【ブンデス第22節プレビュー】公式戦連敗バイエルンは浅野ボーフムと対戦、トゥヘル監督正念場

2024.02.17 07:45 Sat
Getty Images
前節は首位攻防となった大注目のレバークーゼンvsバイエルンが開催され、3-0でレバークーゼンが快勝した。この結果、両チームの勝ち点差は5に拡大している。迎える第22節、公式戦連敗となった2位バイエルン(勝ち点50)はFW浅野の14位ボーフム(勝ち点22)と対戦する。

レバークーゼンに合わせて3バックとしたものの、全くハマらず完敗となったバイエルン。決定機を作れず敗戦した中、水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではラツィオ相手に枠内シュート0でシャットアウト負けと、一気にトゥヘル監督の去就が危うくなっている。ラツィオ戦でも後半に2列目の配置転換を行う采配が裏目に出た中、ボーフムにも敗れるようだと解任となる可能性が出てくるか、何とか踏み止まれるか。
一方、浅野が2トップの一角で先発しフランクフルト戦を1-1のドローとしたボーフム。精力的な動きを見せた浅野はシュートシーンに絡んだが、ゴールを奪うには至らなかった。不安定なチーム状態にあるバイエルンの隙を突くことができるか。

バイエルンに快勝して初優勝にまた一歩近づいた首位レバークーゼン(勝ち点55)は9位ハイデンハイム(勝ち点27)と対戦。バイエルン戦ではFWアドリ、MFテラら予想されていなかったバックアッパーの面々をスタメンに抜擢したシャビ・アロンソ監督。しかし、彼らが好パフォーマンスを披露し、チームを快勝に導いた。改めて選手層の厚さを見せ付けた中、勢いを持続して昇格組のハイデンハイムを退けたい。

FWギラシーに代わってFWウンダブの活躍が止まらなくなっている3位シュツットガルト(勝ち点43)は最下位ダルムシュタット(勝ち点12)と対戦。前節マインツ戦ではDF伊藤が4バックの左センターバックに入った中、3-1で快勝としたシュツットガルト。ダルムシュタット戦ではギラシーがウンダブと共に先発予想となっている中、強力2トップでゴールをこじ開けられるか。
FWマレンのドッペルパックでフライブルクに快勝した4位ドルトムント(勝ち点40)は12位ヴォルフスブルク(勝ち点23)と対戦。年明け以降、快調に勝利を積み重ねているドルトムントだが、翌火曜にCLのPSV戦を控える中、連勝としてビッグマッチに向かえるか。

CLでレアル・マドリーに善戦したものの惜敗した5位ライプツィヒ(勝ち点37)はDF板倉の13位ボルシアMG(勝ち点22)と対戦。マドリー戦では誤審と相手GKルニンの躍動によってシャットアウト負けとなったライプツィヒ。それでも力のあるところを示せた中、来季のCL出場のためにも勝利が欲しい一戦となる。

一方、前節ダルムシュタット戦では板倉が3バックの中央に入り無失点で終えたボルシアMG。強力攻撃陣擁するライプツィヒ相手にも板倉が守備を統率できるかに注目だ

そして7位フライブルク(勝ち点28)と6位フランクフルト(勝ち点32)の日本人対決。前節ドルトムント戦ではアジアカップ帰りのMF堂安は2点ビハインドの後半14分から出場も、さらに1失点して0-3で完敗となった。ただ、木曜に行われたヨーロッパリーグ・プレーオフでは堂安が先発した中、ランス相手に敵地で優勢のゴールレスドローとした。果敢にシュートを打っていた堂安は先発予想。リーグ戦3連敗中のチームを救うゴールを期待したい。DF長谷部はベンチスタート予想だ。

◆ブンデスリーガ第22節
▽2/16(金)
ケルン 0-1 ブレーメン

▽2/17(土)
《23:30》
ヴォルフスブルクvsドルトムント
マインツvsアウグスブルク
ホッフェンハイムvsウニオン・ベルリン
ハイデンハイムvsレバークーゼン
ダルムシュタットvsシュツットガルト
《26:30》
ライプツィヒvsボルシアMG

▽2/18(日)
《23:30》
フライブルクvsフランクフルト
《25:30》
ボーフムvsバイエルン

バイエルンの人気記事ランキング

1

デ・リフトの移籍交渉進まず…バイエルンとユナイテッドが移籍金巡って綱引き

オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)を巡り、バイエルンとマンチェスター・ユナイテッドの交渉が行き詰まるようだ。ドイツ『スカイ』が報じた。 新シーズンのバイエルンに残ってもポジションが掴めるかどうか不透明のなか、ユナイテッドの関心が取り沙汰され、今やその移籍に前のめりとされるデ・リフト。あとはクラブ間の交渉次第といわれる。 ユナイテッドはU-23フランス代表DFレニー・ヨロを獲得した後も関心を抱き、バイエルンも適切なオファーがあれば売却のスタンスだが、移籍金額を巡って足踏み状態という。 バイエルンは5000万ユーロ(約85億6000万円)+ボーナスを求めるが、ユナイテッドは言い値に応じるつもりなし。一方のバイエルンも要求を曲げようとはせず、突破口すらも見いだせていないようだ。 今夏のマーケットが開いている限り、ユナイテッドも2人目のセンターバックを探るとあって先が読めない部分があるものの、デ・リフトは休暇明けの8月2日からバイエルンに合流する見込みとみられる。 このユナイテッドとの交渉停滞はバイエルン側もレバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)を獲得する動きが遅れている要因とされ、早く決着をつけたいところだが、いかに。 2024.07.20 15:55 Sat
2

ユナイテッドのヨロ獲得はバイエルンにも影響? デ・リフトの去就不透明でCB補強を見直しか

マンチェスター・ユナイテッドのU-23フランス代表DFレニー・ヨロ(18)獲得は、バイエルンの補強戦略にも大きな影響を与えそうだ。 今夏の移籍市場でセンターバックの補強を模索しているユナイテッド。当初はバイエルンのオランダ代表DFマタイス・デ・リフト獲得を目指し、選手も移籍を望んだことからバイエルンとの交渉が続けられていた。 しかし、バイエルンが移籍金5000万ユーロ(約85億4000万円)+ボーナスの条件を譲らなかったこともあり、交渉は中々進まず。その間に、ユナイテッドはレアル・マドリー行きが有力とされていたヨロの獲得についてリールと交渉を進展させ、獲得間近の状況となった。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、ヨロを獲得したユナイテッドがデ・リフトの交渉を継続させるかは不透明な模様。関心を失ったわけではなないが、少なくともバイエルンの要求額を支払う可能性は小さくなったようだ。 これにより、デ・リフト残留の線も出てきたバイエルンは、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)獲得を迷っているとのこと。こちらも選手はバイエルン加入を望んでいるが、クラブ間交渉が停滞する状態となっている。 2024.07.18 11:10 Thu
3

「彼もユナイテッドの監督もオランダ人」 クラブ間で綱引きのデ・リフトにバイエルン名誉会長が発言 「残留でも問題ないが…」

オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)のマンチェスター・ユナイテッド行きを巡り、バイエルン名誉会長のウリ・ヘーネス氏が言及した。 この夏、センターバック補強に勤しむユナイテッドの関心がもっぱらの噂となるデ・リフト。選手本人はすでにユナイテッド行きに前のめりで、整理を迫られるバイエルンもオファー次第で売却可とされるが、ユナイテッドとの交渉では移籍金額を巡って平行線を辿る。 ユナイテッドと綱引き状態が続くなか、ドイツ『スカイ』によると、バイエルン名誉会長がそのデ・リフトについて、移籍の可能性があるとした上でこう話したという。 「デ・リフトはオランダ人で、マンチェスター・ユナイテッドの監督もオランダ人だ。残留するなら、それはそれで問題ない。ただ、個人的には(フランス代表DFダヨ・)ウパメカノを売るつもりはない」 この夏に積極補強を続けるバイエルンは今後も動くとされるが、その上で戦力整理による資金調達とスペース作りも迫られる状況。デ・リフトの移籍が決まらない状況はレバークーゼンからドイツ代表DFヨナタン・ター(28)の獲得遅れに影響しているともいわれる。 なお、バイエルンはデ・リフトの移籍金として5000万ユーロ(約85億7000万円)+ボーナスを求めるが、ユナイテッドはその言い値に応じるつもりがないとされる。 2024.07.22 10:57 Mon
4

プレミア勢が関心寄せるマズラウィ、バイエルンも今夏の売却を検討か

バイエルンはモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィ(26)へのオファーに、耳を傾ける姿勢があるようだ。 アヤックスアカデミー出身であるマズラウィは2016年にプロデビューを果たすと頭角を現し、2022年夏にバイエルンへ加入。移籍初年度は公式戦26試合に出場するも先発はわずか11試合にとどまるなど、絶対的な主軸に定着するまでには至らなかった。 昨シーズンもアフリカ・ネーションズカップ(CAN)参加や負傷の影響もあり、出場機会は伸びず。ブンデスリーガでは19試合の出場にとどまっており、終盤はベンチの機会が増加していた。 ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、そんなマズラウィについてバイエルンは今夏の移籍市場での売却を検討。2026年夏まで契約を残すも、2000~2500万ユーロ(約33億~42億円)程度のオファーがあれば、受け入れる構えだという。 マズラウィに対しては、マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムが関心を示している模様。ユナイテッドは今年1月にも関心が報じられたクラブであり、DFアーロン・ワン=ビサカの売却に成功すれば獲得に動く可能性がある。 2024.07.24 10:50 Wed
5

去就注目のキミッヒにバイエルン幹部が言及…レギュラー確約は「どの選手にも」なし、休暇後に話し合いへ

将来が不透明なバイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)について、スポーツ部門取締役を務めるマックス・エバール氏が言及した。 2015年夏にRBライプツィヒからバイエルンに加入して以降、中盤や右サイドバックとして活躍を続けてきたキミッヒ。しかし、2025年6月までとなっている契約の更新は進まず、今夏の移籍や来夏の退団の可能性が取り沙汰されている。 キミッヒがユーロ2024を終えて休暇に入っているなか、エバール氏はドイツ『WELT AM SONNTAG』のインタビューに対応。「我々は彼が休暇を終えた後、話し合うことで同意している」と今後の交渉を認めた一方、レギュラーの座は誰も確約されていないと語った。 「ジョシュアは非常に優れた選手だが、プロのフットボールが競争の激しいスポーツであることは一般的な事実だ。我々はどの選手にも『君が一番手だ』とは言えない」 「誰にでも当てはまることを言っているだけだ。我々にはどのポジションにもエキサイティングな選手がいて、多くの選択肢がある」 「ジョシュアがFCバイエルンに大きく貢献していることは間違いない。だが、FCバイエルンの選手は全員がレギュラー争いを受け入れなければならない」 今夏のバイエルンはフルアムからポルトガル代表MFジョアン・パリーニャ(29)を獲得。さらに、右サイドバックもこなすクロアチア代表DFヨシプ・スタニシッチ(24)がブンデスリーガ王者のレバークーゼンからレンタルバックと、キミッヒのライバルは増えている。 2024.07.20 15:46 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly