【CLグループ第4節プレビュー②】マドリー、バイエルン、ソシエダ、インテルに突破の可能性
2023.11.08 18:00 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4節が8日に行われる。ここでは第4節2日目となるグループA~Dの戦いを展望していく。
◆バイエルンに突破の可能性~グループA~

グループAでは第3節、バイエルンが敵地でのガラタサライ戦を3-1で勝利。劣勢だったものの決定力の差で勝利をもぎ取った。その後、DFBポカール敗退というショッキングな敗戦はあったものの、直近のドルトムントとのデア・クラシカーであっさりバウンスバック。FWケインのハットトリック含む4発圧勝劇で不安を一蹴した。その首位バイエルン(勝ち点9)は、2位ガラタサライ(勝ち点4)とのリターンマッチを制すれば早くも突破が決まる。例年通り、4連勝で突破を決めてしまうか。
ガラタサライを1ポイント差で追う3位ユナイテッド(勝ち点3)は前節、ラストプレーでのGKオナナによるPKストップでコペンハーゲンに1-0で競り勝った。決勝弾のDFマグワイアと共に批判に晒されている両者の活躍で白星を拾った中、直後のマンチェスター・シティとのダービーでは完敗。ただ、直近のフルアム戦では五分の試合をMFブルーノ・フェルナンデス弾で押し切った。最下位コペンハーゲン(勝ち点1)とのリターンマッチを制し、ガラタサライを出し抜いておきたい。
【グループA】
《29:00》
バイエルン vs ガラタサライ
コペンハーゲン vs マンチェスター・ユナイテッド
◆首位浮上アーセナルがセビージャと再戦~グループB~

グループBでは第3節、アーセナルがセビージャに2-1で逃げ切って首位に浮上。2位ランス(勝ち点5)と最下位PSV(勝ち点2)はドロー決着となった。迎える第4節、DF冨安のアーセナル(勝ち点6)が3位セビージャ(勝ち点2)と再戦する。
対するセビージャはディエゴ・アロンソ監督就任後、下部相手のコパ・デル・レイを除いて白星を挙げられていないが、グループステージ突破のためには勝ち点を持ち帰りたいところだ。
【グループB】
《29:00》
アーセナル vsセビージャ
PSV vs ランス
◆マドリーに突破の可能性~グループC~

グループCでは第3節、バルセロナとのエル・クラシコを控えていたレアル・マドリーがブラガに2-1で勝利、3連勝とした。そしてナポリがウニオン・ベルリンにウノゼロ勝利でブラガとのポイント差を3としている。迎える第4節、首位マドリー(勝ち点9)がブラガ(勝ち点3)とのリターンマッチを制すれば突破となる。
マドリーは前節ブラガ戦、FWヴィニシウスの2アシスト、MFベリンガムのCL3戦連発でブラガを退けた。そしてクラシコでは止まらないベリンガムのゴラッソなどで逆転勝利とした。直近のラージョ戦では好機を仕留めきれずにゴールレスドローに終わってしまったが、チーム状態は良好。この勢いのまま突破を決めてしまいたい。
負傷欠場が続くFWオシムヘンの代役を務めているFWラスパドーリ弾でウニオンに辛勝とした2位ナポリ(勝ち点6)は、その後のセリエAではミランに引き分け、最下位に沈む直近のサレルニターナ戦では危なげなく2-0で勝利。いずれの試合でもラスパドーリがゴールを挙げており、オシムヘンの穴を十分に埋めている。公式戦連敗が12に伸びているウニオンに勝利すればグループステージ突破が見えてくるだけに、ラスパドーリの4戦連発を期待しつつ、ここは必勝としたい。
【グループC】
《26:45》
ナポリ vs ウニオン・ベルリン
《29:00》
レアル・マドリー vs ブラガ
◆ソシエダとインテルに突破の可能性~グループD~

グループDでは第3節、MF久保のレアル・ソシエダがベンフィカを3連敗に追い込む勝利を挙げた。そしてインテルがザルツブルクに2-1で競り勝ち、ソシエダと勝ち点で並んでいる。迎える第4節、首位ソシエダ(勝ち点7)と2位インテル(勝ち点7)がそれぞれ勝利すると、両チームの突破が決まる。
まずは最下位ベンフィカ(勝ち点0)とホームで再戦するソシエダ。敵地での戦いでもポゼッションで上回り、主導権を握れていただけにソシエダとしては連勝を狙いたいところ。そのソシエダは直近のバルセロナ戦では優勢だったものの、ラストプレー被弾で惜敗となった。ただ、バルセロナ相手に質の伴った試合をできたことはポジティブ。ゴール機会を毎試合生み出している久保には得点を期待したい。
そして3位ザルツブルク(勝ち点3)との再戦に臨む2位インテルは、ローマとのビッグマッチを快勝後、直近では難敵アタランタを撃破。セリエAで首位をキープしており、この勢いのままグループステージ突破を決めてセリエAに集中したい。
【グループD】
《26:45》
レアル・ソシエダ vs ベンフィカ
《29:00》
ザルツブルク vs インテル
◆バイエルンに突破の可能性~グループA~

Getty Images
グループAでは第3節、バイエルンが敵地でのガラタサライ戦を3-1で勝利。劣勢だったものの決定力の差で勝利をもぎ取った。その後、DFBポカール敗退というショッキングな敗戦はあったものの、直近のドルトムントとのデア・クラシカーであっさりバウンスバック。FWケインのハットトリック含む4発圧勝劇で不安を一蹴した。その首位バイエルン(勝ち点9)は、2位ガラタサライ(勝ち点4)とのリターンマッチを制すれば早くも突破が決まる。例年通り、4連勝で突破を決めてしまうか。
ガラタサライを1ポイント差で追う3位ユナイテッド(勝ち点3)は前節、ラストプレーでのGKオナナによるPKストップでコペンハーゲンに1-0で競り勝った。決勝弾のDFマグワイアと共に批判に晒されている両者の活躍で白星を拾った中、直後のマンチェスター・シティとのダービーでは完敗。ただ、直近のフルアム戦では五分の試合をMFブルーノ・フェルナンデス弾で押し切った。最下位コペンハーゲン(勝ち点1)とのリターンマッチを制し、ガラタサライを出し抜いておきたい。
《29:00》
バイエルン vs ガラタサライ
コペンハーゲン vs マンチェスター・ユナイテッド
◆首位浮上アーセナルがセビージャと再戦~グループB~

Getty Images
グループBでは第3節、アーセナルがセビージャに2-1で逃げ切って首位に浮上。2位ランス(勝ち点5)と最下位PSV(勝ち点2)はドロー決着となった。迎える第4節、DF冨安のアーセナル(勝ち点6)が3位セビージャ(勝ち点2)と再戦する。
アーセナルは敵地での前節セビージャ戦、FWガブリエウ・ジェズスの1ゴール1アシストの活躍で勝利。そのジェズスを負傷で失った後、直後のシェフィールド・ユナイテッド戦で冨安に嬉しい移籍後初ゴールが生まれた。直近のニューカッスル戦では互角の攻防を演じた中、0-1で敗れたが、切り替えてセビージャに連勝となるか。左サイドバックでスタメンの機会が増えている冨安の活躍にも期待だ。
対するセビージャはディエゴ・アロンソ監督就任後、下部相手のコパ・デル・レイを除いて白星を挙げられていないが、グループステージ突破のためには勝ち点を持ち帰りたいところだ。
【グループB】
《29:00》
アーセナル vsセビージャ
PSV vs ランス
◆マドリーに突破の可能性~グループC~

Getty Images
グループCでは第3節、バルセロナとのエル・クラシコを控えていたレアル・マドリーがブラガに2-1で勝利、3連勝とした。そしてナポリがウニオン・ベルリンにウノゼロ勝利でブラガとのポイント差を3としている。迎える第4節、首位マドリー(勝ち点9)がブラガ(勝ち点3)とのリターンマッチを制すれば突破となる。
マドリーは前節ブラガ戦、FWヴィニシウスの2アシスト、MFベリンガムのCL3戦連発でブラガを退けた。そしてクラシコでは止まらないベリンガムのゴラッソなどで逆転勝利とした。直近のラージョ戦では好機を仕留めきれずにゴールレスドローに終わってしまったが、チーム状態は良好。この勢いのまま突破を決めてしまいたい。
負傷欠場が続くFWオシムヘンの代役を務めているFWラスパドーリ弾でウニオンに辛勝とした2位ナポリ(勝ち点6)は、その後のセリエAではミランに引き分け、最下位に沈む直近のサレルニターナ戦では危なげなく2-0で勝利。いずれの試合でもラスパドーリがゴールを挙げており、オシムヘンの穴を十分に埋めている。公式戦連敗が12に伸びているウニオンに勝利すればグループステージ突破が見えてくるだけに、ラスパドーリの4戦連発を期待しつつ、ここは必勝としたい。
【グループC】
《26:45》
ナポリ vs ウニオン・ベルリン
《29:00》
レアル・マドリー vs ブラガ
◆ソシエダとインテルに突破の可能性~グループD~

Getty Images
グループDでは第3節、MF久保のレアル・ソシエダがベンフィカを3連敗に追い込む勝利を挙げた。そしてインテルがザルツブルクに2-1で競り勝ち、ソシエダと勝ち点で並んでいる。迎える第4節、首位ソシエダ(勝ち点7)と2位インテル(勝ち点7)がそれぞれ勝利すると、両チームの突破が決まる。
まずは最下位ベンフィカ(勝ち点0)とホームで再戦するソシエダ。敵地での戦いでもポゼッションで上回り、主導権を握れていただけにソシエダとしては連勝を狙いたいところ。そのソシエダは直近のバルセロナ戦では優勢だったものの、ラストプレー被弾で惜敗となった。ただ、バルセロナ相手に質の伴った試合をできたことはポジティブ。ゴール機会を毎試合生み出している久保には得点を期待したい。
そして3位ザルツブルク(勝ち点3)との再戦に臨む2位インテルは、ローマとのビッグマッチを快勝後、直近では難敵アタランタを撃破。セリエAで首位をキープしており、この勢いのままグループステージ突破を決めてセリエAに集中したい。
【グループD】
《26:45》
レアル・ソシエダ vs ベンフィカ
《29:00》
ザルツブルク vs インテル
レアル・マドリーの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
マドリーは今夏左SBも補強へ…新指揮官のスタイルに合致した複数候補をリストアップ
レアル・マドリーは今夏の移籍市場で左サイドバックの補強にも動くようだ。 UEFAスーパーカップを除き今シーズンの主要タイトルをすべて逃すことが決定的となったマドリー。エル・クラシコ敗戦翌日にはカルロ・アンチェロッティ監督の今シーズン限りの退団が決定し、新シーズンはレバークーゼンの指揮官を今季限りで退任するシャビ・アロンソ監督を新指揮官に迎えて捲土重来を期す。 新シーズンに向けてはすでにリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの獲得が内定。また、懸念のセンターバックではボーンマスのスペイン代表DFディーン・ハイセン、リバプールとアーセナルでプレーするフランス代表のイブラヒマ・コナテ、ウィリアム・サリバらの名前が挙がっている。 そんななか、クラブはフランス代表DFフェルラン・メンディの離脱が続き、2番手のスペイン人DFフラン・ガルシアの力不足も否めない左サイドバックの補強にも動くようだ。 以前にはバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス獲得に動いていたが、現在のターゲットは新指揮官の教え子とクラブ在籍歴がある3選手が有力な候補だという。 1人目はレバークーゼンでプレーするスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドで、スペイン『Cadena SER』は適切な移籍金で獲得可能な元バルセロナDFが指揮官のラブコールに応じる可能性は高いとみている。 その他ではミランのフランス代表DFテオ・エルナンデス、ジローナのスペイン人DFミゲル・グティエレス、ベンフィカU-21スペイン代表DFアルバロ・カレーラス。いずれもクラブのカンテラに在籍経験があり、スペイン『Relevo』は900万ユーロ(約14億8000万円)の買い戻し条項を有するグティエレスは具体的なターゲットになると考えている。 また、それ以外でもボーンマスのハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ、アヤックスのオランダ代表DFジョエル・ハトにも関心を示しているという。 いずれの選手も3バックと4バックを併用する新指揮官のスタイルに合致しそうなプロフィールの持ち主だが、どの選手がエル・ブランコの新戦力になるのか。 2025.05.13 22:33 Tue2
マドリーがスペイン代表DFハイセン獲得合意を正式発表!プレミアリーグ終了後にチームに合流
レアル・マドリーは17日、ボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年6月1日~2030年6月30日までの5年間となる。 なおボーンマスによれば、マドリーは契約解除金として5000万ポンド(約97億円)を支払ったとのことだ。 ハイセンは197cmの高さを備え、両足でボールを扱えるモダンなセンターバック。ユベントスの下部組織に所属し、昨シーズン後半にはローマへ加入して公式戦13試合に出場するなど存在感を示した。 その後、ユベントスへ復帰するもクラブは売却に動き、昨夏の移籍市場でボーンマスに完全移籍。アンドニ・イラオラ監督から徐々に信頼を得ると、20歳ながらチームの主力センターバックに定着。 プレミアリーグ30試合3ゴールを記録し、3月にはスペイン代表を選択してデビューしていた。 2025.05.17 20:00 Sat3
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4