PK戦制したアトレティコが要塞メトロポリターノで昨季準優勝インテル撃破! 守護神オブラクが貫録の2本のPKストップ【CL】
2024.03.14 07:51 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsインテルが13日にエスタディオ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-1で勝利。これで2戦合計2-2と並んだ中、PK戦を3-2で制したアトレティコの準々決勝進出が決定した。
先月20日にジュゼッペ・メアッツァで行われた1stレグは、途中出場アルナウトビッチのゴールによってホームのインテルが先勝した。
今季苦戦するアウェイゲームで枠内シュート0本と厳しい戦いを強いられたアトレティコだが、それでも最少得点差での敗戦によってホームでの逆転突破に望みを繋いだ。ただ、以降の公式戦では1勝1分け2敗と苦戦。とりわけ、直近のカディス戦では攻守両面で低調なパフォーマンスに終始した末の0-2の敗戦と、ホームで戦う大一番に弾みを付けることはできなかった。シメオネ監督はその試合から先発3人を変更。ガブリエウ、サウール、デパイに代えてサビッチ、モリーナ、負傷明けのグリーズマンを起用した。
一方、追加点こそ奪えなかったものの、スコア以上の力の差を見せつけて先勝に成功したインテル。以降のリーグ戦では幾つかの試合でメンバーを入れ替えながら危なげなく4連勝を達成。公式戦13連勝と圧巻のフォームを維持して敵地へ乗り込んだ。インザーギ監督は1-0で競り勝った直近のボローニャ戦から先発5人を変更。パヴァールやディマルコ、ラウタロ・マルティネスといった主力が復帰した。
逆転突破は複数得点が必要なアトレティコが、前から激しい圧力をかけるアグレッシブな入りを見せる。開始5分には相手陣内左サイドでDF2枚を相手に果敢に仕掛けたサムエウ・リーノがボックス左に持ち込んで左足を振る。だが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
互いに1度ずつ決定機を作り合った後はややクローズな展開に。質の高いトランジションの攻防が繰り広げられる中、効果的にボールを前進できない両チーム。だが、繋ぎの質で勝るアウェイチームが見事な崩しからゴールをこじ開ける。
33分、ラウタロを起点に左サイドでの細かいボールの出し入れからバストーニの縦パスに反応したバレッラがボックス左に侵入。冷静に中央への折り返しを選択すると、ディマルコが利き足とは逆の右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺した。
一瞬の隙を突かれて2戦合計スコアで2点差を付けられたアトレティコだが、素早い反発力を示す。35分、右サイドから入れたクロスの流れからペナルティアーク付近でDFデ・フライのクリアを回収したコケがすかさずゴール前に縦パスを入れると、DFパヴァールのクリアミスがDFバストーニに当たってゴール右に流れると、これに反応したグリーズマンが見事なステップワークから左足反転シュートを突き刺した。
堅い展開から一転してわずか2分間で2ゴールが生まれたが、前半終盤にかけてはインテルがうまく試合のテンポを落としてアトレティコに畳みかける攻撃を許さない。この状況でシメオネ監督もピッチ上の選手たちにそこまでリスクを冒させることはせず、2戦合計インテルの1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半も拮抗した入りとなるが、アトレティコが先に決定機を創出。51分、右サイドの深い位置に抜け出したジョレンテが浮き球でディマルコをかわしてボックス内に侵入して丁寧なマイナスのクロスを供給。これを走り込んできたグリーズマンが右足で合わせるが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
この決定機以降、試合は徐々に膠着。互いに繋ぎの局面で細かいミスが目立つものの、カウンターに出ていく際の判断ミスやパスミスも多くフィニッシュの数が増えていかない。
その後、70分を過ぎて両ベンチが動く。ゴールが必要なアトレティコはデ・パウルとリーノを下げてアンヘル・コレアとリケルメ。さらに、モラタとモリーナを諦めてデパイ、バリオスの投入で攻勢を強める。
対するインテルは疲労が出てきたバストーニ、ダンフリースを下げてアチェルビ、ダルミアンを同時投入した。
一連の交代によって試合がようやくオープンな展開になると、アトレティコは押し込む形からグリーズマン、デパイがボックス内で際どい場面を作り出す。これに対してインテルもラウタロを起点としたロングカウンターからテュラム、バレッラに決定機が訪れるが、ここは仕留め切れない。
その後、インテルが守備固めの交代で逃げ切り態勢に入る中、やはりホームで圧倒的な強さを見せるロヒブランコスが押し切る。87分、直前に左ポスト直撃の決定的なシュートを放って良い感触を得ていたデパイがボックス中央でコケから足元にパスを受けると、鮮やかな反転から右足シュートをゴール左下隅に突き刺し、土壇場で2戦合計スコアをタイに戻した。
これで完全に勢いづいたアトレティコは残り時間で一気に逆転まで持ち込もうとしたが、後半アディショナルタイムにグリーズマンが絶妙な折り返しで演出した絶好機はリケルメがシュートを枠に飛ばせず。
今ラウンド屈指の好カードに相応しく、180分間で決着が付かなかった拮抗した両雄の一戦は延長戦に突入。
その延長戦ではビセックの正確なクロスからゴール前フリーのテュラムのヘディングシュート、リケルメの突破からの折り返しに反応したデパイのゴール至近距離からのシュートと互いにゴールへ迫るが、決め切るまでには至らず。その後、延長後半は一時インテルが押し返したものの、アトレティコが最後は押し込む形を作るも勝敗を決するゴールは生まれず。ベスト8進出の行方はPK戦に委ねられることに。
運命のPK戦では先攻のインテルの1番手のチャルハノール、後攻のアトレティコの1番手のデパイがきっちり成功したが、共に2番手のサンチェスとサウールが両守護神に止められる。そして、3人目ではインテルのクラーセンがGKオブラクに連続セーブに遭った一方、アトレティコはリケルメがきっちり成功。その後、4人目は共に成功したが、インテルの5人目となったラウタロのシュートが大きくクロスバーを越えて決着。
昨季ファイナリストで、公式戦13連勝中だった絶好調のインテルを圧倒的な強さを誇るメトロポリターノで破ったアトレティコが、逆転でベスト8進出を決めた。
先月20日にジュゼッペ・メアッツァで行われた1stレグは、途中出場アルナウトビッチのゴールによってホームのインテルが先勝した。
今季苦戦するアウェイゲームで枠内シュート0本と厳しい戦いを強いられたアトレティコだが、それでも最少得点差での敗戦によってホームでの逆転突破に望みを繋いだ。ただ、以降の公式戦では1勝1分け2敗と苦戦。とりわけ、直近のカディス戦では攻守両面で低調なパフォーマンスに終始した末の0-2の敗戦と、ホームで戦う大一番に弾みを付けることはできなかった。シメオネ監督はその試合から先発3人を変更。ガブリエウ、サウール、デパイに代えてサビッチ、モリーナ、負傷明けのグリーズマンを起用した。
逆転突破は複数得点が必要なアトレティコが、前から激しい圧力をかけるアグレッシブな入りを見せる。開始5分には相手陣内左サイドでDF2枚を相手に果敢に仕掛けたサムエウ・リーノがボックス左に持ち込んで左足を振る。だが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
一方、相手のハイプレスに手を焼くインテルも狙いとするロングカウンターで最初の決定機を創出。13分、ハーフウェイライン付近でのテュラムのポストワークからチャルハノールのスルーパスに抜け出したダンフリースがボックス右に侵入。しかし、右足と左足の連続シュートはGKオブラクの好守に阻まれた。
互いに1度ずつ決定機を作り合った後はややクローズな展開に。質の高いトランジションの攻防が繰り広げられる中、効果的にボールを前進できない両チーム。だが、繋ぎの質で勝るアウェイチームが見事な崩しからゴールをこじ開ける。
33分、ラウタロを起点に左サイドでの細かいボールの出し入れからバストーニの縦パスに反応したバレッラがボックス左に侵入。冷静に中央への折り返しを選択すると、ディマルコが利き足とは逆の右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺した。
一瞬の隙を突かれて2戦合計スコアで2点差を付けられたアトレティコだが、素早い反発力を示す。35分、右サイドから入れたクロスの流れからペナルティアーク付近でDFデ・フライのクリアを回収したコケがすかさずゴール前に縦パスを入れると、DFパヴァールのクリアミスがDFバストーニに当たってゴール右に流れると、これに反応したグリーズマンが見事なステップワークから左足反転シュートを突き刺した。
堅い展開から一転してわずか2分間で2ゴールが生まれたが、前半終盤にかけてはインテルがうまく試合のテンポを落としてアトレティコに畳みかける攻撃を許さない。この状況でシメオネ監督もピッチ上の選手たちにそこまでリスクを冒させることはせず、2戦合計インテルの1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半も拮抗した入りとなるが、アトレティコが先に決定機を創出。51分、右サイドの深い位置に抜け出したジョレンテが浮き球でディマルコをかわしてボックス内に侵入して丁寧なマイナスのクロスを供給。これを走り込んできたグリーズマンが右足で合わせるが、枠を捉えたシュートはGKゾマーの好守に遭う。
この決定機以降、試合は徐々に膠着。互いに繋ぎの局面で細かいミスが目立つものの、カウンターに出ていく際の判断ミスやパスミスも多くフィニッシュの数が増えていかない。
その後、70分を過ぎて両ベンチが動く。ゴールが必要なアトレティコはデ・パウルとリーノを下げてアンヘル・コレアとリケルメ。さらに、モラタとモリーナを諦めてデパイ、バリオスの投入で攻勢を強める。
対するインテルは疲労が出てきたバストーニ、ダンフリースを下げてアチェルビ、ダルミアンを同時投入した。
一連の交代によって試合がようやくオープンな展開になると、アトレティコは押し込む形からグリーズマン、デパイがボックス内で際どい場面を作り出す。これに対してインテルもラウタロを起点としたロングカウンターからテュラム、バレッラに決定機が訪れるが、ここは仕留め切れない。
その後、インテルが守備固めの交代で逃げ切り態勢に入る中、やはりホームで圧倒的な強さを見せるロヒブランコスが押し切る。87分、直前に左ポスト直撃の決定的なシュートを放って良い感触を得ていたデパイがボックス中央でコケから足元にパスを受けると、鮮やかな反転から右足シュートをゴール左下隅に突き刺し、土壇場で2戦合計スコアをタイに戻した。
これで完全に勢いづいたアトレティコは残り時間で一気に逆転まで持ち込もうとしたが、後半アディショナルタイムにグリーズマンが絶妙な折り返しで演出した絶好機はリケルメがシュートを枠に飛ばせず。
今ラウンド屈指の好カードに相応しく、180分間で決着が付かなかった拮抗した両雄の一戦は延長戦に突入。
その延長戦ではビセックの正確なクロスからゴール前フリーのテュラムのヘディングシュート、リケルメの突破からの折り返しに反応したデパイのゴール至近距離からのシュートと互いにゴールへ迫るが、決め切るまでには至らず。その後、延長後半は一時インテルが押し返したものの、アトレティコが最後は押し込む形を作るも勝敗を決するゴールは生まれず。ベスト8進出の行方はPK戦に委ねられることに。
運命のPK戦では先攻のインテルの1番手のチャルハノール、後攻のアトレティコの1番手のデパイがきっちり成功したが、共に2番手のサンチェスとサウールが両守護神に止められる。そして、3人目ではインテルのクラーセンがGKオブラクに連続セーブに遭った一方、アトレティコはリケルメがきっちり成功。その後、4人目は共に成功したが、インテルの5人目となったラウタロのシュートが大きくクロスバーを越えて決着。
昨季ファイナリストで、公式戦13連勝中だった絶好調のインテルを圧倒的な強さを誇るメトロポリターノで破ったアトレティコが、逆転でベスト8進出を決めた。
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アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの大きなイメージチェンジが注目を集めている。 世界王者アルゼンチン代表で主力を担うデ・パウル。所属するアトレティコでもセントラルハーフの主力としてプレーしている。 また、その髪型でも度々話題に。チームメイトのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとともに、鮮やかな水色やピンクに髪を染めたこともあり、頻繁にヘアスタイルを変えることでも知られている。 そのデ・パウルの最新のヘアスタイルが話題になっている。 23日に行われたラ・リーガ第4節延期分のセビージャ戦にも出場したデ・パウルだったが、その髪型に大きな変化が。元々は金髪をツンツンさせた短髪だったはずのデ・パウルだが、試合に現れた時には、その金髪を頭の形に沿って編み込むコーンロウと呼ばれる髪型に大きく変貌していた。 デ・パウルの毛量からして、恐らくエクステも付け加えた上で、8つの束を作って綺麗に並べている。 元々のヘアスタイルよりもかなりいかつくなった印象のデ・パウル。その姿にはファンも「信じられない髪型になってる」、「デパウルのコーンロウ厳つすぎるだろ」、「元に戻してくれ!」、「髪型すごい」と驚きの反応を寄せている。 なお、スペイン『アス』によると、昨年まで交際していたティニさんも直近で髪を編み込んだドレッドヘアーにしており、デ・パウルのこの髪型については、復縁を匂わせているのではないかという説もあるようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルのコーンロウがいかつすぎる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Rodrigo de Paul rocking a whole new look <a href="https://t.co/RpBOcpKLPK">pic.twitter.com/RpBOcpKLPK</a></p>— 433 (@433) <a href="https://twitter.com/433/status/1738600081584959631?ref_src=twsrc%5Etfw">December 23, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【写真】デ・パウルの元交際相手ティニさんもドレッドヘアーに!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C0sNDrhPRiY/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">tini(@tinistoessel)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.12.25 12:35 Mon3
現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed4
宿敵撃破のセルヒオ・ラモス、“打倒バルサ”を誓う
レアル・マドリーに所属するスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが宿敵撃破後にコメントを残した。スペイン『マルカ』が報じた。 レアル・マドリーは9日に行われたリーガエスパニューラ第23節でアトレティコ・マドリーと対戦。アトレティコ・マドリーにとって、今シーズンのリーグ戦で無敗の地ワンダ・メトロポリターノを3-1で攻略し、5連勝で2位に浮上した。 この試合で勝ち越しゴールとなるPK弾を決めたセルヒオ・ラモスは試合後、『BeIN Sports』に対して「得点することが重要だった。その責務を果たせて嬉しいよ。得点を獲り続けていきたいね」と語り、“打倒バルサ”を口にした。 「完璧なパフォーマンスだった。結果は妥当だと思うよ。僕らには希望がある。3つの大会で優勝する可能性もある」 「リーグ戦が僕らを奮い立たせてくれたよ。優勝を目指して戦って、バルセロナを困難に陥れたい」 2019.02.10 08:10 Sun5
