大幅ターンオーバーの首位アーセナルはドローでGS終了…セビージャ撃破のRCランスが3位でELへ【CL】
2023.12.13 05:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループB最終節、PSVvsアーセナルが12日にPSVスタディオンで行われ、1-1のドローに終わった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。
絶好機を逸したPSVだが、以降も鋭いカウンターで幾度も際どいシーンを作り出す。19分にはバカヨコの右クロスからフェルテッセンの右ポスト直撃のヘディングシュート、直後にもバカヨコがカットインからのミドルシュートでゴールに迫る。
一方、慣れないメンバー構成によってうまくボールを前進できないアーセナル。それでも、立ち位置の変化や相手のプレスに順応し始めると、前半半ば過ぎから押し返していく。29分には見事な中央突破を仕掛けたエルネニーがペナルティアーク付近で右足を振るが、このグラウンダーシュートはわずかに枠の左に外れた。
決定機の数は勝ったものの、決定力で上回られたPSVだったが、後半開始早々にスコアをタイに戻す。50分、自陣からのビルドアップでうまく局面を変えると、ペピが味方のスルーパスに反応して中央へ抜け出すと、ボックス左でうまく浮いたフェルテッセンにラストパス。フェルテッセンの狙いすました右足のコントロールシュートが左右のポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。
1-1の振り出しに戻った試合はややホームチーム優勢で進むなか、アルテタ監督は60分過ぎに3枚替えを敢行。足を痛めたエルネニーに代えてウーデゴール、セドリックとサリバを下げてホワイト、ライスを投入し、ライスがセンターバックに入る実験的な布陣に。
後半半ばから終盤にかけてはエンケティアやサイバリに決定機はあったものの、消化試合という影響もあって互いにリスクを冒さない睨み合いの状況が続く。80分過ぎにはアーセナルがFKからゴールネットを揺らしたが、ガブリエウのオフサイドでゴールは認められず。
その後、1-1のまま最終盤の攻防を迎えると、試合終了間際の97分にはアーセナルに勝ち越しのチャンス。ジェズスのヘディングパスでボックス右に抜け出したトロサールがカットインから左足のシュートを放つが、これはGKベニテスの気迫の顔面セーブに遭う。さらに、こぼれ球をキヴィオルが狙ったが、これは惜しくも枠を外れた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、グループA上位対決は1-1のドローに終わった。
また、同日行われたグループB最終節のもう1試合、RCランスvsセビージャは、ホームのランスが2-1で勝利した。
勝ち点5で3位のRCランスと勝ち点2で最下位に沈むセビージャによる、ヨーロッパリーグ(EL)出場を懸けた直接対決。
引き分けで問題ないホームのランスが後ろ重心の守備的な戦い方で臨んだなか、[5-3-2]の新たな布陣で臨んだセビージャが押し込む展開が続く。再三のセットプレーで攻め手を見いだそうとするアウェイチームは29分、ボックス手前のラキティッチが強烈なミドルシュートを枠に飛ばしたが、この決定的なシュートはGKサンバのビッグセーブに阻まれ、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
後半は立ち上がりに右サイドを崩したセビージャがボックス内でオリベル・トーレスに決定機が訪れるが、右足ダイレクトシュートはクロスバーを叩く。一方、このピンチを凌いだランスはカウンターからボックス内に抜け出したメディーナがスマレに倒されてPKを獲得。これをキッカーのフランコフスキが冷静に決め切り、63分の先制点とした。
これで厳しくなったセビージャはラファ・ミルを投入し、よりシンプルな攻めで反撃を試みると、75分にはボックス内でエン=ネシリがDFメディーナに倒されてPKを獲得。ここでキッカーを務めたセルヒオ・ラモスは蹴り直しとなった2度目のPKを見事なパネンカで決め切り、DF登録選手としてCL単独最多となる通算17ゴール目を記録。
これで逆転突破にあと1点となったセビージャは終盤にかけてパワープレー気味の攻撃で何度もゴールに迫ったが、決め切れない。すると、後半アディショナルタイムの96分にはランスが見事なロングカウンターからフルジーニのゴールでトドメを刺した。
この結果、最終節での勝利でランスが3位フィニッシュを成し遂げ、セビージャは最下位での敗退となった。
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前節、RCランスに大勝でのリベンジを果たして1節を残して首位通過を決めたアーセナル。この最終節では同じく2位を確定させたPSVとの消化試合に臨んだ。直近のリーグ戦でアストン・ビラに屈してリーグ首位から転落したアルテタのチームは、今週末に難敵ブライトン戦を控えるなかでサリバとガブリエウの両センターバック、ハヴァーツを除く先発8人を変更。控えGKラムズデールやセドリック、エルネニーといった出場機会の少ない選手を起用。3トップはネルソン、エンケティア、トロサールという構成となった。立ち上がりからホームのPSVがよりアグレッシブに入ると、開始6分に最初の決定機を創出。ロングカウンターから右サイドに抜け出したバカヨコの折り返しをゴール前に飛び込んだファン・アーンホルトがワンタッチシュート。これでゴール前の混戦を作ると、最後はペピがゴール至近距離から右足を振ったが、ここはDFガブリエウの圧巻のゴールカバーに阻まれた。一方、慣れないメンバー構成によってうまくボールを前進できないアーセナル。それでも、立ち位置の変化や相手のプレスに順応し始めると、前半半ば過ぎから押し返していく。29分には見事な中央突破を仕掛けたエルネニーがペナルティアーク付近で右足を振るが、このグラウンダーシュートはわずかに枠の左に外れた。
その後、試合は中盤での潰し合いが目立つ膠着状態に陥る。互いになかなか決定機まで持ち込めずにいたが、アーセナルがワンチャンスを活かして先制に成功する。42分、右サイドのセドリックとのパス交換で右のハーフスペースを持ち上がったネルソンがボックス中央のエンケティアの足元へパスを通すと、エンケティアがDFの股間を抜く見事な左足のシュートをゴール右隅へ突き刺した。
決定機の数は勝ったものの、決定力で上回られたPSVだったが、後半開始早々にスコアをタイに戻す。50分、自陣からのビルドアップでうまく局面を変えると、ペピが味方のスルーパスに反応して中央へ抜け出すと、ボックス左でうまく浮いたフェルテッセンにラストパス。フェルテッセンの狙いすました右足のコントロールシュートが左右のポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。
1-1の振り出しに戻った試合はややホームチーム優勢で進むなか、アルテタ監督は60分過ぎに3枚替えを敢行。足を痛めたエルネニーに代えてウーデゴール、セドリックとサリバを下げてホワイト、ライスを投入し、ライスがセンターバックに入る実験的な布陣に。
後半半ばから終盤にかけてはエンケティアやサイバリに決定機はあったものの、消化試合という影響もあって互いにリスクを冒さない睨み合いの状況が続く。80分過ぎにはアーセナルがFKからゴールネットを揺らしたが、ガブリエウのオフサイドでゴールは認められず。
その後、1-1のまま最終盤の攻防を迎えると、試合終了間際の97分にはアーセナルに勝ち越しのチャンス。ジェズスのヘディングパスでボックス右に抜け出したトロサールがカットインから左足のシュートを放つが、これはGKベニテスの気迫の顔面セーブに遭う。さらに、こぼれ球をキヴィオルが狙ったが、これは惜しくも枠を外れた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、グループA上位対決は1-1のドローに終わった。
また、同日行われたグループB最終節のもう1試合、RCランスvsセビージャは、ホームのランスが2-1で勝利した。
勝ち点5で3位のRCランスと勝ち点2で最下位に沈むセビージャによる、ヨーロッパリーグ(EL)出場を懸けた直接対決。
引き分けで問題ないホームのランスが後ろ重心の守備的な戦い方で臨んだなか、[5-3-2]の新たな布陣で臨んだセビージャが押し込む展開が続く。再三のセットプレーで攻め手を見いだそうとするアウェイチームは29分、ボックス手前のラキティッチが強烈なミドルシュートを枠に飛ばしたが、この決定的なシュートはGKサンバのビッグセーブに阻まれ、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
後半は立ち上がりに右サイドを崩したセビージャがボックス内でオリベル・トーレスに決定機が訪れるが、右足ダイレクトシュートはクロスバーを叩く。一方、このピンチを凌いだランスはカウンターからボックス内に抜け出したメディーナがスマレに倒されてPKを獲得。これをキッカーのフランコフスキが冷静に決め切り、63分の先制点とした。
これで厳しくなったセビージャはラファ・ミルを投入し、よりシンプルな攻めで反撃を試みると、75分にはボックス内でエン=ネシリがDFメディーナに倒されてPKを獲得。ここでキッカーを務めたセルヒオ・ラモスは蹴り直しとなった2度目のPKを見事なパネンカで決め切り、DF登録選手としてCL単独最多となる通算17ゴール目を記録。
これで逆転突破にあと1点となったセビージャは終盤にかけてパワープレー気味の攻撃で何度もゴールに迫ったが、決め切れない。すると、後半アディショナルタイムの96分にはランスが見事なロングカウンターからフルジーニのゴールでトドメを刺した。
この結果、最終節での勝利でランスが3位フィニッシュを成し遂げ、セビージャは最下位での敗退となった。
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