PSGがミス絡みの土壇場被弾でリールとドロー…リーグ連勝が「8」でストップ【リーグ・アン】
2023.12.18 06:47 Mon
リーグ・アン第16節、リールvsパリ・サンジェルマン(PSG)が17日にスタッド・ピエール=モーロワで行われ、1-1のドローに終わった。
リーグ8連勝で首位を快走するPSGは、4位のリールとのアウェイ開催の上位対決に臨んだ。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦を1-1のドローに持ち込み、辛くも“死の組”を2位で突破したパリの巨人。その安堵感による油断も懸念された一戦では先発4人を変更。サスペンションのドンナルンマに代わって控えGKテナスが引き続き起用されたほか、ハキミ、シュクリニアル、コロ・ムアニに代わってダニーロ、ウガルテ、デンベレが起用された。
[3-2-4-1]に近い攻撃的な布陣で臨んだPSG。立ち上がりは左に流れるムバッペを起点に押し込む形を作り出すが、決定機には持ち込めず。対するリールも守備に難がある相手の左サイドを起点に攻撃を仕掛けると、15分にはシェグロヴァがボックス右に持ち込んで2度の際どい左足のシュートを放った。
続けてのピンチで冷や汗をかいたアウェイチームだが、以降は完全に試合の主導権を掌握。遅攻と速攻を織り交ぜながら相手ゴールに迫っていく。その流れで21分にはカウンターからボックス右に持ち込んだデンベレの対角シュート、36分にはボックス右でデンベレの横パスを受けたヴィティーニャのシュートでゴールに迫ったが、前半のうちにゴールをこじ開けるには至らなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半はホームのリールが押し込む入りとなり、アンヘル・ゴメスが2度の鋭い中央突破から見せ場を作るが、シュートを枠に飛ばせない。
何とか先にリードを手にしたPSGは直後にバルコラ、ウガルテを下げてハキミとコロ・ムアニ、以降は足を気にしていたダニーロやデンベレを下げてシュクリニアル、アセンシオとフレッシュな選手を次々にピッチへ送り込む。そして、なかなか追加点を奪えない状況で攻守のバランスを整える。
試合終盤に入ってデイビッドやウナス、カベラと攻撃的なカードを切ったリールが完全に押し込む展開になると、PSGは防戦一方の状況に。後半アディショナルタイムではボックス右に抜け出したデイビッドの決定機をGKテナスのビッグセーブで凌いだが、最後の最後にミスから失点を喫した。
94分、自陣右サイド深くでアセンシオが軽率に繋ごうとしたボールをボックス手前で引っかけられると、ウナスのシュートはGKテナスの好守で凌いだが、そのこぼれ球をデイビッドに押し込まれた。
そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、アセンシオのミスの代償が高くついたルイス・エンリケのチームのリーグ連勝が「8」でストップした。
リーグ8連勝で首位を快走するPSGは、4位のリールとのアウェイ開催の上位対決に臨んだ。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦を1-1のドローに持ち込み、辛くも“死の組”を2位で突破したパリの巨人。その安堵感による油断も懸念された一戦では先発4人を変更。サスペンションのドンナルンマに代わって控えGKテナスが引き続き起用されたほか、ハキミ、シュクリニアル、コロ・ムアニに代わってダニーロ、ウガルテ、デンベレが起用された。
[3-2-4-1]に近い攻撃的な布陣で臨んだPSG。立ち上がりは左に流れるムバッペを起点に押し込む形を作り出すが、決定機には持ち込めず。対するリールも守備に難がある相手の左サイドを起点に攻撃を仕掛けると、15分にはシェグロヴァがボックス右に持ち込んで2度の際どい左足のシュートを放った。
互いに選手交代なしで臨んだ後半はホームのリールが押し込む入りとなり、アンヘル・ゴメスが2度の鋭い中央突破から見せ場を作るが、シュートを枠に飛ばせない。
後半はなかなか攻撃の形を作れないPSGだったが、やや幸運な形で舞い込んだチャンスを先制点に結びつける。ボックス左のライン際でクロスを試みようとしたリュカ・エルナンデスが深追いしたDFディアキテに倒されてPKを獲得。これをキッカーのムバッペが冷静に左隅へ蹴り込んだ。
何とか先にリードを手にしたPSGは直後にバルコラ、ウガルテを下げてハキミとコロ・ムアニ、以降は足を気にしていたダニーロやデンベレを下げてシュクリニアル、アセンシオとフレッシュな選手を次々にピッチへ送り込む。そして、なかなか追加点を奪えない状況で攻守のバランスを整える。
試合終盤に入ってデイビッドやウナス、カベラと攻撃的なカードを切ったリールが完全に押し込む展開になると、PSGは防戦一方の状況に。後半アディショナルタイムではボックス右に抜け出したデイビッドの決定機をGKテナスのビッグセーブで凌いだが、最後の最後にミスから失点を喫した。
94分、自陣右サイド深くでアセンシオが軽率に繋ごうとしたボールをボックス手前で引っかけられると、ウナスのシュートはGKテナスの好守で凌いだが、そのこぼれ球をデイビッドに押し込まれた。
そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、アセンシオのミスの代償が高くついたルイス・エンリケのチームのリーグ連勝が「8」でストップした。
パリ・サンジェルマンの関連記事
リーグ・アンの関連記事
|
パリ・サンジェルマンの人気記事ランキング
1
レジェンドが一触即発!?アンリにポテチを全部食べられてしまったベッカムが話題「目が笑ってない」「絶対怒ってる」
元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏と元フランス代表FWティエリ・アンリ氏のやり取りが話題だ。 7日チャンピオンズリーグ(CL)のグループF第4節が行われ、ミランとパリ・サンジェルマン(PSG)がサン・シーロで対戦。ホームのミランが2-1で勝利し、死の組と呼ばれるグループFは大混戦となっている。 サン・シーロでのこの一戦には、現役時代に両方のクラブでプレーし、現在はインテル・マイアミの共同オーナーを務めるベッカム氏が来場。U-21フランス代表の監督を務めるアンリ氏とともに試合を解説していた。 その中、試合前にあった2人のちょっとしたやり取りが話題に。ポテトチップスを食べていたアンリ氏。隣にいたベッカム氏は自分も食べようと思ったのかポテチの袋を受け取ったが、すでに中身は残ってなかった。 ポテチを食べられなかったベッカム氏は袋を逆さにして残っていないことを確認すると、アンリ氏を軽くにらむが、アンリ氏は最後まですっとぼけたような表情を見せていた。 サッカー界のレジェンド同士のポテトチップスを巡る争いには、ファンからも「子どもか」、「微笑ましい」、「ポテチ食べたくなった」、「目が笑ってない」、「絶対怒ってる」と多くの反響が集まっている。 ただ、イギリス『デイリー・スター』や『talkSPORT』によると、2人の争いはガチではなく、2人が食べていたポテトチップス「Lay's (レイズ)」の広告の撮影である可能性が高いようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ポテチを食べられてしまったベッカム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">CARREGOU AÍ? Thierry Henry e David Beckham no pré-jogo de Milan x PSG no San Siro. Imagina essa dupla jogando junto! <a href="https://twitter.com/hashtag/CasaDaChampions?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#CasaDaChampions</a> <a href="https://t.co/89RfODnrrA">pic.twitter.com/89RfODnrrA</a></p>— TNT Sports BR (@TNTSportsBR) <a href="https://twitter.com/TNTSportsBR/status/1721947274077511857?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.08 12:55 Wed2
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu3
スパイク裏を顔面に受けたドンナルンマがひどい裂傷、数日間の離脱と追加検査に
パリ・サンジェルマンは18日、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが右頬の裂傷により数日間の離脱と追加検査を行うことを発表した。 ドンナルンマは同日、リーグ・アン第16節モナコ戦に先発。17分にDFウィルフリード・シンゴのシュートをブロックすべく飛び出すと、シンゴのスパイク裏が右頬に直撃。ひどい裂傷を負っていた。 その場で医療ホッチキスにより縫合を受けたドンナルンマはこのまま交代となっていた。 PSGは22日、年内最終戦でクープドゥフランス・ラウンド64のRCランス戦を控えるが、ドンナルンマは欠場することになりそうだ。 <span class="paragraph-title">【写真】ドンナルンマが顔面を踏みつけられた瞬間</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://t.co/Rlgh0qtGkY">pic.twitter.com/Rlgh0qtGkY</a></p>— 433 (@433) <a href="https://twitter.com/433/status/1869494812258554003?ref_src=twsrc%5Etfw">December 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.19 10:00 Thu4
PSGが27年前は東京ドームで試合~野球場でサッカーが開催された/六川亨の日本サッカー見聞録
日本が6-0という大会最多ゴールで香港を下したEAFF E-1選手権。試合会場となったカシマスタジアムで観戦したファン・サポーターは4980人だった。平日のナイター(19時20分キックオフ)で、鹿嶋での開催となると宿泊施設も限られる。さらに当の日本代表には鹿島の選手が1人もいない。よく5000人近くも集まったと言っていいだろう。 横浜F・マリノスの選手が多く招集されているのだから、いっそ準ホームであるニッパツ三ツ沢球技場(約1万5000人収容)か、交通の便がいい都内の味の素フィールド西が丘(約7000人収容)で開催したほうが、まだ集客は見込めたかもしれない。 その一方で翌20日の川崎F対パリ・サンジェルマン(SG)戦が開催された国立競技場には6万4992人ものファン・サポーターが詰めかけ、6月の日本対ブラジル戦を上回る最多観客記録を更新した。 メッシはアルゼンチン代表やバルセロナ(クラブW杯)で来日しているし、ネイマールも11年のクラブW杯ではサントス(バルセロナに0-4で敗退)で、15年にはバルセロナの一員として来日しており、先月もブラジル代表の一員として来日している。 その一方でキリアン・ムバッペはイベント出演での来日はあるものの、日本でプレーするのは初めて。そして、この3人が前線に顔を揃えるだけでなく、彼ら以外にも各国の代表選手がいるだけに、多くの観客が“真夏の夜の夢"をエンジョイしようと国立に足を運んだに違いない。 そんなPSGの来日は27年ぶりだという。1995年6月に来日し、名古屋と西京極総合運動公園で、鹿島と東京ドームで対戦している。たしか「ペプシカップ1995」という名称の大会で、西京極の試合には取材に行かなかったが、東京ドームでの試合は人工芝の上に天然芝を敷いたものの、天然芝の土の部分についている肥料の匂いがとても臭く、それがドーム内に充満したことを覚えている。 来日メンバーもダビド・ジノラ、ジョージ・ウェア、ライー、パトリック・エムボマら主力選手はほとんど来日しなかった。にもかかわらず、鹿島に3-2で逆転勝ちしたはずだ。 サッカーの試合が東京ドームで行われるのは、当時としてもかなり珍しかった。当時の首都圏にはサッカー専用スタジアムというと西が丘サッカー場(現味の素フィールド西が丘)、大宮サッカー場(現NACK5スタジアム)、三ツ沢球技場(現ニッパツ三ツ沢球技場)の3つしかなかった。しかし、どのスタジアムもキャパシティが限られる。 駒沢公園オリンピック競技場は2万人を収容できるが、ナイター設備がなく、道路を挟んで病院もあるため大がかりなイベントとなると騒音の問題もあった。このため国立競技場(旧)以外となると首都圏には大人数を収容できるスタジアムは皆無に近い。このため当時は東京ドームでの開催となった。 ただ、野球場でサッカーの試合が開催されたのは95年が初めてではない。まだ大学生だった1979年8月、東京12チャンネル(現テレビ東京)開局記念10周年だったと思うが、前年のアルゼンチンW杯で優勝したアルゼンチンと、準優勝のオランダを招待して「ワールドサッカー79」という大会が、東京ドームの前身である後楽園球場で開催された。 しかしながら、いまでもアルゼンチン代表とオランダ代表を同時に招待することは、かなりハードルが高いだろう。 実際に来日したのはオランダのFCアムステルダムとアルゼンチンのCAウラカン(1940年代にはアルフレッド・ディ・ステファノが所属)。そして、なんとか78年のW杯得点王であるマリオ・ケンペスを呼ぶためスペインのバレンシアを招待し、これに日本代表と日本ユニバーシアード代表、釜本邦茂氏やラモス瑠偉氏、ジョージ与那城氏ら日本リーグ選抜の6チームによる大会が広島、大阪、東京で開催された。 東京では後楽園球場で2試合が開催されたが、大阪も試合会場は大阪球場で、かつてはプロ野球の南海ホークス、近鉄パールズ、大洋松竹ロビンスが本拠地として使用していたらしい。現在は大規模複合商業施設の「なんばパークス」として賑わっていることからもわかるように、日本において歴史のある野球場は都心のど真ん中に造られているのは羨ましい限りだ。 その後も1989年8月にはマンチェスター・ユナイテッドが来日し(主力はクラブのレジェンドで、代表ではキャプテンを務めたブライアン・ロブソン)、神宮球場で日本代表(横山ジャパン)と対戦し、1-0の勝利を収めている。 こうして振り返ると、Jリーグ誕生以前は野球場がサッカーの試合に意外と利用されていることがわかるだろう。それだけ多くの観衆を収容できるスタジアムがなかったことの裏返しでもある(さすがに甲子園球場は使用できていない)。 試合を観戦した印象としては、どの野球場も傾斜が少なく開放感があるので、サッカーの試合を見ていてもノンビリしてしまった記憶がある。攻守がはっきり分かれていて、インターバルのある野球を観戦するのには、開放感のあるボール・パークが適しているのかもしれない。 2022.07.22 22:30 Fri5