「事実の場合、マインツのユニフォームを着ることはない」逮捕の佐野海舟、ドイツ紙がマインツの姿勢を伝える「推定無罪では処分はない」

2024.07.20 23:05 Sat
逮捕された佐野海舟
©超ワールドサッカー
逮捕された佐野海舟
不同意性交の疑惑により逮捕された日本代表MF佐野海舟。突然の出来事に大きな驚きもあった一方で、本人が容疑を認めたと報じられてからは新たな情報が出てこない。

移籍したマインツの監督もついに佐野について言及し、チームへの合流を望むとしていた。

そんな中、ドイツ『ビルト』が新たに報道。正確な情報が全く入ってこないとし、疑惑という情報しかないとしている。
『ビルト』は「逮捕されたマインツのスター選手の事件は複雑」と題して報道。逮捕されたという事実しかないとし、新たな情報が全く入ってこないとしている。

日本では最長で23日までは勾留が可能となる。新たな証拠が出て来れば10日ずつ延長が可能という状況であり、時間がかかることになるだろう。
ただ、『ビルト』は「これまで警察からの公式声明は出ていない」とし、多くのことが不透明なままだとしている。「ホテルの部屋では実際に何が起こったのか」、「被告人3人全員が本当に事件に関与していたのか」、「多くの観光客で賑わう六本木で食事をし、本当に車で20分ほどかけて湯島のホテルに向かったのか」…マインツは全てのことに対して、まだ答えは出していないという。

また、『ビルト』はマインツの姿勢についても報じており、「マインツは現在、推定無罪を理由に佐野に対するいかなる処分もするつもりはない」と、現在の状況としては佐野に対する処分はないとし、「日本のスターに対する偏見は避けるべきだ」としている。

しかし、21日に予定されていた合流は実現しないことが確定。また、疑惑であることが事実であるか、部分的にのみ事実であると確認された場合は、佐野がマインツのユニフォームを着ることは決してないこともまた、明白だという。

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性的暴行疑惑の佐野海舟加入でサポーターがマインツを批判…クラブは声明を発表「矛盾するような情報は得られなかった」

マインツがMF佐野海舟に対する謂れのない中傷記事に声明を発表した。 今夏鹿島アントラーズから完全移籍でマインツに加入した佐野。しかし、チームに合流する前に日本で事件を起こしてしまう。 知人の男性らと共に30代の女性に対し、不同意性交の疑惑が生じて逮捕。その後拘留された中、釈放され、不起訴となった。 8月に入り遅れてマインツに合流した佐野。プレシーズンのキャンプにも参加すると、DFBポカール1回戦のSVヴェーエン・ヴィースバーデン戦で先発フル出場。マインツデビューを果たし、120分間プレーして勝利に貢献した。 ブンデスリーガの開幕も来週に控えた中、佐野に対して問題が発生。匿名のオンライン記事が『Q-Blocks』というマインツのファンサイトにて投稿。佐野の性的暴行に関して、マインツのウルトラスがクラブの対応を批判した。 「マインツの責任者は、沈黙というよくある行動パターンについて指示している。このような問題をテーブルの下で一掃することは、多くのレベルで間違っており、我々、特に性暴力の影響を受けている人々は、この状況を容認できない」 「一方で、影響を受けるすべての人たち、クラブの環境、社会に対して、致命的なシンボルが送られることになる」 「マインツはこの問題を解明することに興味がない。その一方で、影響を受けた人々は沈黙させられ、彼らの真実は集団的に否定される。なぜなら、何も声明を出さなければ影響を受けた人々の意見が確実に届けられないからだ」 「それは中立ということではなく、受け身なだけだ。加害者が結果を恐れることなく人生を送り続けることができる受動性だ。これは、我々のグループの行動によって、社会からの集団的な関心がさらに強まるということを意味している」 「我々はマインツ05に対し、道義的かつ社会的責任を果たすよう求める。これには、少なくともクラブから一般の人々への透明性のあるコミュニケーションが必要であり、それは明確にしたいという誠実な願望によってのみ実現可能だ」 事件の真相は不明だが、佐野が日本で起こした事件について納得いっていない人物がいるということの表れ。不起訴には終わったが、疑惑が生じ、本人も認めたことから、許せないということだろう。 加えて、マインツが正式に声明を発表せず、佐野を容認しているかのように振る舞っていることへの批判だが、マインツはこの件に関して声明を発表。捜査が終了しているとし、佐野をチームに入れることに問題はなかったと主張。誹謗中傷を糾弾した。 「佐野海舟に対する東京検察庁の捜査は終了した。選手に対する申し立てに関連して、当局による法的決定は、我々にとっても決定的なものとなる」 「もちろん、選手に対する捜査は我々も行っている。雇用主としての我々にとって、従業員が法律を尊重するだけでなく、従業員の行動が我々の基準と価値観に一致していることが不可欠であり、我々はそれを公に指示し、多くの社会的なプロジェクトでも実践している」 「我々はクラブ内でこの出来事について集中的に話し合い、できる限り早く佐野海舟と個人的に話すことを求めていた。我々は彼をチームに組み込むという決定に矛盾するような情報は得られなかった」 「雇用主として、当クラブはいかなる捜査にも関与できない。これは法治国家の責任だ。ただし、クラブには従業員の個人の権利と、プライバシーを保護する義務と責任がある。我々は内部の議論について公にコメントはしない。我々は誹謗中傷や証明不可能な申し立てには断固として反対する」 日本で不起訴に終わり、釈放されたことに加え、マインツの中でもしっかりと聞き取りを行い、問題がないためにチームの一員として迎えているという主張をしたクラブ。自身が起こしたことで招いた事態ではあるが、ピッチ上でのパフォーマンスでサポーターの信頼を得ることが佐野には求められそうだ。 2024.08.18 11:30 Sun
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町田が欠場続く佐野海舟の現状説明…腰痛で当面も離脱へ

FC町田ゼルビアは23日、MF佐野海舟の現状を説明した。 佐野は今年6月に入ってから疲労性の腰痛に苦しむ影響で、回復のためにチームを離れ、実家にて療養。現在は東京に戻り、引き続き腰の療養とコンディションの回復に努めているが、まだ合流できる状態ではなく、選手本人と話し合い、もう少しの期間、チームとは別での調整を決めたという。 佐野は米子北高校を卒業した2019年に町田でプロ入り。昨季には明治安田生命J2リーグでキャリアハイの6得点を決め、今季もボランチとして20試合出場で1得点をマークしているが、6月12日に行われた第21節のロアッソ熊本戦から欠場が続いている。 2022.07.23 10:35 Sat

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【2024-25ブンデス前半戦ベストイレブン】バイエルンから最多6選手、佐野海舟を選出

2024-25シーズンのブンデスリーガ前半戦が15日に終了しました。本稿では今季のブンデスリーガ前半戦ベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKニコラ・ヴァシリ(29歳/ザンクト・パウリ) 出場試合数:17(先発回数:21)/失点数:21/出場時間:1530分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昇格組のザンクト・パウリがバイエルンに次ぐ失点の少なさで前半戦を終えた。12ゴールはリーグ最低で現在14位と残留争いに巻き込まれること必須だろうが、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の守護神が奮闘。仮にチームが降格したとしてもこの活躍であれば、来季もヴァシリはブンデスに残留できそうだ。 DFダヨ・ウパメカノ(26歳/バイエルン) 出場試合数:15(先発回数:15)/得点数:2/出場時間:1313分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季後半はパフォーマンスを大きく落としてしまったが、今季は再び復活。同タイプのキム・ミンジェとの相性は良くないかに思われたが、ハイラインを敷くコンパニ監督のサッカーにおいて欠かせない存在となった。 DFキム・ミンジェ(28歳/バイエルン) 出場試合数:16(先発回数:16)/得点数:1/出場時間:1380分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季落とした評価を取り戻す今季ここまでのパフォーマンス。1試合を除いてスタメン出場を続け、ナポリ時代の輝きを放った。 DFアレハンドロ・グリマルド(29歳/レバークーゼン) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:2/出場時間:1507分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レバークーゼン不動の左ウイングバックとして今季も健在。戦術理解度、左足のキック精度は世界屈指でマインツ戦では直接FKを叩き込んだ。 MFジョシュア・キミッヒ(29歳/バイエルン) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:1/出場時間:1530分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トゥヘル監督の下では右サイドバックに回ることが多かったが、コンパニ監督の下では本職のボランチで固定され、高水準のパフォーマンスを続けた。大半の試合で主導権を握れるのはキミッヒのゲームコントロールのおかげ。 MFフロリアン・ヴィルツ(21歳/レバークーゼン) 出場試合数:17(先発回数:14)/得点数:7/出場時間:1318分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> レアル・マドリーやバイエルンといったメガクラブからの関心がありながらも残留した今季、7ゴール7アシストと流石のスタッツを記録。シャビ・アロンソ監督の下、レバークーゼンで確実に成長を続けている。 MF佐野海舟(24歳/マインツ) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:0/出場時間:1515分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マインツの躍進を語る上で欠かせない戦力。語学が成功の鍵とされる中、言葉の壁を背中で語る献身的なパフォーマンスで難なく乗り越えてしまった。 MFジャマル・ムシアラ(21歳/バイエルン) 出場試合数:14(先発回数:12)/得点数:9/出場時間:1020分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 足元の卓越した技術が注目されがちだが、ヘディングでのゴールも多く多彩な得点パターンを擁していることを披露。ここまで早くも9ゴールを挙げ、一昨季のキャリアハイである12ゴールを目前としている。 MFマイケル・オリーズ(23歳/バイエルン) 出場試合数:17(先発回数:13)/得点数:5/出場時間:1065分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ユース時代、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティと、エリート街道を歩んだオリーズ。クリスタル・パレスから加入し、プロキャリアでは初のメガクラブ挑戦となった中、物怖じせず躍動した。FWレロイ・サネから完全にレギュラーを奪取し、5ゴール8アシストを記録。前半戦のバイエルンを牽引した。 FWハリー・ケイン(31歳/バイエルン) 出場試合数:15(先発回数:15)/得点数:16/出場時間:1204分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> PKでの得点が7と多いものの、それでも前半戦を終えて16ゴールと今季もエースとして十分な働きを見せた。今季こそブンデスリーガ優勝で無冠の帝王の名を返上したい。 FWオマル・マーモウシュ(25歳/フランクフルト) 出場試合数:17(先発回数:17)/得点数:15/出場時間:1455分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2025/get20250114_11_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 15ゴール10アシストと圧巻のスタッツを記録。今季のブンデスリーガ前半戦で最も躍動していた。 2025.01.16 18:01 Thu
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韓国代表MFイ・ジェソンがマインツへ完全移籍、キールでは100試合以上出場

マインツは8日、ホルシュタイン・キールから韓国代表MFイ・ジェソン(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。 フリートランスファーでの加入となり、契約期間は2024年6月までの3年間となる。 母国の全北現代モータースでキャリアをスタートさせたイ・ジェソンは、2018年7月にホルシュタイン・キールへと完全移籍。ブンデスリーガ2(ドイツ2部)で93試合に出場し19ゴール22アシストを記録するなど、公式戦104試合23ゴール25アシストを記録していた。 また、2020-21シーズンは昇格プレーオフにも臨み、ケルンとの第1戦ではアシスト、第2戦ではゴールを決めたが、昇格ならず。それでも、リーグ戦は1試合を除く33試合に出場し5ゴール6アシストを記録していた。 また韓国代表としても53試合に出場し8ゴールを記録している。 イ・ジェソンは今回の移籍について「マインツではブンデスリーガでプレーするという夢が実現する。監督とは良い話ができたし、もちろん昨シーズンのマインツの素晴らしい後半戦は追っていた」とコメント。「今はチームが多くの試合に勝つための手助けをしたいと思っている。特にマインツのファンを感じるのが楽しみだ」と語った。 2021.07.09 12:05 Fri
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武藤のライバル、コロンビア人FWコルドバがケルン大迫同僚に

▽ケルンは28日、マインツのコロンビア人FWジョン・コルドバ(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2021年6月30日までの4年間で、移籍金はドイツ『キッカー』によれば1500万ユーロ(約19億円)とのことだ。 ▽フィジカルに優れたストライカーのコルドバは母国コロンビアのクラブを経て、2013年夏にエスパニョールへ移籍。その後、グラナダへ移籍し、2015年夏にマインツへ加入していた。 ▽そのマインツでは日本代表FW武藤嘉紀のライバルとして在籍2年間で公式戦58試合に出場し、13ゴールをマーク。2016-17シーズンはブンデスリーガで28試合に出場し、5ゴールを記録していた。 2017.06.29 02:05 Thu
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C・パレス、マインツからレンタル中のマテタを完全移籍で確保

クリスタル・パレスは1月31日、マインツからレンタル中のフランス人FWジャン=フィリップ・マテタ(24)を完全移籍で買い取ったことを発表した。契約期間は2026年6月30日までの4年半となる。 マテタは、昨年1月に買い取りオプション付きの18カ月レンタルで加入。ここまで公式戦16試合に出場し、3ゴール1アシストを記録していた。 同選手の契約には出場試合数など、予め設定していた条件を達成した場合、1300万ポンド(約20億1000万円)での買い取り義務が生じる条項が盛り込まれていたが、現時点でマテタはその条件をクリアしていないという。 ただ、同選手の完全移籍での獲得を望むパレスはマインツと新たに交渉を行い、800万ポンド(約12億4000万円)程度の移籍金を支払うことで買い取りに成功したようだ。 DRコンゴにもルーツがあるマテタは、シャトールーの下部組織出身。2016年9月にリヨンへと完全移籍すると、ル・アブールへのレンタル移籍を経て、2018年7月にマインツへ完全移籍。マインツでは在籍2年半で公式戦71試合に出場し27ゴール5アシストを記録していた。 2022.02.01 07:33 Tue

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