マドリーがGS4連勝で決勝T進出決定! 急遽出番ルニンのPKストップからブラヒムとセレソンコンビ揃い踏み【CL】
2023.11.09 06:53 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)のグループC第4節、レアル・マドリーvsブラガが8日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-0で勝利した。
グループステージ3連勝で今節の突破に王手をかけた首位のマドリーは、3位のブラガとのホームでのリターンレグに臨んだ。直近のラージョ戦を今シーズン初のゴールレスで終え、公式戦連勝がストップしたエル・ブランコは、その試合から先発6人を変更。
アラバやカルバハル、モドリッチに代えてナチョ、ルーカス・バスケス、クロースらを起用。また、肩に問題を抱えるベリンガムをベンチに置きブラヒム・ディアスを代役に据えた。なお、当初はGKケパがスタメンとなっていたが、体調不良の影響でGKルニンが急遽ゴールマウスを守ることになった。
試合は開始早々に急遽出場で注目を集めるウクライナ代表GKに大きな仕事の機会が訪れる。
4分、左サイドのスペースに抜け出したジャロをルーカス・バスケスがボックス内で引き倒してしまい、ブラガにPKが与えられる。ここでジャロが自らキッカーを務めたが、左隅を狙ったシュートをGKルニンが完璧な読みでストップ。いきなり決定的な仕事を果たした。
立ち上がりの攻防を経て試合はマドリーが主導権を握る形となるが、ブラガも前線の機動力を活かした縦に速い攻めで幾度かホームチームに際どい対応を強いる。
比較的オープンな攻防が続くなか、先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。27分、クロースから左サイドでミドルレンジのパスを受けたメンディがボックス左に走り込むロドリゴへスルーパスを通す。そして、ゴールライン際までえぐったブラジル代表FWのプルバックをブラヒム・ディアスが左足ダイレクトで蹴り込んだ。
出場機会の少なさによって去就が注目される元ミランMFのゴールで先制に成功したマドリーは、クロースらを起点にここからうまくゲームをコントロール。序盤のように相手にチャンスを与えず、カウンターや相手のギャップを使いながら追加点にも迫っていく。
前半終盤にかけてはゴールに貪欲なロドリゴとヴィニシウスに加え、カマヴィンガも積極的な仕掛けでゴールを目指したが、身体を張ったブラガの粘り強い守備を前に前半の内に追加点を奪うまでには至らなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半もマドリーペースで試合が進んでいく。立ち上がりから続けてチャンスを作り出すと、若きセレソンコンビが見事な決定力を発揮。ブラガを一気に突き放す。
まずは58分、カマヴィンガ、ロドリゴ、ルーカス・バスケスと中央から右サイドで細かく繋ぐと、ボックス中央でルーカス・バスケスからの横パスを足元に収めたヴィニシウスが右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺す。
続く61分にはロングカウンターから中央で長い距離を持ち上がったロドリゴが一度左のヴィニシウスに預けてボックス右でリターンパスを受けると、間合いを詰めてきたGKをあざ笑うかのような絶妙なループシュートを流し込んだ。
この連続失点で厳しくなったブラガは失点直後にアベル・ルイスら3選手をピッチに送り出し、選手交代で流れを変えようとするが、後半はなかなか攻撃に出られない。
一方、以降も再三の決定機を作り出すマドリーは、70分を過ぎてルーカス・バスケスとブラヒム・ディアスに代えてモドリッチとカルバハルを同時投入。さらに、ロドリゴとバルベルデを下げてホセルと共にトップチームデビューのニコ・パスをピッチに送り出し、完全に試合をクローズにかかる。
この展開では新加入アルダ・ギュレルのデビューも期待されたが、アンチェロッティ監督は最後の交代枠でメンディに代えてフラン・ガルシアを投入し、トルコの新星のデビューはお預けに。
それでも、最後まで相手に隙を見せなかったエル・ブランコは3-0でタイムアップを迎え、グループステージ4連勝で2節を残しての決勝トーナメント進出を決めた。
グループステージ3連勝で今節の突破に王手をかけた首位のマドリーは、3位のブラガとのホームでのリターンレグに臨んだ。直近のラージョ戦を今シーズン初のゴールレスで終え、公式戦連勝がストップしたエル・ブランコは、その試合から先発6人を変更。
アラバやカルバハル、モドリッチに代えてナチョ、ルーカス・バスケス、クロースらを起用。また、肩に問題を抱えるベリンガムをベンチに置きブラヒム・ディアスを代役に据えた。なお、当初はGKケパがスタメンとなっていたが、体調不良の影響でGKルニンが急遽ゴールマウスを守ることになった。
4分、左サイドのスペースに抜け出したジャロをルーカス・バスケスがボックス内で引き倒してしまい、ブラガにPKが与えられる。ここでジャロが自らキッカーを務めたが、左隅を狙ったシュートをGKルニンが完璧な読みでストップ。いきなり決定的な仕事を果たした。
ルニンのビッグプレーで早々の失点を回避したマドリーは、すぐさま攻勢に打って出る。スタメン抜擢でモチベーション高いブラヒム・ディアスやロドリゴとヴィニシウスの2トップがスペースで積極的な仕掛けを見せる。12分にはバルベルデの高い位置でのインターセプトからヴィニシウス、ブラヒム・ディアスと繋いでゴールネットを揺らすが、ここはヴィニシウスのオフェンスファウルでゴールは認められず。
立ち上がりの攻防を経て試合はマドリーが主導権を握る形となるが、ブラガも前線の機動力を活かした縦に速い攻めで幾度かホームチームに際どい対応を強いる。
比較的オープンな攻防が続くなか、先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。27分、クロースから左サイドでミドルレンジのパスを受けたメンディがボックス左に走り込むロドリゴへスルーパスを通す。そして、ゴールライン際までえぐったブラジル代表FWのプルバックをブラヒム・ディアスが左足ダイレクトで蹴り込んだ。
出場機会の少なさによって去就が注目される元ミランMFのゴールで先制に成功したマドリーは、クロースらを起点にここからうまくゲームをコントロール。序盤のように相手にチャンスを与えず、カウンターや相手のギャップを使いながら追加点にも迫っていく。
前半終盤にかけてはゴールに貪欲なロドリゴとヴィニシウスに加え、カマヴィンガも積極的な仕掛けでゴールを目指したが、身体を張ったブラガの粘り強い守備を前に前半の内に追加点を奪うまでには至らなかった。
互いに選手交代なしで臨んだ後半もマドリーペースで試合が進んでいく。立ち上がりから続けてチャンスを作り出すと、若きセレソンコンビが見事な決定力を発揮。ブラガを一気に突き放す。
まずは58分、カマヴィンガ、ロドリゴ、ルーカス・バスケスと中央から右サイドで細かく繋ぐと、ボックス中央でルーカス・バスケスからの横パスを足元に収めたヴィニシウスが右足の正確なシュートをゴールネットに突き刺す。
続く61分にはロングカウンターから中央で長い距離を持ち上がったロドリゴが一度左のヴィニシウスに預けてボックス右でリターンパスを受けると、間合いを詰めてきたGKをあざ笑うかのような絶妙なループシュートを流し込んだ。
この連続失点で厳しくなったブラガは失点直後にアベル・ルイスら3選手をピッチに送り出し、選手交代で流れを変えようとするが、後半はなかなか攻撃に出られない。
一方、以降も再三の決定機を作り出すマドリーは、70分を過ぎてルーカス・バスケスとブラヒム・ディアスに代えてモドリッチとカルバハルを同時投入。さらに、ロドリゴとバルベルデを下げてホセルと共にトップチームデビューのニコ・パスをピッチに送り出し、完全に試合をクローズにかかる。
この展開では新加入アルダ・ギュレルのデビューも期待されたが、アンチェロッティ監督は最後の交代枠でメンディに代えてフラン・ガルシアを投入し、トルコの新星のデビューはお預けに。
それでも、最後まで相手に隙を見せなかったエル・ブランコは3-0でタイムアップを迎え、グループステージ4連勝で2節を残しての決勝トーナメント進出を決めた。
レアル・マドリーの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
ヴィニシウスがサウジ・プロリーグの副会長と会談、5年総額約1600億円のビッグオファーを検討へ
レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(24)がサウジアラビア方面からの破格オファーを検討しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 『マルカ』によればヴィニシウスはサウジ・プロ・リーグの副会長であるサード・アル・ラジーズ氏とオンラインで15分ほど会談を持ったようで、その際に年俸2億ユーロ(約321億円)、総額10億ユーロ(約1600億円)の5年契約を提示されたとのこと。 移籍先はアル・アハリが有力とされる中、サウジ・プロリーグとしてはヴィニシウスを2034年ワールドカップの大使にも据えたいとしている。この前例のない巨額オファーをヴィニシウスの側近たちは拒否できないオファーと考えているとのこと。 なお、2027年6月までマドリーとの契約があるヴィニシウスの契約解除金は10億ユーロ。そのヴィニシウスは11日のマンチェスター・シティ戦後、サウジ・プロリーグとの接触を否定し、「マドリーで歴史を作りたい」と白い巨人への忠誠を誓っていた。 2025.02.13 11:30 Thu2
レアル・マドリーがミランから19歳DFヒメネスを一時的に呼び戻し? 昨夏完全移籍移行も半年レンタルのアイデアを保有か
レアル・マドリーに、ミランからスペイン人DFアレックス・ヒメネス(19)を一時的に呼び戻すプランが存在か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ヒメネスはスペイン出身で、マドリーの下部組織育ち。23年夏にレンタル移籍でミランU-19へ加わり、1年後の昨夏、ミランへの完全移籍と共にトップチーム昇格となった。 すなわち現在は完全にミランの一員なわけで、迎えた今シーズンはセリエA5試合、スーペルコッパ・イタリアーナ2試合などに出場。ただ、主戦場はセリエCのフトゥーロ(U-23)である。 そんななか、最終ラインが手薄なマドリーが、半年レンタルでのヒメネス呼び戻しを画策か。 現段階ではいちプランに過ぎずも、ドライローンでの獲得に興味を持っているとのこと。マドリーには2025年夏なら900万ユーロ(約14.4億円)、26年夏なら1200万ユーロ(約19.2億円)という、買い戻し条項があるとされている。 2025.01.16 15:40 Thu3
ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる
レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed4
2001年から続いたレアル・マドリーの“ジダン王朝”、三男テオがカスティージャ退団でとうとう終焉へ
レアル・マドリーから“ジダン”がいなくなる見通しに。スペイン『Relevo』が伝える。 2001年7月9日、レアル・マドリーで前年から第一次政権を発足させたフロレンティーノ・ペレス会長が、21世紀到来を控えてスタートした“銀河系軍団”構築の第2弾として、ユベントスから2000年のFIFA世界最優秀選手賞、ジネディーヌ・ジダン氏を当時史上最高額の9000万ユーロで獲得。全世界が仰天した。 その後、ジダン氏は2006年の現役引退までマドリーでプレーし、引退後は2度にわたって監督を歴任。その間の功績等は説明不要だろう。 一方、ジダン氏には4人の息子が。長男エンツォ・ジダン(1995年生まれ)、次男ルカ・ジダン(98年生まれ)、三男テオ・ジダン(02年生まれ)、四男エリアス・ジダン(05年生まれ)。エンツォとルカは父の現役時代からマドリー下部組織に所属し、テオとエリアスも兄2人を追うようにマドリーの一員となった。 現在もマドリーに残るはリザーブチーム「カスティージャ」でプレーする三男テオのみだが、一家の父が2001年7月にマドリー入りして以来、エル・ブランコには絶えず、”ジダン”が所属しているのだ。 しかし、2024年夏をもって、四半世紀近く続いてきた「マドリーにジダンあり」が終わる見通しに。テオの契約が6月末までとなっており、本人に延長の意志なし。トップチーム昇格を待たずして、キャリアで初めてマドリーを離れる決断を25日に下したとのことだ。 22歳テオは、父の盟友ラウール・ゴンサレスが率いるカスティージャで主力選手。今季のスペイン3部でセントラルハーフとして優れたパフォーマンスを披露し、他クラブのトップチームに羽ばたく目処が立ったとみられている。 なお、マドリートップチーム通算“1試合1得点”という29歳の長男エンツォは、現役引退を宣言せずとも現在サッカーから離れ、不動産業に従事。1月にマドリーからレアル・ベティスへ移籍した18歳の四男エリアスは、来季のトップチーム昇格が決定し、U-19フランス代表でも主力級という194cmの左利きセンターバックだ。 2024.05.27 15:00 Mon5
