満身創痍スパーズが3戦連続逆転負けで3連敗…連勝アストン・ビラが4位浮上【プレミアリーグ】

2023.11.27 01:14 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第13節、トッテナムvsアストン・ビラが26日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、アウェイのアストン・ビラが1-2で逆転勝利した。
PR
開幕10戦無敗からの連敗で4位に転落したトッテナムは、1ポイント差で5位に位置するアストン・ビラとのホームゲームで連敗ストップを目指した。インターナショナルブレーク前に行われた前節のウォルバーハンプトン戦では慣れないメンバー構成と120%を出し切ったチェルシー戦での消耗によってチームとして完全にガス欠。後半アディショナルタイムに連続失点する厳しい1-2の逆転負けとなった。
次節にマンチェスタ・ーシティとの上位対決を控えるなか、そのダメージ残る敗戦からのバウンスバックを図った一戦では先発4人を変更。ダイアーに代わってサスペンション明けのウドジェが戻り、4バックは本職サイドバックの4人が並ぶ形に。また、累積警告と負傷でメンバー外となったビスマとサールに加えてホイビュアがベンチスタートとなり、ベンタンクール、ロ・チェルソ、ブライアン・ヒルが今季リーグ初先発となった。

試合当日に訃報が伝えられたクラブレジェンドでのテリー・ヴェナブルズ氏への追悼ムードのなかでスタートしたトッテナム・ホットスパースタジアムでの上位対決。

互いにハイライン、アグレッシブさを信条とする両者の一戦は立ち上がりからチャンスを作り合うオープンな展開に。開始3分にはペドロ・ポロのミドルスルーパスによって中央でラインブレイクしたウドジェがボックス内でシュートを放つが、利き足とは逆の右足シュートは枠を外れる。さらに、直後にショートカウンターからゴール前に抜け出したクルゼフスキがDFとGKを滑らせて左足を振り抜くが、これは惜しくも左ポストを叩いた。
一方、ピンチを凌いだアストン・ビラは4分、相手陣内左サイドで得たFKの場面でディーニュの正確なクロスをゴール前でフリーのパウ・トーレスが頭で合わせるが、これは惜しくも枠の左へ。

その後は見応えのある球際でのバトルが繰り広げられるなか、ショートカウンターや変幻自在の仕掛けでハイラインを攻略するホームチーム。7分にはボックス左に抜け出したブライアン・ヒルの枠内シュート、2列目やサイドバックの裏抜けからが再三の決定機を創出。だが、際どいオフサイドや最後の精度や連携の質を欠き先制点には至らない。

それでも、22分には右CKの流れからペナルティアーク付近に流れたボールに反応したロ・チェルソが得意の左足を一閃。ゴール前でDFジエゴ・カルロスにディフレクトしてコースが変わったシュートがゴールネットに突き刺さり、今季初先発のアルゼンチン代表MFの鮮烈な一撃で先制に成功した。

一方、流れの中では耐えたものの、セットプレーで失点したアウェイチーム。直後の24分には左サイドのスペースに抜け出したディーニュの正確なクロスをゴール前のワトキンスが頭で合わせてゴールネットを揺らす。だが、電光石火の同点ゴールはVARのレビューの結果、かなり際どいオフサイド判定で認められず。

VARに救われてリードを維持したトッテナムだが、直後にアクシデントが発生。キャッシュのアフターチャージを受けたベンタンクールが右ヒザを負傷。一度はプレーに復帰も自らピッチへ倒れ込んでしまい、32分にホイビュアとの交代でピッチを後にした。

新たな負傷者を出したホームチームだが、交代で入ったホイビュアもスムーズに試合に馴染んで主導権を渡さない。以降もクルゼフスキのボックス右得意の角度で放った左足シュートや、ソン・フンミンの背後への抜け出しから決定機を創出する。

対して相手の質の高いパスワークに後手を踏みキャッシュにあわや2枚目のカードで退場という難しい展開が続くアウェイチーム。それでも、エメリ監督の下でタフに鍛え上げられたチームは、ほぼラストプレーとなった前半アディショナルタイム7分に得意のセットプレーで追いつく。相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのドウグラス・ルイスが正確な右足のクロスをゴール前のスペースに落とすと、オフサイドぎりぎりで飛び出したパウ・トーレスがゴール右上隅に正確なヘディングシュートを叩き込んだ。

ホームチーム優勢も共にセットプレーで奪ったゴールによって1-1のイーブンで折り返した試合。アストン・ビラは退場のリスクのあるキャッシュとディアビを下げてベイリー、ティーレマンスをハーフタイム明けに投入。

後半も試合展開に大きな変化はないが、52分にはベイリーが左ポスト直撃のシュートで見せ場を作ると、アストン・ビラのもう一人の途中出場選手が逆転をお膳立てする。61分、ボックス手前右でボールを受けたティーレマンスが丁寧なワンタッチパスをボックス中央に走り込むワトキンスに通すと、イングランド代表FWが冷静にゴール左隅へシュートを流し込んだ。

効率の良いアウェイチームの攻めに屈して3試合連続で逆転されたトッテナム。すぐさま反撃に転じると、流れの中でポロ、セットプレーからベン・デイビスとディフェンスの選手が決定機に絡んでいく。

さらに、71分にブライアン・ヒルを下げてスキップを投入し、クルゼフスキを右サイド、ブレナン・ジョンソンを左サイドに配置転換。これでうまく目先を変えると、73分にはブレナン・ジョンソン、ホイビュアの連続シュートでゴールに迫るが、ここはGKマルティネスの圧巻の連続セーブに阻まれる。

後半終盤にかけては代表戦明け初戦という過酷な条件によって互いに中盤が間延びしてオープンな展開に。その中で互いにゴールへ迫るが、ヴィカーリオ、マルティネスと両守護神が再三のビッグセーブでスコアを維持する。

何とか勝ち点1でも手にしたいトッテナムは、長身FWベリスの投入で最後までゴールを目指したものの、ポロのシュートが左ポストに阻まれるなどツキにも見放された。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、アストン・ビラが2連勝で4位に浮上。一方、3戦連続逆転負けで3連敗のトッテナムは5位に順位を下げて次節はシティとの厳しいアウェイゲームに臨むことになった。

PR
関連ニュース

日本人5人が参加のECLラウンド16、アヤックスvsアストン・ビラが実現

23日、UEFAヨーロッパ・カンファレンス(ECL)のラウンド16組み合わせ抽選会がスイスのニヨンで行われた。 ECLグループステージ2位通過8チームと、ヨーロッパリーグ(EL)の3位敗退8チームによって争われたプレーオフが22日に終了。 日本代表DF町田浩樹のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ、MF金子拓郎とDF荻原拓也を擁するディナモ・ザグレブ、DF常本佳吾のセルヴェット、MF本間至恩のクラブ・ブルージュなどが残っている。 その他、アヤックスやフィオレンティーナ、アストン・ビラなども勝ち上がっている中、常本のセルヴェットはヴィクトリア・プルゼニ、町田のサン=ジロワーズはフェネルバフチェ、金子、荻原のディナモ・ザグレブはPAOK、本間のクラブ・ブルージュはモルデとの対戦が決まった。 また、アヤックスvsアストン・ビラの名門対決も実現している。 ラウンド16・1stレグは3月7日、2ndレグは14日に行われる。 セルヴェット(スイス) vs ビクトリア・プルゼニ(チェコ) モルデ(ノルウェー) vs クラブ・ブルージュ(ベルギー) ディナモ・ザグレブ(クロアチア) vs PAOKテッサロニキ(ギリシャ) マッカビ・ハイファ(イスラエル) vs フィオレンティーナ(イタリア) アヤックス(オランダ) vs アストン・ビラ(イングランド) ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー) フェネルバフチェ(トルコ) シュトゥルム・グラーツ(オーストリア) vs リール(フランス) オリンピアコス(ギリシャ) vs マッカビ・テル・アビブ(イスラエル) 2024.02.23 21:35 Fri

ECLベスト16が決定! 日本人5選手にアストン・ビラらが参戦

ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝トーナメントのプレーオフが23日に終了。この結果、ラウンド16に進出する16チームが決定した。 ECLグループステージ2位通過8チームと、ヨーロッパリーグ(EL)の3位敗退8チームによって争われたプレーオフ。 DF町田浩樹とMF長谷部誠の日本人対決となったフランクフルトとユニオン・サン=ジロワーズの対戦は、町田が2戦共にフル出場したサン=ジロワーズが突破を決めた。 また、MF金子拓郎とDF荻原拓也を擁するディナモ・ザグレブは、2ndレグで金子が値千金の同点ゴールを記録し、難敵レアル・ベティスを破って突破。DF常本佳吾が2戦連続フル出場したセルヴェットもルドゴレツに競り勝ってラウンド16へ駒を進めた。 この8チームに加え、各グループステージを首位で突破したMF本間至恩を擁するクラブ・ブルージュ、リール、アストン・ビラ、フィオレンティーナ、フェネルバフチェら強豪が次ラウンドから参戦となる。 なお、ラウンド16の組み合わせ抽選会は23日にスイスのニヨンで開催され、各グループの首位通過チームとプレーオフ通過チームが対戦する形となるが、今ラウンドでは同一サッカー協会に所属するチーム同士の対戦はない。そして、ラウンド16は2024年3月上旬以降の開催となる。 ◆ECLプレーオフ結果 ヘント 1-1(AGG:1-2) マッカビ・ハイファ ルドゴレツ 0-1(AGG:0-1) セルヴェット ディナモ・ザグレブ 1-1(AGG:2-1) ベティス ボデ/グリムト 1-2(AGG:3-4) アヤックス スロバン・ブラチスラヴァ 0-1(AGG:1-5) シュトゥルム・グラーツ フランクフルト 1-2(AGG:3-4) サン=ジロワーズ フェレンツヴァーロシュ 0-1(AGG:0-2) オリンピアコス レギア・ワルシャワ 0-3(AGG:2-6) モルデ ◆ECLラウンド16進出チーム ▽プレーオフ突破 マッカビ・ハイファ(イスラエル) セルヴェット(スイス) ディナモ・ザグレブ(クロアチア) アヤックス(オランダ) シュトゥルム・グラーツ(オーストリア) ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー) オリンピアコス(ギリシャ) モルデ(ノルウェー) ▽ストレートイン[グループ首位] リール(フランス) マッカビ・テルアビブ(イスラエル) ビクトリア・プルゼニ(チェコ) クラブ・ブルージュ(ベルギー) アストン・ビラ(イングランド) フィオレンティーナ(イタリア) PAOK(ギリシャ) フェネルバフチェ(トルコ) 2024.02.23 07:21 Fri

ウェストハムも“アストン・ビラ化”? 指揮官人事への関心高まる「ロペテギ就任なら大きな変化」

ウェストハムの指揮官人事に対する関心が高まっている。 昨シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)王者、ウェストハム。クラブ史上初の欧州主要タイトル獲得をもたらしたのは、スコットランド人指揮官のデイビッド・モイーズ監督(60)だ。 エバートンを率いた青年指揮官時代から、ロングボールを多用したブレないサッカー哲学を持つモイーズ監督。ウェストハムを率いて通算6年目となる今季が契約最終年のなか、ここまでプレミアリーグ9位と中位につける。 ウェストハムにとってこの順位はまさに可もなく不可もなくといったところだが、11日にはアーセナルに本拠地で0-6と大敗するなど、6試合未勝利かつ3連敗中…モイーズ監督の解任orシーズン後退任が現実味を増しているのだ。 後任候補の1人に挙がる前ウォルバーハンプトン指揮官のフレン・ロペテギ氏(57)は、先日クリスタル・パレスの指揮官就任を正式に断り、来季からのウェストハム指揮を希望と伝えられる。 イギリス『フットボール・インサイダー』のコラムニストを務める元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏はまず、プレミアリーグの中でも槍玉に“挙げられやすい”指揮官と言えるモイーズ監督へのリスペクトを呼びかける。 「モイーズへの敬意を欠くのだけはやめよう。彼は欧州のタイトルをもたらした男だぞ。『モイーズ・アウト』キャンペーンなるものが行われているらしいが、ひどい状況はチームの成績ではなく、そのキャンペーンを指している」 ウェストハムの今後を展望する上では、ロペテギ氏就任ならウェストハムが「エメリ・ビラ」のようになると期待を寄せる。 「ウナイ・エメリのアストン・ビラでの見事な仕事を、多くの人たちが目の当たりにしてきた。完全に一緒というわけではないが、ウェストハムにもビラに近い攻撃陣のクオリティがあると私はみている。ロペテギとエメリ? 2人のスペイン人指揮官は大差なくどちらも優秀だ」 「だから、もしロペテギがウェストハムにサインするならファンは興奮するはずだ。現在と異なるスタイルのフットボールを展開し、それは大きな変化をもたらすことになる」 アストン・ビラはエメリ監督就任から目に見えてチーム力がアップし、現在はプレミアリーグ4位。ウェストハムもチャンピオンズリーグ(CL)争いに加わるチームとなれるだろうか。 2024.02.21 16:15 Wed

アストン・ビラはザニオーロの買取OPを行使せず? 選手はセリエA復帰を希望か

現在アストン・ビラでプレーするイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)は、今夏にセリエAへ復帰する意思があるようだ。 ザニオーロは昨夏の移籍市場で、ガラタサライからビラに買い取りオプションの付随したレンタル移籍の形で加入。初挑戦となるプレミアリーグでローマ時代に披露していたクオリティの発揮が期待されていた。 しかし、今シーズンはウナイ・エメリ監督の下で現在プレミアリーグ4位と躍進するチームで、思うような出場機会を確保できず。公式戦27試合出場2ゴールの成績を残すも、プレミアリーグでの先発は7試合にとどまっている。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のアンドレア・ラマゾッティ記者によると、こうした状況もありビラはザニオーロの買い取りを見送る方針とのこと。選手は夏にガラタサライへ戻る可能性が濃厚なようだ。 ただし、ザニオーロはこれ以上トルコでプレーすることを望んでおらず、セリエA復帰を検討している模様。フィオレンティーナ、ミラン、ユベントスが獲得に関心と報じられている。 ただし、いずれのクラブも買い取りオプション付きのレンタル移籍のみ望んでいる様子。ガラタサライがこれ以上のレンタル移籍を望むかは不透明であり、その去就が注目されている。 2024.02.20 10:40 Tue

ワトキンス2発で競り勝ったアストン・ビラが4位浮上!【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第25節、フルアムvsアストン・ビラが17日にクレイブン・コテージで行われ、アウェイのアストン・ビラが1-2で勝利した。 公式戦連敗でやや失速傾向が見受けられる5位のアストン・ビラは、12位のフルアムとのアウェイゲームで連敗ストップを狙った。前節からは先発2人を変更。いずれも負傷のジエゴ・カルロス、ブバカル・カマラに代えてパウ・トーレス、ティーレマンスを起用した。 最終的にオフサイド判定も開始直後にワトキンスがいきなりゴールネットを揺らすなど良い入りを見せたアストン・ビラ。 その後は相手に押し返されてセットプレーで決定機を作られる場面はあったものの、前半半ばに先制点を奪う。23分、相手陣内右サイドでのフルアムの軽率なスローインから高い位置でボールを奪い切ったラムジーがボックス左のワトキンスに繋ぐと、イングランド代表FWは巧みな反転から前を向いて右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。 幸先よく先制に成功したアウェイチームは28分にもベイリーのクロスバー直撃のミドルシュートなどでゴールに迫ると、40分には右CKからワトキンスが競り勝ってファーに流したボールをアレックス・モレノがヘディングで押し込む。だが、これは微妙な戻りオフサイドで認められず。 結局、1点リードで試合を折り返したアストン・ビラだったが、後半立ち上がりの守勢を凌ぐと、早い時間帯に追加点を奪う。56分、ティーレマンスの絶妙なスルーパスに抜け出したワトキンスがボックス中央から強烈な右足のシュートを突き刺した。 一方、2点ビハインドを追うフルアムは63分、左サイドのスペースに抜け出したロビンソンからのグラウンダークロスをニアにタイミング良く走り込んだムニスがDFとGKに先んじてゴールネットに流し込んだ。 すると、試合はここからホームのフルアムが攻勢を強めていく。イウォビやハリー・ウィルソンと途中投入の選手が攻撃を活性化させると、試合終了間際の90分にはムニスのスルーパスに抜け出したアダマ・トラオレがボックス右でGKと一対一のビッグチャンスを迎えたが、ここはGKマルティネスのビッグセーブに阻まれた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、敵地でフルアムに競り勝ったアストン・ビラが公式戦連敗をストップすると共にトッテナムを抜いて4位浮上に成功した。 2024.02.18 08:00 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly