大混乱のコパ・アメリカ決勝、試合後に警備員に暴行したコロンビアサッカー連盟会長と息子が逮捕

2024.07.16 12:15 Tue
コロンビアサッカー連盟のラモン・ヘスルン会長
Getty Images
コロンビアサッカー連盟のラモン・ヘスルン会長
ファンの問題行動により混乱を極めたコパ・アメリカ2024の決勝。そんな中、コロンビアサッカー連盟(FCF)のラモン・ヘスルン会長(71)と、息子のラモン・ハミル・ヘスルン氏(43)が逮捕されていたようだ。『ESPN』が伝えた。15日(現地時間14日)に行われたコパ・アメリカ2024の決勝は、連覇を目指すアルゼンチン代表と2度目の優勝を目指すコロンビア代表のカードとなった。

しかし、試合前にはチケットを持たないコロンビアのファンがスタジアムに押し寄せると、入場ゲートが大混乱。セキュリティチェックのためにキックオフが1時間以上も遅れるなか、無謀にも突破して違法にスタジアムに入ろうとする者も多数現れていた。
そんな中、決勝の後にヘスルン会長と息子は警察に逮捕。15日の午前4時過ぎに収監されたという。

報道によれば、試合後にスタジアムのメディア用トンネルの中で、フィールドに入ろうとした際に複数人の警備員と争った疑いがあるとのこと。警察の報告書によれば、警備員がラモン・ハミル氏の頭に手を当てて下がるように誘導した中、口論に発展し、その後暴力沙汰にまで発展してしまったという。2人はすぐに激昂し、怒鳴り始めたようだ。
なお、ヘスルン会長は2000ドル(約31万8000円)、息子は1000ドル(約15万9000円)の保釈金を支払い、裁判官の前に立つこととなった。

ファンの問題行動では27人が逮捕され、55人が締め出される結果に。多くの問題を起こしたなか、トップも逮捕されるなど、散々な結末となってしまった。

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