ヴィニシウス2発で追いついたマドリーが敵地でドロー…バイエルンは一時逆転も先勝ならず【CL】
2024.05.01 05:57 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、バイエルンvsレアル・マドリーが30日にフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われ、2-2のドローに終わった。
バイエルンは準々決勝でアーセナルを2戦合計3-2で下し、準決勝進出を決定。国内の戦いではDFBポカール早期敗退に加え、ブンデスリーガ12連覇の夢が潰えたが、直近のフランクフルト戦をケインのドッペルパックで2-1の勝利。公式戦4連勝で今回の大一番を迎えることになった。そのフランクフルト戦からは先発3人を変更。負傷のデ・リフトの代役にキム・ミンジェを起用し、ラファエル・ゲレイロ、チュポ=モティングに代えて負傷明けのムシアラ、サネが復帰した。
対するマドリーは準々決勝で前王者マンチェスター・シティと対戦し、2戦合計4-4で並んだ中でPK戦を制して4強入りを決めた。2シーズンぶりの覇権奪還を期すラ・リーガではエル・クラシコ、主力温存のレアル・ソシエダ戦をいずれも勝ち切って優勝をほぼ確実に。公式戦18試合無敗(13勝5分け)と抜群の安定感を維持して敵地へ乗り込んだ。注目のスタメンはサスペンションのカルバハル代役にルーカス・バスケスに据えたほか、リュディガー相棒にナチョを起用した以外は現状のベストメンバーを起用した。
試合は開始早々にバイエルンに決定機。開始1分、左サイドで持ち上がったマズラウィからの斜めのパスを中央のケインがワンタッチでボックス左のスペースに流すと、これに反応したサネが左足シュートを枠に飛ばす。だが、これはGKルニンの左足を使った好守に遭う。
電光石火のゴールは逃したものの、主導権を握ることに成功したホームチームは、以降もケインとサネを起点としたスムーズなカウンターやセットプレーで次々にフィニッシュのシーンへ繋げていく。
24分、ハーフウェイライン付近でボールを持ったクロースが、最前線のヴィニシウスが一度中盤に引いてDFキム・ミンジェをつりだした後、背後へスプリントしたところへ絶妙なラストパスを供給。これでバイエルンの守備が完全に割れると、快足を飛ばしてパスに追いついたヴィニシウスがGKノイアーとの一対一を冷静に制した。
この先制点をきっかけに試合は完全にアウェイチームの流れに。畳みかける攻撃には至らないものの、安定したボール保持でバイエルンを自陣に押し込める。また、ボールを持たれてもシティ戦同様のメリハリを利かせたコンパクトな守備でフィニッシュまで持ち込ませない。
前半最終盤には互いに良い位置でFKを獲得したが、ケイン、ロドリゴの直接FKはいずれも枠を捉え切れず。アウェイチームの1点リードでハーフタイムを迎えた。
ビハインドを負うバイエルンはゴレツカを下げてハーフタイム明けにゴレツカを下げてラファエル・ゲレイロを投入。ライマーをアンカー気味に配置し、ムシアラとサネのサイドを入れ替える[4-1-4-1]気味の布陣に変更した。
後半はマドリーが良い入りをみせ、51分にはナチョのボール奪取からの持ち上がりを起点にヴィニシウス、ベリンガムを経由したボールがボックス左に走り込むクロースに渡る。ここで右足を振ると、DFキミッヒにディフレクトしたシュートが枠に飛ぶが、ここはGKノイアーのビッグセーブに阻まれた。
守護神のビッグプレーで流れが変わったか、バイエルンがここから畳みかける攻めで一気に試合を引っくり返す。まずは53分、ライマーが自陣中央からの果敢な持ち上がりで局面を打開し、右サイドに張ったサネに展開。ここでDFメンディを相手に一対一を仕掛けたサネが鋭いカットインからボックス右で左足を振り抜くと、低弾道の強烈なシュートがニア下を射抜く。
さらに、直後の56分にはミュラーの中央での粘りの突破から左サイドでボールを受けたムシアラがボックス内に持ち込むと、DFルーカス・バスケスに足を蹴られてPKを獲得。キッカーのケインがGKルニンとの駆け引きを制し、ゴール左隅に蹴り込んだ。
まさかの連続失点で逆転を許したマドリーは、後半の相手の変化に対応すべく[4-3-3]に布陣を変更。ロドリゴが右、ヴィニシウスが左に入って中盤を3枚に変えた。だが、セットプレーからダイアーに続けて決定機を作られるなど守勢が続く。
この展開を受けてアンチェロッティ監督は65分にナチョを下げてカマヴィンガ、75分にはクロース、ベリンガムを下げてモドリッチ、ブラヒム・ディアスを同時投入。ブラヒム・ディアスを最前線に配し、同点ゴールを目指す。
79分にはモドリッチの浮き球パスに抜け出したヴィニシウスに決定機が訪れるが、ボックス左に持ち込んで放ったシュートはGKノイアーのビッグセーブに阻まれる。しかし、直後の82分にはボックス付近で仕掛けたヴィニシウスからゴール前で足元にパスを受けたロドリゴがDFキム・ミンジェに引き倒されると、このプレーでPKを獲得。そして、キッカーのヴィニシウスが冷静に中央右に蹴り込んで同点に追いついた。
2-2のイーブンに戻ったことで敵地でのドローを良しとするマドリーは、ロドリゴに代えてホセルを投入。これに対して勝ち切りたいバイエルンは失点直前に投入したニャブリに加え、アルフォンソ・デイビスの投入で勝ち越しゴールを目指す。
拮抗した最終盤の攻防では互いに決定機手前には持ち込んだものの、相手GKを脅かすような攻撃には至らず。このまま2-2のドローで初戦を終えることになった。なお、マドリーホームで開催される2ndレグは5月8日に開催予定だ。
バイエルンは準々決勝でアーセナルを2戦合計3-2で下し、準決勝進出を決定。国内の戦いではDFBポカール早期敗退に加え、ブンデスリーガ12連覇の夢が潰えたが、直近のフランクフルト戦をケインのドッペルパックで2-1の勝利。公式戦4連勝で今回の大一番を迎えることになった。そのフランクフルト戦からは先発3人を変更。負傷のデ・リフトの代役にキム・ミンジェを起用し、ラファエル・ゲレイロ、チュポ=モティングに代えて負傷明けのムシアラ、サネが復帰した。
対するマドリーは準々決勝で前王者マンチェスター・シティと対戦し、2戦合計4-4で並んだ中でPK戦を制して4強入りを決めた。2シーズンぶりの覇権奪還を期すラ・リーガではエル・クラシコ、主力温存のレアル・ソシエダ戦をいずれも勝ち切って優勝をほぼ確実に。公式戦18試合無敗(13勝5分け)と抜群の安定感を維持して敵地へ乗り込んだ。注目のスタメンはサスペンションのカルバハル代役にルーカス・バスケスに据えたほか、リュディガー相棒にナチョを起用した以外は現状のベストメンバーを起用した。
電光石火のゴールは逃したものの、主導権を握ることに成功したホームチームは、以降もケインとサネを起点としたスムーズなカウンターやセットプレーで次々にフィニッシュのシーンへ繋げていく。
15分辺りまではバイエルンが押し込む時間が長く続いたが、この守勢を凌いだマドリーが徐々に押し返していく。ボールを動かす位置は低いものの、クロースを起点にゲームを落ち着かせると、圧巻のコンビプレーからファーストチャンスをものの見事に先制点に結びつけた。
24分、ハーフウェイライン付近でボールを持ったクロースが、最前線のヴィニシウスが一度中盤に引いてDFキム・ミンジェをつりだした後、背後へスプリントしたところへ絶妙なラストパスを供給。これでバイエルンの守備が完全に割れると、快足を飛ばしてパスに追いついたヴィニシウスがGKノイアーとの一対一を冷静に制した。
この先制点をきっかけに試合は完全にアウェイチームの流れに。畳みかける攻撃には至らないものの、安定したボール保持でバイエルンを自陣に押し込める。また、ボールを持たれてもシティ戦同様のメリハリを利かせたコンパクトな守備でフィニッシュまで持ち込ませない。
前半最終盤には互いに良い位置でFKを獲得したが、ケイン、ロドリゴの直接FKはいずれも枠を捉え切れず。アウェイチームの1点リードでハーフタイムを迎えた。
ビハインドを負うバイエルンはゴレツカを下げてハーフタイム明けにゴレツカを下げてラファエル・ゲレイロを投入。ライマーをアンカー気味に配置し、ムシアラとサネのサイドを入れ替える[4-1-4-1]気味の布陣に変更した。
後半はマドリーが良い入りをみせ、51分にはナチョのボール奪取からの持ち上がりを起点にヴィニシウス、ベリンガムを経由したボールがボックス左に走り込むクロースに渡る。ここで右足を振ると、DFキミッヒにディフレクトしたシュートが枠に飛ぶが、ここはGKノイアーのビッグセーブに阻まれた。
守護神のビッグプレーで流れが変わったか、バイエルンがここから畳みかける攻めで一気に試合を引っくり返す。まずは53分、ライマーが自陣中央からの果敢な持ち上がりで局面を打開し、右サイドに張ったサネに展開。ここでDFメンディを相手に一対一を仕掛けたサネが鋭いカットインからボックス右で左足を振り抜くと、低弾道の強烈なシュートがニア下を射抜く。
さらに、直後の56分にはミュラーの中央での粘りの突破から左サイドでボールを受けたムシアラがボックス内に持ち込むと、DFルーカス・バスケスに足を蹴られてPKを獲得。キッカーのケインがGKルニンとの駆け引きを制し、ゴール左隅に蹴り込んだ。
まさかの連続失点で逆転を許したマドリーは、後半の相手の変化に対応すべく[4-3-3]に布陣を変更。ロドリゴが右、ヴィニシウスが左に入って中盤を3枚に変えた。だが、セットプレーからダイアーに続けて決定機を作られるなど守勢が続く。
この展開を受けてアンチェロッティ監督は65分にナチョを下げてカマヴィンガ、75分にはクロース、ベリンガムを下げてモドリッチ、ブラヒム・ディアスを同時投入。ブラヒム・ディアスを最前線に配し、同点ゴールを目指す。
79分にはモドリッチの浮き球パスに抜け出したヴィニシウスに決定機が訪れるが、ボックス左に持ち込んで放ったシュートはGKノイアーのビッグセーブに阻まれる。しかし、直後の82分にはボックス付近で仕掛けたヴィニシウスからゴール前で足元にパスを受けたロドリゴがDFキム・ミンジェに引き倒されると、このプレーでPKを獲得。そして、キッカーのヴィニシウスが冷静に中央右に蹴り込んで同点に追いついた。
2-2のイーブンに戻ったことで敵地でのドローを良しとするマドリーは、ロドリゴに代えてホセルを投入。これに対して勝ち切りたいバイエルンは失点直前に投入したニャブリに加え、アルフォンソ・デイビスの投入で勝ち越しゴールを目指す。
拮抗した最終盤の攻防では互いに決定機手前には持ち込んだものの、相手GKを脅かすような攻撃には至らず。このまま2-2のドローで初戦を終えることになった。なお、マドリーホームで開催される2ndレグは5月8日に開催予定だ。
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