【セリエA第28節プレビュー】CLアトレティコ戦控えるインテルはボローニャとの上位対決

2024.03.08 18:00 Fri
Getty Images
首位インテルの独走が止まらない中、前節はラツィオvsミラン、ナポリvsユベントスのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが行われ、ミランとナポリが勝利した。迎える第27節、インテル(勝ち点72)は4位ボローニャ(勝ち点51)との上位対決に臨む。
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2位ユベントスに15ポイント差を付けてスクデットを手中にほぼ収めたインテルは前節、ジェノアに2-1で逃げ切り勝利。幸運なPK判定、守護神ゾマーの好守で難敵ジェノアを退けた。5試合連続4ゴールこそ逃したものの、ターンオーバーをしつつ勝利している圧巻の強さで、もはやセリエAにインテルを止められるクラブは居ない状況だ。そのインテルは翌水曜にアトレティコ・マドリーとのラウンド16・2ndレグを控える。難敵ボローニャとのアウェイ戦となるだけに苦戦を強いられるかもしれないが、照準を合わせたいのはあくまでアトレティコ戦。ボローニャ戦は主力を一部温存しつつ、負けない戦いに徹したい。対するボローニャは前節、アタランタとの上位対決を2-1で逆転勝利。上位をキープし続けていることがフロックでないことを証明し続けている。インテル相手にも物怖じせず戦い、連勝を止めることができるか。
インテルとの首位攻防戦を落として以降、一気に差を付けられた2位ユベントス(勝ち点57)は6位アタランタ(勝ち点46)と対戦。ユベントスは前節、ナポリに1-2で競り負けた。FWキエーザの一時同点となるゴールで追いついたものの、若手MFノンジェの軽率なPK献上で敗れてしまった。これで直近6試合で1勝2分け3敗と大ブレーキ。CL出場権確保が現実的な目標となった中、好調だったFWヴラホビッチが出場停止となるが、ライバルになるアタランタを退けることはできるか。

そのユベントスを下した7位ナポリ(勝ち点43)は10位トリノ(勝ち点37)と金曜に対戦。翌火曜にCLバルセロナ戦を控える中、ここはカルツォーナ体制3連勝として勢いを付け、バルセロナ戦に向かいたいところ。ユベントス戦も昨季のナポリに近いパフォーマンスが発揮できていただけに手応えを掴んでいるはず。トリノ戦でその自信を確固たるものにしたい。
最終的に8人になったラツィオを終盤のFWオカフォー弾で制した3位ミラン(勝ち点56)は14位エンポリ(勝ち点25)と対戦。ミランは前節ラツィオ戦、後半序盤に10人となったラツィオを攻めあぐねる展開とされながらも勝ち切った。そして木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではスラビア・プラハ相手に4-2で勝利。前半半ばに10人となった相手に2失点はしたが、4ゴールを奪って先勝した。公式戦連勝とした中、気を抜かずに格下エンポリを下して2位ユベントスをかわしたい。

そのミランに敗れた9位ラツィオ(勝ち点40)は15位ウディネーゼ(勝ち点24)と対戦。CL出場権獲得がやや厳しくなってきたラツィオは火曜に行われたCLではバイエルンに完敗。クラブ史上2度目のベスト8進出はならなかった。終盤出場で公式戦4試合ぶりの登場となったMF鎌田はMFゲンドゥージがウディネーゼ戦出場停止のため出場機会のチャンスだが、サッリ監督に出番は与えてもらえるか。

最後に5位ローマ(勝ち点47)は8位フィオレンティーナ(勝ち点42)との上位対決に臨む。難敵モンツァとのアウェイ戦を4発快勝として3連勝としたローマはELでもブライトン相手に4発快勝。デ・ロッシ監督がチーム状態を好転させている中、CL出場権争いのライバルであるフィオレンティーナを下して更なる勢いに乗りたい。

◆セリエA第28節
▽3/8(金)
《28:45》
ナポリvsトリノ

▽3/9(土)
《23:00》
カリアリvsサレルニターナ
サッスオーロvsフロジノーネ
《26:00》
ボローニャvsインテル
《28:45》
ジェノアvsモンツァ

▽3/10(日)
《20:30》
レッチェvsヴェローナ
《23:00》
ミランvsエンポリ
《26:00》
ユベントスvsアタランタ
《28:45》
フィオレンティーナvsローマ

▽3/11(月)
《28:45》
ラツィオvsウディネーゼ

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