【ブンデス注目プレビュー】優勝戦線占う2ポイント差のデア・クラシカー

2023.11.04 18:00 Sat
Getty Images
ブンデスリーガ第10節、ドルトムントvsバイエルンのデア・クラシカーが日本時間4日26:30にキックオフされる。4位ドルトムント(勝ち点21)と2位バイエルン(勝ち点23)による優勝戦線を占う注目のビッグマッチだ。

ドルトムントは前節フランクフルトに引き分けて連勝が5でストップ。新戦力FWフュルクルクを先発で起用した第5節ヴォルフスブルク戦辺りからチーム状態が上向き、結果も付いている。とりわけ2列目が好調でMFブラント(4G4A)、FWマレン(3G)、MFロイス(3G1A)が今季ここまでのチームを牽引している。20得点11失点と攻守のバランスは悪くなく昨季優勝を逃した悔しさをプラスの力に変えていることが窺える。

対するバイエルンは前節、MFキミッヒが開始4分で退場したものの、相手にも退場者が出たことで後半に圧巻の8発。終わってみれば圧勝劇とした。しかし水曜に行われたDFBポカールでは3部チーム相手にまさかの逆転負け。早々にタイトルを一つ失った中、悪い流れに陥らないためにもデア・クラシカーは勝利が求められる。ただ、屈辱のザールブリュッケン戦でDFデ・リフトが負傷。元々手薄だったセンターバック1枚を欠くことになった。負傷明けのDFウパメカノが代わって先発予想だが、万全ではないため不安を残す。
◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】

(C)CWS Brains,LTD.

▽予想スタメン
GK:コベル
DF:ヴォルフ、フンメルス、シュロッターベック、リエルソン
MF:エズジャン、ザビッツァー
MF:マレン、ロイス、ブラント
FW:フュルクルク
負傷者:DFモレイ
出場停止者:なし

直近のDFBポカール・ホッフェンハイム戦で負傷交代したヴォルフは問題なかったようで先発予想。主将ジャンは練習に復帰したようだが、先発は見送られる模様だ。
◆バイエルン◆
【4-2-3-1】

(C)CWS Brains,LTD.

▽予想スタメン
GK:ノイアー
DF:マズラウィ、ウパメカノ、キム・ミンジェ、アルフォンソ・デイビス
MF:ライマー、ゴレツカ、
MF:コマン、ムシアラ、サネ
FW:ケイン
負傷者:DFデ・リフト
出場停止者:MFキミッヒ

デ・リフトの負傷を受けてウパメカノが先発予想。出場停止のキミッヒに代わってはこちらも負傷明けのゴレツカが予想されている。

★注目選手
◆FWニクラス・フュルクルク(ドルトムント)
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ドルトムントの注目選手にはFWアラーの不調を受けて移籍期限最終日に急遽獲得したフュルクルクを挙げたい。ドルトムント移籍後、リーグ戦7試合出場で2ゴール2アシストを記録しているドイツ代表FWは、低調だったドルトムントの攻撃を円滑にした。泥臭く身体を張ったプレーができ、このプレーによって2列目の選手たちが更に生きるようになった印象だ。バイエルン戦ではウパメカノが負傷明けで万全でないことから圧力をかけていきたいところ。ゴールも奪えれば尚良しだ。

◆FWハリー・ケイン(バイエルン)
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対するバイエルンの注目選手はケインだ。トッテナムから1億ユーロを超える移籍金で加入したストライカーは、その期待にしっかりと応え、ここまでブンデスリーガで12ゴール5アシストと格の違いを見せ付けている。昨季抜けたFWレヴァンドフスキの穴を埋めている上、ケインの存在によって2列目の得点力も上がっており、申し分ない働きだ。守備陣に不安を残す中、打ち合いに持ち込んで勝利するためにもケインの活躍は欠かせない。

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