レーティング:ローマ 1-0 ラツィオ【セリエA】
2024.04.07 03:05 Sun
セリエA第31節、ローマvsラツィオが6日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
GK
99 スヴィラール 6.0
被枠内シュートは1本のみだったが、自身初のデルビーで攻守に安定したプレーを見せたDF
19 チェリク 6.0
守備では好対応が光ったが、攻撃ではカウンターチャンスの判断やクロス精度に課題
14 D・ジョレンテ 7.0
ソリッドな守備とビルドアップにおける高い貢献度で勝利の立役者に
23 マンチーニ 7.0
殊勲の決勝点を奪取。前半からややコンディションに不安を抱えていたが、強靭なメンタルでフル出場。1枚カードはもらったが、冷静にプレーを続けた点も評価
安定した繋ぎや正確なクロスと攻撃面で持ち味を出しながら、守備では交代まで球際でしっかりと戦った
(→スモーリング 5.5)
クローザー役をきっちり完遂
MF
4 クリスタンテ 6.0
インサイドとアンカーでプレー。攻守両面で堅実なプレーで周囲を効果的にサポートし続けた
16 パレデス 6.0
相手の徹底監視によって普段に比べてボールを受ける回数は少なかったが、前半半ば以降は的確にボールを捌く。守備でも粘った
(→ボーヴェ 5.5)
生え抜きとして気合いが入った一戦でチームに活力をもたらした
7 ペッレグリーニ 6.5
最後はかなりバテて軽率なファウルもあったが、カピターノとして90分間ハードワークをこなした。攻撃面ではディバラと共に要所で巧さを見せた
FW
21 ディバラ 6.5
決勝点をアシスト。ファジーな立ち位置でボールを引き出しながら相手のプレスをうまく無効化させた。フランス代表のゲンドゥージに痛烈な挑発も
(→エイブラハム 5.5)
長期離脱明けで待望の今季初出場
90 ルカク 6.0
決定的な仕事はできなかったが、後半は持ち味のキープ力で時間を作って前向きな味方を活かした
92 エル・シャーラウィ 6.0
献身的な守備でアンヘリーニョをサポートしたが、後半序盤の決定機は決め切りたかった
(→スピナッツォーラ 5.5)
投入直後は3バックの左、以降はウイングバックでプレー。堅実に守備の役目をこなした
監督
デ・ロッシ 6.5
監督として初のデルビーで見事に勝利。会心の出来ではなかったが、短い準備期間で相手をよく分析して長所を出させなかった
▽ラツィオ採点
GK
35 マンダス 5.5
失点はノーチャンス。それ以外の局面では危なげないプレーを見せた
DF
15 カザーレ 6.0
後半はルカクの対応に苦慮したが、試合を通しては相手アタッカー陣に決定的な仕事は許さず
13 ロマニョーリ 5.5
古巣対戦も前半のみの出場に。守備は無難にこなしたが、慣れない3バックの中央で配球の仕事はいまひとつだった
(→パトリック 5.5)
展開的に守備は無難にこなしたが、攻撃面ではもう一工夫ほしかった
34 マリオ・ヒラ 6.0
チームは悔しい敗戦も守備では幅広いエリアをカバーしつつ、果敢な攻撃参加でアクセントも付けた
MF
77 マルシッチ 5.5
後半半ば以降は攻撃の起点としてよい形も作ったが、全体的にはアンヘリーニョらにうまく封じ込まれた
(→ルカ・ペッレグリーニ 5.5)
古巣対戦で意気込んだが、全体的にプレーが雑だった
8 ゲンドゥージ 6.0
試合を通して高いプレー強度を維持し、後半は再三右のスペースに飛び出して攻撃の起点となった
5 ベシーノ 5.5
前半半ばまでは上々のパフォーマンスだったが、早いタイミングでカードをもらった影響もあって以降は攻守にトーンダウン
7 フェリペ・アンデルソン 5.0
左右のウイングバックでプレーも、守備強度や立ち位置の問題で思うようなプレーを見せられず
FW
18 イサクセン 5.5
献身的に前からボールを追いつつ、前半序盤はチャンスメークで見せ場を作ったが、徐々にトーンダウン
(→ペドロ 5.5)
因縁の古巣対戦。気迫は見せたが、入れ込み過ぎて不用意なカードももらった
17 インモービレ 5.0
立ち上がりに惜しいシュートはあったが、以降は攻守両面で強度が足りず。悔しい前半のみの出場に
(→カステジャノス 5.5)
チーム唯一の枠内シュートを記録したが、なかなか相手守備陣の脅威になれなかった
6 鎌田大地 6.0
デルビー初先発。攻撃では味方と立ち位置が重なる場面や脅威を与えるプレーは見せられなかったが、守備面の貢献度は素晴らしかった
監督
トゥドール 5.5
試合への入りと後半半ばに盛り返した点は評価したいが、引かれた相手を崩す部分の課題や一部選手の起用法など試行錯誤の印象
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ジョレンテ(ローマ)
決勝点とクリーンシートに貢献したマンチーニの活躍も素晴らしかったが、ディバラと共に流れを変える仕事を担ったスペイン人DFをMOTMに選出。読みを利かせた守備に加え、持ち味である戦術眼、ビルドアップ能力を遺憾なく発揮した。
ローマ 1-0 ラツィオ
【ローマ】
マンチーニ(前42)
PR
▽ローマ採点(C)CWS Brains,LTD.
GK
99 スヴィラール 6.0
被枠内シュートは1本のみだったが、自身初のデルビーで攻守に安定したプレーを見せたDF
19 チェリク 6.0
守備では好対応が光ったが、攻撃ではカウンターチャンスの判断やクロス精度に課題
ソリッドな守備とビルドアップにおける高い貢献度で勝利の立役者に
23 マンチーニ 7.0
殊勲の決勝点を奪取。前半からややコンディションに不安を抱えていたが、強靭なメンタルでフル出場。1枚カードはもらったが、冷静にプレーを続けた点も評価
69 アンヘリーニョ 6.5
安定した繋ぎや正確なクロスと攻撃面で持ち味を出しながら、守備では交代まで球際でしっかりと戦った
(→スモーリング 5.5)
クローザー役をきっちり完遂
MF
4 クリスタンテ 6.0
インサイドとアンカーでプレー。攻守両面で堅実なプレーで周囲を効果的にサポートし続けた
16 パレデス 6.0
相手の徹底監視によって普段に比べてボールを受ける回数は少なかったが、前半半ば以降は的確にボールを捌く。守備でも粘った
(→ボーヴェ 5.5)
生え抜きとして気合いが入った一戦でチームに活力をもたらした
7 ペッレグリーニ 6.5
最後はかなりバテて軽率なファウルもあったが、カピターノとして90分間ハードワークをこなした。攻撃面ではディバラと共に要所で巧さを見せた
FW
21 ディバラ 6.5
決勝点をアシスト。ファジーな立ち位置でボールを引き出しながら相手のプレスをうまく無効化させた。フランス代表のゲンドゥージに痛烈な挑発も
(→エイブラハム 5.5)
長期離脱明けで待望の今季初出場
90 ルカク 6.0
決定的な仕事はできなかったが、後半は持ち味のキープ力で時間を作って前向きな味方を活かした
92 エル・シャーラウィ 6.0
献身的な守備でアンヘリーニョをサポートしたが、後半序盤の決定機は決め切りたかった
(→スピナッツォーラ 5.5)
投入直後は3バックの左、以降はウイングバックでプレー。堅実に守備の役目をこなした
監督
デ・ロッシ 6.5
監督として初のデルビーで見事に勝利。会心の出来ではなかったが、短い準備期間で相手をよく分析して長所を出させなかった
▽ラツィオ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
35 マンダス 5.5
失点はノーチャンス。それ以外の局面では危なげないプレーを見せた
DF
15 カザーレ 6.0
後半はルカクの対応に苦慮したが、試合を通しては相手アタッカー陣に決定的な仕事は許さず
13 ロマニョーリ 5.5
古巣対戦も前半のみの出場に。守備は無難にこなしたが、慣れない3バックの中央で配球の仕事はいまひとつだった
(→パトリック 5.5)
展開的に守備は無難にこなしたが、攻撃面ではもう一工夫ほしかった
34 マリオ・ヒラ 6.0
チームは悔しい敗戦も守備では幅広いエリアをカバーしつつ、果敢な攻撃参加でアクセントも付けた
MF
77 マルシッチ 5.5
後半半ば以降は攻撃の起点としてよい形も作ったが、全体的にはアンヘリーニョらにうまく封じ込まれた
(→ルカ・ペッレグリーニ 5.5)
古巣対戦で意気込んだが、全体的にプレーが雑だった
8 ゲンドゥージ 6.0
試合を通して高いプレー強度を維持し、後半は再三右のスペースに飛び出して攻撃の起点となった
5 ベシーノ 5.5
前半半ばまでは上々のパフォーマンスだったが、早いタイミングでカードをもらった影響もあって以降は攻守にトーンダウン
7 フェリペ・アンデルソン 5.0
左右のウイングバックでプレーも、守備強度や立ち位置の問題で思うようなプレーを見せられず
FW
18 イサクセン 5.5
献身的に前からボールを追いつつ、前半序盤はチャンスメークで見せ場を作ったが、徐々にトーンダウン
(→ペドロ 5.5)
因縁の古巣対戦。気迫は見せたが、入れ込み過ぎて不用意なカードももらった
17 インモービレ 5.0
立ち上がりに惜しいシュートはあったが、以降は攻守両面で強度が足りず。悔しい前半のみの出場に
(→カステジャノス 5.5)
チーム唯一の枠内シュートを記録したが、なかなか相手守備陣の脅威になれなかった
6 鎌田大地 6.0
デルビー初先発。攻撃では味方と立ち位置が重なる場面や脅威を与えるプレーは見せられなかったが、守備面の貢献度は素晴らしかった
監督
トゥドール 5.5
試合への入りと後半半ばに盛り返した点は評価したいが、引かれた相手を崩す部分の課題や一部選手の起用法など試行錯誤の印象
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ジョレンテ(ローマ)
決勝点とクリーンシートに貢献したマンチーニの活躍も素晴らしかったが、ディバラと共に流れを変える仕事を担ったスペイン人DFをMOTMに選出。読みを利かせた守備に加え、持ち味である戦術眼、ビルドアップ能力を遺憾なく発揮した。
ローマ 1-0 ラツィオ
【ローマ】
マンチーニ(前42)
PR
ローマの関連記事
セリエAの関連記事
|
ローマの人気記事ランキング
1
サウジアラビア代表DFのローマ移籍について代理人「国内でかなり反対された」「他の代表選手も欧州移籍へ意欲を」
サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍について、代理人がいきさつ、そして信念を語った。国内の関係者からは反対されていたのだという。 アブドゥルハミドはサウジ代表の主力右SBで、22年W杯も全3試合に先発出場。昨季はスター選手乱獲によりサウジ代表選手のプレータイムが激減したアル・ヒラルでも定位置を守り、今季からローマへ4年契約で完全移籍した。 ただ、ケガしているわけではないが、ここまでセリエA出場ゼロ。12試合全てでベンチスタートとなり、全てをベンチのまま終えている。 そんななか、代理人を担うアーメド・アルムアリン氏がサウジ『アラブ・ニュース』に登場。 ローマ移籍のいきさつを明かしたうえで、国内リーグの待遇が良く、相対的に国外移籍に消極的とされるサウジ選手へ、欧州移籍への意欲を見せてほしいと語った。 「フローラン・ギゾルフィ(※)が5月に関心を寄せてくれてね。当時彼はニースだったが、ローマのSDに任命され、話を続けてくれたんだ。イタリア首都の彼から電話がきたんだよ」 (※)昨季までニースSD、今季からローマSD 「ローマとの契約直前には、スタッド・レンヌも頻繁に連絡をくれた。最後はサウード自身がローマを選んだが、レンヌにも感謝しなければならない」 「この移籍がサウジサッカーに寄与することを願っている。他のサウジ選手にも欧州でプレーしてほしい。現状で言えば、今回のディールは国内で多くの人から反対されたという現実がある。サウジ選手の新たな扉を開くために、私自身も自腹を切る形となったのだ」 最後に、ここまでEL2試合しか出場していないサウードの出場機会増加に期待。 「ベンチスタートはあらかじめギゾルフィから説明されていて、サウードも受け入れたことと思う。メンタル的な準備は問題ないだろう。ここから、他に類を見ない“イタリア”への適応が大事になる。その間に代表戦でプレーしているのは悪いことじゃない」 2024.11.19 22:16 Tue2
イタリア復帰が報じられるキエーザ、インテルも獲得レースに参戦か
インテルがリバプールのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)の獲得レースに参戦するようだ。イタリア『トゥットスポルト』が報じている。 今夏にユベントスから1200万ユーロの移籍金でリバプールに加入したキエーザだったが、コンディションが整わずここまで公式戦3試合の出場、プレミアリーグでは18分、チャンピオンズリーグ(CL)では1分の出番に留まっている。 現在は負傷もあって戦列を離れているキエーザに対し、リバプールは早くも見限り、ローマとミランが1月の移籍市場で獲得に乗り出すと報じられていた。 そんな中、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長がキエーザのレンタル移籍を強く求めていると『トゥットスポルト』は主張。セリエAとチャンピオンズリーグ制覇を視野に入れるネラッズーロがFWラウタロ・マルティネス、FWマルクス・テュラムに次ぐFWとしてキエーザを迎え入れたいようだ。 750万ユーロの高額な年俸に関してはリバプールが一部負担する見込みでインテルとしては悪くない取り引きになると言えそうだ。 2024.11.18 07:30 Mon3
好調ラツィオ牽引のペドロが年明けデルビーへ早くも臨戦態勢…「ラツィオに売却してくれたことに感謝している」
好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時点での下馬評は低かったが、ここまでは首位のナポリと1ポイント差のセリエA5位に加え、ヨーロッパリーグでは唯一の4連勝と、クラウディオ・ロティート会長の賭けは見事に成功している。 その新生ビアンコチェレスティを牽引する37歳のベテランアタッカーは、ここまでの公式戦12試合6ゴール2アシストと衰え知らずのパフォーマンスを披露している。 その絶好調の元バルセロナFWは、イタリア『Il Messaggero』のインタビューで来年1月5日に控える古巣ローマとのデルビー・デッラ・カピターレへの熱い思いを語った。 2020年夏にチェルシーからローマへのフリートランスファーでセリエAでのキャリアをスタートしたペドロだが、翌年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョから構想外を言い渡された末、宿敵のラツィオへフリートランスファーで電撃移籍。 その際にポルトガル人指揮官とジャッロロッシへの憤りを示し、初の古巣対戦ではチームをデルビー勝利に導く痛烈な恩返し弾も挙げていた。 移籍から3年が経過したこともあり、「ローマとモウリーニョについてすでに話した詳細を繰り返したくない」と当時に比べて怒りの感情は薄れつつあるものの、改めて古巣に関してコメントを求められると、痛烈な皮肉を交えて対抗意識を燃やしている。 「それらは過去のことであり、実際、彼らは当時最良の決断を下した。首都のトップチーム、つまりラツィオに自分を売却してくれたことに感謝しているよ」 「僕は競争の激しいセリエAでプレーを続けたかったし、その願いが叶ったよ」 さらに、好対照の序盤戦を過ごす両者が対峙する年明けの大一番に向けては「次のデルビーで得点を挙げたい。いつも複雑な試合だ。今はイベントの感情と情熱も味わっている。試合の意味をより深く理解していて、すでに得点していてもさらに難しくなる」と、その意気込みを語っている。 2024.11.18 08:15 Mon4
ローマOBペロッティはラニエリ体制での巻き返し確信「すでに勝った賭けで、彼がチームを再びトップに押し上げる」
先日に現役を引退した元アルゼンチン代表FWディエゴ・ペロッティが、古巣ローマの現状について語った。 セビージャやジェノア、ローマ、フェネルバフチェといった名門でプレーしたペロッティは、2021-22シーズン終了後にサレルニターナを退団。以降はフリーの状況が続いていたなか、今年9月に36歳での現役引退を発表した。 現在はディエゴ・タバーノ氏が代表を務めるエージェンシー『BSM Sport』で代理人兼スカウトとしてのセカンドキャリアをスタートしている。 2016年2月から4シーズン半に渡って在籍し、前線の準主力を担ったドリブラーは、ロマニスタの間でPKの名手や重要なゴールを決めた記憶に残る選手として好印象を持たれているクラブOBの一人だ。 そのペロッティはイタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで、2019年に指導を受けたクラウディオ・ラニエリ監督が率いる新生ジャッロロッシについて自身の考えを語った。 「私は決してゴールスコアラーとして優れているわけではなかったが、トッティとデ・ロッシのラストマッチでゴールを決めたこと、それは感情的にもスポーツ的にも非常に重要だったが、それがローマとそのファンとの永遠の絆を私に与えてくれた」 さらに、元同僚である前指揮官デ・ロッシ、再び火中の栗を拾う形で3度目の指揮を執ることになった老将についても言及。「再出発のための正しい解決策であり、最も具体的で適している」と、修理屋の異名を持つ指揮官が必ずやチームを良い方向に導くと確信している。 「ラニエリ? 彼はこの微妙な時期にうってつけの人物だ。彼は場所や環境、そしてデ・ロッシのことも知っている。私の意見では、デ・ロッシはチームをまとめるのにもっと時間を与えられるべきだった」 「今、クラウディオが加わったことでローマは安全策をとった。私にとっては、これはすでに勝った賭けであり、チームを再びトップに押し上げるはずだ」 「彼は完璧な人物だ。自分の肩に何を背負っているかわかっているし、ファンの支持も得ているし、経験から年長のプレーヤーや若手プレーヤーと関係を築くことができる」 「ラニエリは、怒鳴ることなく平静を保ちながらエネルギーを与えてくれる。誰もができるわけではない。彼は集中力を保ち、ジェスチャーや叫び、侮辱で何千もの指示を与えることなく、プレーヤーたちの根性と意地悪さを引き出す」 「彼は明快さを伝え、常にプレーヤーの近くにいて、ドレッシングルームの父親のような存在だ。プレッシャーと緊張がドレッシングルームを包んでいる今回のように微妙な瞬間に、ラニエリは冷静さ、明晰さ、試合への集中力を取り戻し、ピッチで何をすべきかだけに集中させる方法を心得ている」 「私の意見ではこのチームは非常に強く、ラニエリはそれを強化できるはずだ」 また、自身を含め伝統的にアルゼンチン出身選手が多くプレーするなか、同じ前線でプレーするFWパウロ・ディバラ、FWマティアス・スーレの後輩2選手にも言及。 前者に関しては「ディバラについて言うことはほとんどない。おそらく多くの人は1つのことを過小評価している。彼はワールドチャンピオンであり、決勝でPKを決め、素晴らしい資質を持っている。彼に疑問の余地はないし、ローマの付加価値であり、今シーズンもチームを牽引する」と太鼓判を押している。 一方、新加入で適応に苦戦する後者に関しても「マティアスは私にとって非常に強いプレーヤーだ。ユベントスが彼を手放したことには驚いた。個人的にチャンピオンになれると思っている。質と創造性の点で違いを生めるプレーヤーだ」とその才能を高く評価。 その上で「彼は難しい状況にあるが、彼は隠れることなく、ボールを求め続け、この状況から抜け出すために精神的に自由にプレーする。彼が浮上するには、2、3試合の好プレーが必要だ」と助言も送っている。 2024.11.19 11:45 Tue5