田中隼磨氏が古巣・松本を去った理由を明かす「クラブは動いてくれなかったため、私はクラブを辞める決意をしました」
2024.04.08 16:20 Mon
現役時代に松本でプレーした田中隼磨氏
現役時代は松本山雅FCでプレーし、2023シーズンはエグゼクティブアドバイザーを務めていた田中隼磨氏が、自身が退任した理由、クラブとの間に生まれた問題について告白した。
横浜F・マリノスの下部組織出身の田中は、そのままトップチーム昇格。東京ヴェルディへの期限付き移籍も経験した中で、2009年に名古屋グランパスへと完全移籍。2014年には故郷の松本に完全移籍した。
2022年限りで現役引退し、2023年からチームのエグゼクティブアドバイザーを務めていたが1年で退任していた。
田中氏は自身のX(旧ツイッター/@hayuma_tanaka)を通じて報告。自身がクラブを離れた理由、そしてクラブ側の対応の誤りについて明かした。
ーーーーー
この度は以下の経緯についてご報告がございます。今尚、私のところにはなぜ山雅を辞めたのか、無責任なのではないか、戻ってきて欲しいなどたくさんの方々から問い合わせが来ている状況です。
2023年12月23日に行われたサポーターミーティングで、私がクラブを辞めた経緯についてクラブ側が説明を行いました。内容は「コーチが試合後、サポーターに対して失礼なことを言ったことに対し、ダメなものはダメという認識はクラブも田中氏も同じだった、そのコーチに対して11月に厳重注意をした」と言うものです。
しかし、この説明は私がクラブから聞いたこと、話したこととは全く違います。
私はクラブに対し、何度も訂正をお願いしてきましたが、クラブは訂正に応じてくれませんでした。
私は、問題になったコーチの発言はファン、サポーターに対してのものでありダメな暴言である、間違っていると感じ、12月7日クラブと話し合いの場を持ちました。
その時のクラブの回答は、
「問題の発言はファン、サポーターに対してのものではない、中に向けて発したことだから、逆にどう処分したら良いか教えてよ。処分なんてできない」というものでした。
私は「クラブとしてきちんとした処分をしないとその人のためにもならない、クラブのためにもならないのでしっかり教育をして欲しい」と何度も繰り返し伝えました。
状況は違いますが、以前山雅のアカデミー選手がアカデミーコーチに対し、今回厳重注意を受けたトップチームのコーチと同じ発言をした際、クラブはそのアカデミー選手に対し、厳重注意ではなく大会勧告を言い渡しました。トップチームのコーチには厳重注意に留まり、未来あるアカデミー選手には大会勧告ちおう現状に憤りを感じてなりません。
人によって処分を変えてしまえば、整合性がなくなり、クラブの規律も乱れてしまうということもずっと伝えてきました。私はこのコーチを辞めさせて欲しいとは一切言っておりません。そのコーチのため、クラブの為にもきちんとした処分をした方が良いということを伝えました。
しかし、クラブは動いてくれなかったため、私はクラブを辞める決意をしました。
ところが、突然サポーターミーティングにおいて「コーチがファン、サポーターに向けて失礼なことを言った、11月に厳重注意処分をしていた、ダメなものはダメという認識はクラブも彼も同じだった…」など全く違う説明がされていて大変驚きました。
ダメなものはダメと言ったのは私で、クラブではありません。
今までに何度も厳重注意しているコーチに対し、また厳重注意のみの繰り返し。これでは何も変わりません。私が辞めたことについて問い合わせをくださったファン、サポーターお一人おひとりに説明することはできない為、この度このようなご報告になってしまい、本当に申し訳ありません。
今後、クラブ側がYouTubeに上げているサポーターミーティングの発言を訂正し、これからは規律を守り、アカデミーを含めすべてにおいてきちんとした対応をとってくれることを願います
私は松本山雅FC、松本山雅FCファン、サポーターが本当に大好きで誇りに思っています。そしてこれからも変わらず応援していく所存です。
田中隼磨“絆”
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田中氏は松本の対応について疑問視。それを理由にチームを離れたとした。
横浜F・マリノスの下部組織出身の田中は、そのままトップチーム昇格。東京ヴェルディへの期限付き移籍も経験した中で、2009年に名古屋グランパスへと完全移籍。2014年には故郷の松本に完全移籍した。
2022年限りで現役引退し、2023年からチームのエグゼクティブアドバイザーを務めていたが1年で退任していた。
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この度は以下の経緯についてご報告がございます。今尚、私のところにはなぜ山雅を辞めたのか、無責任なのではないか、戻ってきて欲しいなどたくさんの方々から問い合わせが来ている状況です。
本当のことをSNSで話すべきか非常に悩みましたが、きちんと説明することが皆様に対しての誠意、そして今後の山雅がより良い方向に進んで欲しいという希望を持ち、今回皆様に対し説明することを決意しました。
2023年12月23日に行われたサポーターミーティングで、私がクラブを辞めた経緯についてクラブ側が説明を行いました。内容は「コーチが試合後、サポーターに対して失礼なことを言ったことに対し、ダメなものはダメという認識はクラブも田中氏も同じだった、そのコーチに対して11月に厳重注意をした」と言うものです。
しかし、この説明は私がクラブから聞いたこと、話したこととは全く違います。
私はクラブに対し、何度も訂正をお願いしてきましたが、クラブは訂正に応じてくれませんでした。
私は、問題になったコーチの発言はファン、サポーターに対してのものでありダメな暴言である、間違っていると感じ、12月7日クラブと話し合いの場を持ちました。
その時のクラブの回答は、
「問題の発言はファン、サポーターに対してのものではない、中に向けて発したことだから、逆にどう処分したら良いか教えてよ。処分なんてできない」というものでした。
私は「クラブとしてきちんとした処分をしないとその人のためにもならない、クラブのためにもならないのでしっかり教育をして欲しい」と何度も繰り返し伝えました。
状況は違いますが、以前山雅のアカデミー選手がアカデミーコーチに対し、今回厳重注意を受けたトップチームのコーチと同じ発言をした際、クラブはそのアカデミー選手に対し、厳重注意ではなく大会勧告を言い渡しました。トップチームのコーチには厳重注意に留まり、未来あるアカデミー選手には大会勧告ちおう現状に憤りを感じてなりません。
人によって処分を変えてしまえば、整合性がなくなり、クラブの規律も乱れてしまうということもずっと伝えてきました。私はこのコーチを辞めさせて欲しいとは一切言っておりません。そのコーチのため、クラブの為にもきちんとした処分をした方が良いということを伝えました。
しかし、クラブは動いてくれなかったため、私はクラブを辞める決意をしました。
ところが、突然サポーターミーティングにおいて「コーチがファン、サポーターに向けて失礼なことを言った、11月に厳重注意処分をしていた、ダメなものはダメという認識はクラブも彼も同じだった…」など全く違う説明がされていて大変驚きました。
ダメなものはダメと言ったのは私で、クラブではありません。
今までに何度も厳重注意しているコーチに対し、また厳重注意のみの繰り返し。これでは何も変わりません。私が辞めたことについて問い合わせをくださったファン、サポーターお一人おひとりに説明することはできない為、この度このようなご報告になってしまい、本当に申し訳ありません。
今後、クラブ側がYouTubeに上げているサポーターミーティングの発言を訂正し、これからは規律を守り、アカデミーを含めすべてにおいてきちんとした対応をとってくれることを願います
私は松本山雅FC、松本山雅FCファン、サポーターが本当に大好きで誇りに思っています。そしてこれからも変わらず応援していく所存です。
田中隼磨“絆”
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田中氏は松本の対応について疑問視。それを理由にチームを離れたとした。
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