不屈スパーズに土壇場被弾シティは3戦連続ドロー…上位対決は壮絶撃ち合いに【プレミアリーグ】
2023.12.04 03:44 Mon
プレミアリーグ第14節、マンチェスター・シティvsトッテナムが3日にエティハド・スタジアムで行われ、3-3のドローに終わった。
チェルシー、リバプールとの連戦をいずれもドローで終えて2戦未勝利のシティ(勝ち点29)は、アーセナルに抜かれて2位に転落。リバプール戦ではハーランドの先制点を含めて試合を通して主導権を握ったものの、1-1のドローで逃げ切り失敗。要塞エティハドでの公式戦連勝記録が「23」でストップ。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではRBライプツィヒに2点差を引っくり返す劇的3-2の逆転勝利。グループステージ5連勝で首位通過を確定させ、直近2試合の微妙な流れを払拭した。リーグ3戦ぶりの白星を狙った一戦では先発2人を変更。リコ・ルイスとグリーリッシュに代えてドクとアルバレスの主力を復帰させた。
対する5位のトッテナム(勝ち点26)は前節、ホームでアストン・ビラと対戦。ロ・チェルソの初ゴールによって先制点を奪ったものの、急造守備陣が耐え切れずに1-2の敗戦。3試合連続逆転負けでの3連敗となった。満身創痍の状況で乗り込んだビッグマッチでは長期離脱が決定したベンタンクールに代えてサスペンション明けのビスマを起用した以外、同じメンバーを継続した。
互いにハイライン・ハイプレスのアグレッシブなスタイルを志向するチーム同士の一戦は、立ち上がりから非常にオープンな展開となる。
地力で勝るホームチームが押し込む形となったが、先にゴールをこじ開けたのはアウェイチームだった。開始6分、シティの左CKをGKヴィカーリオがパンチングではじき出すと、ペナルティアーク付近のブライアン・ヒルが鮮やかなターンでプレスを回避し、左で浮いたクルゼフスキに繋ぐ。クルゼフスキは右サイドで背後を狙うソン・フンミンに斜めのミドルパスを通すと、ドクを完全に振り切った韓国代表がそのままボックス右に持ち込んで右足のシュートをゴールネットに突き刺した。
奇しくもいずれもソン・フンミンが絡む形となった2つのゴールによって1-1のイーブンに戻った試合は、ここから追いついたシティペースで進んでいく。安定した繋ぎに加え、ベルナルド・シウバを起点とした強度の高い守備が機能すると、13分には相手ボックス左でエメルソンを嵌めたベルナルド・シウバのボール奪取からの完璧な折り返しを中央でフリーのハーランドが左足ダイレクトで合わすが、ここは珍しくイージーフィニッシュを枠の右へ外してしまった。
一方、最後の局面での粘りで易々と逆転までは持ち込ませないトッテナムは、攻撃でも先制点と同じような高速カウンターでシティを脅かす。20分過ぎには右サイドをスピードでぶっちぎったブレナン・ジョンソン、高い位置でパスカットしたヒルの際どいクロスがソン・フンミンに供給されるが、いずれも相手DFの好守に阻まれた。
前半半ばを過ぎて再びシティが全体のギアを上げていくと、29分にはアルバレスのスルーパスに抜け出したドクがボックス内でDF2枚相手にカットインを仕掛けて枠の右を上を叩く鋭いシュートでゴールへ迫る。
このチャンスは逃したが、直後の31分には相手を押し込んだ形からボックス左でタメを作ったドクに対してアルバレスが絶妙な中央から左への短いランニングでボールを引き出し、空けた中央に入ったフォーデンに完璧なラストパス。フォーデンは冷静にニア下へ左足のシュートを流し込んだ。
前半のうちに試合を引っくり返したシティは、より安定したボールの循環を意識しつつ要所で相手のプレスを回避。左サイドで積極的に勝負を仕掛けるドクを起点に以降もチャンスを救っていく。その流れでアルバレスやハーランドに3点目のチャンスが訪れたが、ポストに嫌われるなど決め切ることはできない。
対するトッテナムは粘り強く守りながら散発的に相手のハイプレスを回避。狙いとする高速カウンターで相手を引っくり返すところまでは持っていったが、ヒルを筆頭に最後の判断、精度に課題を残し、攻撃をなかなかフィニッシュで完結できなかった。
迎えた後半、先に動いたのはビハインドを追うトッテナム。ヒルを下げてホイビュアをビスマ相棒に据えて2列目は右からクルゼフスキ、ロ・チェルソ、ジョンソンという並びに変えた。
開始直後にベルナルド・シウバの見事な左足のミドルシュートでいきなりGKヴィカーリオにファインセーブを強いるなど、後半も良い入りを見せたシティ。だが、筋肉系などの違和感か、ドクが52分にベンチへ下がりグリーリッシュが投入される。
後半序盤以降はシティのプレスに順応したトッテナムがボール保持率を高めていく。前半のように自陣で食われるシーンは減った一方、攻撃をスピードアップできず。なかなか効果的な前進からのフィニッシュという形は作れない。
オープンな展開が続いた前半とは打って変わって後半は睨み合いの展開が続くなか、先にゴールをこじ開けたのはトッテナム。
69分、シティの自陣からの繋ぎでアルバレスから最前線のハーランドへのフリックパスをベン・デイビスがダイビングヘッドでクリア。これがバイタルエリア中央のソン・フンミンに繋がる。ここでボールを引き取ったロ・チェルソはボックス右へ走り込んだソン・フンミンをオトリに左への持ち出しからペナルティアーク付近で左足を一閃。鋭いグラウンダーシュートが左ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。
ロ・チェルソの2試合連続ゴールによって試合が振り出しに戻ったなか、追いつかれたシティはフォーデンを下げてルイスを投入。これでベルナルド・シウバが右にポジションを移す。対して敵地での引き分けも視野に入れるトッテナムは殊勲のロ・チェルソを下げてスキップをピッチに送り込む。
より勝ち点3が必要なホームチームがここから攻勢を強めていくと、相手のミスを突いてまんまとゴールをこじ開ける。81分、自陣で強引にボールを運ぼうとしたビスマを囲んでロドリがボール奪取。すかさずボックス右に走り込むハーランドに短いスルーパスが通ると、ハーランドは冷静に中央で浮いたグリーリッシュへのパスを選択すると、これをイングランド代表が難なく流し込んだ。
良い時間帯に勝ち越しに成功したシティは、直近2試合の反省を活かしてここから逃げ切りの交代策。1枚カードをもらっていたグヴァルディオルを下げてアケ、アルバレスに代えてコバチッチを同時投入した。
だが、このテコ入れにも関わらず、直近2試合同様の厳しい展開が待っていた。90分、手術明けのリシャルリソンを投入して攻撃に出たトッテナムは左サイドのスペースに抜け出したジョンソンが左足で正確な浮き球のクロスを供給。これを大外から勢いを持って入ってきたクルゼフスキがDFアケに競り勝ってヘディングシュート。クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
3試合連続終盤の失点によって再びゴールが必要となったシティは、前がかって攻勢を仕掛ける。だが、カウンターチャンスでの不運な判定などもあってうまくトッテナムに時計を進められると、最終盤のセットプレーも劇的ゴールには繋がらず。
この結果、打ち合いとなった白熱の上位対決は3-3のドロー。満身創痍のスパーズが難所から勝ち点1を持ち帰るポジティブな結果となった一方、シティは痛恨のリーグ3試合連続ドローとなった。
チェルシー、リバプールとの連戦をいずれもドローで終えて2戦未勝利のシティ(勝ち点29)は、アーセナルに抜かれて2位に転落。リバプール戦ではハーランドの先制点を含めて試合を通して主導権を握ったものの、1-1のドローで逃げ切り失敗。要塞エティハドでの公式戦連勝記録が「23」でストップ。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではRBライプツィヒに2点差を引っくり返す劇的3-2の逆転勝利。グループステージ5連勝で首位通過を確定させ、直近2試合の微妙な流れを払拭した。リーグ3戦ぶりの白星を狙った一戦では先発2人を変更。リコ・ルイスとグリーリッシュに代えてドクとアルバレスの主力を復帰させた。
対する5位のトッテナム(勝ち点26)は前節、ホームでアストン・ビラと対戦。ロ・チェルソの初ゴールによって先制点を奪ったものの、急造守備陣が耐え切れずに1-2の敗戦。3試合連続逆転負けでの3連敗となった。満身創痍の状況で乗り込んだビッグマッチでは長期離脱が決定したベンタンクールに代えてサスペンション明けのビスマを起用した以外、同じメンバーを継続した。
地力で勝るホームチームが押し込む形となったが、先にゴールをこじ開けたのはアウェイチームだった。開始6分、シティの左CKをGKヴィカーリオがパンチングではじき出すと、ペナルティアーク付近のブライアン・ヒルが鮮やかなターンでプレスを回避し、左で浮いたクルゼフスキに繋ぐ。クルゼフスキは右サイドで背後を狙うソン・フンミンに斜めのミドルパスを通すと、ドクを完全に振り切った韓国代表がそのままボックス右に持ち込んで右足のシュートをゴールネットに突き刺した。
スパーズの圧巻の高速カウンター屈したシティだったが、すぐさまスコアをタイに戻す。9分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのアルバレスが正確なクロスボールをゴール前のスペースに落とすと、手前でハーランドがわずかに頭で触ったボールが流れたところでソン・フンミンの太ももに当たったボールがゴールネットに吸い込まれた。
奇しくもいずれもソン・フンミンが絡む形となった2つのゴールによって1-1のイーブンに戻った試合は、ここから追いついたシティペースで進んでいく。安定した繋ぎに加え、ベルナルド・シウバを起点とした強度の高い守備が機能すると、13分には相手ボックス左でエメルソンを嵌めたベルナルド・シウバのボール奪取からの完璧な折り返しを中央でフリーのハーランドが左足ダイレクトで合わすが、ここは珍しくイージーフィニッシュを枠の右へ外してしまった。
一方、最後の局面での粘りで易々と逆転までは持ち込ませないトッテナムは、攻撃でも先制点と同じような高速カウンターでシティを脅かす。20分過ぎには右サイドをスピードでぶっちぎったブレナン・ジョンソン、高い位置でパスカットしたヒルの際どいクロスがソン・フンミンに供給されるが、いずれも相手DFの好守に阻まれた。
前半半ばを過ぎて再びシティが全体のギアを上げていくと、29分にはアルバレスのスルーパスに抜け出したドクがボックス内でDF2枚相手にカットインを仕掛けて枠の右を上を叩く鋭いシュートでゴールへ迫る。
このチャンスは逃したが、直後の31分には相手を押し込んだ形からボックス左でタメを作ったドクに対してアルバレスが絶妙な中央から左への短いランニングでボールを引き出し、空けた中央に入ったフォーデンに完璧なラストパス。フォーデンは冷静にニア下へ左足のシュートを流し込んだ。
前半のうちに試合を引っくり返したシティは、より安定したボールの循環を意識しつつ要所で相手のプレスを回避。左サイドで積極的に勝負を仕掛けるドクを起点に以降もチャンスを救っていく。その流れでアルバレスやハーランドに3点目のチャンスが訪れたが、ポストに嫌われるなど決め切ることはできない。
対するトッテナムは粘り強く守りながら散発的に相手のハイプレスを回避。狙いとする高速カウンターで相手を引っくり返すところまでは持っていったが、ヒルを筆頭に最後の判断、精度に課題を残し、攻撃をなかなかフィニッシュで完結できなかった。
迎えた後半、先に動いたのはビハインドを追うトッテナム。ヒルを下げてホイビュアをビスマ相棒に据えて2列目は右からクルゼフスキ、ロ・チェルソ、ジョンソンという並びに変えた。
開始直後にベルナルド・シウバの見事な左足のミドルシュートでいきなりGKヴィカーリオにファインセーブを強いるなど、後半も良い入りを見せたシティ。だが、筋肉系などの違和感か、ドクが52分にベンチへ下がりグリーリッシュが投入される。
後半序盤以降はシティのプレスに順応したトッテナムがボール保持率を高めていく。前半のように自陣で食われるシーンは減った一方、攻撃をスピードアップできず。なかなか効果的な前進からのフィニッシュという形は作れない。
オープンな展開が続いた前半とは打って変わって後半は睨み合いの展開が続くなか、先にゴールをこじ開けたのはトッテナム。
69分、シティの自陣からの繋ぎでアルバレスから最前線のハーランドへのフリックパスをベン・デイビスがダイビングヘッドでクリア。これがバイタルエリア中央のソン・フンミンに繋がる。ここでボールを引き取ったロ・チェルソはボックス右へ走り込んだソン・フンミンをオトリに左への持ち出しからペナルティアーク付近で左足を一閃。鋭いグラウンダーシュートが左ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。
ロ・チェルソの2試合連続ゴールによって試合が振り出しに戻ったなか、追いつかれたシティはフォーデンを下げてルイスを投入。これでベルナルド・シウバが右にポジションを移す。対して敵地での引き分けも視野に入れるトッテナムは殊勲のロ・チェルソを下げてスキップをピッチに送り込む。
より勝ち点3が必要なホームチームがここから攻勢を強めていくと、相手のミスを突いてまんまとゴールをこじ開ける。81分、自陣で強引にボールを運ぼうとしたビスマを囲んでロドリがボール奪取。すかさずボックス右に走り込むハーランドに短いスルーパスが通ると、ハーランドは冷静に中央で浮いたグリーリッシュへのパスを選択すると、これをイングランド代表が難なく流し込んだ。
良い時間帯に勝ち越しに成功したシティは、直近2試合の反省を活かしてここから逃げ切りの交代策。1枚カードをもらっていたグヴァルディオルを下げてアケ、アルバレスに代えてコバチッチを同時投入した。
だが、このテコ入れにも関わらず、直近2試合同様の厳しい展開が待っていた。90分、手術明けのリシャルリソンを投入して攻撃に出たトッテナムは左サイドのスペースに抜け出したジョンソンが左足で正確な浮き球のクロスを供給。これを大外から勢いを持って入ってきたクルゼフスキがDFアケに競り勝ってヘディングシュート。クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットに吸い込まれた。
3試合連続終盤の失点によって再びゴールが必要となったシティは、前がかって攻勢を仕掛ける。だが、カウンターチャンスでの不運な判定などもあってうまくトッテナムに時計を進められると、最終盤のセットプレーも劇的ゴールには繋がらず。
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今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
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マンチェスター・シティのなでしこジャパンMF長谷川唯のスポーティーな姿が話題を呼んでいる。 なでしこジャパンとしても活躍する長谷川。先日まで行われたSheBelievesCupにも招集を受け、ボランチとして3試合に出場。今夏の女子ワールドカップ出場も確実視されている。 今シーズンから長谷川はシティへと移籍。ミランへ移籍して海外でのプレーをスタートすると、アストン・ビラ、ウェストハムとステップアップし、シティでもFA女子スーパーリーグ(FAWSL)で11試合に出場し1ゴールを記録している。 その長谷川は自身のインスタグラムを更新。契約を結ぶアディダスのウェアを着用し、ポーズをとっているが、オフの姿が話題だ。 「ジムでもランニングでも使えるウェア。運動する人みんなにおすすめです」 長谷川は黒のスポーツブラと黒のレギンスを着用し、笑顔を見せているが、その姿が大きな話題となっている。 「また違った感じで素敵」 「目のやり場に困ります」 「かっこい!」 「鍛える身体は、セクシー」 「やばい惚れてしまう!!」 「その笑顔とスタイルは反則級」 「美しすぎる」 「めっちゃ憧れる体」 「本当に美人」 「美しいカラダ」 「魅力がダダ漏れ」 ファンからは称賛を受ける長谷川のスポーティーな姿。ピッチ上での活躍とはまた違った魅力が感じられる写真となった。 <span class="paragraph-title">【写真】ファンから称賛の声が集まる長谷川唯のスポブラ&レギンス姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CpKg9qRsvwy/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; 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width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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