【独占インタビュー】「サッカー選手としての僕を作ってくれたクラブ」20年過ごした橋本英郎氏が振り返るG大阪での現役生活 日本代表としても国際Aマッチ15試合に出場し、今年1月に25年のプロ生活に幕を閉じた橋本英郎氏。12月16日にキャリアの原点であるガンバ大阪の本拠地パナソニック スタジアム 吹田で引退試合を行うのに先駆け、超ワールドサッカーでは独占インタビューを実施し、前編ではG大阪での現役時代を振り返ってもらった。 【第1回/全3回|中編・後編】 <span style="font-weight:800">――改めてガンバ大阪でのキャリアを振り返っていかがでしょうか。</span> 「僕はサッカー少年からサッカー選手になっていったのが中1のときにスタートしたなと思っています。そこから大きな挫折も経験しましたし、色々と文句も言われながら、切磋琢磨して鍛えられて成長していったことでプロの道も最初は練習生でしたけど、開けていけました」 「プロになってからも様々なコーチ、監督と出会って、また次のステップに1つずつ階段を上がらせてもらいました。大きくは西野監督が来てからタイトルを取れて、実際にすべてのタイトルを取らせてもらいました。そのタイトルを取るなかで、次のステージとして日本代表に参加させていただく機会ももらえるようになりました」 「そういう意味で、ガンバ大阪で僕のその後のサッカー人生に繋がりました。(プロとして)10年、11年ほどありましたけど、それを作ってくれたのはガンバのときで、20年間の積み重ねでその先を続けられました。サッカー選手としての僕を作ってくれたクラブだと思っています」 <span style="font-weight:800">――ガンバ大阪でのキャリアを振り返ると、退団するまで主力でした。中盤にも力のある選手が揃っていましたが、生き残っていけた理由はいかがでしょうか。</span> 「みんなと違うことをしようと思って動いていました。他のメンバーと比べると、一芸としては弱かったので、彼らが得意としないことを優先してやったりしていました。いわゆる、隙間産業的な動き方をして、あとはケガ人が出ても複数ポジションをやった経験も生かしていました」 「特に、加地(亮)が何カ月かケガで抜けるタイミングもあったので、そこでサイドバックをやらせてもらったり、戻ってきたら、また中盤をやらせてもらったりしました。そういう形で色々なポジションをやらせてもらったことで、試合数を増やせていけたと思っています」 <span style="font-weight:800">――とはいえ、2010年のJ1では8ゴール。ただの黒子としてだけではない働きもありましたが、これも隙間産業的な立ち回りをした結果でしょうか。</span> 「そうですね。その年は外国人選手のフォワードがうまくいっていませんでした。その当時は平井将生と、確か(宇佐美)貴史だったかな。宇佐美が出たりして、まだ若い選手じゃないといない状況でした。平井将生もその年に二桁を取っていますけど、本来はいるはずの20点ぐらい取る外国人選手がいなかったんです」 「要は点を取る役が普段だったらいるのにいなかったところで、隙間産業的に点を取るっていう作業が僕のなかで一番チームとして今求められていると思って、頑張ってそこにフォーカスしてプレーした1年だったなと思います」 <span style="font-weight:800">――ご自身のキャリアのハイライトの1つはやはりマンチェスター・ユナイテッド戦でのゴール。改めて振り返っていかがでしょうか。</span> 「あの前の試合がオーストラリアのアデレード(・ユナイテッド)との試合でした。僕はボランチで出て、ヤット(遠藤保仁)がトップ下でプレーしました。彼が点を取って勝って、次の試合の僕はサイドハーフですけど、上がり目のところでプレーしました」 「西野(朗)さんがポジションを変えて出て、正直、ボコらている形でした。試合前は日本の恥さらしにならないかと個人的に心配でしたけど、結果的に1-5のところからPKを取ってもらい、僕のゴールもあり、3-5で終わりました」 「みんなから“打ち合いのガンバ”っていうような表現で終わってくれて正直良かったなと。僕自身はその試合で(クリスティアーノ・)ロナウドを含め、有名な選手とやれるということで、ウキウキな気持ちでサッカー少年に戻ったような感覚でした」 「ただ、試合が終わってからはもうちょい勝負にこだわって、真剣に勝つところにフォーカスして戦うべきだったと思いました。1-2のところで1点目をアシストしましたけど、その瞬間に相手のギアが上がったり、表情が変わったのをすごく覚えています」 「前半の相手は流していたので、その間に僕らが点を取ったり、もう少し真剣勝負の時間を僕らが元気なうちにできたら、もっと面白いゲームになっただろうなと。僕らが相手をリスペクトしすぎたところが良くなかったと反省材料になっています」 「今年、WBCで大谷(翔平)選手がアメリカのチームと対戦するときに“この日だけは憧れるのをやめましょう”とコメントしたように、僕らのなかにもそういう選手がいればまた違ったのかなと思います」 <span style="font-weight:800">――当時のユナイテッドはロナウドだけでなく、(ウェイン・)ルーニーや(カルロス・)テベス、(ライアン・)ギグス、(ポール・)スコールズと多くのスターがいました。</span> 「そうですね。(憧れないようにするのは)ちょっとダメでしたね。僕は(憧れの気持ちを)持っていましたね。他の選手もそういう話をしていました。やっぱりCLで優勝したチームですし、その頃は常勝で、ずっと強かった時期でしたし。その年だけではなく、前後で強かったクラブなので、そことやれるというので気持ちとして沸き立つところもありました」 【中編は、「OB橋本英郎氏が思う“ガンバらしさ”とは?」】 取材・文:超ワールドサッカー・玉田裕太 2023.12.06 21:30 Wed
磐田MF遠藤保仁、湘南・山口智監督ら「橋本英郎 引退試合」に追加で参加決定 ガンバ大阪は6日、16日に開催される「橋本英郎 引退試合」の追加出場選手を発表した。 2005年のJ1初優勝時のメンバーで構成される「ガンバ大阪'05」と日本代表時代のメンバーで構成される「日本代表フレンズ」の対戦で行われる。 今回は7人が追加。「ガンバ大阪'05」には入江徹氏や湘南ベルマーレの山口智監督、ジュビロ磐田のMF遠藤保仁が参加。「日本代表フレンズ」には、楢崎正剛氏、Y.S.C.C.横浜のMF松井大輔、清水エスパルスのMF乾貴士、レノファ山口FCのMF山瀬功治が参加する。 ◆「ガンバ大阪’05」メンバー(※追加メンバー) 橋本英郎 松代直樹 シジクレイ 入江徹※ 實好礼忠 山口智※ 遠藤保仁※ フェルナンジーニョ アラウージョ 二川孝広 松波正信 森岡茂 渡辺光輝 大黒将志 児玉新 吉原宏太 中山悟志 寺田紳一 三木良太 藤ヶ谷陽介 日野優 松下年宏 小暮直樹 前田雅文 松岡康暢 青木良太 木村敦志 岡本竜之介 監督:西野朗 ◆日本代表フレンズ 一覧 橋本英郎 川島永嗣 中田浩二 中澤佑二 坪井慶介 駒野友一 内田篤人 安田理大 佐藤寿人 加地亮 鈴木啓太 播戸竜二 稲本潤一 今野泰幸 玉田圭司 大久保嘉人 石川直宏 中村憲剛 楢崎正剛※ 松井大輔※ 乾貴士※ 山瀬功治※ 監督:岡田武史 2023.12.06 20:40 Wed
「美人姉妹が通る」「最高に可愛いです」G大阪戦に女子プロゴルファー堀琴音さんが!ユニフォーム姿や東口順昭とのツーショットが注目集める 女子プロゴルファーの堀琴音さんがガンバ大阪のホームゲームを観戦。ユニフォーム姿や守護神とのツーショットが注目を集めている。 3日にインスタグラムを更新した堀さんは、パナソニック スタジアム 吹田での一枚を公開。「KOTONE」のオリジナルネーム入りユニフォーム姿や同じくプロゴルファーの姉・奈津佳さんとのツーショット、GK東口順昭と肩を並べる姿などを公開している。 2021年のツアー初優勝に続き、昨年はTポイント×ENEOSゴルフトーナメントを制した堀さん。大阪市北区に本社を構えるG大阪のオフィシャルパートナー、株式会社ダイセルに所属しており、その縁で来場に至ったようだ。 「所属先のダイセル様に姉と共に、ガンバ大阪の試合に招待して頂きました!!迫力が凄くてとても楽しかったです!」 「"KOTONE" と名前入りのユニフォームもプレゼントして頂きました、レアユニフォーム大事にします!!」 「そしてガンバ大阪の東口さんと写真撮って貰いました!トラジカップ以来でお会い出来てとても嬉しかったです」 「すごく思い出に残る1日でした、ダイセル様ありがとうございました」 姉妹写真や守護神との一枚は反響を呼び、「2人ともとっても可愛くて大好き」、「美人姉妹が通る」、「最高に可愛いです」、「こっちゃん、ホント美人だよね!」、「ユニフォーム姿、とてもお似合いです!」、「観客はサッカー&堀さんを見れて幸せものだ」などの声が多数寄せられることとなった。 <span class="paragraph-title">【写真】堀琴音さん、奈津佳さんがG大阪のユニ姿に!東口とのツーショットも</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C0Ylx6aPQql/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C0Ylx6aPQql/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C0Ylx6aPQql/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">堀 琴音 Kotone Hori(@kotokotohori)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2023.12.05 14:05 Tue
神戸が優勝シーズンを勝利で締めくくる! G大阪は7連敗&10戦未勝利で16位終戦【明治安田J1最終節】 明治安田生命J1リーグ最終節の1試合が3日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、アウェイのヴィッセル神戸が1-0でガンバ大阪を下した。 他力で残留を決めたが、泥沼の6連敗で9戦勝ちなしの16位G大阪は最後尾に欠場の東口に代わって石川がリーグ初先発。今季限りでの退団組ではクォン・ギョンウォンがスタメン入りし、ひと筋13年の藤春と塚元がベンチからスタートした。一方、初優勝の神戸は初の得点王がかかる大迫や、武藤、酒井が先発。山口はサブに回った。 この試合でも強度高く入り、シンプルに大迫を目がけた攻撃を仕掛けていった神戸だが、G大阪も徐々にボールを握り始めて重心を前に。単発ながら、倉田や、宇佐美がシュートに持ち込み、相手ボックスの付近まで迫るシーンを増やしていく。 32分にも味方のリターンパスからボックス右の食野が左足フィニッシュに持ち込み、細かなパスワークで敵陣地に押し入ったG大阪だが、もうひと押しが足らず。40分にはボックス右からの折り返しに倉田が合わせるが、山川が身体でブロックする。 そんなG大阪はラストゲームのクォン・ギョンウォンが44分に首の痛め、交代を余儀なくされると、神戸は45+4分に敵陣左サイド深くで獲得したFKから山川がヘッド。惜しくもゴール右に外したが、得点の匂いを感じさせ、ハーフタイムに入る。 その神戸は後半開始早々に扇原が左足を痛め、山口の急きょ投入に見舞われたが、56分先制。ボックス左に持ち運んだジェアン・パトリッキが左足クロスに転じると、三浦に当たったボールが相手GKの逆を突く形でニアサイドに吸い込まれた。 アンラッキーな形だが、均衡を破った神戸は畳みかけるかのように大迫にも追加点のチャンスが巡るなか、G大阪は64分、65分と立て続けに宇佐美が相手ゴールに迫るシーン。だが、いずれもネットを揺らせず、チャンスを生かせない。 神戸が次のゴールを目指して、佐々木と汰木を送り出したなか、G大阪も山見と唐山もピッチへ。神戸が試合の締めくくりも意識して飯野も送り込んだなか、84分に倉田のクロスから唐山がネットを揺らすが、オフサイドで取り消されてしまう。 追いかけるなか、85分に今季をもってクラブを去る藤春と塚元を送り込んだG大阪は攻勢に転じたが、最後まで及ばず、7連敗。9勝7分け18敗の16位で終戦した。一方の神戸は3連勝。21勝8分け5敗の勝ち点71で優勝シーズンを締めた。 ガンバ大阪 0-1 ヴィッセル神戸 【神戸】 ジェアン・パトリッキ(後11) 2023.12.03 16:47 Sun
G大阪一筋13年、藤春廣輝が今季で退団…クォン・ギョンウォン&塚元大も契約満了 ガンバ大阪は1日、元日本代表DF藤春廣輝(35)、韓国代表DFクォン・ギョンウォン(31)、FW塚元大(22)の退団を発表した。 大阪体育大学出身の藤春はガンバ大阪一筋13年の左サイドバック。2014年の国内3冠時や、2015年の天皇杯連覇時などに主力を張ったスピードスターだが、ここ数年は黒川圭介の台頭に押され、今季のJ1リーグでは8月6日に敵地で行われた第22節の川崎フロンターレ戦が唯一の出場だった。 また、代表レベルでは2015年の日本代表入りや、2016年のリオ・デ・ジャネイロ オリンピックに臨む世代別代表にオーバーエイジとして出場。G大阪にとって良い時代を知る選手の1人だが、パリ五輪代表のDF今野息吹も法政大学から来季加入が決まっており、今季をもって離れる運びとなった。 クォン・ギョンウォンは2022年に城南FCから加入したセンターバック。代表ではカタール・ワールドカップ(W杯)にも出場した実力者だが、G大阪での2年間はケガも少なくなく、今季もここまでJ1リーグ19試合(1得点)の出場だった。 塚元はG大阪の育成育ちで、2種登録を経て、2020年にトップチーム昇格。ツエーゲン金沢での修行から今季復帰を果たしたが、昨季に負ったケガで出遅れてしまい、ここまで2試合の途中出場にとどまっている状況だった。 今週末にホームで行われるJ1リーグ最終節を前に退団を発表した3選手はクラブの公式サイトでそれぞれ思いを綴った。 ◆藤春廣輝 「13年間ありがとうございました。感謝の言葉しか無いです。ほんとに言葉にできないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。ここまで自分がガンバにいられるとも思ってなかったですし、色々な経験をさせてもらえて、素晴らしい監督、素晴らしい選手達がいたから自分がここまでやってくることができました。自分の中ではガンバが一番大好きですし、これから死ぬまでガンバ大阪の1サポーターとして応援し続けたいです」 「これからのガンバの監督、選手の応援もしたいです。サポーターには13年間応援してもらってすごく感謝しています。本当に一人一人にお礼を言いたいくらいの気持ちです。今シーズンの等々力での応援には泣かされました。すごく嬉しかったです。やっぱりサポーターにも感謝しか無いです。これからもガンバの応援よろしくお願いします」 ◆クォン・ギョンウォン 「こんにちは。クォン・ギョンウォンです。まず、毎試合どんな時でもスタジアムで、応援して頂き支えてくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。2年間ガンバ大阪の選手として、チームに貢献できなかった事が多かったと思います。それでも、いつも温かい声援を送って頂きありがとうございました。ガンバ大阪で培った全てが、今後の選手生活において大きな糧になると思います」 「2年間良いことばかりではありませんでしたが、嬉しい時も苦しい時もサポーターの皆さんの声を聞くと、乗り越えることができました。またいつか会えることを願っています。これからも、ずっとガンバ大阪を応援しガンバ大阪で過ごした日々は忘れません。ガンバ大阪のユニフォームを着て、ガンバの大阪の選手として闘えたことを誇りに思っています。ありがとうございました」 ◆塚元大 「まずは、本当にジュニアユースの時から本当にお世話になりました。ありがとうございます。去年からシーズンの大半を怪我でプレー出来ませんでしたが、自分では復帰してから、出来る全ての努力をして来た自信がありました。なので、後悔などは一切無く、とにかく新しいチャレンジが楽しみです。そして何より、ボロボロだった体をここまで治してくれたメディカルスタッフには感謝してもしきれません」 「プロになってからこの4年間で、サッカーはもちろん、精神的にも肉体的にも凄く成長出来ました。なのでこれからの自分の活躍を楽しみにしていて欲しいなと思いますし、ガンバがまたタイトルを獲得する事を願っています。パナスタの応援を聞きながら試合を出来ないのは残念ですが、対戦相手としてまたパナスタに来れる日を楽しみにしています。本当にお世話になりました。ありがとうございました」 2023.12.02 15:20 Sat