鎌田大地ホームデビューのラツィオ、ジラルディーノ率いる昇格組ジェノアに初白星献上…屈辱の開幕連敗スタートに【セリエA】
2023.08.28 05:54 Mon
セリエA第2節、ラツィオvsジェノアが27日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのジェノアが0-1で勝利した。なお、ラツィオのMF鎌田大地は66分までプレーした。
鎌田のセリエA初陣として注目が集まったレッチェとの開幕戦をまさかの1-2の逆転負けで終えたラツィオ。その敗戦からのバウンスバックと共に初白星を目指すサッリのチームは、ホーム開幕戦で昇格組ジェノアを迎え撃った。開幕戦でまずまずのパフォーマンスを披露した鎌田は先発でホームデビューを飾った。
立ち上がりは勢い十分のジェノアに押し込まれたものの、時間の経過と共にボールを握って相手陣内でのプレーを増やしていく。しかし、フィニッシュまで持ち込めない状況が続くと、12分には左サイド深くに侵攻したバスケスに右ポスト直撃のシュート性のクロスでゴールを脅かされる。
すると、序盤の攻防を経た16分に試合が動く。左サイドで押し込んだジェノアはボックス手前のフレンドルップが強烈な右足のミドルシュートを放つと、これはGKプロペデルが何とかはじき出す。だが、こぼれにいち早く反応したレテギが頭で押し込み、アルゼンチン出身のイタリア代表FWがセリエA初ゴールを記録した。
ホームでビハインドを背負ったラツィオは、レッチェ戦同様に守備がなかなか嵌らず。相手に試合をスローダウンさせられてリズムを作れず、攻撃のほとんどが遅攻に限られる。
その中で鎌田はボールタッチこそ少ないものの、オフ・ザ・ボールの細かい駆け引きを繰り返しつつ、味方のボールホルダーが失った際には素早いサポートで後方支援。すると、前半終了間際には右のラッツァーリ折り返しに反応し、左足のシュートで決定機に絡むが、これは相手DFのスライディングブロックに阻まれた。
1点ビハインドで試合を折り返したホームチームは後半も同じメンバーでスタート。引き続き押し込む入りを見せると、51分にはルイス・アルベルトのループ気味のシュートで早速決定機を創出する。
しかし、以降は前半同様に単調な攻めが続きジェノアに余裕を持って対応される。65分にはゴール前でルーズボールに反応したインモービレに決定機も至近距離からのヘディングシュートはクロスバーを叩いた。
サッリ監督はこの決定機逸の直後の66分に3枚替えを敢行。鎌田とフェリペ・アンデルソン、マルシッチを下げてベシーノ、イサクセン、ルカ・ペッレグリーニを投入。同ポジションでの交代に踏み切る。さらに、79分にはアンカーのカタルディを下げてストライカーのカステジャノスを投入。レッチェ戦の後半終盤と同様に前線の枚数を増やしてゴールをこじ開けにかかる。
だが、この交代も攻撃を活性化する一手とはならず。なかなか中央の危険なエリアにボールを差し込むことができずに攻撃が停滞。試合最終盤はロングボールやクロスといった力業でゴールを目指したものの、最後までジェノアの集中した守備を崩し切れなかった。
この結果、ジラルディーノ率いる昇格組ジェノアに初勝利を献上したラツィオは、厳しい開幕2連敗。鎌田のオリンピコデビュー戦はラツィアーレの激しいブーイングと共に終わった。
鎌田のセリエA初陣として注目が集まったレッチェとの開幕戦をまさかの1-2の逆転負けで終えたラツィオ。その敗戦からのバウンスバックと共に初白星を目指すサッリのチームは、ホーム開幕戦で昇格組ジェノアを迎え撃った。開幕戦でまずまずのパフォーマンスを披露した鎌田は先発でホームデビューを飾った。
立ち上がりは勢い十分のジェノアに押し込まれたものの、時間の経過と共にボールを握って相手陣内でのプレーを増やしていく。しかし、フィニッシュまで持ち込めない状況が続くと、12分には左サイド深くに侵攻したバスケスに右ポスト直撃のシュート性のクロスでゴールを脅かされる。
ホームでビハインドを背負ったラツィオは、レッチェ戦同様に守備がなかなか嵌らず。相手に試合をスローダウンさせられてリズムを作れず、攻撃のほとんどが遅攻に限られる。
それでも、前半終盤にかけて相手を自陣深くに押し込めてハーフコートゲームの形を作り出す。ボックス内で人数をかけて守る相手を崩し切れない中、サイドをえぐってのクロスや“事故”を起こさせるようなアバウトな攻めも含めて揺さぶりをかける。
その中で鎌田はボールタッチこそ少ないものの、オフ・ザ・ボールの細かい駆け引きを繰り返しつつ、味方のボールホルダーが失った際には素早いサポートで後方支援。すると、前半終了間際には右のラッツァーリ折り返しに反応し、左足のシュートで決定機に絡むが、これは相手DFのスライディングブロックに阻まれた。
1点ビハインドで試合を折り返したホームチームは後半も同じメンバーでスタート。引き続き押し込む入りを見せると、51分にはルイス・アルベルトのループ気味のシュートで早速決定機を創出する。
しかし、以降は前半同様に単調な攻めが続きジェノアに余裕を持って対応される。65分にはゴール前でルーズボールに反応したインモービレに決定機も至近距離からのヘディングシュートはクロスバーを叩いた。
サッリ監督はこの決定機逸の直後の66分に3枚替えを敢行。鎌田とフェリペ・アンデルソン、マルシッチを下げてベシーノ、イサクセン、ルカ・ペッレグリーニを投入。同ポジションでの交代に踏み切る。さらに、79分にはアンカーのカタルディを下げてストライカーのカステジャノスを投入。レッチェ戦の後半終盤と同様に前線の枚数を増やしてゴールをこじ開けにかかる。
だが、この交代も攻撃を活性化する一手とはならず。なかなか中央の危険なエリアにボールを差し込むことができずに攻撃が停滞。試合最終盤はロングボールやクロスといった力業でゴールを目指したものの、最後までジェノアの集中した守備を崩し切れなかった。
この結果、ジラルディーノ率いる昇格組ジェノアに初勝利を献上したラツィオは、厳しい開幕2連敗。鎌田のオリンピコデビュー戦はラツィアーレの激しいブーイングと共に終わった。
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