勝負強さ発揮の王者シティが唯一の開幕3連勝! エースPK失敗&拙守で大苦戦もロドリが価千金弾【プレミアリーグ】
2023.08.28 00:08 Mon
プレミアリーグ第3節、シェフィールド・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが27日にブラモール・レーンで行われ、アウェイのシティが1-2で勝利した。
ニューカッスルとの接戦を制し、前人未到の4連覇へ連勝スタートを飾ったシティは、昇格組ブレイズを相手に3連勝を狙った。腰の手術によってグアルディオラ監督不在の中、フアンマ・リージョを暫定指揮官に据えたシティズンは先発2人を変更。アカンジとフォーデンに代えてアケとベルナルド・シウバを起用。また、スタッド・レンヌからの新戦力ドクがベンチに入った。
立ち上がりからボールを握って攻め手を窺うシティ、堅守速攻で迎え撃つブレイズと想定通りの形で試合は進んでいく。なかなか攻め切れないアウェイチームだが、11分にはボックス右に抜け出したアルバレスのクロスからハーランドがフリーでヘディングシュートを放っていく。
一方、まずは堅く入る思惑通りの形で試合に入れたブレイズだが、17分に足を痛めたオズボーンがプレー続行不可能となり、ラローチのスクランブル起用を余儀なくされる。
圧倒的にボールを握るものの、相手のコンパクトな守備に手を焼きなかなかアタッキングサードで効果的なボールを差し込めないシティ。それでも、27分には右に張ったウォーカーからの浮き球パスをボックス中央のハーランドが収めて繋ぐと、これに反応したアルバレスにゴール前で決定機。だが、至近距離からのシュートはGKフォダリンガムの好守に遭う。
このPK失敗による流れもあって前半の内にゴールをこじ開けたいシティは、前半終盤にかけて攻勢を強めたが、割り切って守る相手に再三のクロスやボックス内での仕掛けをうまく封じられる。ホームチームのシュートをゼロに抑えたものの、ストレスを抱える形で試合を折り返した。
後半も早い時間帯の先制点を目指して前がかるシティ。相手陣内でハーフコートゲームを展開するが、前半同様にボックス内にしっかりと人数をかけて守る相手の堅守をこじ開けるまでには至らず。
58分にはグリーリッシュのボックス左での仕掛けから中央でパスを受けたロドリが左足を振るが、これは惜しくも枠の右に外れる。さらに、60分にはコバチッチのショートスルーパスに抜け出したハーランドがGKと一対一となるが、ここも軍配はGKフォダリンガムに。
それでも、焦れずに攻め続ける3連覇王者は試合を通して攻撃の起点となっていたグリーリッシュがやはり突破口を開いた。63分、ボックス左でDF2枚を相手に仕掛けた背番号10は相手に踏み込ませずに左足の丁寧なクロスを供給。これをファーで待ち構えていたハーランドがヘディングで叩き込んだ。
これでようやく重圧からやや解放されたシティは、相手が徐々に前に出てきたこともあり、よりスムーズにボールを動かして攻撃を仕掛けていく。71分にはアルバレスのスルーパスからハーランドが再びゴールネットを揺らすが、これはオフサイドで認められず。
一方、粘り強い守備で追加点を与えずに勝ち点の可能性を残すブレイズは、ここまでの粘りの戦いが後半終盤に結実。85分、古巣対戦のDFウォーカーが不用意なヒールで繋ごうとしたボールをボックス内でカット。そこからボックス左へ展開すると、途中投入のボーグルがゴール左隅へ渾身のシュートを突き刺した。
ゲームキャプテンの拙守によって土壇場で追いつかれたシティは、コバチッチを下げてフォーデンを投入。ここから一気に攻撃のギアを上げると、王者たる勝負強さを発揮する。
88分、自身のミスを帳消しにすべく右サイド深くでボールを奪って内側に仕掛けたウォーカーがマイナスのパスを供給。ニアのフォーデンはトラップし損ねてボールが流れるも、これに素早いサポートを見せたロドリが渾身の左足シュートをゴール左隅に突き刺し、失点からわずか3分で勝ち越した。
その後はブレイズの際どいクロスに肝を冷やしたものの、安定したボール保持で今度こそリードを保ってクローズ。格下ブレイズに苦しめられたものの、今節ブライトンとアーセナルが取りこぼした中で唯一の開幕3連勝を達成。一方、善戦も敗れたブレイズは開幕3連敗となった。
ニューカッスルとの接戦を制し、前人未到の4連覇へ連勝スタートを飾ったシティは、昇格組ブレイズを相手に3連勝を狙った。腰の手術によってグアルディオラ監督不在の中、フアンマ・リージョを暫定指揮官に据えたシティズンは先発2人を変更。アカンジとフォーデンに代えてアケとベルナルド・シウバを起用。また、スタッド・レンヌからの新戦力ドクがベンチに入った。
立ち上がりからボールを握って攻め手を窺うシティ、堅守速攻で迎え撃つブレイズと想定通りの形で試合は進んでいく。なかなか攻め切れないアウェイチームだが、11分にはボックス右に抜け出したアルバレスのクロスからハーランドがフリーでヘディングシュートを放っていく。
圧倒的にボールを握るものの、相手のコンパクトな守備に手を焼きなかなかアタッキングサードで効果的なボールを差し込めないシティ。それでも、27分には右に張ったウォーカーからの浮き球パスをボックス中央のハーランドが収めて繋ぐと、これに反応したアルバレスにゴール前で決定機。だが、至近距離からのシュートはGKフォダリンガムの好守に遭う。
攻めあぐねる状況が続くシティだったが、30分過ぎに絶好の先制機が訪れる。ボックス左のゴールライン際でアルバレスが折り返したボールがDFイーガンのハンドを誘ってPKを獲得。だが、キッカーのハーランドが右を狙ったシュートはGKの逆を突いたものの、惜しくもポストを叩いて痛恨の失敗に。
このPK失敗による流れもあって前半の内にゴールをこじ開けたいシティは、前半終盤にかけて攻勢を強めたが、割り切って守る相手に再三のクロスやボックス内での仕掛けをうまく封じられる。ホームチームのシュートをゼロに抑えたものの、ストレスを抱える形で試合を折り返した。
後半も早い時間帯の先制点を目指して前がかるシティ。相手陣内でハーフコートゲームを展開するが、前半同様にボックス内にしっかりと人数をかけて守る相手の堅守をこじ開けるまでには至らず。
58分にはグリーリッシュのボックス左での仕掛けから中央でパスを受けたロドリが左足を振るが、これは惜しくも枠の右に外れる。さらに、60分にはコバチッチのショートスルーパスに抜け出したハーランドがGKと一対一となるが、ここも軍配はGKフォダリンガムに。
それでも、焦れずに攻め続ける3連覇王者は試合を通して攻撃の起点となっていたグリーリッシュがやはり突破口を開いた。63分、ボックス左でDF2枚を相手に仕掛けた背番号10は相手に踏み込ませずに左足の丁寧なクロスを供給。これをファーで待ち構えていたハーランドがヘディングで叩き込んだ。
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一方、粘り強い守備で追加点を与えずに勝ち点の可能性を残すブレイズは、ここまでの粘りの戦いが後半終盤に結実。85分、古巣対戦のDFウォーカーが不用意なヒールで繋ごうとしたボールをボックス内でカット。そこからボックス左へ展開すると、途中投入のボーグルがゴール左隅へ渾身のシュートを突き刺した。
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その後はブレイズの際どいクロスに肝を冷やしたものの、安定したボール保持で今度こそリードを保ってクローズ。格下ブレイズに苦しめられたものの、今節ブライトンとアーセナルが取りこぼした中で唯一の開幕3連勝を達成。一方、善戦も敗れたブレイズは開幕3連敗となった。
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