【ラ・リーガ第21節プレビュー】ベティスvsバルセロナ! 上位陣は下位と対戦
2024.01.19 19:00 Fri
先週末に行われた第20節ではスーペル・コパ参戦組の試合がなかったなか、ジローナとアスレティック・ビルバオが暫定ながら順位を上げている。
スーペル・コパ、コパ・デル・レイの戦いを経て迎えた第21節は、上位陣が下位相手と対峙する一節に。そのなかで最注目は7位のベティスと4位のバルセロナが対峙する強豪対決だ。
先週末に行われたスーペル・コパ決勝でレアル・マドリーとのエル・クラシコに臨んだバルセロナはFWヴィニシウスにハットトリックを献上した上、DFアラウホも退場する散々な内容で1-4の惨敗。今シーズン初タイトルを逃した以上にショックが残る敗戦となり、チャビ監督の解任報道も取り沙汰される。
直近のコパ・デル・レイでは3部のウニオニスタス相手にDFクンデのゴラッソなどで3-1の逆転勝利を収め、ベスト8進出を決定。ただ、格下相手にターンオーバーを最低限にとどめた上、先制点を奪われて攻めあぐねるなど失地回復のパフォーマンスには至らず。そういったなかで臨むアウェイでのリーグ戦では上位陣にとってタフな相手となる難敵撃破を目指す。得点数に課題を残す一方、ここまでリーグ3位タイの堅守を誇る相手に崩しの精度、アイデアを欠く攻撃陣の奮起が求められる。また、守備では被カウンター、ラインコントロールの対応の部分でより繊細さが必要となる。
暫定2位のレアル・マドリーは、前節ジローナにゴールレスドローと善戦した最下位のアルメリアと対戦。今季2度目のクラシコに完勝して今季初タイトルを手にしたアンチェロッティのチームだが、直近のコパ・デル・レイではアトレティコ・マドリーとの今季3度目のマドリード・ダービーを延長戦の末に2-4で敗戦。宿敵相手に今季の公式戦2敗目を喫することになった。
そのレアル・マドリーに会心のリベンジを果たした5位のアトレティコは、19位のグラナダとのアウェイゲームに臨む。コパでのマドリード・ダービーではスーペル・コパ敗戦を教訓に延長戦でのシメオネ采配も光る好パフォーマンスで、今後の戦いに勢いを与える勝利となった。激戦による疲労感は否めないが、マンデーナイト開催と日程面はさほど厳しくなくFWデパイやMFバリオスの復帰で厚みを増す前線を中心にメンバーを入れ替えながらしっかりと勝ち切りたい。一方、対戦相手のグラナダは今冬の移籍市場で守備陣を中心に大幅な刷新を図っており、その新戦力のパフォーマンスにも注目したい。
前節、MFアレイシ・ガルシアの一発退場も響いてアルメリア相手に勝ち点を取りこぼしたジローナは、17位のセビージャを相手に2試合ぶりの白星を狙う。アルメリア戦では珍しく攻撃の精度、迫力を欠いたが、直近のコパでは難敵ラージョを相手にFWストゥアーニのドブレーテの活躍などで3-1の快勝。しっかりと攻撃面の課題をクリアし、良い形で今回の一戦を迎えた。
対するセビージャは直近のアラベス戦に2-3で敗れるなどリーグ3連敗と苦境が続く。直近のコパではセビージャ・アトレティックから昇格させたFWイザーク・ロメロのドブレーテの活躍によってヘタフェを3-1で破ったが、攻守両面で課題は少なくない。現状でジローナとのアウェイゲームで勝機を見いだすのは難しいが、ロメロやMFアグメ、MFハンニバルら新戦力の活躍次第では勝ち点を持ち帰ることも可能なはずだ。
MF久保建英が代表戦で引き続き不在となる6位のレアル・ソシエダは16位のセルタと対戦。前節は攻守両面で精彩を欠く内容でアスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーに1-2で敗戦。リーグ8戦ぶりの黒星と共に4戦未勝利と苦しい状況が続く。それでも、昨季ファイナリストのオサスナと対峙したコパでは相手の退場もあって2-0の勝利を収めてバウンスバックに成功。今節はその勝利を勢いに変えてリーグ5戦ぶりの白星を狙う。この試合では想定以上の回復を見せたFWサディクに加え、ウニオン・ベルリンからの新戦力ベッカーらストライカー陣の活躍に期待したい。
その他では3位アスレティックと8位のバレンシアの名門対決にも注目。公式戦6連勝に加え、その6試合でわずかに1失点と内容面も充実する絶好調のバルベルデ率いるチームは、ラ・リーガ3連勝と同じく好調の難敵相手に勝ち切れるか。
《ラ・リーガ第21節》
▽1/19(金)
《29:00》
アラベス vs カディス
▽1/20(土)
《22:00》
ラージョ vs ラス・パルマス
《24:15》
ビジャレアル vs マジョルカ
《26:30》
バレンシア vs アスレティック・ビルバオ
《29:00》
セルタ vs レアル・ソシエダ
▽1/21(日)
《22:00》
オサスナ vs ヘタフェ
《24:15》
レアル・マドリー vs アルメリア
《26:30》
ベティス vs バルセロナ
《29:00》
ジローナ vs セビージャ
▽1/22(月)
《29:00》
グラナダ vs アトレティコ・マドリー
スーペル・コパ、コパ・デル・レイの戦いを経て迎えた第21節は、上位陣が下位相手と対峙する一節に。そのなかで最注目は7位のベティスと4位のバルセロナが対峙する強豪対決だ。
先週末に行われたスーペル・コパ決勝でレアル・マドリーとのエル・クラシコに臨んだバルセロナはFWヴィニシウスにハットトリックを献上した上、DFアラウホも退場する散々な内容で1-4の惨敗。今シーズン初タイトルを逃した以上にショックが残る敗戦となり、チャビ監督の解任報道も取り沙汰される。
暫定2位のレアル・マドリーは、前節ジローナにゴールレスドローと善戦した最下位のアルメリアと対戦。今季2度目のクラシコに完勝して今季初タイトルを手にしたアンチェロッティのチームだが、直近のコパ・デル・レイではアトレティコ・マドリーとの今季3度目のマドリード・ダービーを延長戦の末に2-4で敗戦。宿敵相手に今季の公式戦2敗目を喫することになった。
クラシコを挟んでいずれも延長戦までもつれ込むダービーによって心身ともに消耗を強いられた中、バウンスバックを図る一戦では格下相手との対戦ということもあり、若干のターンオーバーも見込まれる。MFベリンガムやヴィニシウスら主役の活躍に加え、途中出場から良いアクセントを付けているFWホセルやMFブラヒム・ディアスらのスタメン起用にも期待したいところだ。
そのレアル・マドリーに会心のリベンジを果たした5位のアトレティコは、19位のグラナダとのアウェイゲームに臨む。コパでのマドリード・ダービーではスーペル・コパ敗戦を教訓に延長戦でのシメオネ采配も光る好パフォーマンスで、今後の戦いに勢いを与える勝利となった。激戦による疲労感は否めないが、マンデーナイト開催と日程面はさほど厳しくなくFWデパイやMFバリオスの復帰で厚みを増す前線を中心にメンバーを入れ替えながらしっかりと勝ち切りたい。一方、対戦相手のグラナダは今冬の移籍市場で守備陣を中心に大幅な刷新を図っており、その新戦力のパフォーマンスにも注目したい。
前節、MFアレイシ・ガルシアの一発退場も響いてアルメリア相手に勝ち点を取りこぼしたジローナは、17位のセビージャを相手に2試合ぶりの白星を狙う。アルメリア戦では珍しく攻撃の精度、迫力を欠いたが、直近のコパでは難敵ラージョを相手にFWストゥアーニのドブレーテの活躍などで3-1の快勝。しっかりと攻撃面の課題をクリアし、良い形で今回の一戦を迎えた。
対するセビージャは直近のアラベス戦に2-3で敗れるなどリーグ3連敗と苦境が続く。直近のコパではセビージャ・アトレティックから昇格させたFWイザーク・ロメロのドブレーテの活躍によってヘタフェを3-1で破ったが、攻守両面で課題は少なくない。現状でジローナとのアウェイゲームで勝機を見いだすのは難しいが、ロメロやMFアグメ、MFハンニバルら新戦力の活躍次第では勝ち点を持ち帰ることも可能なはずだ。
MF久保建英が代表戦で引き続き不在となる6位のレアル・ソシエダは16位のセルタと対戦。前節は攻守両面で精彩を欠く内容でアスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーに1-2で敗戦。リーグ8戦ぶりの黒星と共に4戦未勝利と苦しい状況が続く。それでも、昨季ファイナリストのオサスナと対峙したコパでは相手の退場もあって2-0の勝利を収めてバウンスバックに成功。今節はその勝利を勢いに変えてリーグ5戦ぶりの白星を狙う。この試合では想定以上の回復を見せたFWサディクに加え、ウニオン・ベルリンからの新戦力ベッカーらストライカー陣の活躍に期待したい。
その他では3位アスレティックと8位のバレンシアの名門対決にも注目。公式戦6連勝に加え、その6試合でわずかに1失点と内容面も充実する絶好調のバルベルデ率いるチームは、ラ・リーガ3連勝と同じく好調の難敵相手に勝ち切れるか。
《ラ・リーガ第21節》
▽1/19(金)
《29:00》
アラベス vs カディス
▽1/20(土)
《22:00》
ラージョ vs ラス・パルマス
《24:15》
ビジャレアル vs マジョルカ
《26:30》
バレンシア vs アスレティック・ビルバオ
《29:00》
セルタ vs レアル・ソシエダ
▽1/21(日)
《22:00》
オサスナ vs ヘタフェ
《24:15》
レアル・マドリー vs アルメリア
《26:30》
ベティス vs バルセロナ
《29:00》
ジローナ vs セビージャ
▽1/22(月)
《29:00》
グラナダ vs アトレティコ・マドリー
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
44歳ロナウジーニョが魔法がかった超絶FK! 来日も決定したなかの健在ぶりに「流石すぎる」「ロナウジーニョしてるな」
元ブラジル代表FWロナウジーニョのテクニックが錆びずだ。 創造性溢れるファンタジスタ系プレーヤーだったロナウジーニョ氏。28日にドーハで行われたバルセロナとレアル・マドリーのレジェンドマッチにフィーゴ氏やクラレンス・セードルフ氏、フランク・デ・ブール氏やリバウド氏らとともに参戦した。 錚々たる顔ぶれが集まるなかのプレーだったが、ロナウジーニョ氏の魔法がかったプレーも健在。1-0でバルセロナ・レジェンズがリードする16分、バイタルエリア左でのFKチャンスでキッカーに名乗りを上げると、ワンステップからの右足で沈めた。 現役時代から比べると、その見た目こそふっくらしたが、圧倒的なテクニックは今も変わらず。得点シーン以外でも創造性溢れるプレーで相手を手玉に取り、SNSでは「流石すぎる」「ロナウジーニョしてるな」などの声が上がっている。 ちなみに、試合はバルセロナ・レジェンズの2点リードからレアル・マドリー・レジェンズが後半に執念で2-2に。だが、バルセロナ・レジェンズがその後のPK戦を4-2で勝利した。 つい先日、来年7月に広島で行われるジーコ氏のチャリティマッチにも参加が決まるロナウジーニョ氏。日本でも魔法がかったプレーで楽しましてくれるに違いない。 <span class="paragraph-title">【動画】ロナウジーニョがらしさ全開! 44歳の今も超絶FKを決める</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">He's still got it <a href="https://twitter.com/10Ronaldinho?ref_src=twsrc%5Etfw">@10Ronaldinho</a> <a href="https://t.co/a7cLxFRdCG">pic.twitter.com/a7cLxFRdCG</a></p>— FC Barcelona (@FCBarcelona) <a href="https://twitter.com/FCBarcelona/status/1862285842883993777?ref_src=twsrc%5Etfw">November 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.29 12:55 Fri2
アヤックスの多才な逸材DFに強豪3クラブが関心か…現行契約は今季限り
アヤックスのオランダ代表DFデヴィン・レンシュ(21)にビッグクラブが関心を強めているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 今シーズン限りでアヤックスとの契約が終了する21歳DFに関してはクラブが契約延長のオファーを掲示しているものの、現時点では来夏フリーでステップアップを目指すことが既定路線となっている。 そして、現在同選手に対しては右サイドバックのバックアッパーを探すバルセロナ、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの去就が不透明なリバプール、サイドバックの選手層が手薄なトッテナムの3クラブが関心を示しているようだ。 レンシュはスリナムにもルーツを持つ右サイドバック。オランダ屈指の名門アヤックスのアカデミーで育ち、2020年11月にファーストチーム昇格。これまで公式戦150試合近くに出場している。また、アンダー世代での代表歴も多く、U-21オランダ代表ではキャプテンも務めていたエリート。 179㎝と上背はないものの、それを補って余りあるアスリート能力、アヤックス仕込みの優れたパスセンスを有する万能型DFは両足を遜色なく操り、センターバックや左サイドバックもこなす多才さが最大の特長だ。 2024.11.25 07:30 Mon3
バルサ伝説の“MSNトリオ”が再集結! イーフト内であの名シーンが再現…メッシ「素晴らしい友情はあの写真が物語っている」
株式会社コナミデジタルエンタテインメントは21日、FWルイス・スアレスが『eFootball™』のアンバサダーに就任すること発表した。 ウルグアイ代表のエースとしても活躍したスアレス。今回新たにアンバサダーに就任したことで、すでにアンバサダーであったリオネル・メッシ、ネイマールと、かつてバルセロナで“MSNトリオ”として躍動した3人が揃うこととなった。 また、今年はFCバルセロナが125周年を迎えることに。今回、『eFootball™』内で再開した“MSNトリオ”への特別インタビューが行われた。 “MSNトリオ”は、2014-15シーズンにスアレスがバルセロナに加入したことで結成。2017年夏にネイマールが移籍するまで、3シーズンの間、最強トリオが結成された。 アルゼンチン、ブラジル、そしてウルグアイと南米の強豪3カ国のエースというライバル関係でもある中で、当時トリオが揃った際の心境についてメッシは「実際のところ、すごく気楽な関係だったよ」とコメント。「元々僕たちは仲が良かったから、ピッチの中でもスムーズだった。本当に楽しかったよ」と、息の合うトリオだったと振り返った。 また、「全て自然で、強制されたものなんかじゃない」と語るメッシ。「僕たちは最初から通じ合っていて、同じことを望んでいたから、楽しい時を過ごせたんだ。ネイと僕たちは少し歳が離れているけど、気が合った。僕たち3人はいつも一緒に楽しんでいたし、それが自然だったんだ」と、無理することなくトリオとしてピッチ内外で関係を構築していったという。 ピッチ外でも仲の良い3人はオフではゲームも楽しんだとのこと。「当時は試合がたくさんあったから、ウイニングイレブンも一緒にプレーしていたよ。だけど、アウェイの試合では終わったらすぐに移動だったから、なかなか集まって遊ぶ時間は取れなかったんだ」とメッシは回想した。 バルセロナを栄光へと導き、数多くのゴールを記録してきた“MSNトリオ”は、結成1年目の2014-15シーズンには122ゴール(メッシ: 58ゴール、スアレス: 25ゴール、ネイマール: 39ゴール)を記録。これは3トップの史上最多記録となっている。 そしてこの3人の関係性を最も示している1つのシーンが話題に。2015年1月11日のラ・リーガ第18節のアトレティコ・マドリー戦で3-1と勝利を収めたなか、メッシのゴールが決まった際に3人が肩を組んで喜びを表現。この写真が世界中で大きな話題を呼んだ。 このシーンについてメッシは「もちろん、3人でセレブレーションしたあの試合は覚えているよ」とコメント。「チームとしても勝利が必要な重要な試合で、最後にゴールを決めることができた。でも、一番の思い出はあのゴールを3人で祝ったことだね」と、記憶に残っているとのこと。ネイマールも「あの試合は忘れられないものだよ」と語り、「3人がそれぞれゴールを決められたし、チーム全体の雰囲気もとても良かったんだ。全てが上手くハマって、素晴らしかった。僕たちにとって一生の思い出に残る試合だね」と、思い出深い試合だったと回想した。 世界中で話題を呼んだセレブレーションの写真についても「とても良い思い出の写真だよ。歴史的な写真とも言えるね」とメッシは振り返り、スアレスも「本当に美しい写真だよね。みんなが知らないことだけど、本当に自然に生まれた瞬間なんだ。3人が通じ合ったセレブレーションなんだよ」と、特に打ち合わせがあったわけではないとコメント。ネイマールも「あのセレブレーションは印象的だよね。実は僕も、あの写真を家に飾っているんだ」と、思い出のシーンとして家に飾っていると明かした。 メッシは「3人が揃ってゴールを祝おうとしたら、自然にあのセレブレーションになったんだ」と自然な流れだったと明かし、「3人の素晴らしい友情と、僕たちがどれだけ分かり合ってサッカーを楽しんでいたか、あの写真が物語っていると思う」と、関係性を示したシーンだとコメント。スアレスは「あのセレブレーションは友人やチームメイトに向けたものだよ。バルセロナに力を尽くしていたみんなで祝いたかったんだ」と語れば、ネイマールも「事前の打ち合わせなんて無くて、自然と3人で抱き合ったんだ」と偶然のものだとし、「3人で抱き合って祝っただけだよ。それがここまで有名なワンシーンになるなんて夢にも思わなかった。あのセレブレーションが『eFootball™』で再現されるなんて凄いね!あの感動の瞬間をいつでも見られるのは感慨深いよ」と、今回『eFootball™』内でも再現されることを喜んでいた。 <span class="paragraph-title">【動画】伝説の“MSNトリオ”、名シーンが『eFootball™』で再現!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="XZdJVL3E-MM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.21 17:15 Thu4