【セリエA第12節プレビュー】上位進出のキッカケを掴みたいローマ・ダービー
2023.11.11 07:30 Sat
前節は首位インテルと2位ユベントスがそれぞれアタランタ、フィオレンティーナと対戦。難敵との激突となったが、両者白星とした。迎える第12節、上位進出を窺いたい10位ラツィオ(勝ち点16)と7位ローマ(勝ち点17)によるローマ・ダービーが行われる。
ラツィオは前節、ボローニャにウノゼロ敗戦。好機をほぼ作れずに敗戦し、リーグ戦での連勝が3で止まった。しかし火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では2週間前に完敗したフェイエノールトにリベンジ達成。FWインモービレのラツィオ通算200ゴールを守り抜いた。久々に先発に抜擢されたMF鎌田はノーインパクトに終わってしまったが、フェイエノールト戦の勝利を起爆剤とし、ダービーに臨めるのはプラスだ。
対するローマは前節、後半追加タイムの劇的2ゴールでレッチェを撃破。内容はさておき、勢いの付く勝ち方ができた中、木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではスラビア・プラハ相手に0-2で完敗。主力を起用しての敗戦だけにダービーに向けては不安だが、切り替えられるか。
難敵アタランタを退けた首位インテル(勝ち点28)は、11位フロジノーネ(勝ち点15)と対戦。アタランタ戦ではほぼ互角の試合展開ながらFWラウタロ・マルティネスの今季12ゴール目などで2-1と逃げ切った。そして水曜に行われたCLザルツブルク戦では主力を半数温存して終盤のラウタロのPK弾でウノゼロ勝利とし、早くも決勝トーナメント進出を決めた。良い流れが続く中、ここは必勝として代表ウィークを首位で迎えたい。
過去の移籍を巡って因縁深いフィオレンティーナをウノゼロで下した2位ユベントス(勝ち点26)は、17位カリアリ(勝ち点9)と対戦。フィオレンティーナ戦ではほぼ守勢の状態ながらMFミレッティの挙げた虎の子の1点を守り抜いた。これで6戦連続クリーンシートとユベントスの真骨頂であるカテナチオが発揮されている。次節、インテルとのダービーを前にここは必勝としたいところだ。
FWオシムヘンの代役を務めるFWラスパドーリの公式戦3戦連発弾などで最下位サレルニターナを退けた4位ナポリ(勝ち点21)は、19位エンポリ(勝ち点7)と対戦する。CLではウニオンに勝ちきれず引き分けに持ち込まれてしまったが、グループステージ突破には近づいた。セリエAで上位を維持するためにもここで躓くわけにはいかない。
◆セリエA第12節
▽11/10(金)
サッスオーロ 2-2 サレルニターナ
ジェノア 1-0 ヴェローナ
▽11/11(土)
《23:00》
レッチェvsミラン
《26:00》
ユベントスvsカリアリ
《28:45》
モンツァvsトリノ
▽11/12(日)
《20:30》
ナポリvsエンポリ
《23:00》
ウディネーゼvsアタランタ
フィオレンティーナvsボローニャ
《26:00》
ラツィオvsローマ
《28:45》
インテルvsフロジノーネ
ラツィオは前節、ボローニャにウノゼロ敗戦。好機をほぼ作れずに敗戦し、リーグ戦での連勝が3で止まった。しかし火曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)では2週間前に完敗したフェイエノールトにリベンジ達成。FWインモービレのラツィオ通算200ゴールを守り抜いた。久々に先発に抜擢されたMF鎌田はノーインパクトに終わってしまったが、フェイエノールト戦の勝利を起爆剤とし、ダービーに臨めるのはプラスだ。
対するローマは前節、後半追加タイムの劇的2ゴールでレッチェを撃破。内容はさておき、勢いの付く勝ち方ができた中、木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)ではスラビア・プラハ相手に0-2で完敗。主力を起用しての敗戦だけにダービーに向けては不安だが、切り替えられるか。
過去の移籍を巡って因縁深いフィオレンティーナをウノゼロで下した2位ユベントス(勝ち点26)は、17位カリアリ(勝ち点9)と対戦。フィオレンティーナ戦ではほぼ守勢の状態ながらMFミレッティの挙げた虎の子の1点を守り抜いた。これで6戦連続クリーンシートとユベントスの真骨頂であるカテナチオが発揮されている。次節、インテルとのダービーを前にここは必勝としたいところだ。
ウディネーゼにウノゼロ敗戦を喫した3位ミラン(勝ち点22)は、13位レッチェ(勝ち点13)と対戦。システム変更が不発に終わり、公式戦4試合勝ちなしと厳しいチーム状態にあったミランだったが、そんな中で迎えた火曜のCLパリ・サンジェルマン戦では起死回生の逆転勝利を飾った。逆境の中での会心の勝利となった中、勢いを持続させるためにもレッチェにはしっかりと勝っておきたい。
FWオシムヘンの代役を務めるFWラスパドーリの公式戦3戦連発弾などで最下位サレルニターナを退けた4位ナポリ(勝ち点21)は、19位エンポリ(勝ち点7)と対戦する。CLではウニオンに勝ちきれず引き分けに持ち込まれてしまったが、グループステージ突破には近づいた。セリエAで上位を維持するためにもここで躓くわけにはいかない。
◆セリエA第12節
▽11/10(金)
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ナポリvsエンポリ
《23:00》
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モウリーニョ解任のローマに“レジェンド”デ・ロッシが帰還! 監督就任に「この感動は言葉では言い表せない」
ローマは16日、新監督にダニエレ・デ・ロッシ氏(40)が就任することを発表した。 契約期間は2024年6月30日までの残りシーズンとなる。 デ・ロッシ新監督は、ローマ育ちでアカデミー出身者。2002年にファーストチームに昇格すると、2019年7月にボカ・ジュニアーズに移籍するまでプレー。ローマ時代には2007年、2008年にはコッパ・イタリアで優勝。2007年にはスーペル・コパも制し、フランチェスコ・トッティ氏が引退してからはキャプテンとしてチームを支えた。 引退後はイタリア代表のテクニカルコーチを務め、2021年のユーロ優勝に貢献。2022年10月から2023年2月まではSPALで指揮を執っていたが、半年でわずか3勝に終わり解任されていた。 ローマでは公式戦通算616試合に出場し63ゴール。18年間プレーしたクラブに監督として復帰することとなったデ・ロッシ新監督は、クラブを通じてコメントしている。 「ローマのテクニカル面でのリーダーシップの責任を私に託してくれたフリードキンファミリーに感謝したい。私としては、今からシーズン終了までの間に待ち受ける試練に立ち向かうため、日々の犠牲を払い、自分の中にある全てを捧げる必要があると思っている」 「ベンチに座ることができる感動は言葉では言い表せない。私にとってローマがどんな存在であるかは、誰もが知っているが、我々全員を待っている仕事は既に引き受けた」 「我々には時間がなく、選択肢もない。競争力を持ち、目標のために戦い、達成しようとすることがスタッフと私が自分たちに与える唯一の優先事項だ」 ローマは16日、4シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を解任。就任1年目の2021-22シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグで優勝。2022-23シーズンはヨーロッパリーグで決勝に進むも、セビージャにPK戦の末に敗れて準優勝。今シーズンはリーグ戦で序盤から調子が上がらず、14日に行われたセリエA第20節でミランに敗れ、3戦未勝利となっており、9位と苦しんでいた。 2024.01.16 22:15 Tue4
ペッレグリーニはローマ退団へ? ラニエリ監督「オファーがあれば、我々はそれを評価するつもり」
ローマのイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニ(28)に退団の可能性が浮上している。 ローマ生まれでローマの下部組織出身のペッレグリーニは、サッスオーロから完全移籍で帰還後は中盤の主力に定着。さらに、DFアレッサンドロ・フロレンツィ、FWエディン・ジェコの退団後にはジャッロロッシのカピターノを務めてきた。 しかし、近年は細かい負傷や一貫性のないパフォーマンスに加え、その内向的な性格は強烈なリーダーシップを有したフランチェスコ・トッティ、ダニエレ・デ・ロッシといったローマ人の偉大なカピターノを求めるロマニスタの不興を買うことが多く、指揮官交代やチームの不振時にたびたび強い反発を招いてきた。 今シーズンに関してはクラウディオ・ラニエリ監督の就任後に主力としての活躍が期待されたが、コンディションが上がってきた現状においても同じローマ人の指揮官はカピターノの起用に消極的な姿勢を示している。 そんななか、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(24)の獲得レースに参戦中のローマは、アントニオ・コンテ監督が評価するペッレグリーニを交渉材料に、獲得レースを優位に進める考えがあると報じる。 29日に行われるセリエA第18節のミラン戦に向けた会見に出席したラニエリ監督は、その場でメルカートについて言及。 「フンメルス、ディバラ、パレデスは将来ローマに残り、重要な役割を果たすだろうと確信している」、「我々はアレクシス・サーレマーケルスを残したい」と現有戦力の重要性を強調した。 一方で、ペッレグリーニに関しては「ロレンツォ・ペレグリーニはローマを去るかもしれない。彼が我々と一緒にいてくれることを願っているし、彼はここに留まって幸せであるはずだ。ただ、オファーがあれば、我々はそれを評価するつもりだ」と適切なオファーが届いた場合、クラブとしてそれを評価する意思があることを認めた。 なお、2026年までの現行契約で年俸600万ユーロ(約9億8000万円)を受け取っているとされる同選手に対して、ローマは現時点で半額程度の条件の延長オファーを受け入れない場合、売却に踏み切る姿勢を示している模様。 また、ナポリ以外ではフィオレンティーナといった国内クラブが興味を示しており、今冬あるいは来夏に永遠の都を離れる可能性は高い。 2024.12.27 22:40 Fri5
