レーティング:アーセナル 1-0 マンチェスター・シティ【プレミアリーグ】
2023.10.09 03:00 Mon
プレミアリーグ第8節、アーセナルvsマンチェスター・シティが8日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが1-0で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽アーセナル採点

GK
22 ラヤ 5.0
頼もしい守備陣の存在と相手攻撃陣の停滞によって難しい仕事は皆無。マイボール時の不安定さやクロスに被るシーンなど個人としては厳しい出来だった
DF
4 ホワイト 6.0
ドクの投入までドリブラータイプとのマッチアップがなく前向きな形での守備ができた。ビルドアップや攻撃参加もまずまず
2 サリバ 7.0
ハーランドら相手攻撃陣に余裕をもって対応。繋ぎの局面でも安定し、攻守両面で素晴らしい出来だった
6 ガブリエウ 7.0
サリバに勝らずも劣らない安定したパフォーマンス。試合を通して守備対応はほぼノーミスだった
相手のチーム事情もあって守備面で大きな穴を開けなかった。ただ、期待された攻撃面でも持ち味を発揮するまでには至らなかった
(→冨安健洋 6.5)
周囲と連携しながら守備ではさすがの安定感。加えて、意表を突く前線への飛び出しから決勝点の起点に
MF
8 ウーデゴール 6.5
攻撃では多くのチャンスを演出できなかったが、後半の効果的な守備に加え、ボールの経由点としても上々の仕事
20 ジョルジーニョ 5.5
前半早い段階でカードをもらったが、以降は危なげなくプレー。局面を変えるパスはあまり出せなかったが、無難に捌いた
(→トーマス 5.5)
決勝点を奪った攻撃のスタートとなったフィードを供給。それ以外の局面でも危なげなくプレーできていた
41 ライス 7.0
序盤のグヴァルディオルの決定機を見事なゴールカバーで阻止。攻撃面で傑出したものは出せなかったが、フィルター役として抜群の存在感を放った
FW
9 ガブリエウ・ジェズス 6.5
アーセナルでは珍しい右ウイングでサカの代役をこなす。安定したボールキープや要所で局面を打開するアイデアを見せた
14 エンケティア 5.0
前半にカットインから右足を振るシーンはあったが、攻撃面でそれ以外に見せ場なし。守備の局面でもジェズスに比べると賢さを欠いた
(→ハヴァーツ 6.0)
決勝点をアシスト。終盤の時計を進めるプレーも有効だった
19 トロサール 5.0
個人として大きな問題はなかったが、堅い展開の中で攻撃面では見せ場なし。ただ、守備の仕事は最低限こなした
(→マルティネッリ 6.5)
負傷明けで大一番に途中出場。後半序盤の攻勢を牽引し、ややツキにも恵まれた決勝点を決めた
監督
アルテタ 6.5
内容面は非常に拮抗したが、結果的に投入した4選手の絡みから決勝点が生まれた。大きな壁となっていた師匠相手に嬉しいリーグ戦初勝利
▽マンチェスター・シティ採点

GK
31 エデルソン 5.5
失点はノーチャンス。それ以外に難しい仕事はほぼなかった。ラヤに比べて繋ぎの貢献度は高かった
DF
2 ウォーカー 6.5
結果的に1失点を喫したが、個人としては90分を通してソリッドなパフォーマンスを披露。攻撃でも要所で良い絡みを見せた
3 ルベン・ディアス 6.0
攻守両面でそつのないプレーを見せた。アンカーにベルナルド・シウバが入ったこともあり、マイボール時はよりリスク管理を徹底した
6 アケ 6.0
自身のディフレクトが決勝点となったが、責められるべき部分はない。安定したカバーリングで相手の攻撃にうまく対応した
24 グヴァルディオル 6.5
やや想定外のジェズスとのマッチアップとなったが、見応え攻防を繰り広げた。前半はタイミングの良い攻撃参加から良い絡みもあった
MF
82 リコ・ルイス 6.0
ライプツィヒ戦での好パフォーマンスを買われてスタメンに抜擢。波の少ない安定したプレーをみせ、後半序盤にはゴールネットを揺らす見せ場も
(→ストーンズ 5.5)
予想外の途中投入となったが、試合勘がない中でも最低限のプレーはできていた
20 ベルナルド・シウバ 6.0
ロドリ不在を受けてアンカーでプレー。相手のプレスをいなすターンや効果的な立ち位置でフォーデンと共に繋ぎの局面で存在感
8 コバチッチ 4.5
オレンジに近いカードをもらっている状況でリスキーなライスへのファウルであわや前半で退場という、ベテランらしからぬ判断は頂けない。試合を通しても攻撃面で効果的なプレーは少なかった
(→マテウス・ヌネス 5.5)
中央突破から一度見せ場を作ったが、チームを活性化させるには至らず
FW
9 アルバレス 6.0
トップ下ではなく右ウイングでの起用となった影響もあり、攻撃面で普段ほどの存在感を示せず。ただ、強烈なプレッシングでラヤに2度も冷や汗をかかせた
(→ドク 6.0)
左右のウイングでプレー。何度か鋭い仕掛けを見せただけにスタートからの起用も見たかった
9 ハーランド 5.0
ポストワークはまずまず機能したが、決定機に絡む場面は皆無。膠着状態が続いた中、もう少しチームを機能させる工夫がほしい
47 フォーデン 6.0
ベルナルド・シウバと共に中盤でボールを引き出し、アクセントを付ける役目を担った。ただ、全体的にプレーエリアが低くアタッキングサードでアイデアを出し切れない試合に
監督
グアルディオラ 5.5
ベルナルド・シウバのアンカー起用や両ウイングの人選など対アーセナルで変化を見せた。敗戦に値する内容ではなかったが、勝ち点3を得られるような内容でもなかった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ライス(アーセナル)
サリバとガブリエウの活躍も光ったが、今夏の去就をにぎわせた渦中の相手に説得力のあるパフォーマンスを見せたイングランド代表MFをMOMに選出。久々のインサイドハーフでの起用となった中、守備面では八面六臂の活躍が光った。
アーセナル 1-0 マンチェスター・シティ
【アーセナル】
マルティネッリ(後41)
▽アーセナル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
22 ラヤ 5.0
頼もしい守備陣の存在と相手攻撃陣の停滞によって難しい仕事は皆無。マイボール時の不安定さやクロスに被るシーンなど個人としては厳しい出来だった
DF
4 ホワイト 6.0
ドクの投入までドリブラータイプとのマッチアップがなく前向きな形での守備ができた。ビルドアップや攻撃参加もまずまず
ハーランドら相手攻撃陣に余裕をもって対応。繋ぎの局面でも安定し、攻守両面で素晴らしい出来だった
6 ガブリエウ 7.0
サリバに勝らずも劣らない安定したパフォーマンス。試合を通して守備対応はほぼノーミスだった
35 ジンチェンコ 5.5
相手のチーム事情もあって守備面で大きな穴を開けなかった。ただ、期待された攻撃面でも持ち味を発揮するまでには至らなかった
(→冨安健洋 6.5)
周囲と連携しながら守備ではさすがの安定感。加えて、意表を突く前線への飛び出しから決勝点の起点に
MF
8 ウーデゴール 6.5
攻撃では多くのチャンスを演出できなかったが、後半の効果的な守備に加え、ボールの経由点としても上々の仕事
20 ジョルジーニョ 5.5
前半早い段階でカードをもらったが、以降は危なげなくプレー。局面を変えるパスはあまり出せなかったが、無難に捌いた
(→トーマス 5.5)
決勝点を奪った攻撃のスタートとなったフィードを供給。それ以外の局面でも危なげなくプレーできていた
41 ライス 7.0
序盤のグヴァルディオルの決定機を見事なゴールカバーで阻止。攻撃面で傑出したものは出せなかったが、フィルター役として抜群の存在感を放った
FW
9 ガブリエウ・ジェズス 6.5
アーセナルでは珍しい右ウイングでサカの代役をこなす。安定したボールキープや要所で局面を打開するアイデアを見せた
14 エンケティア 5.0
前半にカットインから右足を振るシーンはあったが、攻撃面でそれ以外に見せ場なし。守備の局面でもジェズスに比べると賢さを欠いた
(→ハヴァーツ 6.0)
決勝点をアシスト。終盤の時計を進めるプレーも有効だった
19 トロサール 5.0
個人として大きな問題はなかったが、堅い展開の中で攻撃面では見せ場なし。ただ、守備の仕事は最低限こなした
(→マルティネッリ 6.5)
負傷明けで大一番に途中出場。後半序盤の攻勢を牽引し、ややツキにも恵まれた決勝点を決めた
監督
アルテタ 6.5
内容面は非常に拮抗したが、結果的に投入した4選手の絡みから決勝点が生まれた。大きな壁となっていた師匠相手に嬉しいリーグ戦初勝利
▽マンチェスター・シティ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
31 エデルソン 5.5
失点はノーチャンス。それ以外に難しい仕事はほぼなかった。ラヤに比べて繋ぎの貢献度は高かった
DF
2 ウォーカー 6.5
結果的に1失点を喫したが、個人としては90分を通してソリッドなパフォーマンスを披露。攻撃でも要所で良い絡みを見せた
3 ルベン・ディアス 6.0
攻守両面でそつのないプレーを見せた。アンカーにベルナルド・シウバが入ったこともあり、マイボール時はよりリスク管理を徹底した
6 アケ 6.0
自身のディフレクトが決勝点となったが、責められるべき部分はない。安定したカバーリングで相手の攻撃にうまく対応した
24 グヴァルディオル 6.5
やや想定外のジェズスとのマッチアップとなったが、見応え攻防を繰り広げた。前半はタイミングの良い攻撃参加から良い絡みもあった
MF
82 リコ・ルイス 6.0
ライプツィヒ戦での好パフォーマンスを買われてスタメンに抜擢。波の少ない安定したプレーをみせ、後半序盤にはゴールネットを揺らす見せ場も
(→ストーンズ 5.5)
予想外の途中投入となったが、試合勘がない中でも最低限のプレーはできていた
20 ベルナルド・シウバ 6.0
ロドリ不在を受けてアンカーでプレー。相手のプレスをいなすターンや効果的な立ち位置でフォーデンと共に繋ぎの局面で存在感
8 コバチッチ 4.5
オレンジに近いカードをもらっている状況でリスキーなライスへのファウルであわや前半で退場という、ベテランらしからぬ判断は頂けない。試合を通しても攻撃面で効果的なプレーは少なかった
(→マテウス・ヌネス 5.5)
中央突破から一度見せ場を作ったが、チームを活性化させるには至らず
FW
9 アルバレス 6.0
トップ下ではなく右ウイングでの起用となった影響もあり、攻撃面で普段ほどの存在感を示せず。ただ、強烈なプレッシングでラヤに2度も冷や汗をかかせた
(→ドク 6.0)
左右のウイングでプレー。何度か鋭い仕掛けを見せただけにスタートからの起用も見たかった
9 ハーランド 5.0
ポストワークはまずまず機能したが、決定機に絡む場面は皆無。膠着状態が続いた中、もう少しチームを機能させる工夫がほしい
47 フォーデン 6.0
ベルナルド・シウバと共に中盤でボールを引き出し、アクセントを付ける役目を担った。ただ、全体的にプレーエリアが低くアタッキングサードでアイデアを出し切れない試合に
監督
グアルディオラ 5.5
ベルナルド・シウバのアンカー起用や両ウイングの人選など対アーセナルで変化を見せた。敗戦に値する内容ではなかったが、勝ち点3を得られるような内容でもなかった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ライス(アーセナル)
サリバとガブリエウの活躍も光ったが、今夏の去就をにぎわせた渦中の相手に説得力のあるパフォーマンスを見せたイングランド代表MFをMOMに選出。久々のインサイドハーフでの起用となった中、守備面では八面六臂の活躍が光った。
アーセナル 1-0 マンチェスター・シティ
【アーセナル】
マルティネッリ(後41)
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