エル・アジズの華麗バイシクル弾にザークツィー1G1A、ボローニャがローマとの上位対決を制してCL出場権獲得に大きく前進【セリエA】

2024.04.23 03:29 Tue
Getty Images
セリエA第33節、ローマvsボローニャが22日に行われ、1-3でボローニャが快勝した。

5位ローマ(勝ち点55/1試合未消化)と4位ボローニャ(勝ち点59)によるチャンピオンズリーグ(CL)出場権争い。
ローマは前節ウディネーゼ戦、エンディカがピッチで倒れて試合が中止に。1試合消化が少ない中、4ポイント差でボローニャを追うローマは4日前に行われたヨーロッパリーグではミランを下して2季連続準決勝進出とした。そのミラン戦で負傷交代となったルカクが欠場となった中、エイブラハムがディバラ、エル・シャーラウィと共に3トップを形成した。

一方、前節モンツァにゴールレスドローで2試合連続無得点のボローニャは、ザークツィー、エンドイエ、サーレーマケルスの3トップで臨んだ。

共に[4-3-3]でスタートした一戦。立ち上がりの主導権争いを経て14分、ボローニャが先制する。左サイドをオーバーラップしたカラフィオーリのクロスをエル・アジズが華麗なバイシクルシュートで蹴り込んだ。
失点したローマは20分、敵陣でボールを奪ったチェリクがボックス内へ侵入してシュートを放つ決定機を迎えるも、枠を捉えきれず。

ハーフタイムにかけては互角の攻防が続いていた中42分、ボローニャはサーレーマケルスの直接FKがバーに直撃すると、45分に追加点。サーレーマケルスの浮き球パスをエル・アジズが落とし、受けたザークツィーがボックス左で縦へ。左足で放ったシュートがGKスヴィラールの手を弾いてゴールラインを割った。

2点ビハインドで迎えた後半開始5分、ローマはエル・シャーラウィの強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、ゴールライン前のポッシュに頭部でクリアされた。

それでも56分に1点差に強める。4分前に投入されていたアズムンがペッレグリーニの右クロスに頭で合わせるとGKスコルプスキを強襲。ルーズボールを押し込んだ。

しかし65分、ボローニャに決定的な3点目が生まれる。中盤でのボールカットからショートカウンターに転じ、ザークツィーのラストパスを受けたサーレーマケルスが独走。GKとの一対一をチップキックで制した。

終盤にかけてはボローニャがローマの攻撃をシャットアウト。3-1で快勝し、CL出場権獲得へ大きく前進している。

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