ニューカッスルが昨季決勝のリベンジ達成でベスト8進出! 前回王者ユナイテッドはホーム2戦連続惨敗で敗退に…【EFLカップ】

2023.11.02 07:11 Thu
Getty Images
EFLカップ(カラバオカップ)4回戦、マンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスルが1日にオールド・トラッフォードで行われ、アウェイのニューカッスルが0-3で快勝した。

直近のプレミアリーグでマンチェスター・シティとのホーム開催のダービーで0-3の完敗を喫したユナイテッド。これにより、テン・ハグ監督の進退問題再燃や試合後にナイトクラブでバースデーパーティを行ったエースのラッシュフォードへの批判も集まるなか、難敵相手のホームゲームでバウンスバックの勝利を目指した。ダービーからは先発7人を変更。ディフェンスラインはほぼ継続も、中盤と前線では負傷明けのカゼミロやマウント、マルシャル、ハンニバルらが起用された。

対するニューカッスルはチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦の敗戦、リーグ戦のウォルバーハンプトン戦のドローで2試合未勝利。週末にアーセナルとの上位対決を控えるなか、3試合ぶりの白星を目指した。ただ、エディ・ハウ監督は割り切ったメンバー構成で臨み、ジョエリントン、ゴードン、ロングスタッフ、ウィロックを除き出場機会が少ない選手をスタメンで起用した。
昨シーズンの決勝再現カードとなった一戦は、いきなりのアクシデントで幕開けとなる。立ち上がりのトラップ際で足首を捻ったターゲットがプレー続行不可能となり、開始5分でアルミロンを投入。これでホールが左サイドバック、ジョエリントンがインサイドハーフに下がり、アルミロンが左ウイングに入った。

このアクシデントもあって試合のテンポがなかなか上がらないなか、13分にはカゼミロが鋭いミドルシュートを枠に飛ばすが、これは古巣対戦のGKドゥブラフカの守備範囲となった。
以降は中盤でのデュエルが目立つクローズな展開が続いていくが、徐々にニューカッスルがペースを掴み始める。すると29分、自陣右サイドでレギロンからボールを奪ったリヴラメントが馬力のある仕掛けでハンニバル、マウントを振り切ってボックス手前まで侵攻。ボックス左へ走り込むアルミロンへ正確なラストパスを通すと、パラグアイ代表MFが身体をうまく倒しながら巻き込む形の左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。

ホームで先制を許す厳しい展開となったユナイテッドはすぐさま反撃。果敢にボックス内への侵入を試みるマウントを軸に幾つかチャンスを作るが、決め切れない。

一方、この守勢を凌いだニューカッスルが再びファインフィニッシュでゴールをこじ開ける。36分、左サイドでの崩しからボックス付近でDFマグワイアのヘディングでのクリアに反応したホールが抑えの利いた見事な左足ダイレクトシュートをゴール右下隅の完璧なコースに決めた。

前半終了間際にダロト、マウントの連続シュートで惜しい場面を作ったものの、2点ビハインドで試合を折り返したホームチーム。ハーフタイム明けにはカゼミロとダロトを下げてアムラバトと負傷明けのワン=ビサカを同時投入。立ち上がりは完全に相手を押し込んでマルシャルやアントニーがボックス付近でシュートを浴びせかけるが、早い時間帯のゴールとはならず。

すると、後半も試合巧者ぶりが光るアウェイチームが後半最初の決定機をゴールに結びつける。60分、相手陣内中央でアムラバトを潰したジョエリントンからボールを引き取ったウィロックがそのままボックス手前まで運び、狙いすました右足のグラウンダーシュートをゴール右下隅へ突き刺した。

後半は優勢に試合を進めながらも痛恨の3失点目を喫したユナイテッドは、65分に3枚替えを敢行。ガルナチョ、マルシャル、ハンニバルを下げてラッシュフォード、ホイルンド、ブルーノ・フェルナンデスと主力3選手をピッチに送り込む。

これで流れを引き戻したいところだったが、完全に後ろ重心のニューカッスルに対して、以降もアタッキングサードで攻撃が停滞。幾度かシュートチャンスになりそうな場面もあったが、キレを欠くラッシュフォードらは効果的にフィニッシュへ繋げられず。

その後は完全に逃げ切り態勢に入ったニューカッスルが危なげなくホームチームの反撃を無失点で凌いで、このまま0-3でクローズ。昨季ファイナルのリベンジを達成したニューカッスルがベスト8進出を決めた。

一方、マンチェスター・ダービーに続くホームで0-3の惨敗となったユナイテッドは、早くも大会連覇の夢が潰えることになった。

◆EFLカップ4回戦結果
▽11/1(水)
マンチェスター・ユナイテッド 0-3 ニューカッスル
ウェストハム 3-1 アーセナル
ボーンマス 1-2 リバプール
エバートン 3-0 バーンリー
チェルシー 2-0 ブラックバーン(2)
イプスウィッチ(2) 1-3 フルアム

▽10/31(火)
マンスフィールド(4) 0-1 ポート・ヴェイル(3)
エクセター(3) 2-3 ミドルズブラ(2)

マンチェスター・ユナイテッドの関連記事

マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を 2025.05.17 11:00 Sat
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをス 2025.05.17 10:00 Sat
プレミアリーグ第37節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが16日に行われ、チェルシーが1-0で勝利した。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシー(勝ち点63)は、プレミアリーグ初先発となる19歳ジョージが最前線で起用 2025.05.17 06:16 Sat
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアが来シーズンについて言及した。 今シーズンは大苦戦を強いられているユナイテッド。プレミアリーグでは16位に低迷しており、残り2試合となっている。 ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進んでおり、トッテナムとの戦いで勝利すれば、来シーズンのチャ 2025.05.16 22:55 Fri
先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日 2025.05.16 19:00 Fri

EFLカップの関連記事

チームメイトの信頼を得ている証左だろう。バーミンガム所属の日本代表FW古橋亨梧が、デビュー戦2試合目で今シーズン初ゴール。プレスに連動した結果、プレゼントパスを押し込む形となったゴールに、ファンも歓喜している。 現地時間8月13日、バーミンガムはリーグカップ1回戦でシェフィールド・ユナイテッドと対戦。古橋は岩田智 2025.08.14 12:00 Thu
ニューカッスルはビッグクラブからの関心が報じられ続けるスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(25)について、改めて売却を拒否する方針を固めたようだ。 今シーズンはプレミアリーグで上位争いに加わるニューカッスル。また、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝ではリバプールを破り、悲願となるタイトル獲 2025.03.18 13:25 Tue
ニューカッスル・ユナイテッドのイングランド代表DFダン・バーンが、カラバオカップ(EFLカップ)制覇を喜んだ。 16日、カラバオカップ決勝が行われ、ニューカッスルはリバプールと対戦した。 試合は45分にバーンがCKからキーラン・トリッピアーのクロスに合わせて先制。53分にはアレクサンダー・イサクのゴールで追 2025.03.17 15:00 Mon
ニューカッスルのエディ・ハウ監督が16日にウェンブリーで行われ、2-1で勝利したカラバオカップ(EFLカップ)決勝リバプール戦を振り返った。 カラバオカップ初優勝を目指すニューカッスルが、プレミアリーグで首位を快走するリバプールと対峙した決勝。ゴールレスで迎えたハーフタイム間際の45分、CKの流れからDFダン・バ 2025.03.17 12:30 Mon

マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング

1

フレッチャー氏の双子の息子がユナイテッドとプロ契約 シティのアカデミーから昨夏加入

マンチェスター・ユナイテッドがクラブOBの息子たちとプロ契約を交わしたようだ。 そのクラブOBとは元スコットランド代表MFのダレン・フレッシャー氏だ。ユナイテッドではアカデミー出身の選手として2003〜2015年まで活躍。当時のチームが華やかなメンツで彩られるなか、豊富な運動量と献身性をもってして中盤の主力としてプレーした。 そんなフレッシャー氏も40歳となり、古巣ユナイテッドのテクニカルディレクターを務める傍ら、私生活では大きく育った息子たちのパパ。双子のジャックとタイラーは昨夏にマンチェスター・シティのアカデミーからユナイテッドのアカデミーに移籍し、話題を集めた。 イギリス『デイリー・メール』によると、2人はユナイテッド入りして以来、印象的で、ジャックの方はエリク・テン・ハグ監督に好印象を与えてシニアチームの練習に急きょ参加したほど。今年3月19日が17歳の誕生日だった両者は揃ってプロ契約にサインしたという。 今季のシニアチームではマーカス・ラッシュフォード、スコット・マクトミネイ、アレハンドロ・ガルナチョに続き、アカデミー出身選手からコビー・メイヌーが台頭。ジャックとタイラーも父を追うように将来のシニアチームで活躍が期待されるが、いかに。 2024.04.04 13:15 Thu
2

元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任

元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu
3

ユナイテッドの組織改革続く! 新TDにサウサンプトンからウィルコックスFDを招へい

マンチェスター・ユナイテッドが新たなテクニカルディレクター(TD)を招へいした。 ユナイテッドは19日、ジェイソン・ウィルコックス氏(52)のTD就任を発表。今後、ウィルコックス氏はフットボール部門の技術分野に携わっていくという。同氏は昨夏からサウサンプトンのフットボールディレクターとして活躍。かつてはマンチェスター・シティでアカデミーディレクターなどを歴任した。 ユナイテッドでは共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏のもと、組織改革の動きがあり、シティを束ねるシティ・フットボール・グループ(CFG)から最高執行責任者(COO)のオマル・ベラダ氏を新たな最高経営責任者(CEO)として引き抜きに成功済み。ウィルコックス氏はそれに続く入閣となった。 昨夏にウィルコックス氏を招へいしたばかりのサウサンプトン側もユナイテッド側と不本意ながらの合意を明らかに。納得のいく補償金を受け取るという。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、即時のユナイテッド行きとなり、夏の移籍市場にも関わっていく模様だ。 なお、ユナイテッドは新スポーツディレクター(SD)として、ニューカッスル・ユナイテッドからダン・アシュワース氏の招へいにも乗り出しており、ロマーノ氏いわく、こちらも話し合いが続いているそうだ。 2024.04.20 11:20 Sat
4

新SD就任のユナイテッド、今夏の補強に向けた助っ人も…ライプツィヒやチェルシーでTD務めたヴィヴェル氏と短期契約へ

マンチェスター・ユナイテッドが首脳陣の陣容を固めている。『The Athletic』が報じた。 ジム・ラトクリフ新共同オーナーの下、チームだけでなくクラブ全体のテコ入れを図っているユナイテッド。1日には、ニューカッスルとの交渉が難航していたダン・アシュワース氏のスポーツ・ディレクター(SD)就任を発表した。 ここに加わると見られるのが、以前チェルシーでテクニカル・ディレクター(TD)を務めていたクリストファー・ヴィヴェル氏(37)。今夏の移籍市場における助っ人として、ひとまず短期間の契約を結ぶという。 ヴィヴェル氏はタレントの発掘や選手のリクルートに関する専門知識を提供。また、複数クラブをモデルとした運営知識を持ち込むことも期待されている。 かつてはホッフェンハイムでスカウトや分析官を務め、2015年11月からはRBライプツィヒのTDとして、全年齢層を対象としたリクルートやスカウティングを担当。レッドブル社のサッカー部門全体のチーム作りと人材採用も担っていた。 チェルシーのTDには2022年12月に就任。2022年5月からオーナーとなったトッド・ベーリー氏に代わり業務をこなしていたが、わずか半年余りの2023年7月に袂を分かっていた。 2024.07.02 22:27 Tue
5

“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る

▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly