【プレミアリーグ第18節プレビュー】レッズvsガナーズの首位攻防戦! アストン・ビラに首位浮上のチャンスも

2023.12.21 19:00 Thu
三つ巴の首位争い続く
Getty Images
三つ巴の首位争い続く
先週末に行われた第17節ではリバプールがマンチェスター・ユナイテッドとのビッグマッチをドローで終えた結果、ブライトンを撃破したアーセナルがわずか1節で首位を奪還。また、アストン・ビラとトッテナム、ニューカッスル勝ち点3を積んだ一方、マンチェスター・シティが痛恨の取りこぼしとなった。
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年末年始の超過密日程に突入したなか、今節の最注目カードは2位のリバプールと首位のアーセナルが1ポイント差で対峙する首位攻防戦だ。
リバプールは前節、アンフィールドで行われたユナイテッド戦をゴールレスドローで終えた。飛車角抜きの赤い悪魔を相手にシュート30本以上を記録する圧倒ぶりを見せたが、最後のところで粘る相手の堅守をこじ開けることができず。痛恨のドローとなった。これで公式戦2戦未勝利となったクロップのチームだが、ミッドウィーク開催のEFLカップ準々決勝ではウェストハムに5-1の圧勝で公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。

主力と控えを織り交ぜたメンバー構成で臨んだなか、MFソボスライのスーパーゴールで先手を奪うと、MFカーティス・ジョーンズの2ゴールに、FWガクポ、FWサラーも続いてユナイテッド戦の鬱憤を晴らすゴールラッシュに。さらに、FWボーウェンにファインゴールを決められてクリーンシートは逃したものの、攻守両面で相手を圧倒した。先発したMF遠藤航やDFファン・ダイクらを早々に下げてプレータイムをコントロールするなど、今回の大一番に向けて最高の調整となった。

一方、アーセナルは前節、エミレーツでは相性が悪い難敵ブライトンと対戦し、2-0で完勝した。リバプール同様にホームで相手を攻守に圧倒していたなか、相手守備陣の好守に苦戦したが、FWガブリエウ・ジェズスの先制点、試合終盤のMFハヴァーツのダメ押しゴールによってゲーム内容をきっちり反映させる形での快勝となった。すでにEFLカップを敗退しており、日程面で大きなアドバンテージを持つが、リーグ戦でのアンフィールドの試合は2012年9月の勝利を最後に10戦未勝利(3分け7敗)の鬼門。対マンチェスター・シティ撃破に続く、難所攻略で悲願達成に向けた大きな勝ち点3を掴みたい。
その首位攻防戦がドローに終わった場合、首位浮上の可能性がある3位のアストン・ビラは、15連勝中のビラ・パークで最下位のシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。前節はブレントフォードとのアウェイゲームで先制を許す厳しい戦いとなったが、後半半ばの相手の退場で流れを引き寄せると、DFアレックス・モレノ、FWワトキンスの連続ゴールで逆転。その後、小競り合いが目立つ荒れ模様の展開でMFブバカル・カマラが暴力行為で退場となる誤算はあったものの、見事にリーグ3連勝を達成した。圧倒的なホームアドバンテージに加え、現状のブレイズのパフォーマンスを鑑みれば4連勝を達成できる可能性は高い。ただ、週明けに控えるマンチェスター・ユナイテッド戦に気を取られるようなことがあれば、思わぬ取りこぼしも想定されるだけに普段通りのアグレッシブな戦いを期待したい。

その3強との勝ち点差を縮めつつ、暫定4位浮上を目指す5位のトッテナムはリーグ4連勝と絶好調の16位エバートンとのホームゲームで3連勝を狙う。前節はノッティンガム・フォレスト相手に苦戦を強いられたが、MFクルゼフスキの1ゴール1アシストの活躍で2-0の勝利。守護神ヴィカーリオらの好守もあって8試合ぶりクリーンシートのおまけも付いた。

ただ、エバートン戦に向けてはフォレスト戦で一発退場のMFビスマに加え、累積警告でDFウドジェが不在となり、ポステコグルー監督としては再び厳しいやり繰りを強いられる。一方で、対戦相手のエバートンはミッドウィークのEFLカップでフルアムにPK戦の末にショックが残る形の敗戦を喫し、MFドゥクレら負傷者も出ている。そのため、きっちり勝ち切りたいところだ。

リバプール戦のドローで公式戦連敗をストップした7位のユナイテッドは、1ポイント差で8位のウェストハムとの強豪対決に臨む。リバプール戦では試合後にその守備的な戦い方を相手DFファン・ダイクに揶揄されたものの、負傷のDFマグワイアやサスペンションのMFブルーノ・フェルナンデスら不在で大敗も予期された一戦を無失点で凌ぐ悪くない試合だった。これをきっかけにしたいテン・ハグのチームだが、対戦相手は大敗した前々節のフルアム戦を除き順調に勝ち点を重ねる難敵モイーズのチーム。司令塔の復帰で攻撃面の改善は期待できるが、多士済々なタレントを擁する相手の攻撃に対して引き続き守備陣の奮闘が求められる。

公式戦2連勝で復調の構えを見せる10位のチェルシーは、28年ぶりのクリスマスイブ開催となる13位のウォルバーハンプトンとのアウェイゲームでブルーズサポーターへのクリスマスプレゼントとなる勝利を目指す。前節は格下ブレイズにMFパーマーの1ゴール1アシストの活躍で2-0の勝利。続くEFLカップ準々決勝では難敵ニューカッスル相手にFWムドリクの土壇場同点ゴールでPK戦に持ち込むと、GKペトロビッチの活躍もあって4強進出を果たした。同試合ではFWエンクンクが待望の新天地デビューを飾り、今節では短いプレータイムにはなるものの、プレミアデビューも期待される。対戦相手のウルブスは今季上位相手に好成績を収めている曲者だが、ここでしっかりと勝ち切れるか。

MF三笘薫を擁する8位のブライトンは、15位のクリスタル・パレスを相手にリーグ3試合ぶりの白星を狙う。前節のアーセナル戦は直前のマルセイユ戦での消耗の影響もあったが、0-2のスコア以上の実力差を付けられての完敗となった。そこから中3日での立て直しが求められるが、対戦相手のイーグルスは直近2試合でリバプール、マンチェスター・シティ相手に好パフォーマンスを見せている侮れない相手だ。アーセナル戦とは異なり、試合の大半でボールを握る展開が予想されるが、その流れで局面打開が期待される三笘やFWアディングラのプレーが重要となるはずだ。

その他ではチャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップの敗退によってプレミアリーグに注力できる6位のニューカッスルが18位のルートン・タウンと対峙する一戦。クーパー監督解任で前ウルブス、スパーズ指揮官のヌーノ新監督を招へいした17位のノッティンガム・フォレストが14位のボーンマスと対戦する、2試合にも注目したい。

なお、マンチェスター・シティvsブレントフォードはシティのFIFAクラブ・ワールドカップ参戦に伴い延期となっている。

◆プレミアリーグ第18節
▽12/21(木)
《29:00》
クリスタル・パレス vs ブライトン

▽12/22(金)
《29:00》
アストン・ビラ vs シェフィールド・ユナイテッド

▽12/23(土)
《21:30》
ウェストハム vs マンチェスター・ユナイテッド
《24:00》
フルアム vs バーンリー
ルートン・タウン vs ニューカッスル
ノッティンガム・フォレスト vs ボーンマス
トッテナム vs エバートン
《26:30》
リバプール vs アーセナル

▽12/24(日)
《22:00》
ウォルバーハンプトン vs チェルシー

▽未定
マンチェスター・シティ vs ブレントフォード

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【プレミアリーグ第36節プレビュー】アーセナル&シティの2強は中位とのホーム戦! 不調リバプールvsスパーズも

先週末に行われた第35節はノースロンドン・ダービーを制したアーセナル、ノッティンガム・フォレストに辛勝したマンチェスター・シティが勝ち点3を積み上げた一方、リバプールはウェストハムに痛恨のドロー。この結果、熾烈優勝争いからリバプールが最初に脱落する形となった。また、残留争いでは最下位のシェフィールド・ユナイテッドが3節を残して1年でのチャンピオンシップ降格が決定した。 5月最初に行われる第36節ではリバプールの脱落で一騎打ちの形となった首位のアーセナル(勝ち点80)、2位のマンチェスター・シティ(勝ち点79)の優勝争いがもちろん最大の注目ポイントだ。 土曜のランチタイムキックオフに臨むアーセナルは、10位のボーンマスをエミレーツ・スタジアムで迎え撃つ。前節、アウェイ開催のノースロンドン・ダービーを2つのセットプレーと、FWサカの見事な個人技によって3-2と勝ち切ったアーセナル。守護神ラヤの軽率なミスなどもあって後半に1点差まで追い上げられたものの、要所を締める守備、決めるべきところで決め切る、勝てるチームの試合運びで重要なダービーで連勝を飾った。 ただ、ランチタイムキックオフ特有の難しさに加え、重要な連戦を終えた直後の格下相手の試合はある意味で落とし穴になりやすく、優勝争いの重圧を含めて難しい試合になることは間違いない。さらに、相手のボーンマスは直近ウォルバーハンプトン、ブライトンに2試合連続で完封勝利を収めるなど好調を維持している。より先制点が重要となる試合において得意のセットプレーと共に、サカやFWハヴァーツ、FWトロサールらの勝負強い働きを期待したい。 2位のシティはそのアーセナルの結果を把握した状況で、11位のウォルバーハンプトンとのホームゲームに臨む。前節のフォレスト戦はいずれも前後半の半ばに奪ったDFグヴァルディオル、FWハーランドの2ゴールによって2-0の勝利を収めたが、試合内容に関しては今季の中でも最も苦しんだ部類に入る厳しいものだった。相手のメリハリの利いたプレスにボールロストを繰り返し再三のカウンターでチャンスを作られた。仮にFWウッドらの決定機逸がなければ、敗戦の可能性もあった。それでも、結果的に2-0の勝利を収めたことで、ポジティブに課題と向き合えるはずだ。 その反省を踏まえて臨む今回のホームゲームは前回対戦で開幕連勝をストップされた因縁の相手、ウルブスとのリベンジマッチとなる。FWペドロ・ネトというキーマン不在も、直近のルートン・タウン戦で7試合ぶりの白星を挙げた侮れない相手に対しては、復帰戦でゴールを挙げたハーランドに加え、体調不良からの回復が見込まれるMFフォーデン、DFルベン・ディアスの復帰を追い風に勝ち切りたい。 共にシーズン最終盤を前に夢破れた感のある3位のリバプール(勝ち点75)と、5位のトッテナム(勝ち点60)は、バウンスバックの白星を目指して激突する。 マージーサイド・ダービーでの屈辱の敗戦に加え、前節はウェストハム相手に一時逆転に成功しながらも、リードを守り切れずに2-2のドローに終わったリバプール。数字上の可能性は残されているものの、現状上位2チーム両方が複数試合で取りこぼす可能性は低く、逆転での優勝は絶望的と言わざるを得ない。それはファン・サポーターを含め関係者全員が重々承知だが、クロップ体制をできるだけ良い形で締めくくるため勝利を積み重ねたい。アンフィールドでリーグ3戦ぶりの白星を目指す一戦は、誤審問題によって今季初黒星を喫したスパーズという因縁の相手だけにそのリベンジを含めしっかりとした戦いを見せたい。とりわけ、ハマーズ戦で指揮官との口論がクローズアップされたエースFWサラーの奮起に期待したいところだ。 一方、トッテナムはそのリバプール以上に厳しい状況に陥る。ニューカッスル戦での0-4の惨敗、前述のダービーでの敗戦に加え、ミッドウィーク開催の第26節延期分ではチェルシーに0-2の敗戦を喫し、今季2度目のリーグ3連敗となった。多くの離脱者の影響が大きかった1度目の3連敗とは異なり、今回の3連敗ではメンバー、日程面を含めて言い訳ができず、より深刻だ。これによって、7ポイント差の4位アストン・ビラを抜く可能性は限りなく低くなっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は絶望的だ。逆に、EL出場権争いでも下位に迫られており、何とか不振を抜け出して最低限のノルマを達成したいところ。伝統的に相性が悪いアンフィールドでの一戦に加え、中2日という日程面でのディスアドバンテージも大きいが、序盤戦の逆境時に見せたような不屈のメンタリティを取り戻し、少なくとも難所から勝ち点を持ち帰りたい。 チェルシーのアシストによって悲願のCL出場に近づいたアストン・ビラだが、カンファレンスリーグ(ECL)ではオリンピアコス相手の準決勝1stレグでまさかの2-4のスコアで敗戦。ボールを持たされる苦手の展開の中で相手の主砲エル・カービにハットトリックを許すなど大量失点を喫した上、後半終盤のMFドウグラス・ルイスのPK失敗が痛恨。2点のビハインドを背負って週明けに敵地で行われる2ndレグに臨む形となった。そのECLに万全の状態で臨む上では大幅なターンオーバーを実施したいところ。前回対戦で6-1の圧勝を収めた上、直近2分け4敗と絶不調の12位ブライトンの状態を鑑みれば思い切ったメンバーで臨めるはずだが、エメリ監督の用兵に注目だ。 スパーズ相手に会心のシーズンダブルを決めて8位に浮上したチェルシーは、9位のウェストハムとのシックスポインターに臨む。トッテナム戦ではいずれもセットプレーからDFチャロバー、FWジャクソンが奪ったゴールを、多くの主力を欠く急造守備陣が粘りの守備で守り抜く2-0の快勝となった。ただ、継続性に大きな問題を抱えるチームだけに、前節リバプール相手にドローに持ち込んだハマーズとのダービーに向けては少なくない懸念もある。 6位のマンチェスター・ユナイテッドは、マンデーナイト開催のアウェイゲームで14位のクリスタル・パレスと対戦する。前節、降格圏の19位バーンリー相手に終盤のPKによる失点で勝ち点2を取りこぼした赤い悪魔。その失態の影響もあってか、今週に入っては監督人事に加え、スカッドの大幅刷新と外野が騒がしくなっており、何とかピッチ上の結果で沈静化を図りたい。ただ、対戦相手のパレスは直近のフルアム戦こそ引き分けたものの、その直前にリバプール、ウェストハム、ニューカッスルを連破するなどグラスナー監督の戦術浸透で最も調子が良いチームのひとつだ。その難敵に直近の数試合のようにわきの甘さを見せれば、食われる可能性は十二分にある。MFブルーノ・フェルナンデスを中心にしっかり気持ちを引き締めて臨みたい。 その他ではDF橋岡大樹を擁する18位のルートンと、残留争いを脱した15位のエバートンによるボトムハーフの直接対決、残留争いとEL出場権を左右する19位のバーンリーvs7位のニューカッスルのカードにも注目したい。 ◆プレミアリーグ第36節 ▽5/3(金) 《28:00》 ルートン・タウン vs エバートン ▽5/4(土) 《20:30》 アーセナル vs ボーンマス 《23:00》 ブレントフォード vs フルアム バーンリー vs ニューカッスル シェフィールド・ユナイテッド vs ノッティンガム・フォレスト 《25:30》 マンチェスター・シティ vs ウォルバーハンプトン ▽5/5(日) 《22:00》 ブライトン vs アストン・ビラ チェルシー vs ウェストハム 《24:30》 リバプール vs トッテナム ▽5/6(月) 《28:00》 クリスタル・パレス vs マンチェスター・ユナイテッド 2024.05.03 20:00 Fri

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ブルーノ含む聖域なき刷新報道に「ジョークだ」 ユナイテッド指揮官が否定! 「事実ではない」

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