1
アルテタ体制200戦目を白星で飾ったアーセナルが首位浮上! ハヴァーツ土壇場弾に2度の決死ゴールカバーで競り勝つ【プレミアリーグ】
2023.11.26 04:37 Sun
プレミアリーグ第13節、ブレントフォードvsアーセナルが25日にグリフィン・パークで行われ、アウェイのアーセナルが0-1で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋はフル出場した。
インターナショナルブレーク前に行われたバーンリー戦を3-1で競り勝ち、今シーズンのリーグ初黒星からのバウンスバックに成功した3位のアーセナル。週明けに決勝トーナメント進出が懸かるチャンピオンズリーグ(CL)のRCランス戦を控えるなか、11位のブレントフォードとのアウェイゲームで連勝を狙った。
アルテタ監督は難敵ビーズとの代表戦明けの初戦に向けて前節から先発3人を変更。保有元とのレンタル契約で起用不可のラヤに代えてラムズデールをGKに起用したほか、ジョルジーニョとハヴァーツに代えて負傷明けのウーデゴールとガブリエウ・ジェズスを起用。中盤はアンカーにライス、インサイドにトロサールとウーデゴールが並び、冨安は引き続き右サイドバックに入った。
[5-3-2]で後ろ重心のホームチームに対して、ボールを握って押し込む入りとなったアーセナル。立ち上がりから幾度かフィニッシュのシーンを作り出すが、決め切るまでには至らず。
一方、自陣にこもるだけでなくチャンスがあれば前からボールを奪いに行く姿勢も見せるブレントフォードは13分にビッグチャンス。アーセナルのゴールキックのリスタートからGKラムズデールに猛然と圧力をかけたウィサがボックス内でボール奪取。落としを受けたエンベウモがすかさず左足のシュートを放つが、これはライスの見事なゴールカバーに阻まれた。
さらに、前半終了間際の42分には波状攻撃からサカの浮き球パスにタイミング良く抜け出したジェズスのヘディングシュートのこぼれをトロサールが頭で押し込む。しかし、直近のバーンリー戦同様のトロサールの先制点かに思われたこの場面はかなり微妙なオフサイドで取り消しとなった。
結局、ゴールレスで折り返しとなった後半も試合展開に大きな変化はなし。引き続きアーセナルが押し込む時間帯が続くが、ブレントフォードもカウンターからエンベウモが枠のわずか右に外れる際どいシュートで見せ場を作る。
後半も集中したホームチームのコンパクトな守備に手を焼くアーセナルは65分、ジェズスを下げてエンケティアを最初の交代カードとして投入。だが、この交代以降もセットプレー以外でなかなかチャンスの糸口を掴めない。
一方、70分を過ぎてウィサ、ヤルモリュクを下げてモペイ、バチストとフレッシュな選手を同時投入したブレントフォードはその交代選手が決定機に絡む。78分、波状攻撃からボックス右ライン際でエンベウモが浮き球で折り返したボールに反応したモペイが冨安に競り勝ったヘディングシュートを枠の左隅へ飛ばす。だが、これはDFジンチェンコの見事なゴールカバーに阻まれ、こぼれ球を繋いでの2度目のシュートも枠を外れた。
この試合2度目の決定的なシュートブロックによって失点を回避したアーセナルは、マルティネッリを下げてハヴァーツを投入。後半終盤に入って攻撃のギアを一段階上げると、ライスとサリバのミドルシュート、カウンターからエンケティアのシュートと続けて際どいシーンを創出。さらに、88分にはペナルティアーク付近まで絞ってきた冨安がシュートを放つが、これはブロックに遭う。
それでも、焦れずに攻め続けたアーセナルは89分、ついにゴールをこじ開ける。中央のライスから右サイドでパスを受けたサカが左足インスウィングのクロスをファーのスペースへ落とすと、これにフリーで反応したハヴァーツがピッチに叩きつけるヘディングでGKフレッケンの股間を抜いた。
途中出場ハヴァーツの値千金の先制点でリードを手にしたアーセナルは、残り時間でパワープレーを狙うブレントフォードの動きに合わせてジョルジーニョとホワイトを投入。4分が加えられた後半アディショナルタイムを5バックの形で守る。
そして、このままクリーンシートで試合をクローズしたガナーズは、アルテタ監督のクラブ通算200試合目のメモリアルゲームを白星で飾ると共に、今節痛み分けとなったマンチェスター・シティ、リバプールを抜いて首位に浮上した。
インターナショナルブレーク前に行われたバーンリー戦を3-1で競り勝ち、今シーズンのリーグ初黒星からのバウンスバックに成功した3位のアーセナル。週明けに決勝トーナメント進出が懸かるチャンピオンズリーグ(CL)のRCランス戦を控えるなか、11位のブレントフォードとのアウェイゲームで連勝を狙った。
[5-3-2]で後ろ重心のホームチームに対して、ボールを握って押し込む入りとなったアーセナル。立ち上がりから幾度かフィニッシュのシーンを作り出すが、決め切るまでには至らず。
一方、自陣にこもるだけでなくチャンスがあれば前からボールを奪いに行く姿勢も見せるブレントフォードは13分にビッグチャンス。アーセナルのゴールキックのリスタートからGKラムズデールに猛然と圧力をかけたウィサがボックス内でボール奪取。落としを受けたエンベウモがすかさず左足のシュートを放つが、これはライスの見事なゴールカバーに阻まれた。
2カ月半ぶりのリーグ戦となったラムズデールの軽率ミスに冷や汗をかいたアーセナルだが、これに引きずられることなくここから攻勢を強めていく。25分にはジンチェンコの正確な左足のクロスに合わせたトロサールのヘディングシュート、以降もジェズスがボックス付近で再三のフィニッシュを見せるが、ことごとく相手の堅守に撥ね返される。
さらに、前半終了間際の42分には波状攻撃からサカの浮き球パスにタイミング良く抜け出したジェズスのヘディングシュートのこぼれをトロサールが頭で押し込む。しかし、直近のバーンリー戦同様のトロサールの先制点かに思われたこの場面はかなり微妙なオフサイドで取り消しとなった。
結局、ゴールレスで折り返しとなった後半も試合展開に大きな変化はなし。引き続きアーセナルが押し込む時間帯が続くが、ブレントフォードもカウンターからエンベウモが枠のわずか右に外れる際どいシュートで見せ場を作る。
後半も集中したホームチームのコンパクトな守備に手を焼くアーセナルは65分、ジェズスを下げてエンケティアを最初の交代カードとして投入。だが、この交代以降もセットプレー以外でなかなかチャンスの糸口を掴めない。
一方、70分を過ぎてウィサ、ヤルモリュクを下げてモペイ、バチストとフレッシュな選手を同時投入したブレントフォードはその交代選手が決定機に絡む。78分、波状攻撃からボックス右ライン際でエンベウモが浮き球で折り返したボールに反応したモペイが冨安に競り勝ったヘディングシュートを枠の左隅へ飛ばす。だが、これはDFジンチェンコの見事なゴールカバーに阻まれ、こぼれ球を繋いでの2度目のシュートも枠を外れた。
この試合2度目の決定的なシュートブロックによって失点を回避したアーセナルは、マルティネッリを下げてハヴァーツを投入。後半終盤に入って攻撃のギアを一段階上げると、ライスとサリバのミドルシュート、カウンターからエンケティアのシュートと続けて際どいシーンを創出。さらに、88分にはペナルティアーク付近まで絞ってきた冨安がシュートを放つが、これはブロックに遭う。
それでも、焦れずに攻め続けたアーセナルは89分、ついにゴールをこじ開ける。中央のライスから右サイドでパスを受けたサカが左足インスウィングのクロスをファーのスペースへ落とすと、これにフリーで反応したハヴァーツがピッチに叩きつけるヘディングでGKフレッケンの股間を抜いた。
途中出場ハヴァーツの値千金の先制点でリードを手にしたアーセナルは、残り時間でパワープレーを狙うブレントフォードの動きに合わせてジョルジーニョとホワイトを投入。4分が加えられた後半アディショナルタイムを5バックの形で守る。
そして、このままクリーンシートで試合をクローズしたガナーズは、アルテタ監督のクラブ通算200試合目のメモリアルゲームを白星で飾ると共に、今節痛み分けとなったマンチェスター・シティ、リバプールを抜いて首位に浮上した。
|
アーセナルの人気記事ランキング
2
「信じられないこと」アメリカツアー不在の冨安健洋にアルテタ監督が言及「練習で偶発的な事故があった」
アーセナルのミケル・アルテタ監督が、アメリカツアーに帯同しない日本代表DF冨安健洋について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 アルテタ監督が率い、かつての輝きを取り戻しつつあるアーセナル。巨大なライバルであるマンチェスター・シティの壁は高いものの、2シーズン連続でプレミアリーグで2位となり、優勝争いを繰り広げた。 近年はトップ6にギリギリ入れるかどうかというラインで終わっていた中、選手補強も含めてしっかりとチームが正しい道を歩み始めているアーセナル。今夏はアメリカへのプレシーズンツアーを行うこととなっていた。 そんな中、遠征メンバーの中に冨安の名前はないし。6月には日本代表としてもプレーし、オフを日本で過ごしていた中、しっかりとチームにも合流していた矢先のニュースとなった。 チームはヒザの負傷のためとしていた中、ボーンマス戦を前にアルテタ監督が冨安の負傷について説明。トレーニング中に偶発的に負傷してしまったという。 「信じられないことだ。彼はとてもハードにトレーニングしていた」 「今週のトレーニングで偶発的な事故があり、ヒザの負傷程度はまだ分からないが、予防措置としてイングランドに残すことにした。どうなるか見てみよう」 2023-24シーズンはケガから復帰後、左サイドバックのレギュラーに定着。しかし、再び負傷に見舞われ、度重なるふくらはぎの負傷は懸念されている。 今シーズンもポジション争いは激化することになりそうだが、まずは重傷でないことを願うばかりだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】チーム初日に合流しメディカルチェックやトレーニングを行う冨安健洋</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="NSBH7Drvul4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.23 10:37 Tue3
鎌田大地加入のパレス、アーセナルで悩める10番スミス・ロウ獲りに挑戦!
クリスタル・パレスがアーセナルから元イングランド代表MFエミール・スミス・ロウ(23)の獲得にトライするようだ。 オリバー・グラスナー監督が昨季途中から指揮を執るパレス。この夏はフランス代表MFマイケル・オリーズの退団もあるなかで、フランクフルト時代に指導した日本代表MF鎌田大地を獲得するなど、新シーズンに向けた準備を着々と進める。 そうしてプレシーズンをスタートさせたパレスだが、水面下でさらなる補強の動きが明らかに。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アーセナルで悩める10番の獲得に乗り出すという。 スミス・ロウを巡っては今週に入り、アーセナルがフルアムからのオファーを拒否したというが、パレスもグラスナー監督の熱望ぶりに突き動かされ、獲得に挑戦する運びに。これからアーセナルにオファーを出す見通しのようだ。 アーセナルの次代を担う存在として、2021-22シーズンから10番を託されるスミス・ロウだが、ここ2シーズンは負傷も重なり、みるみると出番が減少。アカデミー出身者ではあるものの、残留か、移籍かで去就が騒がれるところだ。 イングランド人DFライアン・セセニョン(24)と契約するかどうかを近く決めるなか、スミス・ロウの獲得にも試みというパレス。スミス・ロウ本人も出場機会が見込める環境を望んでいるのは間違いないが、果たして。 2024.07.20 10:15 Sat4
プレミアリーグは今季から『U-NEXT』が全試合独占配信!2030-31シーズンまでの7年間のパートナーシップ基本契約を締結
『U-NEXT』は23日、プレミアリーグの配信権獲得を発表した。2024-25シーズンから2030-31シーズンまで7年間にわたるパートナーシップ基本契約を締結。日本国内で全試合を独占配信することとなった。また、FAカップも独占配信する。 23日、2023-24シーズンまでプレミアリーグを配信していた『SPOTV NOW』が2024-25シーズンの配信を行わないことを公式に発表。プレミアリーグのファンは、今シーズンをどこで楽しむのか騒ぎとなっていた中、正式に配信先が決定した。 世界最高峰のサッカーリーグの1つであり、世界中に多くのファンを持つプレミアリーグ。昨シーズンはアーセナルのDF冨安健洋、リバプールの遠藤航、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのMF三笘薫、ルートン・タウンのDF橋岡大樹がプレー。今シーズンは橋岡のルートンが降格したものの、クリスタル・パレスにMF鎌田大地、サウサンプトンにDF菅原由勢が加入し、現時点で5名がプレーするリーグとなっている。 7年間という長期契約により、試合のライブ配信のみならず周辺コンテンツの拡充など、サービスを広げていくという。 開幕を前に、パートナーシップを機に、「U-NEXT」では8月9日(金)14時からサッカーコンテンツに特化した「U-NEXTサッカーパック」を月額2600円(税込)で提供開始。プレミアリーグ以外にも、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、FW浅野拓磨(マジョルカ)がプレーするラ・リーガも全試合をライブ配信で楽しめることとなる。 なお、「U-NEXT」の月額会員であれば、毎月付与されるU-NEXTポイント1200円分を「U-NEXTサッカーパック」に充当することもでき、さらにお得にご利用が可能となる。 その他にも、「U-NEXT」のサッカーコンテンツをホテルや商業施設、スポーツバーなどに提供し、日本のサッカーファンはもちろん、海外からのインバウンドニーズにも応えてい区とのこと。店舗・施設向けのDX化を推進する株式会社USEN、ホテル向けのDX化を推進する株式会社アルメックスなど、U-NEXT HOLDINGSのグループシナジーを生かし、スポーツ観戦の喜びを共有・共感できる空間作りをサポートしていくという。 プレミアリーグのチーフメディアオフィサーであるポール・モルナー氏が今回の基本契約締結を受けてコメントしている。 「我々プレミアリーグは、今回U-NEXTとの2030-31シーズンまで、長期にわたるパートナーシップの締結をお知らせできることを大変嬉しく思っております。U-NEXTは日本市場をリードするエンターテインメント・コンテンツプラットフォームであり、プレミアリーグの独占配信権がU-NEXTのスポーツライブ配信の中心となることに、心を躍らせております」 「これにより、日本のファンの皆様は今後7シーズンもの長期にわたり、プレミアリーグの全試合をU-NEXTでお楽しみいただけます。斬新で革新的なアプローチにより、U-NEXTはプレミアリーグにとっての素晴らしい拠点になると確信しています。リーグやクラブ、そして今まさに増えつつある日本人選手たちの魅力を共に発信していけることを楽しみにしています」 また、「U-NEXT」の堤天心 代表取締役社長もコメントしている。 「この度、世界最高峰のプロサッカーリーグであるプレミアリーグとU-NEXTは、7年間にわたる長期基本契約を締結いたしました。シーズン終了の日まで目を離すことができない高いコンペティションレベル、伝統と革新を兼ね合わせた各クラブを支える世界一とも言うべきサポーター文化、世界トップスターの選手と監督が展開する圧倒的なパフォーマンスとインテンシティ、そして世界最高峰レベルに挑戦する日本人選手たちの心踊る活躍、その全てを全試合独占配信という形で皆様にお届けできることを、一人のサッカーファンとしても、大変嬉しく思っています」 「全試合のライブ配信、周辺情報の発信のみならず、クラブや選手のバックグランドストーリーなど関連コンテンツも充実させてまいりますので、ぜひご期待ください」 2024.07.23 20:05 Tue5