、いやあ。VAR判定でオフサイドにされてしまったとなれば、今日はもう店仕舞いと、スタジアムを出るファンが大量にいても仕方がなかった?
結局、最後はビニシウスやブライムのヘッドも決まらず、1-3で負けてしまったマドリーだったんですが、何せこれでバルサ戦に続いて、ホーム大量失点の2連敗ですからね。となれば、アンチェロッティ監督も「Tenemos que estar preocupados, el equipo no está dando una buena version/テネモス・ケ・エスタル・プレオクパードス、エル・エキポ・ノー・エスタ・ダンドー・ウナ・ブエナ・ベルシオン(ウチは心配しないといけない。チームがいいバージョンを見せていないからね)」と深刻な顔をしていたのも当然だったかと。
まあ、守備に関してはカルバハルが今季絶望となり、右SBが元々、アタッカーだったルーカス・バスケスの専従となっているのも影響しているんですが、それに輪をかけて、ビニシウスやエムバペの守備参加が少ないのは困りもの。その分、ゴールをガンガン挙げて、撃ち勝ってくれるかというと、そういう訳でもありませんしね。とりわけエムバペなど、ここ2試合、それぞれ8本もシュートを撃ちながら、1点も取れていないとなれば、木曜に来週のフランス代表戦の招集メンバーを発表したデシャン監督が10月に続き、彼を呼ばなかったのもわかるかと。エムバペ加入のせいで、今季はポジションが一定せず、遍歴を重ねるベリンガムが未だにノーゴールなのも気になるところとはいえ…。
そこは天下のマドリーですし、いえ、CL次節が4連勝で首位のリバプールとアンフィールドで対決というのは何ですけどね。まだ、そう悲観したものではないと思いますが、悩む間もなく、もう土曜午後2時(日本時間午後10時)にはまたベルナベウでのオサスナ戦が到来。ミラン戦翌日にチュアメニの足首ネンザが発覚し、全治1カ月という悪いニュースもあったものの、とりあえず、ここを乗り切れば、各国代表戦週間のparon(パロン/リーガの停止期間)後にはGKクルトワも戻って来られそうですしね。きっとその頃までには、経験豊富なアンチェロッティ監督が何か対策を考えてくれるんじゃないでしょうか。
そして翌水曜はイヤイヤながら、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にアトレティコのPSG戦を見に行った私なんですが、ええ、昨季後半から始まったアウェイ弱者傾向のせいで、昨今は気分良く観戦できた試合がほぼ皆無でしたからね。あまつさえ、CL2節など、お隣さんのリール戦が同時開催だったせいで、人が見てないのをいいことに、リスボンでベンフィカに4-0の赤っ恥負けをしてきたぐらいでしたから、この日もキックオフ早々、アクラフ、デンベレ、バルコラと、次々シュートを撃ってこられるのに最悪の結末しか想像できなかったんですが…。
ええ、最悪ですよ。だってえ、開始14分にはラングレがエリア内でボールをデンベレに奪われ、ザイール=エメリに先制点を決められてしまったんですよ。もしやこれは、ベンフィカ戦を上回る惨劇が展開されるのかと、即座に家に帰りたくなったぐらいでしたが、あら意外。18分には最近、ダメダメのチームで1人だけ意地を見せているチョリート(小さなチョロ)、シメオネ監督の三男ジュリアーノが敵エリアに接近。彼の撃ったシュートはGKドンナルンマに弾かれてしまったものの、こぼれ球を敵から取り返し、フリアン・アルバレス、モリーナとの連携で戻って来たボールを再びシュートして、いえ、これも敵DFに当たってしまったんですけどね。
そのボールをゲットしたモリーナがネットを突き刺し、早々と同点にしてくれたから、助かったの何のって。とはいえ、その後の展開が変わったかと言えば、まったくそんなことはなく、PSGのルイス・エンリケ監督も「El rival no ha llegado ni al borde del área/エル・リバル・ノー・ア・ジェガードー・ニ・アル・ボルデ・デル・アレア(敵はエリア付近にすら、辿り着かなかった)」と言っていた通り、残り時間はひたすら、計8本にもなるGKオブラクのparadon(パラドン/スーパーセーブ)と相手のシュート精度の悪さ頼みで追加点を取られずに済んでいたアトレティコだったんですけどね。それが後半ロスタイム3分、まさかあんな奇跡が起きるとは!
それは最後のPSGの攻撃を防ぎ、私も少なくとも勝ち点1は取れたとホッとしていた時のことで、ゴールキックでオブラクがセンター近くにいるグリーズマンへロングスロー。するとその日もようようパスが味方に届かず、絶望しか抱けなかった彼が敵エリアを見て、神判断したんです。そう、すでにリケルメとサムエル・リノは上がっていたものの、土壇場のゴール力を持つコレアが到着するのを見計らってロングパスを供給し、そのシュートで勝ち越し点が入ったとなれば、まさに「El gol es una broma/エル・ゴル・エス・ウナ・ブロマ(まるでジョークのようなゴール)」(ルイス・エンリケ監督)とはこのこと?
いやあ実際、この日もボールロストは無限でしたし、この1-2の勝利だけでアトレティコが強くなったとはとても言えないんですけどね。それでも全員で一生懸命守って、「volvimos a ver un Atlético duro y difícil de jugar/ボルビモス・ア・ベル・ウン・アトレティコ・ドゥーロ・イ・ディフィシル・デ・フガール(対戦するのがハードで難しいアトレティコを再び見られた)」(グリーズマン)というのは確か。「Griezmann no estuvo tan fino, pero cuando está en el campo algo puede pasar/グリーズマン・ノー・エストゥーボ・タン・フィーノ、ペロ・クアンドー・エスタ・エン・エル・カンポ・アルゴ・プエデ・パサール(グリーズマンはそんなに冴えていなかったが、彼がピッチにいる時は何かが起こりうる)」という理由で、7番を最後まで残したシメオネ監督もグッジョブでしたしね。
あとはこの姿が日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からのアウェイゲーム、マジョルカ戦でも再現できれば、ファンも少しは見直してくれるのでは?ちなみにマハダオンダ(マドリッド近郊)に戻っての翌日セッションではリハビリ中だったジョレンテとアスピリクエタがチーム練習に合流という朗報も。それが前者など、本隊がパリに行っている間、被災者への支援品を届けにバレンシアまで移動。ついでに洪水後の清掃作業にも参加してきたようですが、その奉仕精神はともかく、早いところ調子を上げないと、ジュリアーノにレギュラーを取られてしまうかもしれませんよ。
そして最後に今週はミッドウィークに試合のなかった弟分たちの予定もお伝えしておくと、13節は皆、ホームゲーム。一番手のラージョは金曜にエスタディオ・バジェカスに、前節アトレティコに2-0と負けたラス・パルマスを迎えるんですが、その傍らで、延期となった12節のビジャレアルは12月19日にリスケされることに。現在9位でヨーロッパの大会出場圏まで勝ち点3と迫っている彼らにはちょっとじれったいことになりましたが、今節の目標は直近のアラベス戦に続く、ホーム連勝でしょうか。
一方、マドリッド南部の2チームはレガネスが土曜にセビージャをブタルケに、ヘタフェが日曜にジローナをコリセウムに迎えるんですが、実はこの2カードの開催日時、元々は逆だったんですよ。ええ、バレンシアにあるマニセス(地方リーグ/実質6部)とのコパ1回戦が延期となったボルダラス監督のチームが、それを今週の木曜にプレーすることになったため、入れ替えになったという経緯があるんですが、結局、未だに洪水被害の残る現地を考慮して、開催は11月26日に。まあ、どちらも午後9時キックオフだけにそんなに違いはないんですが、両チーム共、前節は負けているため、降格圏から離れるという意味でも、ホームのファンの前でいいところを見せられるといいですよね。
同様にPSVに4-0と大敗したジローナがいよいよ、リーガフェーズ突破崖っぷちとなったのも、初出場の上、夏に昨季の主力が根こそぎ退団。更に負傷禍に襲われているチームでは仕方ないと思った程度だったんですが、まさか、マドリッドの2巨頭の状況が天国と地獄の入れ替えみたいになるとは!
いえまあ、実際、成績で言えば、4節までどちらも2勝2敗の勝ち点6。ゴールアベレージのせいでレアル・マドリーが18位、アトレティコは16強対決プレーオフ圏ギリギリの23位ではあるんですが、双方共、直接進出圏8位まではたったの勝ち点3差ですからね。残りも4試合と、決して慌てる必要はないんですが、違いはこの4節の結果。勝ったシメオネ監督のチームに8位以上を目指す野心が芽生えたのと対照的に、負けたお隣さんはとうとう世間から大々的にクライシス入りと見なされることになるとは、本当に世界一のクラブは生き辛い。
その試合、キックオフ前のスタンドにはCL恒例のモザイクも大幕もなく、代わって巨大なバレンシア州旗が登場。UEFAの配慮で今節の全試合で行われた洪水犠牲者への黙祷が捧げられたんですが、そのしんみりした雰囲気から、先に脱出したのはミランの方だったんですよ。ええ、前半12分にはプリシッチの蹴ったCKをチャウがチュアメニとミリトンの間からヘッドで叩きつけ、GKルニンを破ってしまうんですから、fondo norte(フォンド・ノルテ/北側ゴール裏)上階席をギッシリ埋めた3800人のティフォシがどんなに喜んだことか。
でも大丈夫。この時はマドリーの反撃も早く、23分にはエリア内でビニシウスがエメルソンに倒されてPKをゲット。同点ゴールを決めて、確定と言われていたバロンドール賞を表彰式当日にロドリ(マンチェスター・シティ)にさらわれ、失意を味わったブラジル人FWを励ます応援歌をキックオフからずっと、送っていたファンに応えてくれたんですが、どうもその後がパッとしなくてねえ。もちろん、それは彼だけではなかったんですが、まさか39分、お隣さんもビックリのイージーミスから、再びミランに勝ち越されてしまったから、さあ大変!
というのもチュアメニが自陣でビニシウスに送ろうとしたパスがカットされ、それがエリア内のレオンに繋がって、シュートを撃たれてしまったからなんですけどね。それより最悪だったのはGKが弾いたボールにダッシュで詰めたモラタがゴール前から古巣への恩返し弾を挙げるのを、マドリー勢はただ見ているだけって、これじゃ、負傷中のクルトワに代わり、ゴールを守っているルニンも泣くに泣けない?
そのまま試合は1-2で折り返したんですが、何せ、前回のCLドルトムント戦でも0-2で負けていながら、お家芸、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)が発動。後半だけで5点を取って、5-2の大勝をしていたマドリーですからね。よって、ロッカールームに戻る選手たちにpito(ピト/ブーイング)が降り注ごうが、まだ全然、大船に乗った気分でいた私だったんですが、いつもと違ったのは、常々交代に腰の重いアンチェロッティ監督がハーフタイム中にカマビンガ、ブライム、負傷が治ったロドリゴをアップさせていたこと。
うちカマビンガとブライムが後半頭からピッチに入ったんですが、ええ、2失点目のミスでブーイングの的になっていたチュアメニ、背筋痛のバルベルデが退いたのはともかく、それもあまり効果がなかったのは確か。だってえ、リードしてカウンター狙いになったミランの選手が、鬼のように何度もマドリーゴールに向かって、独走してくるようになったんですよ。幸いレオンのシュートやテオのヘッドはルニンが弾いてくれたものの、こんなザル守備では、28分にはとうとう、レオンのラストパスからラインデルスに3点目を決められてしまったのも必然の結果だったかと。
ただ、それでも2点差なんて、マドリーにとってはレモンターダ圏内だしと、ええ、その直後、ロドリゴも出動しましたしね。勝手に決めつけていた私の予想通り、36分には交代出場のセバージョスのエリア外シュートをGKメニャンが弾くと、そのこぼれ球をリュディガーがシュート。ゴールを決めて、とうとう反撃の狼煙が上がったかと場内も湧き立ったんですが、いやあ。VAR判定でオフサイドにされてしまったとなれば、今日はもう店仕舞いと、スタジアムを出るファンが大量にいても仕方がなかった?
結局、最後はビニシウスやブライムのヘッドも決まらず、1-3で負けてしまったマドリーだったんですが、何せこれでバルサ戦に続いて、ホーム大量失点の2連敗ですからね。となれば、アンチェロッティ監督も「Tenemos que estar preocupados, el equipo no está dando una buena version/テネモス・ケ・エスタル・プレオクパードス、エル・エキポ・ノー・エスタ・ダンドー・ウナ・ブエナ・ベルシオン(ウチは心配しないといけない。チームがいいバージョンを見せていないからね)」と深刻な顔をしていたのも当然だったかと。
まあ、守備に関してはカルバハルが今季絶望となり、右SBが元々、アタッカーだったルーカス・バスケスの専従となっているのも影響しているんですが、それに輪をかけて、ビニシウスやエムバペの守備参加が少ないのは困りもの。その分、ゴールをガンガン挙げて、撃ち勝ってくれるかというと、そういう訳でもありませんしね。とりわけエムバペなど、ここ2試合、それぞれ8本もシュートを撃ちながら、1点も取れていないとなれば、木曜に来週のフランス代表戦の招集メンバーを発表したデシャン監督が10月に続き、彼を呼ばなかったのもわかるかと。エムバペ加入のせいで、今季はポジションが一定せず、遍歴を重ねるベリンガムが未だにノーゴールなのも気になるところとはいえ…。
そこは天下のマドリーですし、いえ、CL次節が4連勝で首位のリバプールとアンフィールドで対決というのは何ですけどね。まだ、そう悲観したものではないと思いますが、悩む間もなく、もう土曜午後2時(日本時間午後10時)にはまたベルナベウでのオサスナ戦が到来。ミラン戦翌日にチュアメニの足首ネンザが発覚し、全治1カ月という悪いニュースもあったものの、とりあえず、ここを乗り切れば、各国代表戦週間のparon(パロン/リーガの停止期間)後にはGKクルトワも戻って来られそうですしね。きっとその頃までには、経験豊富なアンチェロッティ監督が何か対策を考えてくれるんじゃないでしょうか。
そして翌水曜はイヤイヤながら、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)にアトレティコのPSG戦を見に行った私なんですが、ええ、昨季後半から始まったアウェイ弱者傾向のせいで、昨今は気分良く観戦できた試合がほぼ皆無でしたからね。あまつさえ、CL2節など、お隣さんのリール戦が同時開催だったせいで、人が見てないのをいいことに、リスボンでベンフィカに4-0の赤っ恥負けをしてきたぐらいでしたから、この日もキックオフ早々、アクラフ、デンベレ、バルコラと、次々シュートを撃ってこられるのに最悪の結末しか想像できなかったんですが…。
ええ、最悪ですよ。だってえ、開始14分にはラングレがエリア内でボールをデンベレに奪われ、ザイール=エメリに先制点を決められてしまったんですよ。もしやこれは、ベンフィカ戦を上回る惨劇が展開されるのかと、即座に家に帰りたくなったぐらいでしたが、あら意外。18分には最近、ダメダメのチームで1人だけ意地を見せているチョリート(小さなチョロ)、シメオネ監督の三男ジュリアーノが敵エリアに接近。彼の撃ったシュートはGKドンナルンマに弾かれてしまったものの、こぼれ球を敵から取り返し、フリアン・アルバレス、モリーナとの連携で戻って来たボールを再びシュートして、いえ、これも敵DFに当たってしまったんですけどね。
そのボールをゲットしたモリーナがネットを突き刺し、早々と同点にしてくれたから、助かったの何のって。とはいえ、その後の展開が変わったかと言えば、まったくそんなことはなく、PSGのルイス・エンリケ監督も「El rival no ha llegado ni al borde del área/エル・リバル・ノー・ア・ジェガードー・ニ・アル・ボルデ・デル・アレア(敵はエリア付近にすら、辿り着かなかった)」と言っていた通り、残り時間はひたすら、計8本にもなるGKオブラクのparadon(パラドン/スーパーセーブ)と相手のシュート精度の悪さ頼みで追加点を取られずに済んでいたアトレティコだったんですけどね。それが後半ロスタイム3分、まさかあんな奇跡が起きるとは!
それは最後のPSGの攻撃を防ぎ、私も少なくとも勝ち点1は取れたとホッとしていた時のことで、ゴールキックでオブラクがセンター近くにいるグリーズマンへロングスロー。するとその日もようようパスが味方に届かず、絶望しか抱けなかった彼が敵エリアを見て、神判断したんです。そう、すでにリケルメとサムエル・リノは上がっていたものの、土壇場のゴール力を持つコレアが到着するのを見計らってロングパスを供給し、そのシュートで勝ち越し点が入ったとなれば、まさに「El gol es una broma/エル・ゴル・エス・ウナ・ブロマ(まるでジョークのようなゴール)」(ルイス・エンリケ監督)とはこのこと?
いやあ実際、この日もボールロストは無限でしたし、この1-2の勝利だけでアトレティコが強くなったとはとても言えないんですけどね。それでも全員で一生懸命守って、「volvimos a ver un Atlético duro y difícil de jugar/ボルビモス・ア・ベル・ウン・アトレティコ・ドゥーロ・イ・ディフィシル・デ・フガール(対戦するのがハードで難しいアトレティコを再び見られた)」(グリーズマン)というのは確か。「Griezmann no estuvo tan fino, pero cuando está en el campo algo puede pasar/グリーズマン・ノー・エストゥーボ・タン・フィーノ、ペロ・クアンドー・エスタ・エン・エル・カンポ・アルゴ・プエデ・パサール(グリーズマンはそんなに冴えていなかったが、彼がピッチにいる時は何かが起こりうる)」という理由で、7番を最後まで残したシメオネ監督もグッジョブでしたしね。
あとはこの姿が日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からのアウェイゲーム、マジョルカ戦でも再現できれば、ファンも少しは見直してくれるのでは?ちなみにマハダオンダ(マドリッド近郊)に戻っての翌日セッションではリハビリ中だったジョレンテとアスピリクエタがチーム練習に合流という朗報も。それが前者など、本隊がパリに行っている間、被災者への支援品を届けにバレンシアまで移動。ついでに洪水後の清掃作業にも参加してきたようですが、その奉仕精神はともかく、早いところ調子を上げないと、ジュリアーノにレギュラーを取られてしまうかもしれませんよ。
そして最後に今週はミッドウィークに試合のなかった弟分たちの予定もお伝えしておくと、13節は皆、ホームゲーム。一番手のラージョは金曜にエスタディオ・バジェカスに、前節アトレティコに2-0と負けたラス・パルマスを迎えるんですが、その傍らで、延期となった12節のビジャレアルは12月19日にリスケされることに。現在9位でヨーロッパの大会出場圏まで勝ち点3と迫っている彼らにはちょっとじれったいことになりましたが、今節の目標は直近のアラベス戦に続く、ホーム連勝でしょうか。
一方、マドリッド南部の2チームはレガネスが土曜にセビージャをブタルケに、ヘタフェが日曜にジローナをコリセウムに迎えるんですが、実はこの2カードの開催日時、元々は逆だったんですよ。ええ、バレンシアにあるマニセス(地方リーグ/実質6部)とのコパ1回戦が延期となったボルダラス監督のチームが、それを今週の木曜にプレーすることになったため、入れ替えになったという経緯があるんですが、結局、未だに洪水被害の残る現地を考慮して、開催は11月26日に。まあ、どちらも午後9時キックオフだけにそんなに違いはないんですが、両チーム共、前節は負けているため、降格圏から離れるという意味でも、ホームのファンの前でいいところを見せられるといいですよね。
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元ドイツ代表MFトニ・クロースの身体を彫ったタトゥー師が苦悩を明かした。スペイン『Relevo』が伝えた。 昨シーズン限りでレアル・マドリーを後にし、夏のユーロ2024が現役最後の舞台となったクロース。引退後はマドリードにとどまり、自らの名を冠したアカデミーで若手の育成に着手している。 そんなクロースのタトゥーを彫ったのが、マドリード・アルコルコンにあるタトゥーショップ「ドラマ・タトゥー」のアレックス・デル・マゾさん。4月に行われた2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝マンチェスター・シティ戦を前に、愛犬2匹のタトゥーを彫ったという。 クロースからはWhatsAppを通じて依頼が。「こんにちは、トニ・クロースです」の文に最初は疑いの目を向け、理解するのに45分かかったというが、デル・マゾさんの連絡先を教えた共通の知人にも確認を取ることができたようだ。 当日に向け、「すべてが完璧にいくように、彼のインタビューを見て準備した」と明かしたデル・マゾさん。スペイン人について、ドイツ人より時間を守らないことがクロースは気に入らないと知り、時間厳守を肝に銘じたという。 しかし、スタジオで荷物をまとめていると、ドアの鍵が壊れてしまうアクシデント。結局2時間遅れてしまったというが、クロースは快く受け入れたようだ。 また、デル・マゾさんはCLシティ戦という大一番を前に、施術後の回復具合を不安視。見た目の悪さやクロースが気に入らないことも頭をよぎり、「うまくいかないこともあるからパニックになった」と振り返っている。 8時間かけてタトゥーを入れ終え、結果的には「すべてが完璧に進み、何の問題もなかった」とのこと。デル・マゾさんは彫ったタトゥーをSNSにアップさせてもらうだけで十分な報酬と考えていたが、クロースが支払いを強く望んだという。 その後も関係は続き、先日デル・マゾさんは愛犬タトゥーの第2弾を彫ったとのこと。次回作の構想もすでにあるようで、末永い付き合いとなりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】クロースにタトゥーを入れるデル・マゾさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C5ToehTqolh/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C5ToehTqolh/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">⚒Alejandro del Mazo⚒(@delmazotattoo)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.04 20:24 Mon2
バロンドール初受賞ロドリの振る舞いが物議…受賞逃したヴィニシウス揶揄のチャントに批判
バロンドールを初受賞したマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリだが、授賞式後のディナー中の振る舞いが物議を醸している。スペイン『エル・チリンギート』が伝えている。 昨シーズンはシティのプレミアリーグ4連覇、スペイン代表のユーロ2024の立役者となった世界最高峰のピボーテ。ここ数年の圧倒的なパフォーマンスと前述の実績によって有力なバロンドール候補に挙げられていた一方、対抗にはレアル・マドリーのチャンピオンズリーグ、ラ・リーガ2冠に貢献したブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、スペイン代表DFダニエル・カルバハル、イングランド代表MFジュード・ベリンガムの3選手が挙げられていた。 当初はヴィニシウスの受賞が有力と見られたが、最終的にはシティズンズとラ・ロハの絶対的な司令塔が初受賞した。 この決定に対しては、事前に受賞を逃したことがリークされたか、授賞式参加をボイコットしたマドリー陣営から多くの憤りや不満の声が挙がっていた。 そんななか、ロドリは授賞後のスピーチで「今日は僕にとっての勝利ではなく、スペインフットボール界にとっての勝利」、「多くの友人がフットボールが勝ったと言ってくれた」と、マドリーを揶揄するような発言も行っていた。 一連の発言に関しては特に大きく取り上げられることはなかったが、授賞式後のディナー中の様子を映した動画における煽りが物議を醸すことになった。 一時マンチェスター・シティの公式SNSに投稿され、すぐさま削除された動画ではバロンドール初受賞で興奮するロドリが「ヴィニ、バイバイ!、ヴィニ、バイバイ!、バイバイ、バイバイ!」とのチャントを歌っている姿が映されていた。 これは受賞を逃したヴィニシウスを馬鹿にする意図があったと思われ、マドリディスタを中心にリスペクトを欠く振る舞いだと批判が殺到。そのネガティブな反応によって投稿削除に至った。 なお、マドリーの宿敵であるアトレティコ・マドリー出身のロドリは、今回の一件以外にもユーロ制覇後の祝賀会での「ジブラルタルはスペインのものだ」との発言が問題視され、1試合の出場停止を科された過去もあった。 授賞式前のマドリーサイドの振る舞いにフラストレーションを溜めたゆえの行動で、内輪だけであれば大きな問題とはならなかっただけに、動画を投稿した側に責任の大半はあるが、ユーロ後の反省を活かして自重したいところだった。 <span class="paragraph-title">【動画】ロドリの物議醸したチャント</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"> ¡RODRI SE ACUERDA DE VINICIUS celebrando el BALÓN DE ORO!<br><br> El Manchester City sube... y borra un vídeo del mediocentro festejando su galardón.<br><br> '¡Vini ciao, Vini ciao, ciao, ciao!' <a href="https://t.co/HOjd86eQ9K">pic.twitter.com/HOjd86eQ9K</a></p>— El Chiringuito TV (@elchiringuitotv) <a href="https://twitter.com/elchiringuitotv/status/1851402080600117536?ref_src=twsrc%5Etfw">October 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.31 06:30 Thu3
8時間で1年分の雨により死者多数…バレンシアを襲った暴風雨で試合延期に、レアルは練習前に1分間の黙祷と声明「あらゆる支援と愛情を」
スペインを襲った集中豪雨により試合の延期が決定した。スペイン『アス』が伝えた。 30日、コパ・デル・レイが行われる予定だったバレンシアだったが、パルラ・エスクエラ戦が中止となった。 スペインでは記録的な集中豪雨が続いており、街は洪水の被害に。バレンシア州は特に壊滅的な被害を受けており、8時間で1年分の雨が降るという衝撃の降水量を記録している。 死者も劇的に増加している状況の中、バレンシアは6部を戦うパルラとのアウェイゲームが中止に。また、週末に予定されているレアル・マドリーとのホームゲームも中止を要請する予定とのことだ。 バレンシアは2023年2月にはカンパナール火災が発生し、11名が犠牲に。グラナダとの試合の延期を要請していた。しかし、今回の豪雨は比較にならないほどの被害が出ており、すでに数十人が死亡。街は壊滅し、道路閉鎖され、公共交通機関もストップしている。 なお、バレンシアと対戦予定のレアル・マドリーは、30日のトレーニング前に1分間の黙祷を下げ、声明を発表した。 「レアル・マドリー、会長、理事会は、我が国の多くの地域、特にバレンシア州、アルバセテ州で被害を受け、暴風雨により亡くなった人々の家族と愛する人たちに哀悼の意を表する」 「レアル・マドリードは、この大惨事の影響を受けた全国民に深い驚きと連帯を表明し、あらゆる支援と愛情を伝える」 <span class="paragraph-title">【閲覧注意】甚大な暴風の被害を受けたバレンシア州…一夜明け車が道路で山積みに</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">| AHORA: Enormes inundaciones en Valencia. <a href="https://t.co/6b7xG3nRwQ">pic.twitter.com/6b7xG3nRwQ</a></p>— Alerta News 24 (@AlertaNews24) <a href="https://twitter.com/AlertaNews24/status/1851416327069511790?ref_src=twsrc%5Etfw">October 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">INUNDACIONES EN VALENCIA <a href="https://t.co/mpEyh0axYi">pic.twitter.com/mpEyh0axYi</a></p>— Alerta News 24 (@AlertaNews24) <a href="https://twitter.com/AlertaNews24/status/1851591245983813935?ref_src=twsrc%5Etfw">October 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">INUNDACIONES EN VALENCIA <br><br>- Enormes lluvias y catastróficas inundaciones producto de la DANA.<br>- Al menos 51 muertos y no se descarta que continúe aumentando la cifra.<br>- Varios desaparecidos.<br>- Búsqueda de heridos y desaparecidos por parte de bomberos y militares. Pueden… <a href="https://t.co/BqyVv8H9Dx">pic.twitter.com/BqyVv8H9Dx</a></p>— Alerta News 24 (@AlertaNews24) <a href="https://twitter.com/AlertaNews24/status/1851570590857007166?ref_src=twsrc%5Etfw">October 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.30 22:50 Wed4
ムバッペが直面するヴィニシウスとの共存にレアル・マドリーならではのプレッシャー…元主砲ベンセマ「アンチェロッティがどうするかを見てみよう」
アル・イテハドFWカリム・ベンゼマがレアル・マドリーで本来の力を発揮できずにいるフランス代表での後輩FWキリアン・ムバッペについてを語った。スペイン『マルカ』が報じた。 今夏に長らくの相思相愛ぶりが実を結び、パリ・サンジェルマン(PSG)からレアル・マドリーにフリー加入したムバッペ。今季のここまで公式戦14試合で8得点2アシストだが、フィット感だけでなく、期待値の高さが故、サポーターを100%納得させるに至っていない。 かつてのレアル・マドリーでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの陰に隠れる時期を経て、主砲として確固たる地位を築き、バロンドールも射止めたベンゼマはスペイン『EI Chiringuito TV』でここまでのムバッペについて、使われ方に問題があると話す。 「僕が思う問題はムバッペがセンターフォワードではないということ。9番としてプレーしたときはフランス代表でも良くないし、彼のポジションじゃない。問題は左サイドに彼と同じレベルの選手がいること。ヴィニを右サイドやセンターフォワードに置いたりなんてできないし、彼が違いを生み出せるのは左サイドだ。(カルロ・)アンチェロッティがどうするかを見てみよう」 そう同じく左サイドがメインポジションのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールと共存する術を見いだしていく必要性を説くと、こう自身の意見を続けた。 「アンチェロッティがヴィニシウスを動かすとは思わない。彼はそのポジションで現在の世界最高だ。ムバッペは自分が9番だと考えるべきだし、左サイドのことを忘れないといけない。彼も左サイドでとても優秀だけど、これからは他のポジションでもそうなる必要がある」 また、自身の1年目を振り返りながら、ゴールという結果で期待に応えつつ、レアル・マドリーならではプレッシャーと付き合っていく必要があるとアドバイスした。 「僕が1年目だったときの状況とキリアンの状況は異なる。僕は21歳で、彼は25歳だし、同じじゃない。でも、彼もレアル・マドリーで大きなプレッシャーがかかるのは理解している。ゴールを決めないとね。2、3試合でゴールなしだと殺される。それを付き合っていくのを学ばないと。そういうプレッシャーを自らかけていく必要もある。どの試合も新しく、そのなかでゴールを決めないとね。彼らはそのために獲得したわけだし、そのレベルにある」 2024.11.05 15:15 Tue5