梯子観戦でデジャブを見た…/原ゆみこのマドリッド

2024.08.27 21:30 Tue
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「突然すぎて、とても行けない」そんな風に私が嘆いていたのは月曜日、昨夜はメトロポリターノからの帰宅が午前様だったせいで、起きたのが正午近くだったのも悪かったんですけどね。午前10時半過ぎ、前日の試合もパルコ(貴賓席)観戦と、バルサからのレンタル移籍がほぼ確定していたレングレの正式入団の知らせがクラブのプレス担当から届いていたのはまだいいとして、続けて、同日午後1時半には早速、スタジアムの講堂で入団プレゼン開催って、一体、何でそこまで急いでやる必要がある?

おかげで本命はハンコ(フェイノールト)でありながら、高すぎる給料がラ・リーガのサラリーキャップに引っかかり、選手登録のメドがつかないせいで、獲得を断念。代替策として来た左足利きのCBのアトレティコ入団プレゼンはネットの生配信で見ることになったんですが、この夏、6、7月の無風状態を考えると、隔世の感もなきにしろあらず。ええ、早くから本決まりと言われていたル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)ですら、正式発表があったのは8月になってからですからね。

そこからは堰を切ったようにセルロート(同ビジャレアル)、フリアン・アルバレス(同マンチェスター・シティ)、ギャラガー(同チェルシー)と次々、補強選手が到着。ようやくジョアン・フェリックスのチェルシー完全移籍が決まった後、先週の水曜など、メトロポリターノを挙げての”Noche de Bienvenida/ノッチェ・デ・ビエンベニータ(歓迎のよる)”のイベントまで開催されることに。
同時に先週金曜からは選手の放出も活性化し、第2GKモルドバンがサッスオーロにレンタルとなったと思えば、夜半過ぎにはサムがポルトに5年契約で移籍。後者は昨季の8月、アトレティコとの開幕戦でゴールを挙げたのがキッカケとなり、グラナダに契約破棄金額を払って買い付けた後、シーズンの残りはアラベスにレンタル移籍して修行していた20才のFWなんですけどね。最初は4000万ユーロ(約65億円)のギャラガーとほぼ同額になる移籍金でチェルシーと話していながら、1500万ユーロ(約24億円)で権利50%の売却とは、はて。更に月曜夕方にもフェアメーレンのライプツィヒへの1年レンタルの報が入ってくるなど、もしや最近、アトレティコのフロントは不眠不休で働いている?

まあ、そんなことはともかく、先週末のリーガでのマドリッド勢の試合をお伝えしていくことにすると、アウェイばかりだった開幕節と真逆で、4チームがホーム開催となった2節は土曜のコリセウムでの弟分ダービーからスタート。そう、開幕戦でレアル・ソシエダを1-2と見事に下してきたラージョをヘタフェが迎えたんですが、午後9時半キックオフでもまだ、うだるような暑さが続いていたせいもあったんですかね。両者共、不活発だった前半は0-0で終了。後半になって、イシ、アルバロ・ガルシア、そしてパリ五輪決勝からゴール期が続いているカメージョと、頼りのアタッカーたちを入れたイニゴ・ペレス監督のチームの方が優勢かと思われたんですが…。
とにかくどちらもゴールを挙げられないどころか、枠内シュートすら、全試合を通じて、1本もないとなれば、ホームでの今季初試合に期待して、スタジアムに駆けつけたヘタフェファンも、バジェカスから集団でやって来たラージョファンもちょっとガッカリしたかと(最終結果0-0)。いえ、相変わらず、ボルハ・マジョラルもスタンド観戦で、チームにFWが1人もいないボルダラス監督のチームは唯一の得点パターン、開幕アスレティック戦で同点に追いついた、ボランチ転じてCF起用されているウチェのCKからのヘッドが、この日は惜しくも外れてしまったため、仕方ないんですけどね。

ただ、ヘタフェは3節のベティス戦が、相手のコンフェレンスリーグ・プレーオフ予選2ndレグのせいで延期に。よって、丁度、夏の移籍市場が閉まった直後、日曜に再びコリセウム開催となるレアル・ソシエダ戦までに、すでに入団発表のあったトルコ人FW、ユルドゥルム(スタッド・レンヌから移籍)の登録を済まし、マジョラルも準備を整えてくれればいいんですけどね。そうそう、ラージョ戦前のTVインタビューでアンヘル・トーレス会長が、「1カ月前と先週、ウチにハメス・ロドリゲスのオファーが来たんだが、監督は必要としている選手ではないと言った」とコメントしたなんてことも。

それが試合後の会見で、ボルダラス監督が「Yo no decido fichajes, los decide el president/ジョ・ノー・デシドー・フィチャヘス、ロス・デシデ・エル・プレシデンテ(補強を決めるのは私でなく、会長だ)。もしハメスが来るなら、大歓迎だよ」と言ったものだから、いい加減、彼も新戦力の到着が遅れているのに業を煮やしているんだろうと、あれこれ邪推されたものでしたが、時すでに遅し。月曜にはハメスのラージョ入団が正式発表され、いえ、サンパウロとの契約を解除した彼はコパ・アメリカでコロンビアを準優勝まで導き、大会MVPに輝いた後、ずっとバケーションしていたため、火曜午後9時30分(日本時間翌午前4時30分)、エスタディオ・バジェカスでのバルサ戦には出場できませんけどね。

この開幕からの2試合、この夏の目玉補強として、バルサに入団しながら、サラリーキャップの都合で登録できていなかったダニ・オルモ(ライプツィヒから移籍)がとうとう、月曜夜に長期負傷となったクリステンセンのおかげでプレーできるようになったフリック監督のチームを迎えるに当たり、このハメス加入はファンに高揚感を与えたんじゃないかと思いますが、さて。何はともあれ、すでに3得点もして、チームの2連勝の功労者であるレバンドフスキには用心するに越したことはないかと。

そしてマドリッド勢、残りの3チームは日曜試合だったんですが、まず私は猛暑の中、午後5時キックオフのサンティアゴ・ベルナベウへ向かうことに。いやあ、屋根を閉じたスタジアム内部がオーブンのようになっていたらどうしようかと恐れていたんですが、そんなことはなく、むしろ外より3℃程、気温が低くなっていたのは助かったかと。ただ、昇格組のバジャドリーを迎えたこの一戦、ベリンガムの負傷でアルダ・ギュレル、メンディの出場停止でフラン・ガルシアが入ったレアル・マドリーが前半、ほとんど何もしてくれなくてねえ。

ええ、ついにホームでエムバペ(PSGから移籍)を見られるとあって、スタンドを満員にしたファンも彼のゴールを心待ちにしていたんですが、序盤にシュートをGKハインに弾かれたぐらいで、後は他の選手たち同様、音沙汰なしに。バジャドリーの勤勉な守備のせいもあって、0-0で折り返したんですが、そこは才能のある選手の揃ったマドリー。ロッカールームでアンチェロッティ監督の訓話を聞いたおかげもあったか、後半5分には敵エリア近くで間接FKをもらうと、ギュレルが短く出して、ロドリゴが止めたボールをバルベルデが弾丸シュートで先制点にしてくれるんですから、偉いじゃないですか。

実はこのゴールの影の功労者はまさにアンチェロッティ監督で、ええ、バルベルデ本人も「何度もボクにチームメートを変えて、FKの練習をするように、ボールを掴んで、キッカーをやると言えない内気なところを直すように言ってくれた」と感謝していたんですけどね。とはいえ、それでマドリーが堰を切ったようにgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)モードに入ったかといえば、そういう訳でもなく、更に2度撃ったエムバペのシュートも敵GKがセーブ。この日はマジョルカ戦で選手交代が遅れたのをアンチェロッティ監督も反省したか、24分にギュレル、ロドリゴがモドリッチ、ブライムに代わり、そこからかなり間があって、40分にビニシウスがセバージョス、その1分後にエムバペがエンドリックに代わった後のことでした。ようやくスコアが再び、動いたのは。

そう、43分、ミリトンから出たロングボールをブライムがトラップ、CBキュメルトかわし、見事なvaselina(バセリーナ/ループシュート)を決めてくれたんですよ。それ以上に衝撃を与えたのは、これが公式戦デビューとなったエンドリックで、いやあ、実は彼、3月にスペインとブラジルが対戦した親善試合でベルナベウでのプレーは経験済みだったんですけどね。その時も途中出場で、あ、出たと思ったら、たったの5分でゴールを挙げて、やはりマドリーは目の付け所が違うと感心したものでしたが、まさかロスタイム6分、ブライムからラストパスを受け、エリア内に入って右脚を一閃。「Golpea que rompe la pelota con las dos piernas/ゴルペア・ケ・ロンペ・ラ・ペロータ・コン・ラス・ドス・ピエルナス(両足でボールを破裂させんばかりに蹴る)」(ブライム)というシュートがネットに突き刺さっているって、一体、何なんでしょう。

まさにゴールの神様に祝福されているとしか思えませんが、ええ、アンチェロッティ監督も「Es un delantero centro de área, en espacio reducido es muy muy peligroso/エス・ウン・デランテーロ・セントロ・デ・アレア、エン・エスパシオ・レドゥシードー・エス・ムイ・ムイ・ペリグローソ(彼はエリア内で力を発揮するCF、限られたスペースではとても、とても危険だ)」と褒めていましたしね。18才になったばかりと若く、ヨーロッパでプレーするのも初めてですが、これなら十分、昨季のホセル(現アル・ガラファ)の代わりが務まる?おかげでマドリーは3-0の勝利とファンが望んでいた結果になったんですが、まあ、相手のバジャドリーも数日前にRMカスティージャからレンタルで来たマリオ・マルティンは途中出場したものの、ラタサ(昨季まで2シーズン、ヘタフェでプレー)はまだ登録ができず、FWが不足していたようですしね。

マドリーの選手たちもこの勝利に驕らず、アンチェロッティ監督の「疲れた時は手を挙げて、代えてくれと言ってもらいたいが、私の40年間のキャリアでそんな選手はいなかった。そういう意味では選手たちも責任感を持ってほしい。Ya que tenemos calidad en el banquillo/ジャー・ケ・テネモス・カリダッド・エン・エル・バンキージョ(ウチのベンチには質の高さがあるのだから)」という要望に耳を傾けて、木曜午後9時30分のラス・パルマス戦では前半から、強いところを見せてほしいところです。

そして日曜はその次の時間帯でレガネスがまさに、そのラス・パルマスと対戦だったんですが、午後9時半から、メトロポリターノでの試合が控えていた私は残念ながら、ブタルケでの1部再デビュー戦に行くことができず。メトロでの移動中に様子を伺うしかなかったんですが、大丈夫。前半こそ、0-0で終わり、後半7分にもラバがPKをGKシレッセンに弾かれてしまったものの、26分には開幕オサスナ戦でゴールを挙げていたファン・クルスがエリア外から、golazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めてくれたんですよ。

更に40分にも今度は出戻りのオスカル・ロドリゲス(セビージャからレンタル)のアシストでフランケサが2点目を挙げ、失点はロスタイムに奪われたサンドロの1点に留めて、2-1で今季初勝利をゲット。ブタルケは正面スタンドにしか屋根がなく、そこもその時間は夕陽に直撃され、耐えがたい暑さであったろうながら、4年ぶりの1部の試合に駆けつけたファンに喜びを与えていたんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームはスケジュール的にもツイていますよねえ。そう、水曜のミッドウィークリーガでは同じ昇格組のバジャドリーと当たるため、互角の勝負ができるはずですが、とにかく勝ち点は貯められる時に貯めておくに限りますって。

え、それで近年稀に見る大判振る舞いで補強したアトレティコのホーム初戦はどうだったのかって?いやあ、こちらも目玉のフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)がとうとう、ジローナ戦で先発デビューしたんですけどね。グリーズマンも「あまり合わせることができなかった。Hay cosas que mejorar y vamos a trabajar para ello/アイ・コーサス・ケ・メホラル・イ・バオス・ア・トラバハル・パラ・エジョ(改善しないといけないことがあって、それに取り組むだけだ)」と言っていたように、まだチームメートとの連携が上手く取れていないような。

前半は相変わらず、エリア内に切り込んでシュートは放つものの、GKに阻まれて、ゴールにならないサムエル・リノがチャレンジするも報われず、ジローナも昨季のCL出場権獲得3位チームの数少ない生き残りであるツィガンコフが数回撃ってきて、GKオブラクに止められていたぐらい。ベルナベウ同様、0-0で折り返すのかと思いきや、37分、意外なところからチャンスが到来することに。いえ、ル・ノルマンが入れたロングクロスをクリアしようと、GKガッサニガがエリア外でボールに手で触ったプレーはイエローカードに留まり、スタンドから大きなpito(ピト/ブーイング)が飛んだんですけどね。

ラインすぐ前からのFKをもらい、それをグリーズマンが蹴ると、アルナウに触れて、先制ゴールになってくれたから、ビックリしたの何って。おまけに1-0で始まった後半3分にも、今度はフリアン・アルバレスがヘッドで落としたボールをグリーズマンがアクロバティックなパスでジョレンテに繋ぎ、健脚自慢の彼のスロットルが全開に。ドリブルで爆走すると、おそらくキックオフ前にはユーロ優勝のスペイン代表選手はアトレティコにはル・ノルマンしかいなかったものの、コパ・アメリカで優勝したアルゼンチン代表のフリアン・アルバレス、デ・パウル、モリーナ、オリンピック金メダルのバリオス、イトゥルベ、そしてジローナのアベル・ルイス、ミゲール・グティエレスまで、メトロポリターノのファンに祝福を受けていたせいで、また最終選考で落ちて、ユーロ王者となるチャンスを逃した悔しさを思い出したんですかね。

開幕ビジャレアル戦とは違い、今度はエリア前から、渾身のシュートを放ち、2点目を挙げてくれたとなれば、バケーションをたっぷり取って、エネルギー120%で戻って来たことも含め、アトレティコにとって、こんなに有難いことはない?その後は恒例の、リードしたら一歩後退作戦に入ってしまったため、ジローナにボールを握られ、自陣で守っている時間の増えたアトレティコでしたが、やっぱりメトロポリターノ様々ですかね。ピンチらしいもののもなく、得意のザル守備も発動しなかったため、シメオネ監督も14分にはギャラガーをデビューさせることに。

38分にはグリーズマンとフリアン・アルバレスもコレアとセルロートに交代したんですが、この夏の補強で助かるのはこのメンツなら、常にグリーズマンがピッチにいなくてもいいこと。ええ、出ずっぱりだった彼は昨季終盤にガス欠を起こし、パスすら、ようよう味方に届かない状態になっていましたからね。この様子なら、シーズンの大事な時が来るまで、元気でいてくれるんじゃないかと思いますが、いやあ、それがまさか、こちらもベルナベウ同様、ロスタイムにもゴールが見られるとは!

そう、自陣エリア前で取り戻したボールを、こちらも途中出場だったコケがバリオスに送り、21才の金メダリストが敵エリアまでドリブル。最後は息が切れて、ブライアン・ヒルに倒されてしまったんですが、こぼれたボールをジョレンテが拾い、ゴール前まで来ていたコケが押し込んで3点目って、まるで夢みたいな快勝じゃないですか(最終結果3-0)。おまけにアトレティコは水曜午後9時30分のエスパニョール戦もホームゲームとあって、メトロポリターノマジックをまた当てにできますからね。いやまあ、開幕ビジャレアル戦は引分けましたし、まだアウェイ弱者は治った訳じゃなさそうないんですが、今はとにかく、フリアン・アルバレスを始め、新加入選手たちがチームに馴染んでくれるのを待つしかありません。

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“干された”ベッカムが自らの足でカペッロ監督の信頼を取り戻す【ビューティフル・フリーキック】

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。 今回は、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミの共同オーナーを務める元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏が現役時代に決めたフリーキックだ。 <div id="cws_ad">◆気合いの入った表情のベッカムがキックで信頼を掴み取る<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJhN3pEMG9WayIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 2003年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリー入りしたベッカム氏は、在籍4年で公式戦159試合に出場し20ゴール51アシストを記録した。しかし、2007年1月にシーズン終了後のロサンゼルス・ギャラクシーへの移籍が発表されると、当時のファビオ・カペッロ監督はベッカムを起用しないことを表明した。 それでも、腐らず練習に励むベッカム氏は、チームメイトからの推薦もあり、2007年2月10日に行われたラ・リーガ第22節のレアル・ソシエダ戦に約1カ月ぶりに出場する。 連敗中だったマドリーはソシエダに先制を許すも、迎えた37分、バイタルエリア右でフリーキックのチャンスを獲得する。ベッカムの右足から放たれたクロス性のシュートは絶妙なコースに飛ぶと、ワンバウンドしてゴール左に突き刺さった。 このゴールで追いついたマドリーは後半に勝ち越し、勝ち点3を獲得。このキックでカペッロ監督の信頼を再び掴み取り、ベッカム氏は初のラ・リーガのタイトルを獲得しアメリカへと旅立っていった。 2020.11.03 11:00 Tue
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21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン

IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu
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前人未到“デ・シマ"達成の布石となった2014年CL決勝AT弾をセルヒオ・ラモスとモドリッチが語る「歴史的でマジカル」

レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスとクロアチア代表MFルカ・モドリッチが、2014年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝での劇的ゴールを振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。 マドリーは2014年5月24日、ポルトガルの首都リスボンで行われたCL決勝でアトレティコ・マドリー相手に4-1で勝利。前人未到となる10度目のCL制覇という偉業を成し遂げ、サッカー界の歴史に新たな1ページを刻んだ。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJaT24xT0h5QSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 当時カルロ・アンチェロッティ監督(現エバートン)に率いられていたマドリーは、終始アトレティコを攻め続けていたものの、得点では後半アディショナルタイム2分まで0-1とリードを許していた。 しかし迎えたアディショナルタイム3分、コーナーキックのチャンスを得たマドリーは、モドリッチが絶妙なボールを上げると、セルヒオ・ラモスが見事なヘディングシュートを決め、土壇場で同点に。首の皮一枚繋がったマドリーは、延長戦でのFWガレス・ベイル、DFマルセロ、FWクリスティアーノ・ロナウドの得点で試合を決定付けた。 このゴールについて、セルヒオ・ラモスとモドリッチがクラブ公式のインタビューで振り返り、セルヒオ・ラモスはこのゴールを「歴史的ゴール」として改めて喜びを語った。 「一言で表すなら“歴史的"だ」 「“リスボン"という言葉を聞いてまず初めに頭に浮かぶのは、CLのトロフィーだ。それを目標に何年も戦ってきたし、僕にとって初めての決勝となったが、楽しむことができ、そして優勝することができた」 「家族のことや、それまでの長い間の努力や払ってきた犠牲について考えたよ。ついにトロフィーを掲げ、自分が築いた実績にCL優勝を追加できるという喜び。これこそがフットボールの美しいところだ」 「試合の最後まで戦うというレアル・マドリーのDNAについても考えたね。少しのチャンスさえあれば、1分であろうと1秒であろうと、可能だと信じて戦うんだ」 また、同点弾に繋がったコーナーキックについてもキッカーだったモドリッチが回想。何度も練習したプレーだったとして、落ち着いてボールを蹴ることができたと語った。 「(アディショナルタイムに入っても)僕らにボールが来ると信じていたから、とても落ち着いていた」 「セルヒオが良いエリアにいたし、ポジショニングも良かった。彼がジャンプしてゴールを決めた瞬間は歴史的瞬間だったよ」 「シーズン中あのコーナーは何度も練習していたんだ。CLのバイエルン戦でもやっていたし、リーガの何試合かでも成功していた」 「あのエリアに、良いボールを入れることが重要だったんだ。僕たちは何度も練習したよ。そこでセルヒオが素晴らしい走り込みを見せて、完璧なゴールを決めたんだ」 ラモス自身もこのヘディングについて振り返り、この歴史的ゴールの詳細についてコメントした。 「素晴らしいヘディングになったよ。思った通りに実行できた。ジャンプ、ゴールからの距離、ゴールを守っていたのがティボー(・クルトワ)だった」 「僕がヘディングで狙った場所が唯一ゴールに入る場所だったと思う。モドリッチのボールも素晴らしかった」 「バックポスト側でボールを待ったんだ。そっち側にほとんどの選手が集まっていたから、マークへのブロックが簡単にできるしね」 「僕のマークにはゴディンがついていて、ベイルやロナウドも近くにいた」 「僕はバックポストに走り出してから、インサイドに急転換したんだ。この1/10秒くらいの間にゴディンの前に出た。多くの選手がそこにいて、同時に動いていたから彼は僕の動きに反応できなかった」 「この時に生まれた1メートルのスペースによって僕はフリーでペナルティスポット付近まで入ることができ、ほぼフリーの状態でヘディングができた。完璧なゴールを93分に決めて、試合を振り出しに戻すことができたんだ」 「歴史的でマジカルな瞬間だった。マドリーはマジカルな世界だし、その一員になれて幸運に思うよ」 2020.05.26 20:20 Tue

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