ベルナルド・シウバ2発の王者シティがニューカッスル撃破! 余裕を持って6季連続の4強入り【FAカップ】

2024.03.17 04:34 Sun
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FAカップ準々決勝、マンチェスター・シティvsニューカッスルが16日にエティハド・スタジアムで行われ、2-0で勝利したシティが準決勝進出を決めた。
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前ラウンドでルートン・タウンを6-2で一蹴した王者シティは、ベスト4進出を懸けて今季EFLカップで敗れたニューカッスルと対峙した。グアルディオラ監督は1-1のドローに終わったリバプールとのプレミア首位攻防戦から先発5人を変更。負傷のGKエデルソンとデ・ブライネの代役にGKオルテガ、コバチッチを、ストーンズとアケ、アルバレスに代えてルベン・ディアス、グヴァルディオル、ドクを起用した。一方、チャンピオンシップ(2部)のブラックバーンをPK戦の末に破って準々決勝へ駒を進めたニューカッスル。直近のプレミアリーグではチェルシー相手に厳しい2-3の敗戦を喫した中、2試合連続のビッグマッチでは先発2人を変更。リヴラメント、アルミロンに代えてラッセルズ、マーフィーを起用。並びを[5-3-2]に変更した。
ボールを握りつつ相手の出方を窺う入りを見せたシティ。オープンスペースのドクの個人技で相手守備をけん制しつつ、押し込んだ際にはコンビネーションで5バック攻略を図る。

なかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続く中、意外な形からファーストシュートが先制点に繋がる。13分、押し込んだ流れでボックス手前右でロドリからパスを受けたベルナルド・シウバがそのままボックス内に持ち込んで右足を振ると、DFバーンが出した足に当たって大きくディフレクトしたボールがゴール左隅の絶妙なコースに決まった。
幸先よく先制に成功したシティだが、以降はニューカッスルの強度の高い守備に苦戦。決定機こそ作らせないものの、序盤同様に攻撃の形を作り出せない。

それでも、前半半ば過ぎの31分には再び押し込んだ流れからボックス手前右でルベン・ディアスから足元にパスを受けたベルナルド・シウバがカットインからペナルティアーク右で左足を振ると、ゴール前でDFボトマンの頭にディフレクトしたシュートがGKドゥブラフカの反応の逆を突く形でゴールネットに吸い込まれた。

不運な形の2失点で厳しくなったニューカッスルは36分、右からのクロスをファーのバーンが頭で折り返したボールをゴール前のイサクがボレーで合わせる。しかし、ピッチに叩きつけたシュートはGKオルテガのビッグセーブに阻まれた。

その後、相手が前がかりになったこともあって、徐々にカウンターやギャップを使った攻めでチャンスを作り始めたシティは、ドクとフォーデンのドリブル突破からのシュートにセットプレーからルベン・ディアスのヘディングシュートで3点目に迫ったが、GKドゥブラフカの好守もあって突き放すことはできなかった。

互いに選手交代なしで臨んだ後半はシティが押し込む入りに。ボックス付近で果敢に仕掛けるドク、ハーランドが際どいシュートを放っていく。

一方、後半も押し返せないニューカッスルは62分に一気に4枚替え。マイリー、アンダーソン、アルミロン、ホールとフレッシュな若手選手をピッチに送り込む。だが、この大胆な交代策も流れを引き寄せる一手とはならなかった。

後半半ばから終盤にかけてはシティが余裕を持ったボール回しで、リスクを冒すことなく時計を進めていく。これによってゴール前の攻防が少ないクローズな展開が続いたまま、試合は静かにタイムアップを迎えた。

そして、ベルナルド・シウバの2ゴールの活躍によってニューカッスルを撃破したシティが6シーズン連続のFAカップ4強入りを決めた。

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【プレミア注目プレビュー】シティ司令塔のラストダンスに注目集まるマンチェスター・ダービー

プレミアリーグ第31節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが、日本時間6日24:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。シティ司令塔のラストダンスに注目集まる今季2度目のマンチェスター・ダービーだ。 13位のユナイテッド(勝ち点37)は前節、ノッティンガム・フォレストとの一戦に0-1の敗戦。古巣対戦のエランガに恩返しゴールを許すと、後半最終盤の猛攻も実らず、上位相手に力負けとなった。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのリヨン戦を控えるなか、ホーム開催のダービーマッチに臨む。現状でのプライオリティは間違いなくリヨン戦にあるが、体たらくが続くシーズンにおいてダービーでの不甲斐ない戦いは許されない。より守備的に堅守速攻型のスタイルで臨む可能性が高く、割り切ってターンオーバーを行うプランもなくはないが、ベストメンバーで宿敵を撃破しELに弾みを付けるような戦いを期待したい。 対する5位のシティ(勝ち点51)は前節、下位に沈むレスター・シティ相手に2-0の勝利を収めてリーグ3戦ぶりの白星。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにおいて5位をキープした。スコアは2-0も、80%近いボール支配率に相手シュートを1本に抑え込むなど余力を残した上での完勝だった。エースのハーランドら一部主力を欠くも、マーモウシュやオライリーら代役がしっかりと活躍しており、敵地でのダービーへ自信を持って臨めるはずだ。 なお、近年のリーグ戦績、タイトル数ではシティが圧倒的に優位に立っているが、プレシーズンマッチ的な色合いが強いコミュニティ・シールドはシティが勝利も、昨季のFAカップ決勝、直近のリーグ戦ではユナイテッドがいずれも2-1で勝利を収めている。そのため、今回の対戦も拮抗した展開も想定される。ちなみに、ユナイテッドがシティ相手にシーズンダブルを決めたのは2019-20シーズン。ホームで5シーズンぶりのダブル達成となるか。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【3-4-2-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©超ワールドサッカー<hr></div> GK:オナナ DF:マズラウィ、マグワイア、ヨロ MF:ダロト、カゼミロ、ウガルテ、ドルグ MF:ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ FW:ホイルンド 負傷者:DFマルティネス、ショー、エバンス、ヘヴン、デ・リフト、MFメイヌー、FWアマド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはメイヌーに復帰の可能性がある一方、打撲の影響でデ・リフトの状態が懸念される。 ELを考慮してターンオーバーの可能性もあるが、前述のメンバーの起用を予想。デ・リフトが間に合う場合はマグワイアに代わって中央に入る可能性が高い。前線ではマウントやザークツィーにもチャンスがありそうだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©超ワールドサッカー<hr></div> GK:エデルソン DF:マテウス・ヌネス、クサノフ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル MF:ギュンドアン、ニコ・ゴンサレス MF:サヴィオ、フォーデン、ドク FW:マーモウシュ 負傷者:DFストーンズ、アケ、アカンジ、MFロドリ、FWハーランド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても直近数試合と大きな変化はない。 スタメンは前述の11名を予想。ディフェンスラインではリコ・ルイス、オライリー。中盤から前ではコバチッチ、ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、グリーリッシュとベテランの起用も十分にある。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 赤い悪魔の主将の矜持で花道は飾らせない。リーグ戦での低迷に、週明けのリヨン戦の重要度を考えると、ユナイテッドにとっては難しいモチベーションで挑むダービーとなるが、ホーム開催の宿敵との一戦ということもあり、メンバー構成いかんは別として気概を示したい。 そのダービーの重要性を最も知る一人であるポルトガル代表MFとしては普段通りに中盤と前線のリンクマン、チャンスメイカー、フィニッシャーというマルチタスクをこなしながら、気持ちの部分でもチームを鼓舞し続けたい。 堅守速攻のスタイルで臨む可能性が高いなか、被カウンターの局面で脆さもある相手に対して、高精度のパスやクロスから味方の決定機を演出したい。 ◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 敵地で挑むラストダービー。リーグテーブル上は大一番とは言えない今回のダービーだが、シティにとってはCL出場権争いとともに、在籍10年のレジェンドMFのラストダービーという部分で非常に重要な一戦となる。 デ・ブライネは今回のダービー2日前に自身のSNSを通じて今季限りでのシティズンズ退団を発表。2015年8月にヴォルフスブルクから加入し、ここまで公式戦413試合で106ゴール174アシストを記録。6度のプレミアリーグ制覇や、CL初制覇など15のタイトルを獲得。2022-23シーズンにはトレブル“3冠”を達成し、シティで獲得できるタイトルを全て手にしていた。 しかし、近年は度重なる負傷によるパフォーマンスの低下もあって以前のような絶対的な存在にはなり切れず、33歳MFはこのタイミングでマンチェスターを離れる決断を下した。 なお、プレミアリーグでのダービーは15試合に出場し6勝4分け5敗の戦績。3ゴール4アシストと好相性とは言い難いが、2ゴール1アシストの活躍で4-1の快勝に導いた2022年3月の対戦以来の躍動を期待したい。 2025.04.06 15:20 Sun

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